glee読んだり見たり
20110613
学園青春ドラマから遠ざかって久しいのですが、現在NHK(BSプレミアム)で放送中のgleeには、いい年をしたオジサンがはまっています。。
全米で大ヒットしたハイスクールドラマで、既に日本のCSでも一度放送されて人気を集めたようです。既に2ndシーズンも別の局でやっているらしいですが、私がいま見ているのは1stのほうです。
glee(合唱部)は学校中からダサいとさげすまれるどん底のサークルで廃部寸前。そのメンバーだというだけで皆から仲間はずれにされたり、カップ入りのジュースを顔にぶっかけられたりするのですから、たまりません。学生時代には花形だったglee顧問のウィル先生は、当時地区優勝歴を持つ実力者。彼は何とかgleeを復活させようとメンバーを集め、奮闘するが…
いわゆる「グリークラブ」的な堂々たる合唱団ではなく、ポピュラー曲を歌って踊る「コーラスグループ」をイメージしてもらえばいいと思います。
何といっても最も魅力的なのは、歌です。毎回毎回素敵なナンバーが満載。この分野にまるで疎い私でさえも、イイと思いますよ。ポップスもラップもオールデイズもミュージカルナンバーも、何でもござれ。そして登場人物が皆、歌のうまいこと!あの国のこと、もちろん役者が自分で歌ってるんでしょうなあ。
次には、多くの登場人物の個性がきちっと出来ている。誰もが輝き、一方で誰もが危うい。微妙なバランスを大変うまく作りあげていると思います。ゲイ、黒人、ユダヤ人、障害者といったマイノリティをこれでもかとばかり主役級にちりばめ、それぞれに説得力のある役割を持たせています。
そして、めまぐるしく動くストーリーのスピーディーな展開がすごい。よく考えると実際の日時はそう経っているわけではないのですが、これだけぎっしりとエピソードを詰め込んでもちゃんと話が進行していきますから、目が離せないのです。高校生にあるまじきwブラックな話題や下ネタもどんどん出てきます。
私は(ゲイの)カート君のファンです。女性の登場人物には今のところ、やな女が多いですね。主役のレイチェルもホントに自分勝手だし、夫がgleeにのめりこむのを快く思わないウィルの妻とか、妊娠騒ぎ(実は他の男との子)でBFを振り回す美人チアリーダーのクインとか。
でも、gleeを目の敵にして絶えず妨害をする宿敵、チアリーダー部顧問のスー先生(写真右端)でさえも、最近では思わぬ一面を見せたりして…いまにこの人も歌いだすのではないかと、楽しみにしています。
1stシーズンは現在半分くらい終わったわけですが、今からでも間に合うと思いますよ。
関連リンク: glee (NHKの公式ホームページ)
こどもの晩酌 飲みもの、お酒
20110609
先日展示会で、可笑しなものを見つけました。
「こどもの晩酌サイダー」。
仙台のメーカーで作っているようです。もちろんノンアルコール。味は、サイダーでありながら何と日本酒風味。試飲してみますと、本当だ、日本酒の味がする!かなり(当り前)甘口ですな。嘘みたいですが、結構いけます。
面白かったので1本買って帰りましたが、ウチの子供たちは「飲ませてよ!」とはまったく言いません。
やっぱりね、と思います。自分が子供の頃、大人が飲んでいるビールや日本酒を見て「いつか自分も飲んでみたい!」なんて全然思わなかったですから。子供には子供の好きな味とシチュエーションがあり、コーラやオレンジなどその枠内での好奇心は発揮しますが、こうしたものはその枠外ということなんだと思います。
だからこれは、子供が飲むのではなくて大人のためのジョーク商品、としての売り方をするべきものでしょうね。ひところよく見かけた「こどもびいる」も、同じ範疇ではないかな。
いっそコンセプトを180度作り変えて、ノンアルコールビールみたいに、飲みたいけれど飲めない状況の大人相手に勧めたらどうだろう。サイダーですから炭酸がシュワシュワしていますが、全然味に違和感はなかったですよ。さて料理には、合いますかなあ?
