「おいしいことなど徒然と」

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2019年ヒット商品番付(2)日々雑記

20191211

続きです。前頭以下は食品ネタ中心に。


前頭 バスチー
ローソンで発売され大ヒットしたバスク風チーズケーキ。私も評判を聞き食べてみましたが、かなりおいしいと思いました。スペイン北部のバスク地方は美食の宝庫だといわれますが、本当にバスクにこのような「チーズケーキ」があるのでしょうか。相当アレンジされてるのでは。追随した他社はちょっとカッコ悪い。

前頭 ハンディファン
携帯用手持ち扇風機。私の子供の頃から、似たようなものがありましたよ。スポーツ観戦なんかにいいですかね。ボウリングPリーグで、櫻井眞利子選手がよく使っています。Pリーグは録画して欠かさず観ていて、そのうち本欄でも書くつもりです。

前頭 お皿いらず冷食
家庭用冷食は日頃あまり見ることがなく、この品も知りませんでした。マルハニチロの“Wildish”(ワイルディッシュ)という商品で、樹脂のお皿がついているものを想像しましたが、レンジで加温してからポテチの袋を開けるように袋を切って、そのままお皿代りにするのだそうな。われわれはどこまでズクなしになるのかな。

前頭 カニカマ
こんなものがヒットしていたとは!?「高たんぱく低カロリーとして体を鍛えている人やシニアが注目」ですって。ウチでもサラダの増量によく登場します。

前頭 脱プラスチック
グローバルに見れば方向は正しいことでしょう。でも対策がレジ袋の廃止や、ストローを紙製にすることで本当にいいのでしょうか。大いに疑問を感じています。

前頭 原価酒場
お酒を仕入原価で販売する居酒屋が広がっているのだとか。「酒類で利益を稼ぐのが居酒屋の常識だが、逆転の発想で新しいファンをつかむ」そうです。初めて聞いたので認識が誤っているかもしれませんが、持続可能なシステムなのでしょうか。酒が利益ゼロならその分を別のところで取り返さなければなりません。そんなに安く売ったら、いいお酒が可哀想です。

前頭 トーストスチーマー
素焼きの陶器を水に浸してパンと一緒にトーストすると、水分が蒸気になって外サク内ふわの美味なトーストになるそうです。理解できます。実は我が家で今年はトースト再発見の年になりました。詳しくは後ほど。

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2019年ヒット商品番付(1)日々雑記

20191209



年末恒例、日経MJ紙の「ヒット商品番付」が発表されました。今年も感想などを。日付が入っているのは、その時の記事で扱ったものです。


横綱(東) ラグビーW杯
文句なしの横綱でしょう。日本チームの大活躍はもちろんのこと、世界一流のプレイがにわかファンを大量生産したことも素晴らしい。各国から集まった観客たちへのオモテナシも評判だった様子です。(19.9.28)

横綱(西) キャッシュレス
この私でさえ3種類のプリペイドカードを使うようになったのですから、自分でも驚いてしまいます。来年6月でポイント割引がなくなった時のことを考えると恐ろしい。(19.6.3)

大関(東) 令和
前天皇の崩御なくして、よろこびの中で迎えた新元号。あっという間に違和感なく迎えられています。出典である万葉集のことはもう、誰も言わなくなりました。(19.4.1、5.3)

大関(西) タピオカ
何でこんなに売れたのでしょうか。伊那にも遅ればせながら店が出来、夕方には高校生たちが行列を作っています。実は澱粉の固まりですからね。食べ過ぎにはご用心。(19.6.9)

関脇(東) 天気の子
東京出張の時にレイトショーで観ました。新海監督独特の映像の美しさは前作「君の名は。」から一層の進化を遂げているように思います。一方でストーリーはちと込み入っており、観おわったときの充実感は前作ほどではなかったかな。

関脇(西) ドラクエウォーク
何でしょうこれ。ポケモンGoみたいなもの?

