「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

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カプレーゼ食べもの

20120618



とても美味しいトマトをいくつも頂戴しました。そのまま食べてもたいへん味わいのある、甘さと酸味、青臭さが絶妙のずっしりしたトマトです。
今日はカプレーゼにして食べてみました。


ああ、うまい!


イタリアンカラー。初夏を感じます。


料理とも言えない、ただ材料を切って「混ぜるだけ」なのに、何でこんなにおいしいんだろう。材料の良し悪しが直結するのでしょうか。ちなみに材料は、トマト、モッツァレラ、バジル(我が家のベランダより直送)、塩(会社で売れ残った沖縄産)、胡椒(特別なものではないが、一応挽きたて)、オイル(アルヴェキーナ)でした。


日欧商事の冷凍モッツァレラ「ヴァッカIQF 100g」は、味と扱いやすさ(と価格)を評価いただき私どもの人気商品となっています。牛乳使用であっさりした味わい。冷凍なので賞味期限にそれほど縛られることなく使えます。どうぞ、お試しを。


器をちょっと洒落てみました。これでお店なら、幾らいただけるでしょうか?なんちゃって。


こうしてみると、世間のグルメブロガーさんたち、皆さん写真がお上手でうらやましいです。


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ギャアギャア日々雑記

20120615



夕方6時半頃でしたかね。会社にいましたら、何だか窓の外がやかましい。鳥の声かな?


外を覗いてみると、写真の通り。電線に鳥が鈴なりです。


ここらへんで「ギャアギャア」と呼称するやつですな。夕方になるとおびただしく湧いてきて、林から林へと飛び移り、ギャアギャアとうるさく鳴く鳥です。本名はムクドリのようですが。


家の近所、お寺や街路樹あたりには夏が近くなると現れます。風物詩なんて優雅な雰囲気のものではありませんが。会社のあたりにこんなに出てくるのは、ちょっと珍しいかな。15分ほどギャアギャアと群がっていましたが、やがて西の方へ飛び去っていきました。彼ら、昼間はあまり見かけませんが、何をしてるんでしょうね。どこかねぐらにしている大きな木にとまって昼寝でも?


今さらヒッチコックの映画を持ち出すのもあまりにもベタですが、もちろん人に向かって飛び掛って来るとは聞きません。でも見ていて気持ちの良いものではありませんね。食べておいしいのなら、一網打尽にして…なんて思ったりしますが、それほど肉もついていないようです。



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苦情は受けません日々雑記

20120610



格安航空会社スカイマークが乗客に宛てた文書が、大きな反響を呼びました。。


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(毎日新聞)航空会社のスカイマーク(東京都大田区)が機内の苦情を消費生活センターなどに連絡するよう求める文書を乗客に示していた問題で同社は6日、文書を修正すると発表した。「ご不満のあるお客様は『スカイマークお客様相談センター』あるいは『消費生活センター』などに連絡されますようお願いいたします」という記述から「消費生活センター」を削除するという。

 同社によると、この文章は機内の座席のポケットに入れられていたが、東京都消費生活総合センターから抗議があったのを受け、約5000枚を回収して14日から入れ替えるという。広報担当者は「消費生活センターは苦情を訴える際の第三者機関という意味で掲載したが、認識不足だった。おわびしたい」と話している。
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この文書、現物の画像がネット上に出回っていますが、なかなかの内容ですね。いろいろ考えさせられることがあります。


まず、これはいったい誰に向けてのメッセージなの、ということ。多くの善良な乗客はこんなものを見せられて困惑したでしょうが、これは長年航空会社を悩ませてきたモンスター・パッセンジャーへの対処を明文化したということなのか。


お客は神様、カネを払えば何でも言うことを聞くのが当たり前だろう、って人たち、結構いるんですってね。政治家とかお役人とか大社長さんとか。私は飛行機なんて2年に1回くらいしか乗らないし、こんな人たちにお目にかかったことは幸いにしてありませんが、話には聞きます。


傍若無人で些細なことにもクレームをつけ、時として運行の障害さえも引き起こす不良乗客には、この位厳しい言い方でもしないと分らないのだな、ということでしょうか。


もう一つは、安いんだから必要以上のサービスは期待してくれるな、ということです。他の交通機関を考えてみれば、まあ確かにスチュワーデスさんたちは結構サービスがいいような印象もありますが、でも…私がもっぱら利用するエコノミークラスでは、考えてみればそれほどのこともないかな。