と思ったら、「おやじの晩酌」や「ママの晩酌」も、作ってるんだ…
(当社では今のところ扱いはありません)
関連リンク: トレボン食品株式会社
スペアリブ食べもの
20110607
骨つきの肉を食いちぎる行為。野生に帰ったような気がする、ってのはベタですね。
豚肉というのはまったく美味なものですが、中でもスペアリブはその最もおいしいところではないか、と思うこともあります。肉でも魚でも、骨にへばりついたところが一番おいしいよ、と言ってたのは、荻昌弘氏でしたか。
先週東京出張のとき(ジャケットを買った後で)ランチに食べたやつは、ローストされたのに何だろうペースト状のソース?を塗られていましたが、口の中でジュッと肉汁が弾ける感じで、オオッと思うほどおいしかった。
ただペーストのおかげでどこまでが骨だか肉だかよくわからず、ナイフで切るのが厄介で、たいへん手がくたびれました。人目がなければ骨を持ってかじりつきたかったね。九段下のプティ・トノーというお店。
家へ帰ってその話をしたら、昨夜は妻がゆで卵と一緒に煮込んだのを食べさせてくれました。これは柔らかく煮えており、骨離れが良く、おいしくできてましたな。昨日発売のdancyu誌に作り方が載っていたそうです。
児童文学の傑作「ドリトル先生航海記」に、先生の好物だとして「ブタの肉つきあばらぼね」というものが出てきます。子供の頃これを読んで、先生は肉よりホネを食うのか?と訝しく思い、大変印象に残っていました。骨付きあばら肉、ならわかるけど。
原書に当たってはいませんが、明らかにスペアリブのことですよね。井伏鱒二氏がこれを訳した当時は、もちろん日本での一般的な語彙にはなっていませんでしたから、辞書をそのまま持ってきたのでしょうか。(他の人の訳でも、一語一句同じでした)多くの幼い読者が好奇心と困惑を感じたことでしょう。
ドリトル先生シリーズには、謎の食べ物がいろいろ登場しました。またそのうちに。
忘れ物日々雑記
20110605
先週後半は、仕事で二日続けて東京へ行きました。泊まっても良かったんですが、駒ヶ根へ戻って来たい用事がありましたので。
二日目はある全国会議に出席するため1人で車を運転して行きました。山梨県に入ったあたりで、気がつきました。
スーツの上着を忘れた。
車の座席に長時間座るので、上着がしわにならないよう別のジャンパーを羽織って行くのですが、肝心の上着を車に積むのを忘れてしまいました。あらら…今さら取りにも帰れない…
私にはこのパターンは時たまあって、大抵は車に乗るときに気がつくのです。こんな遠くに来るまで気がつかなかったとは、不覚。
世間はクールビズとはいえ、今日の会議はノーネクタイはまったく問題ないでしょうが、上着なしではどうも格好つかない。会議のあと立食の懇親会もありますし。
しょうがないので、東京について車をホテルに置いてから、(あまり高くなさそうな)衣料品店を探しました。目星をつけた場所に期待通りに店があったので、何とか使えそうなジャケットを購入。こんなときでもなければ、私は普段自分で服など全く買わない人なのです。とほほ…
もう二十年以上前、東京でのコンサートに出演することになりました。本番前日、東京行きのバスに乗ってすぐ、ステージで着る黒服の下の白いシャツを忘れたことに気がつきました。東京に着くのは夜10時過ぎで、翌日の本番は朝9時集合ですから、買う時間がない。
昼食休憩の時間に外で買えばいいや、と思ったのですが、ホールの近所を探しても洋服屋がありません。ホテルのショップ街にあったブティックで聞くと、白は一枚23,000円の超高級シャツしかないんだって。お店の人は「大変良いものですよ」と言いますが。…そりゃあ、それだけ出せば、間違いなく大変良いものでしょうよ。
開演時間も迫っており、結局タクシーに往復乗って(一軒、心当たりがありました)二千円のシャツを買うことになりました。その日の素晴しかった演奏と共に、懐しい思い出です。
節電策しごと
20110601
駒ヶ根市がこの夏の節電策を発表しました。今日から市庁舎内で実施するとのこと。曰く、
・エアコン設定を昨年より1度上げ、28度(フロアによって29度)とする。
・使っていない部屋の消灯徹底、通路の蛍光灯の間引き
