「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

スペアリブ食べもの

20110607

骨つきの肉を食いちぎる行為。野生に帰ったような気がする、ってのはベタですね。


豚肉というのはまったく美味なものですが、中でもスペアリブはその最もおいしいところではないか、と思うこともあります。肉でも魚でも、骨にへばりついたところが一番おいしいよ、と言ってたのは、荻昌弘氏でしたか。


先週東京出張のとき(ジャケットを買った後で)ランチに食べたやつは、ローストされたのに何だろうペースト状のソース?を塗られていましたが、口の中でジュッと肉汁が弾ける感じで、オオッと思うほどおいしかった。


ただペーストのおかげでどこまでが骨だか肉だかよくわからず、ナイフで切るのが厄介で、たいへん手がくたびれました。人目がなければ骨を持ってかじりつきたかったね。九段下のプティ・トノーというお店。


家へ帰ってその話をしたら、昨夜は妻がゆで卵と一緒に煮込んだのを食べさせてくれました。これは柔らかく煮えており、骨離れが良く、おいしくできてましたな。昨日発売のdancyu誌に作り方が載っていたそうです。


児童文学の傑作「ドリトル先生航海記」に、先生の好物だとして「ブタの肉つきあばらぼね」というものが出てきます。子供の頃これを読んで、先生は肉よりホネを食うのか?と訝しく思い、大変印象に残っていました。骨付きあばら肉、ならわかるけど。


原書に当たってはいませんが、明らかにスペアリブのことですよね。井伏鱒二氏がこれを訳した当時は、もちろん日本での一般的な語彙にはなっていませんでしたから、辞書をそのまま持ってきたのでしょうか。(他の人の訳でも、一語一句同じでした)多くの幼い読者が好奇心と困惑を感じたことでしょう。


ドリトル先生シリーズには、謎の食べ物がいろいろ登場しました。またそのうちに。


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