捕り物日々雑記
20120607
本当に目の前でした。白昼、逮捕劇の一部始終を社員たちと共に目撃しました。
午後3時半頃のこと。当社の前の通りを、パトカーがサイレンを鳴らしながら猛スピードで西へ上って行きます。30秒後、続けてもう1台。これはただ事じゃないぞ?
2分ほどして、今度は当社のすぐ西側の細い道を北から覆面パトカーがやってきて、やはり猛スピードで今度は東へ下っていきます。さっきのは西へ、今度は東へ。どうなってるんだろう。
さらに約3分後、東から複数のサイレンの音がします。こうなっては皆仕事どころではありません。赤色灯が、ひいふうみい、4台こちらへやってきました。先頭のパトカーが前を走っているワゴン車に「止まれ!何してるんだ、早く止まれ!」と拡声器で怒鳴っています。ワゴン車には若い男が二人。一瞬、何で道を空けないのかな、と思っていると…
車列が当社の前を通過するやいなや、先頭のパトカーがあっという間にワゴン車を追い抜いて前方を塞ぎ、そのまま停止。続く3台のパトカーがすかさずワゴン車の周囲を固め、御用となりました。ワゴン車は邪魔な第三者ではなく、ターゲットそのものだったのですね。お見事なチームプレーでした。
車から降ろされ、それぞれパトカーに乗せられる二人の若い男。その間にも次々とパトカーが集まり、どうでしょう8台くらいやってきたかな。近所のお店やオフィスから野次馬がどんどんやってきて、新聞記者も駆けつけました。
前にも書いたように、当社の前は交通事故多発場所でパトカーが来ることも珍しくない交差点ではありますが、こんな近くで捕り物を見せられるとはね。たまげました。何しろほんの数ヶ月前、この場所から僅か300mほどのところで同じような追跡逮捕劇があったばかりなのですよ。
ここしばらく駒ヶ根署管内では物騒なことに、他所で事件を起こした犯罪者が当地で逮捕される事例が相次いでいます。今日のワゴン車も他県のナンバーでした。今回私たちはのほほんと野次馬を気取っていましたが、車から降りた容疑者がナイフ片手に会社に飛び込んできて、社員を人質に!なんてことも、ありえなくはないですよね。事務所にバットくらいは置いといたほうがいいのかな。
さて、彼らはいったい何をやらかしたのか。明日の新聞には、何と載るでしょうか。
*******************************
追記。新聞によると彼らは、この日の午後市内の工場に侵入し、配線ケーブルを切断して盗もうとしたが、工場関係者に発見されて逃げた、とのことでした。