「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

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愛するアイス食べもの

20110805



ここしばらく涼しい日が続き、ひょっとしてこのまま夏が終わってしまうのか?と思ったりしましたが、昨日は久しぶりに暑い一日でした。


こんな暑い日には冷凍庫のアイスがおいしいですね。


高校生の頃からずっと夏には必ず何度となく食べ、そのたびに「ああ美味しい!」と心と渇きが満たされる、もう30年以上に亘って偏愛してやまないアイスがあります。


森永「みぞれ 練乳がけ金時」


昔は1個100円、今はスーパーでの店頭価格はもっと安いでしょうか?フタの黄色と青を見ると、どうしても食べたくなってしまいます。大して変哲もないこのアイスが、どうしてこんなにうまいのかな。


同種のものは以前からいろいろありましたが、結局これが一番おいしいんですよね…大きな違いは、練乳の部分が上にかかっているか、下に沈んでいるか。断然、上にある方がいいです。すっきりした甘さと練乳のコクが絶妙、なんてオーバーですが、私の好みのど真ん中をピンポイントで的中させてるわけで、理屈ではないですね。


最近では妻もわかっていますので、特売で安く売っているのを見つけると5個くらい買って来ます。無くなる頃には補充されて、我が家の冷凍庫には夏場は常に置いてあります。でも私が食べるだけで、家族は食べません。何でかね?(ガリガリ君とかの方が好きらしい)



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天才少女との共演音楽ばなし

20110801



この週末、ウィーンで音楽を勉強中のピアニスト、和久井冬麦(わくい むぎ)さんをソリストに迎えて、ピアノ協奏曲を指揮する機会を得ました。。


彼女はまだ17歳になったばかり。5歳からウィーンに留学し、数々のコンクールに入賞し、天才少女と呼ばれています。07年公開の映画「神童」では、主人公(成海璃子)のピアノを吹き替え演奏して、大きな話題にもなりました。


今回は地元のプロアマ混成の小編成オーケストラと共に、ハイドン(ニ長調)とモーツアルトの12番(イ長調)の協奏曲2曲を演奏する企画ですが、何の間違いかこのアマチュア指揮者にお鉢が回ってきたのです。


ソリストと合わせるリハーサルは、本番前夜と当日昼の2回だけ。まあ、プロの世界では珍しくありませんが…


リハーサル。冬麦さんのテンポが速い!必死で付いてゆくオーケストラ、もとい、私。オーケストラの面々はとても上手な人たちなのですが、肝心の舵取り役が一杯いっぱいです。


ソロとオケの合わせ辛い難所が(私にとっての難所、プロの指揮者なら別に難所でもないのでしょうが)何箇所かあり、何度かやれば合わせられるのですが、果たして本番で一発で決められるかどうか?お客様は冬麦さんのピアノを聴きに来るのですから、伴奏がソリストの足を引っ張るなんて許されません。いや大変なプレッシャーとなりました。


本番前にオケの先生方に振り方のアドバイスをいただき、少しだけ安心し、しかし気分はすっかり俎板の鯉となって迎えた本番。


何とか…何とかうまくいきました!
自らの未熟を痛感し、ただただ、皆さんに感謝…。


残念ながらリハでも本番でも冬麦さんのピアノを客観的にゆっくり聴いている余裕はとてもなく、美しく滑らかな音の動きと風のように疾走するフレーズを覚えているばかりです。17歳の彼女、これからどんなピアニストになっていくでしょうか。


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SFの巨人読んだり見たり

20110729



作家の小松左京氏が亡くなりました。享年80歳。


多くの作品がありますが「日本沈没」「復活の日」「さよならジュピター」あといくつかの短編しか読んでいません。ほんの一部にしか接していないで大したことは言えませんが、私の読書体験に大きな思い出を残してくれた人です。


代表作「日本沈没」が出版されたのは1973年のこと。たちまち大評判となり、空前のベストセラーとなりました。小学6年生だった私は、夏休みに父が買って家にあったこの本を読み、その大胆な構想、精緻な考証、ぐいぐいと押してくる筆力に感嘆し、只ならぬ興奮を覚えました。背伸びをして大人の本を読んでみる楽しさ、優越感(誰によ?)みたいなものを感じていたのかも知れません。