サービスにコストがかかるというのは、一般論としてはよくわかります。日頃、日本独特とも言える至れり尽くせりのサービスに慣れきっている私たちは、ユーザーとして時に甘えすぎているのかもしれませんし。心のこもったサービスを受けたい人は別の航空会社に行けば、と言われれば、何も言いようがありません。


でもね、私たちだって貨物じゃなくて人間なのですから、最低限、人間的な対応をしてもらいたいですよ。少なくとも、身だしなみは清潔であって欲しいし、口の利き方はそれなりの敬意を込めたものであって欲しいし(非常時はまあ、別だな)、荷物を揚げられなくて困っている人は助けてやって欲しいです。(お前が助けてやれって?)他の交通機関、電車でもバスでも、義務とかそういうことでなくて、このくらいのことはしてくれるのでは。カネのかかることじゃないと思うし。


最後に、「機内で苦情は一切受け付けない」って、凄いわ。消費生活センターにって、文句があったら警察でも裁判所でも行けって言ってるのと同じです。これは消費生活センターも怒るのは当たり前ですし、記事の通りスカイマークもこの部分だけは撤回?しました。しかし不手際をその場で指摘されることを拒否するサービス業が、あり得るのでしょうか。


お客をお客として尊重することを否定するかのような文言を見て、いい気持ちのする人はいないでしょう。日本人はそれほど物分りが良くはないと思いますよ。

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捕り物日々雑記

20120607



本当に目の前でした。白昼、逮捕劇の一部始終を社員たちと共に目撃しました。


午後3時半頃のこと。当社の前の通りを、パトカーがサイレンを鳴らしながら猛スピードで西へ上って行きます。30秒後、続けてもう1台。これはただ事じゃないぞ?


2分ほどして、今度は当社のすぐ西側の細い道を北から覆面パトカーがやってきて、やはり猛スピードで今度は東へ下っていきます。さっきのは西へ、今度は東へ。どうなってるんだろう。


さらに約3分後、東から複数のサイレンの音がします。こうなっては皆仕事どころではありません。赤色灯が、ひいふうみい、4台こちらへやってきました。先頭のパトカーが前を走っているワゴン車に「止まれ!何してるんだ、早く止まれ!」と拡声器で怒鳴っています。ワゴン車には若い男が二人。一瞬、何で道を空けないのかな、と思っていると…


車列が当社の前を通過するやいなや、先頭のパトカーがあっという間にワゴン車を追い抜いて前方を塞ぎ、そのまま停止。続く3台のパトカーがすかさずワゴン車の周囲を固め、御用となりました。ワゴン車は邪魔な第三者ではなく、ターゲットそのものだったのですね。お見事なチームプレーでした。


車から降ろされ、それぞれパトカーに乗せられる二人の若い男。その間にも次々とパトカーが集まり、どうでしょう8台くらいやってきたかな。近所のお店やオフィスから野次馬がどんどんやってきて、新聞記者も駆けつけました。


前にも書いたように、当社の前は交通事故多発場所でパトカーが来ることも珍しくない交差点ではありますが、こんな近くで捕り物を見せられるとはね。たまげました。何しろほんの数ヶ月前、この場所から僅か300mほどのところで同じような追跡逮捕劇があったばかりなのですよ。


ここしばらく駒ヶ根署管内では物騒なことに、他所で事件を起こした犯罪者が当地で逮捕される事例が相次いでいます。今日のワゴン車も他県のナンバーでした。今回私たちはのほほんと野次馬を気取っていましたが、車から降りた容疑者がナイフ片手に会社に飛び込んできて、社員を人質に!なんてことも、ありえなくはないですよね。事務所にバットくらいは置いといたほうがいいのかな。


さて、彼らはいったい何をやらかしたのか。明日の新聞には、何と載るでしょうか。


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追記。新聞によると彼らは、この日の午後市内の工場に侵入し、配線ケーブルを切断して盗もうとしたが、工場関係者に発見されて逃げた、とのことでした。


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今日は朝からしごと

20120605



出社すると、揚げ物のいい匂いが漂っています。。


冷凍食品メーカー、ヤヨイ食品さんが早朝から、営業担当者に持たせるサンプルを調理していただいていました。ご覧のとおり、部屋中がお魚のフライで一杯です。


今月のキャンペーン「ランチ・お弁当商材フェア」のアイテム、

 ・かじきまぐろステーキカツ 100g
 ・いわし梅しそフライ 70g


の2品が1軒分ずつパックされています。どちらもボリューミーで、じゅうぶんメインの食材にできる迫力です。特に「いわし梅しそフライ」は当社のセールスたちが試食のとき大いに気に入って、「ぜひこれを売ろうや!」と盛り上がったという一品です。


お客様にカタログを見てもらうのもいいですが、百聞は一見にしかず、百見は一食にしかず、ですからね。是非とも食べていただくなくちゃ。今日はそれぞれサンプリングの成果があったでしょうか?