・残業や夜の会議を一部早朝に振り向けを検討
などだそうです。消費量の15%削減を打ち上げています。
当社は同規模の一般事業所に比べれば、かなり多くの電気を使っていると思います。要因は言うまでもなく、業務用の大型冷凍冷蔵庫が何台も24時間動いているからです。食品流通業者として扱い商品の品質保持に責任を持たねばなりませんので、設定温度を上げるなどしてこれを節約することは不可能です。暑い時期ほど冷却機はフル稼働しますし。
東京電力管内での電力消費規制でも、私たちの同業者(冷蔵庫を持つ倉庫業、流通業)は15%でなく特例で5%が目標となっています。
けれどもこれ以外の部分では、大して電気を使っていないと思うんですよね…
そもそも当社ではエアコンを置いていません。(本当は応接室にだけあるのですが、ひと夏に2、3回しか使っていない)あとは、照明とOA機器ぐらいです。
本来、当地では夏でもエアコンなぞ不要のはずでした。普段の夏ならば、本当に暑くてかなわん!という日は、せいぜい一週間くらいですよ。8月の声を聞けば、もう涼しい風が吹き始めるのですから。昨年のような異常な猛暑は別として。
できること…こまめに照明や使っていないプリンタの電源を落とすくらいでしょうか?先日友人が省電力の照明を紹介してくれましたが、どんなものかな。
サッパリしました日々雑記
20110531
会社敷地のケヤキが伸びてきましたので、業者さんにお願いして刈り込みを。
平成元年にこの社屋を建てたときに植えた木が7本です。当時は幹の直径もせいぜい3センチくらいで、強風が吹くと心配になったものですが、さすがに22年もたつと、どっしりしたものです。
夏は木陰の涼しさに、いくらかは効果があるのでしょうか?実際の温度はどうだかわかりませんが、見た目の上ではやはり心地よく感じます。
あまり手を入れてきませんでしたが、数年前に電線に届くほどになって「これはいかん」と思い、それからは定期的に剪定をしています。街路樹などを見てもびっくりするほど短く刈り込みますが、見る見る枝葉も伸びてきますから、生命力は強いものです。
切った枝が大量に出ますが、業者さんに頼む場合はともかく、PTA作業などで自分たちで枝を切るときなど、困りますね。なかなか簡単に燃やして処分、というわけにはいかないようで。
リニア、ルート決定日々雑記
20110528
季節はずれの台風に乗じて、昨日は梅雨入りだとか。島田娘の上に、この間うっすら雪が積もったばっかりなのにね。日本の気候も、春秋がなくて夏と冬が交互に現れる、みたいになっていくのでしょうか。
さて、リニア新幹線のルートが、Cルート(南アルプスをトンネルで貫く直線コース)に正式決定しました。
ここへ来るまでには、地元では散々揉めました。Bルート(諏訪から伊那谷縦断コース)を強硬に主張する諏訪や伊那。Cルートを推進する飯田下伊那。駒ヶ根は地理的にちょうどその中間に位置し、BとCの間にあってなかなか旗幟を鮮明にすることができませんでした。
リニアの建設主体が国からJR東海になり、その最大の目的が地域振興ではなく「大都市間の大量輸送」になったとき、流れは大きく変りました。その時点で実質的に、ルート選定はおおむね決着がついていたと見ていいでしょう。
飯田下伊那から東京への移動時間の短縮は、地元の悲願であると思います。駒ヶ根からでも高速バスで新宿まで3時間半かかり、私も日帰り出張などでバスで往復するときは、帰宅するとへとへとになりますからね。ましてや飯田の皆さんは。(電車ではさらに時間がかかります…飯田線に入ってからがもう、遅くて遅くて)
まだ駅舎の位置や地元負担について課題は残っていますが、ともかく決まった以上は、どんどん工事を進め早期の開業に向けて動いていってほしいもの。地域にもたらす影響は莫大なものでしょう。
もちろんプラスの影響だけとは限りません。地元の人が外へ出て行く窓口と、外の人を呼び込む窓口、両方が充実して初めて経済効果となりえます。過去にこうした交通の整備によって、ストロー効果などで没落した地元商業は枚挙にいとまがありませんから、時間をかけて地域振興の仕掛けを作っていきたい。宿泊業にも大きな工夫が必要です。
東京-名古屋間は2027年開業予定だそうですから、16年後か。そう遠い先のことではありませんよね。待ち遠しいです。