小説ってのは、これほど面白いものか…。プレート移動理論、日本沈没を引き起こすメカニズムについての記述はいささか手に余りましたが、幾度となく引き起こされる大災害の描写に戦慄し、主人公の活躍に胸を躍らせ、政府首脳や学者たちの苦悩からは、まだろくに知らない政治や社会の構造に何だか近づいたような気もしました。


何度も何度も読み返し、大体の台詞も頭に入ってしまいました。傍点を多用した独特の文体も気に入り、中学校だったと思いますが国語の時間に「これまで読んだ本の文章で気に入った部分を書き出せ」という課題が出たときに、何ページもこの本から引用をしました。先生はきっと呆れたことでしょう。


上下巻あわせて385万部が売れたそうです。当時は高度成長期が一段落したところへオイルショックや狂乱物価などが世間を騒がせ、これもベストセラーになった「ノストラダムスの大予言」などと共に終末ブームをつくった時代背景がありました。


映画化されたのはもちろんですが、当時ラジオドラマにもなったのをご存知ですか?わくわくして聴きましたが、我が家は電波状況がとても悪く(今もです)雑音だらけで、最初の数回を聴いただけで諦めました。


巻末には「第一部 完」と書かれ、第二部では沈没後の日本人の流亡記が書かれるはずでしたが、待ちこがれた続編はいつまでたっても世に出ることはありませんでした。もうとっくに忘れた頃、06年に谷甲州氏との共著として出版された「日本沈没 第二部」は、残念ながら大きく期待を裏切るもので、この本は自分の中では「なかったこと」にしたいと思っています。


その他に印象的だったのは…
「影が重なる時」という短編がありました。日常生活の中に突然現れた、硬直した分身。彼らは何故現れたのか?ぞくっとするような結末が待っています。
「復活の日」は、先に映画を観たのですが、後から原作を読んでこっちの方がずっと面白いと思いました。やはりこうした滅亡パニックものは、上手いですね。


日本のSFを代表する作家としてだけではなく、その構想力を万博などさまざまなプロジェクトに生かして大活躍された著者でした。ご冥福をお祈りします。


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表紙を変えるしごと

20110727



この数日、気温が下がって過ごしやすい気候です。窓を開けて寝たら風邪を引きそうな。今朝は弱い雨が降っています。


「表紙」つながりで…


当社のプライベートブランド商品に「玉砂糖」というものがあります。いま、この品のパッケージ変更に向けてデザインを詰めているところです。


玉砂糖、多くの方には耳慣れない言葉かと思いますが、一種の「黒砂糖」と思ってください。白いお砂糖に比べると精製度が低く、普通なら取り除かれてしまうミネラル分が多く残っており、独特の風味があります。


信州、特に県南部では、野沢菜漬けにこの玉砂糖を使う方が多いのです。これを使うと、野沢菜独特の「アク」が取れやすいと評判をいただいています。実際、年間販売量のかなりの部分は野沢菜漬けの時期、10月から11月に集中しています。


これを、お菓子や煮物など、さらに幅広い用途で使っていただこうと考え、パッケージも一新することにしました。長年に亘って親しまれた商品のイメージを崩すことなく、新しい方にも手に取っていただけるようなデザイン。なかなか難しいです。


また、最近の食品表示に関わるさまざまな規制も当然クリアしていかなければなりませんので、いろいろな方面の助言をいただきながら、ああでもないこうでもない、とやっています。


今年の漬物シーズンには新しいパッケージがお目見えする予定です。このホームページでも、おいしい使い方・調理例のコーナーを作らなくては!