皆様、ぜひお試しを。


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春香公演終わる音楽ばなし

20120604



春香の公演、無事終わりました。1400席のホールを埋め尽くした満員のお客様から熱い拍手をいただくことができました。


オペラは総合芸術だといわれます。音楽、演劇、舞踊、美術など幅広い分野にまたがって作られるからですが、今回本番を終えて、いかに多くの人たちが関わってできたプロジェクトだったかと、改めて思いました。


これまで何回か合唱団と一緒のコンサートを経験し、200名近くの人が一緒に演奏に参加する大がかりなものを指揮したこともありますが、オペラは桁が違います。出演する人だけでも指揮者、独唱者、合唱団、役者さん、ダンサー、そしてオーケストラ。練習に終始付き添うコレペティトア(練習ピアニスト。とても大切な仕事です)。演出、振付、照明、衣装、舞台、小道具などのスタッフ。マネージメントや広報を行う事務局。


当日の午前中、ピットでオケ単独での最後のリハーサルがあったのですが、舞台上では難所である第4幕の男声合唱の立ち回りの確認、女声も加わって合唱団の動きの確認、彼らが引っ込むと今度は舞踊団の最終確認、進行役陰アナの音声確認、とそれぞれのポジションのチェックが、次から次へオケリハと同時進行で行われました。


ピットにいた私には、すべての役がベストを尽くし一緒になって一つのオペラ公演が作られていく象徴的なシーンだと感じて、何だか感慨深いものがありました。もちろんこの中でオーケストラが重要な役割であることは間違いないのですが、それもまた一つの「部分」でしかないのです。


公演は素晴しいソリストたちに引っ張られ、充実したものになったと思います(ピットからステージは見えないので、想像するしかありません…早くビデオが見たい)。チャンゴは乾いた空気の中で気持ち良く鳴ってくれて、いい感じで演奏することができました。これでまた何年も物置に眠らせてしまっては勿体無いので、もう少しいろいろなリズムを練習してみたいですね、時々は。


写真はリハーサル中の打楽器セクションです(公演当日ではない)。スペースに余裕があるようにも見えますが、実際にはほとんど動ける余地はありません。赤い服を着た私が椅子に乗っけたチャンゴを叩いています。メンバー4人がそれぞれ3種類以上の楽器を受け持ち演奏しました。ちなみに、隣にあるドラも私の所有楽器ですヨ。

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焼き牛丼食べもの

20120529



東京に出張したとき、最近あちこちで「東京チカラめし」なる看板を目にします。いや、あちこちどころか見る見るうちに増殖し、たとえば西新宿なんて、角を曲がるたびに遭遇するような印象さえあります。


「焼き牛丼」なる品を売りにしているそうな。焼肉丼ではなく焼き牛丼。興味があったので、先日機会を見て食してみました。並盛280円で味噌汁付き。


キッチンの中を覗いてみると、形の揃った肉をサラマンダーみたいな機械で一枚一枚並べて焼いています。バイト君がフライパンであおっているわけではありません。鍋からよそうだけで済む普通の牛丼と比べると、提供時間は余計にかかります。


出てきたものは写真の通りです。見事に肉だけが、丼を覆いつくしています。タレは甘めで、なんとも言えない微妙な…よくある焼肉のタレとはちょっと違った不思議な味です。ご飯にもしっかりタレがかかっているところが、焼肉丼との違いなのかな。肉のボリュームはたっぷりで、せっせと食べても途中で肉が不足する心配はまずないですね。


かなりアブラっこく、うすら甘いタレのせいもあり途中で飽きを感じます。トッピングに辛口たれとガリが用意されてはいますが、それらを使ってもちょっとくどい。用意されてはいませんが、刻みネギとかワサビとか載せてみたらどんなものでしょうか。


居酒屋「東方見聞録」「金の蔵Jr」などを経営する三光マーケティングフーズ社が昨年始めた新業態です。それこそ全品280円均一とかの激安居酒屋チェーンとして有名ですね。初期費用や仕入価格、運営コストを削って安くモノを売ることはお得意です。


