そば県への道けわししごと
20250422
「信州そば」のブランドは全国に轟き、日本中の誰もが、そば処といえば信州を思い浮かべてくださっている。そう信じてきましたが、実は違うみたいです。
4/18の日経信越面の記事によれば「ここ数年は越前そばを有する福井県の猛追を受けており、特に品質=おいしさの評価では福井に後れを取っている」というではありませんか。これは由々しき問題ですぞ。
ねとらぼ調べによる「そばがおいしいと思う都道府県ランキング」では、2021年から2024年までずっと福井が一位に君臨し、長野は新潟や山形と二位争いをしているようです(もっとも、ねとらぼの評価なんて当てにはなりませんがね)。
そば粉の生産地はそば好きにとって大きな関心事だと思いますが、長野県産そばの収穫量は北海道に大きく水を開けられた二位で、県内消費の全量をまかなうことができていません。県外産や海外産そば粉も使われているのが現状で、やむを得ないことだとは思います。「うどん県」と名高い香川で提供される讃岐うどんだって、原料の小麦粉は基本的に香川産ではありません。(ほとんどがオーストラリア産のはず)
県外のそば粉を使っておいしいそばを打っているお店ももちろんあります。しかし長野県産そば粉を使って美味しいそばを提供しているお店を認定する制度があれば、訪れる人たちの信頼感を高めるために役立つと思われます。それを推進しようと取り組んでいる人たちもいるのですが、上記の原料事情から他所のそば粉を使う業者への配慮も必要で、苦しいところなのだとか。
長野県を「そば県」にしようと県議会ではグレート無茶氏らが頑張っていて、このほど官民による「信州『そば県』推進協議会」が立ち上がったということです。遅ればせながら、信州そばのトップ奪回に向けてぜひとも一丸となっていきたいです!
妻もそば打ちを勉強した時期があり、なかなか出来が良かったのですが、最近は忙しくて打ってくれる機会がありません。そろそろ、どうでしょうか。
関連リンク: 信州そば切りの店