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「ぴあ」片手に歩いた頃日々雑記

20110723

若かりし頃、ほぼ毎号購入し愛読したこの雑誌も、ついに終刊ですか…。。


愛読、ってのは正確ではないかもしれませんが。ネットのない時代、首都圏のありとあらゆる催し物情報は、この雑誌によってもたらされておりました。学生時代はぴあを片手に映画館めぐりをした4年間でした。


ビデオがまだ普及していない頃です。当時都内には「名画座」と呼ばれる映画館があちこちにあり、400~600円くらいで過去の名作を見ることができました。「武蔵野推理劇場」「大井ロマン」「京王下高井戸東映」「三軒茶屋映画」など。(「文芸座」は家から遠く、「並木座」は何となく敷居が高かった)


こうした劇場ではしばしば「ぴあ割引」なるものがあり、窓口でぴあを見せると100円引きになったりしました。


学校から比較的近く、一番通った映画館は「銀座文化2」。正確には名画座ではなく「二番館」で、数ヶ月前に封切られた話題作を学生400円で上映していました。ぴあ割引なら300円。銀座4丁目でこの入場料、都内最安の映画館といって良かったでしょう。スクリーンは小さかったですが…


学生には贅沢なロードショー作品の多くを、ここでフォローしました。無名時代の片桐はいりさんがその頃ここでモギリをしていたそうで、あの特徴あるお顔を当然何度も見ているはずですが、印象にありません。


欄外の読者一行投稿「はみだしYOUとPIA」に笑ったり、毎回難問だった連載パズル「パノラマ館」に頭をひねったりしていた頃が懐かしい。そして何といっても及川正通氏のイラスト表紙!精緻な画、凄いセンスだと思っていました。最終号に過去の表紙がずらりと並んでいますが、その頃のものは殆ど覚えていますよ。


ネットの普及によって「ぴあ」の存在価値は大きく変わり、ついに終刊となりました。このような網羅的で膨大な印刷媒体から得られた雑多な情報は、どこかで自分の血肉になっているような気がします。ネット情報との性格の違いは、紙の辞書と電子辞書を思わせます。ちょっともったいないようにも思います。


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日和見日々雑記

20110721

台風6号の接近で大雨が心配されていました。駒ヶ根では19日から20日朝にかけて、一時やや強い雨も降りましたが、昨日の午前10時頃からはずっと曇りで雨も風もなく、今日は朝からすっきりと青空が広がっています。


暑さがちょっとやわらいで、気持ちの良い涼風が吹いています。本来、駒ヶ根の夏ってのはこんな感じです。去年の暑さがありましたから、少し忘れていたような気がします。


今日は本当なら、中2の次男の集団登山のはずでした。この地域の中学校では、今の時期に中央アルプス駒ケ岳(2956m)への登山を行ないます。ずっと昔からのことで、もちろん私も三十数年前に登りました。当然、暗いうちに出発し何時間かかけて徒歩で登るんですよ。


二年前、長男の登山の日は朝から結構な雨。ほとんど豪雨といっていいようなお天気で、一日中降り続きました。山頂に着いても真っ白な雲の中で何も見えなかったそうです。


よくあんな中を登ったと思います。これで中止にしないということは、台風でも来ない限りは何が何でも実施する、ってことだな、と理解しました。まあこうした苦労体験も、この年代の子供たちには必要でしょう。(しかし、登山なんて二度とするもんか!という子供をたくさん作ってしまったかもしれませんね)


そうしたら今年は、大型の台風と重なってしまった。コースや予想到達時刻を見ると、足の遅い台風の去り際にぶつかるか、台風一過の晴天となるか、なかなか微妙なタイミング。さあどうするかな…と思っていましたら、二日前に「9月に延期」の決定がされ通知が来ました。


当日は絶好の登山日和となりました。結果論なのを承知で言えば、決定が昨日だったら、もしかしたら結論が変っていたかもしれません。まあしかし、三百人を引き連れていくリスクや、あれこれの予約キャンセル手続きなどを考えれば、残念ではありましたが仕方のないことだと思います。


運動会とか、ぎりぎりまでお天気に悩まされることって、しばしばありますね。いざ中止にしたら、たちまち晴れてみたりして。今は天気予報もピンポイントである程度情報を得られるようにはなっていますが、そんなにピシャっと割り切れない場合もたくさんありますから(むしろそういう時ほど頼りたいのですが)なかなか日和を見るのは難しい。


延期になった9月の登山が、いいお天気であることを願います。


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なでしこ優勝日々雑記

20110719



お見事!天晴れ!サイコー!Congratulations!