この牛丼?が280円というのは確かにまったく安い。既存チェーンがサバイバルレースを繰り広げている牛丼業界にあえて殴りこむのですから、それなりに勝算は持っているのでしょう。開業から1年足らずで82店舗(同社HPによる)という展開ぶりは率直に凄いと思います。


でもね、もう1回食うかと聞かれれば、私は普通の牛丼を選びますね。ちょっとこのアブラは、おじさんはもういいよ、という感じ。


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チャンゴ (2)音楽ばなし

20120528

当時はいろいろと忙しくてじっくり楽器と向かい合う暇がなく、せっかく入手したチャンゴも家に帰ると間もなく物置にしまい込まれ、それ以来15年間日の目を見ませんでした。。


打楽器愛好者は、凝り出すとだんだん手持ちの楽器が増えてくるものです。私もいくつか世界各国の変わった楽器を持っていますが、どんな楽器も必ず一度は人前での演奏で使うことをポリシーにしています。しかしチャンゴだけはパッと用意しパッと叩くわけにいかず、長年の宿題になっていました。それだけに春香でチャンゴを(しかも盛大に)使えることを、大変嬉しく思っています。


この公演のために東京で個人レッスンを受け、あわせて楽器の状態も見てもらいました。手の動かし方や筋肉の使い方が、普段馴染んでいるクラシックの打楽器と全然違っており、難しい。先生から韓国独特のリズムの取り方について、短い時間でしたがいろいろと興味深いお話を聞きしました。


・リズムの基本は円運動。
・すべてに陰と陽がある。一本調子の演奏では韓国のリズムにならない。
・リズムも強弱も4小節あるいは4拍をサイクルとして循環する。


高木東六さんは韓国の民謡などを研究してこのオペラに使っているわけですから、当然わざわざオーケストラに採用した民族楽器チャンゴは韓国っぽく演奏したいです。今回私たちが参考にさせてもらっている過去の公演の音源は、少なくともチャンゴに関しては全然韓国っぽくありません。


春香のチャンゴの譜面を眺めてみると、リズムの考え方をどう応用していけば良いのか、私にも少しは見えてくるものがあります。問題は、それを音にする技術。もう本番まであまり日がありませんが、自分に納得のいく演奏ができますかどうか。


入場券はまだいくらか残っているようです。稽古でお聴きするソリストたちの歌唱、大変素晴しいです。滅多に演奏されない叙情にあふれたオペラを、この機会に体験してみてはいかがでしょう?チャンゴの音も聴いてみてくだされば、嬉しいです。(私はオケピットなので客席からは見えませんが、舞踊の人たちがステージでチャンゴを叩く華やかな場面が少しだけありますよ)

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オペラ「春香」公演
 6月3日(日)15時開演 長野県伊那文化会館
  指揮 河津政實
  演出 坂井宏光
  独唱 永吉伴子、布施雅也、須山智文、藤森秀則、唐沢澄恵、奥村桂子
  合唱、舞踊、オケ、いずれも地元の人たちです
 全席指定 S席4000円、A席3000円

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チャンゴ (1)音楽ばなし

20120524



伊那でオペラ「春香(しゅんこう)」の公演が近づいています。韓国に伝わる悲恋物語を題材に高木東六さんが戦後まもなく作曲したオペラです。伊那フィルがオーケストラを担当しますが、オペラ初体験の私たち、正直申して苦戦中です…すべてが歌とともにあるオペラのオケには、普段のコンサートとはまた違った「勘」が求められ、なかなか難しい。


「春香」にはさまざまな打楽器が使われていますが、大きな特徴は韓国に伝わる太鼓「チャンゴ」が大活躍することです。韓国に行かれた方は、民俗村などでご覧になったことがあるでしょうか。


今回使う楽器は私の個人所有物で、15年前に初めて韓国旅行した際、ソウルの楽器店で悪戦苦闘しながら買い求めたものです。


80年代後半、「サムルノリ」という4人組の韓国打楽器グループの演奏を直に見る機会がありました。チャンゴを始め、ケンガリ、プク、チンという銅鑼や太鼓を使った合奏で、その複雑なリズム、激しくダイナミックな響き、そしてステージ中を所狭しと跳び回る(形容ではなく、本当に跳び回っていました)パフォーマンスに驚嘆し、たちまちファンになりました。