森の木琴日々雑記
20110523
新緑の季節にふさわしい、心が洗われる映像がネット上で評判だとか。。
森の中に敷かれた一列の長い階段。
てっぺんから一個の木の球を転がすと…
球が階段を一段落ちるごとに、リズミカルな音がします。続けて聴くと、あら不思議、お馴染みのメロディーに。
「バッハ:主よ、人の望みの喜びよ」。
階段と思えたのは、長さの違う木片で作った超ロングサイズの木琴でした。1本1本長さを微調整することで音程を作っています。転がり落ちる球が、木琴の鍵盤を叩いて音がしているのです。
リズムが計ったように正確でなく、音程もところどころ調子はずれですが、かえって手造り感があっていいですね。
長く伸ばす音を作るために、途中ちょっとしたトラップを作っているところが可愛い。一度しか出てこないのが残念。(原曲に忠実に行くならば、もっと出番があっていいはず)
「ピタゴラスイッチ」のような仕掛けです。子供だけでなく、大人心をもくすぐるものがあります。
これはdocomoの携帯のイメージ広告です。間伐材の有効利用をあわせて訴えています。森の維持保全のために定期的に切り出さなくてはならない間伐材ですが、安い外国の木材に押されてなかなか用途が見つからず、間伐自体がされない荒れた森が広がっているのだとか。
木製のボディがいかにも柔らかく、手に馴染みそうです。値段の記載がありませんが、こういうのを見ると、欲しくなっちゃいますね。
関連リンク: docomo : TOUCH WOOD
島田娘日々雑記
20110518
中央アルプスに積もった雪もだんだんに融けはじめました。山の地肌が見え、雪形が現れてきています。
写真では、地元の人は誰でも知っている「島田娘」がきれいに見えています。駒ヶ根から見える雪形ではもっとも有名なもので、GW明けくらいからはっきり見え始めます。もっと暖かくなると、娘の顔がだんだんふっくらしてきますが…
日本髪を結った女性のバストショットですね。昔から農作業の目安として親しまれてきた雪形で、田んぼの「しろかき」の合図ともいわれていたようです。(もっとも、今年はもう既に多くの田んぼで田植えが済んでいます)
島田娘のすぐ左に見えているのが、「種まき爺さん」あるいは「盆踊り娘」と呼ばれている雪形です。(島田娘よりだいぶ小さな縮尺です)私が見るに、種まき爺さんというより盆踊り娘の方が形としてはしっくりきますが、皆さんいかがでしょうか。
でも私はいつもこの一帯の雪形を見て、島田娘を右に3人が並んだ、ロングドレス(スカート)をまとった令嬢の姿を連想しています。誰もそんな風に言う人はいませんけどね。島田嬢以外の2人の頭の形がイマイチですが、まあご勘弁ということで。
ちなみに、山並みの中央にそびえる尖った山は「宝剣岳(2931m)」で、駒ヶ根から見る中央アルプスのシンボル的存在です。標高が最も高い「駒ヶ岳」は、残念ながら市内からは見えません。何十年前からずっと、上伊那地方の中学生は、2年生の夏に歩いてこの山へ登ります。今年は私の次男の番です。
関連リンク: 駒ヶ岳ライブカメラ
直売所の季節食べもの
20110514
田舎暮らしのいいところ…何といっても、採れたての野菜、山菜、きのこが食べられることだ!
雨後の筍のように増えた農産物直売所。今朝、妻と一緒に市内の数箇所を回ってきました。
直売所にもいろいろタイプがありますが、
1、スーパーの一角で売っているもの。どこでも木の棚に陳列してありますね。何年か前から人気コーナーとなり、集客面でも各店舗の売りとなっているようです。
2、最近目に付くのは、駐車場つき一戸建てのもの。何か補助金でも出ているのでしょうか、瀟洒で立派な建物がいくつもできています。こんなに外箱に金をかけて、採算が合うのでしょうか、と余計な心配をしたくなるが。
3、昔ながらの、道端に棚を置いた無人店舗。客はお金を箱に入れて品物を持ち帰る。正直者の多い土地ならでは、です。買いに行く時間がポイントです。
今日は筍を買いに出かけました。写真の品は1本200円。その他にタラの芽、コシアブラ、巨大な椎茸(これ私の知人も作っていますが、とてもおいしいんです)、アスパラなどをゲット。何だか嬉しいですね。
さて今夜のご飯は何かな?