なでしこジャパン、堂々世界一に輝きました。。


決勝の相手がアメリカと決まってから、彼女らの強さはイヤというほど報道されてきましたが、試合が始まって本当に凄い相手だと実感しました。開始1分もたたないうちの先制攻撃。その後も雨あられと降りそそぐシュート。アメリカは高さと長い脚、パワーもスピードもあり、そのくせに細かいパス回しまで日本以上に上手にやってのける、もうスーパーチームではないですか。


この相手を前半無得点に抑えられたのは驚きです。ただ、ワンバックのバーに弾かれたシュートなど「もうダメだ~」と目を覆いたくなる場面は多かったものの、枠に飛んだシュートは意外に少なかったように感じます。


後半に入って取られた先制点。警戒していたロングボールからの失点でした。ついに来たか…しかしその後、交代で登場した二人、永里のパスを受けた丸山がゴール前で潰れ、こぼれた所に宮間が飛び込んで左足で押し込みました。同点だ!


延長に入ります。アメリカ、左からのどんぴしゃクロスにワンバックの狙いすましたヘディングシュート。長身を生かし、立っていて首を振るだけでシュートできちゃうんだもの、こういうのは、ホントに悔しい。


しかし…驚異的な粘りと闘志を見せるなでしこです。残り時間も少ない中で、宮間のコーナーキックに澤が(やっぱりここは、この人の出番ですね)合わせて同点に!さっきの宮間のシュートもですが、自分の後ろにあるゴールにあんな角度で決められる技術力、凄い。ここまで来てやっと「もしかしたら勝てるかも」と思い始めました。


アディショナルタイム、日本ゴール前で岩清水が相手を身体で止め、レッドカードを喰らってしまいます。もう残り時間はないので1人少ないハンディは関係ありませんが、ゴール目の前のフリーキックを防げるか?幸い何とかここを凌いで、120分間を戦いきりました。凄まじい戦いでした。


PK戦前に円陣を組むなでしこ。佐々木監督の笑顔にはちょっと驚きました。一方で引きつった青い顔のアメリカチーム。そりゃそうです、まさか今まで負けたことのない相手とここまで勝負がもつれこむなんて、夢にも思っていなかったでしょうから。


その後はご存知の通り、キーパー海堀がいきなりスーパーセーブ、これで流れは完全にこちらに来ました。最後は熊谷が(この人、普段ほとんどPKを蹴る事がないのでしょうね)見事に決めて、決着がつきました。


過去24戦して一度も勝てなかった強敵に、これほどの大舞台で勝つとは…一試合ごとに強くなったチームの勢いと、そして、やっぱり「何か」が降りてきたのかもしれませんね。


なでしこの多くの選手はアマチュアです。これほどの実力を持つ選手たちが、他のメジャースポーツと比べると驚くほど恵まれない環境で練習しています。私もようやく選手の顔と名前、背番号が分るようになったにわかファンに過ぎませんが、彼女たちがこれからも伸びのびプレーできるように、息長く応援したいと思います。


表彰式を見て、あの有名なフレーズを思い出した、という人がいました。言葉がありません…

 その者青き衣をまといて
 金色の野におりたつべし
 失われた大地との
 絆をむすばん
  (風の谷のナウシカ より)

素晴しいチームでした。本当にお疲れさま!


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スイミング・プール日々雑記

20110716



早すぎる?梅雨明けから毎日毎日、日差しが激しいですね。夕立が待ち遠しい。


先週末、社員旅行で北陸に行ってまいりました。2日目は金沢市内。普通のツアーだと兼六園とか、長町武家屋敷跡とか、近江町市場あたりが定番の観光コースだと思います。


今回、市場には寄りましたが、他はちょっとひねって「妙立寺(またの名を忍者寺)」と「金沢21世紀美術館」へ。これが、なかなか良かったですよ。


現代アートの体験型展示で知られる21世紀美術館は、全国でも注目される存在です。素人にもハードル低くモダンアートに触れる機会を提供してくれており、大変楽しい時間を過ごしました。


もっとも有名な常設展示は、写真の「スイミング・プール」でしょう。レアンドロ・エルリッヒ作。


中庭に位置するプール。水面がゆらめき、深さを感じます。おや、プールの底に服を着たまま歩く人影が?