小結(東) ウーバーイーツ
都会では当たり前に見かけるようになりました。利用者には便利だと思いますが、請負契約が働く人に大変不利な条件だと問題になっていますね。配送ミスのトラブルなども。まだ細部では詰めるべき課題がたくさんあるのだと思います。

小結(西) こだわり酒場のレモンサワー
新聞を読んであわてて買いに行きました。こんなものがヒットしていたとは知らなんだ。確かにおいしい。酒場の味にとても近いですね。逆に、これまでの缶チューハイは、何をしていたのか。


前頭以降は次回に。

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町中華の味方です食べもの

20191207



前回書いた「中華徳大」は店構え、立地、客層、まぎれもなく「町中華」といわれる範疇のお店です。町中華という言葉、いつ頃から言われるようになったのでしょう。


手元のdancyu、2015年5月号の中華特集には「大衆中華の味方です」と題して5軒のお店が紹介されています。また同年10月には鈴木隆祐氏の「愛しの街場中華」(光文社知恵の森文庫)が出版されており、この頃は「町中華」が一般的でなかったことがわかります。


前者の中で、フリーライターの北尾トロ氏が執筆した記事にこんな記述があります。

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僕は一年ほど前、昭和の佇まいを残す大衆的な中華店が減っていることに気がついた。食材の高騰や後継者不足など理由はいろいろ考えられる。このままではひっそりと消えてしまうのでは。それでいいのか。ということで、友人たちと“町中華探検隊”を結成。都内各地の中華店巡りをしている。
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この方がどうも発案者ですな。氏の登場する「ぶらぶら町中華」というTV番組をちょっと前まで土曜の午前中、不定期に放送していました。ローカル局が穴埋めに使っていたんだと思います。今年からですがBS-TBSで「町中華で飲ろうぜ」というのもオンエアされていて、町中華ブームにやはりTVの影響は大きいですね。


「町中華で飲む」のは、自分で行うのはとても楽しいものですが、TVで見てもそんなに面白いものでないと思います。だって頼むメニューも店構えも見るだけではそう違わないし、番組としてバラエティがないでしょう。居酒屋番組との違いです。


さて町中華が絶滅の危機、とまでいわなくても、減少していることは確かです。私たちの地元でもこの数年で何軒かのお店が(お得意様が)閉店されました。北尾氏が言っているようにさまざまな理由があるわけですが(食材高騰より、設備の更新がきっかけになることが多いのでは)長年地域に愛されたお店が無くなること、まったく寂しいものです。


でも、まだまだ元気一杯で頑張っているお店も多いのですよ!町中華ならではの魅力は、個性あるメニュー、お店とお客さんとの醸し出す独特の雰囲気など、他に真似のできないものがたくさんあります。全力で応援していきたいと思います。

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らんらんトッピング食べもの

20191204



出張メシで何を食うか、私にとっては重大な問題です。東京で午後から始まる会議の時は、会議の場所や交通機関などを考えながら何を食べるかあらかじめ見当をつけて行きます。地元に住んでいる皆さまと違って、東京で食事することは年に何回かの特別なチャンスですからね。高い安い関係なく。


会議前の昼ごはん、やたら時間をかけられませんし、あまり満腹になっても困ります。当然ひとり飯、でも井之頭五郎さんのように次から次へと平らげて食事を終えて店を出たらもう暗かった、なんてことはできません、当たり前(あの番組、何時に入店している設定なんだろう)。


というわけで、この間はチャーハンを食べに荻窪駅近くの町中華「中華徳大」という店に行きました。ここのチャーハンはTVなどでもたびたび紹介されていて評判のようです。もっともTVで取り上げられる店がいい店だとは、全然限りませんけどね。


12時ちょっと前に店に着きましたら、カウンターのみ12、3席の小さな店でちょうど満員です。食券を買って待つことしばし、席が空いたので「ほうれん草チャーハン」を注文、「らんらんトッピング」も。


らんらんトッピングとはこの店の名物で、追加で200円払うとチャーハンの上にふわとろの炒り卵を乗っけてくれるのです。何だか旨そうでしょう。


カウンターなので調理の様子は丸見えです。年配のご主人一人が鍋を振り、女性二人が簡単な下ごしらえやサポート、客席、会計、洗い物を担当し、中年の男性がその他の調理や盛り付けをしている。そのチームワークがなかなか絶妙で、料理を待っている間、目に楽しいです。


出てきたものは写真の通り。卵に隠れていますが甘辛く炒めた肉もたっぷり乗って、ボリューミーです。街中華で食べるチャーハンは基本どこでも旨いと思いますが、ここはご飯一粒一粒に味と油、ほうれん草がよくからまって、おいしくいただきました。らんらんがさらにトロトロだとなお良かったね。