この日の演奏は評判を呼び「サムルノリvsサントリーホール」と題してレーザーディスクに収録され、ソニーから発売されました。彼らはこの頃しばしば来日しており、何度かライブを見に行き、ミーハーにも飛び入りで一緒に踊って握手してもらったこともあるのですよ。写真はサムルノリのリーダー、金徳洙(キム ドクス)氏です。彼のチャンゴは、まさに鬼神の技であり、魂の響きを感じます。


こうしてサムルノリファンになった私が、10年後に商工会議所青年部の旅行でソウルを訪れたとき、チャンゴを入手しようと躍起になったのも無理はないことでしょう。半日の自由行動時間があったので、ホテルのコンシェルジェに楽器店のありかを聞いて一人で街に出かけました。


あるはずの場所に店はなく、1時間近く探し回ってようやく見つけた小さな太鼓店。チャンゴはたくさん並んでいますが、ミヤゲモノみたいなチャチなやつではなく、プロ用の本格的なものを買いたいし、叩き方もせめて撥の持ち方くらいは教わりたい。お店のオバサンは日本語はもちろん英語も全く駄目で、弱ってしまいました。


オバサンが思いついて日本語のできる知人に電話をかけ、その人に受話器越しに通訳をしてもらい、ようやくプロ用だという品を選んでもらうことができました。幸いそう高価なものではなく、チャンゴに加えてプクというもう1種のサムルノリ太鼓もあわせて購入し、仲間に呆れられながら巨大な包みを機内に持ち込んで帰国しました。


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カッコウの里日々雑記

20120522



5月になるとこの辺ではカッコウが鳴き始めます。それも、とんでもない時間に。


カッコウが鳴くのは普通は早朝からだと言いますが、家の近所のカッコウは以前からとっても早起きでした。まさに草木も眠る丑三つ時、午前3時頃になると「cockoo,cockoo,」とでかい声で鳴き始め、周囲の人はみんな何事かと目を覚ますのです。それがまた何十分も鳴き続けていまして。たぶん何羽もいたわけではなく、一羽の仕業と思うのですがね。


ここ2年くらい彼は(彼女かも?)姿をひそめていたのですが、一昨日の夜12時半頃に突然鳴き始め、これには驚きました。延々と鳴いているので、どこで鳴いているのか子供を連れて声を頼りに探しに行ったくらいです。例の公園の、この木とまでは突き止めました。もちろん真夜中ですから鳥の姿まではわかりませんが。


昨夜はさらに早く、夜11時に鳴き始めましたよ。こうなるともう「早起き」という範疇を超えてしまいますね。日が出るまで夜通し鳴き続けているわけではないのは幸いです。


何年か前、日銀松本支店の支店長が駒ヶ根で講演しました。地域の特色を生かしたまちづくりに話が及び、「都会人はカッコウのいる環境にとても憧れを感じている。カッコウの鳴く街を何か題材にしたらどうか」ということを言われました。


これは、目からうろこでした。カッコウは私たちにとってはあまりにも日常的で、その存在に大して特別なものは感じていないのです。しかし確かに爽やかな高原のイメージにはぴったりだし、なるほどその声にものどかな癒しを感じさせるものがあるといえるでしょう。深夜に街に響き渡る大声で鳴くのでなければ。(繰り返しますが、一羽だけ夜型のカッコウがいるという話です)


観光やIターン促進のネタにカッコウを使っているところがどこかあるでしょうか…?イメージ作りにカッコウが一役買ってくれるのであれば、面白いことだと思います。カッコウのゆるキャラとか、作るのもいいかもしれません。


クラシックの世界で、カッコウは三度音程(ミ・ド)で鳴くのか四度音程(ファ・ド)で鳴くのか、という話題があります。カッコウの鳴き声を模したフレーズは昔からいろいろな曲に出てきます。ベートーベンは「田園交響曲」の中で三度でカッコウを鳴かせ、誰もがご存知の「カッコーワルツ」でもカッコウは三度で鳴いています。カッコウは長い間ずっと「三度で鳴くもの」ということになっていました。


ところが作曲家マーラーは交響曲第1番「巨人」(去年伊那フィルで演奏しました)でカッコウを四度で鳴かせ、音楽史上のちょっとした事件と言われています。どこが事件なのかここでは書ききれませんが、近所の早起きカッコウは、私の耳には間違いなく四度で鳴いていると聞こえます。ベートーベンにお聞かせしたいです。


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