この「プール」は中が空間になっており、水は透明なアクリル板の上に厚さ10センチほど乗っているだけ。観客はプール底の空間を自由に歩き、水面を通して外を見、また外からプールの中を見ることでお互いの不思議な関係を体感します。


私、ここは二度目なのですが、曇り空だった前回と違って今回はまぶしい日差しの中でこのプールを体験し、光のゆらめきの心地よさを楽しみました。


見た目だけでも、多少涼しい気分になっていただけましたか?


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決勝へ日々雑記

20110714



やりましたなあ!


女子サッカーワールドカップ準決勝、日本は強豪スウェーデンを圧倒し、見事決勝進出を決めました。。


ミスから1点を先取されたものの、すぐに同点に。でかい連中を相手にほとんど危ない場面もなく、完勝でした。


鮫島、今日は大活躍だったですね。左サイドを何度となく駆け上がり、スウェーデンのDFを振り切ってチャンスを作りました。2点目、澤のシュートも鮫島の鮮やかなセンタリングからでした。その後、自ら持ち込んだ場面でシュートが出れば面白かったなあ。試合終了後珍しくNHKのインタビューにも登場していました。


2得点を挙げた川澄。今大会初先発でのゴール。ドイツ戦の丸山といい、佐々木監督の起用がまたしてもピタリと当りました。指揮官として何か持っている、ということでしょう。監督冥利に尽きますね。こうなると永里にも何とか1本あげたいな。


素人の私にも、一試合ごとに強くなっているように見えます。金メダルを賭けて戦う相手は最強の敵、アメリカ。ここまで来たら、行くところまで行ってくれ!幸いなことに決勝は日本時間18日(祝)の早朝ですから、早起きして応援するぞ!



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代表に背負うもの…日々雑記

20110711



今日が新聞休刊日なのが残念ですね。女子サッカーワールドカップで優勝候補の地元ドイツと渡り合い、見事延長戦で勝ち抜いた「なでしこジャパン」の皆さん、おめでとう!。


日曜は朝早く目が覚めたのですが、テレビをつけたのは5時過ぎのこと。おお、何と!延長前半でまだ0-0ではありませんか。これは一大事。


延長後半開始早々、キャプテン澤の絶妙なパスを受けた丸山が持ち込み、ほとんど角度のない難しい所からゴールを決める。鮮やか!


この後試合終了までの長かったこと。頭一つ背の高いドイツの女戦士たちが猛然と襲いかかります。何度も何度もピンチを守り、相手のシュート精度の低さにも助けられ、ようやく笛が吹かれました。


過去0勝7敗1分と、差を見せ付けられていた世界の最強豪国を破り、4強にまで勝ち進んだのですから、歴史的勝利と言っていいでしょう。


この大会が始まるまで、女子の選手は澤しか知りませんでしたが、何試合か見ているうちにようやく何人かの顔と名前を覚えました。その中で(にわか)ファンになったのが左サイドバックの鮫島彩(さめしま あや)選手です。


ルックスも可愛いですが、それよりも、先月たまたま見たニュースの中で、彼女を見たから。彼女はこの春まで、福島を本拠地とする東京電力のチーム「TEPCOマリーゼ」に所属し、練習の合間には何と福島第一原発で事務をとっていたのだそうです。


震災後の事故で日本中から轟々たる非難を受け、今なお解決が見えない福島第一原発です。当然ながらサッカーどころではなくチームは活動停止。その中で日本代表として戦うこと、どんな気持ちだろうかと思います。


インタビューを受けながら、彼女は絶句し、泣いていました。今の状況で自分がサッカーを続けていいのか。おそらく地元でも、応援してくれる人ばかりではないでしょう。スポーツで被災者を元気づけたい、という簡単な話でもない。あらゆるものを彼女なりに背負って大会に臨んでいるのです。


試合では守備が主であまり目立つポジションではなく、プレーにはいささか危なっかしさも見えなくはないですが(同じ左SBでも、長友じゃないからね…何となく身のこなしとか、女の子っぽい感じがします)背番号15番、全力で、頑張って欲しいな!


(ドイツ戦でゴールを決めた丸山桂里奈も2009年までマリーゼでプレーしていた選手です)


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