この店は壁一面に豊富なメニューが貼られていて、同席したお客さんも結構チャーハン以外のものを頼んでいましたよ。夜に来ていろんな中華ツマミで一杯やりたいものです。

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ブルッフの協奏曲音楽ばなし

20191129

今年も伊那フィルの定期公演が近づきましたので、PRを兼ねて。。


今回、ブルッフという作曲家のヴァイオリン協奏曲を演奏します。音楽好き、ヴァイオリン好きな方以外にはそう馴染みのない曲かもしれません。


白状しますと私も、今回取り上げると決まるまでは丁寧に聴いたことがありませんでした。(前にも同じようなことを書きましたね。私、好みがカタヨッテますんで、有名なのによく知らない曲も結構あるのですよ)


それがね…最初に聴いたときはあまりパッとしないなあ、なんて思っていたのですが、練習を重ねていくにつれて曲の魅力にはまってきました。冒頭からいきなりのカデンツァで抜群のつかみ。(本当はその前に、私にとってもっと「いきなり」があるのですが)しなやかな旋律が続きます。


とりわけ素晴らしいのは第2楽章です。ゆったりと流れる優しい曲調には、敬虔で崇高な祈りを感じます。そして華やかな第3楽章の推進力。以前に演奏したチャイコフスキーやブラームスの協奏曲に比べるとややコンパクトですが、じゅうぶんに中身の詰まった聴きごたえのある曲だと思います。


この曲のソロはヴァイオリンのレッスンで上達した生徒さんが手掛けるレパートリーらしく、私たちの練習にも何人かの地元の方が代弾きソリストとして手を挙げてお手伝いいただきました。アマオケにとって協奏曲で難しいのはソリストの緩急についてゆくことで、オケだけで練習していてもその辺のところがわからないのです。


練習の棒を振っている私には複数名のソリストの呼吸をつかみながらオケをリードする稽古はとても貴重でしたし、もちろんオケにとっても同様です。そして練習の中でこの曲がどんどん好きになりました。


本番のソリストは長尾春花さん。若くしてハンガリー国立オペラのコンマスを務める名手です。オケは足を引っ張らないように頑張りますが、ぜひ素晴らしいソロをお聴きにいらして下さい。私は全曲ティンパニストで出演します。


☆☆伊那フィルハーモニー交響楽団第32回定期演奏会☆☆

  12月8日 14時開演 長野県伊那文化会館

   イベール:モーツアルトへのオマージュ
   ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調
   ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」

長尾春花さんは出身地の「掛川お茶大使」だそうで、当日はロビーでお茶の振る舞いもあるようです。お早目にお越しください。(彼女がお茶を淹れてくれるわけではありません)

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霜ばしら食べもの

20191127

先月仙台に行ったとき、珍しいお菓子にめぐりあいました。ちょっとタイミングをはずしてしまいましたが、ご紹介を。


地方都市を訪れる時のお土産の指南書として、畑主税氏の「ニッポン全国和菓子の食べある記」(誠文堂新光社)を愛用しています。著者は高島屋の和菓子バイヤー。結構厚い本で、全国の和菓子500品が写真入りで掲載されています。ちなみにこの人の「和菓子魂!」というブログは圧巻です。


仙台で誰でも知っているお菓子と言えば「萩の月」や「白松がモナカ(ヨーカン)」でしょうが、本書には私の知らない3つの仙台銘菓が掲載されていて、その筆頭にあるのが「霜ばしら」です。製造元の「九重本舗玉澤」が駅ビルに出店しています。


青い缶を開けると、細かく白い粒々がびっしり詰まっていて、これは緩衝材もしくは水分吸収剤として使われている落雁粉です(そのまま食べても味は無いです)。その中を箸で探ってみると…


出てきた出てきた、中空でちょっぴり膨らんだ形をした、切手大の薄い飴。雲母のように薄くて、軽くて、もろい。指先でつまむのにも、よほど気を付けて扱わないと欠けてしまいます。よく見ると何十本もの糸状の飴を重ねて作られていて、実に繊細な仕事で仕上げられていることがわかります。飴を何度も何度も引き伸ばして細い糸にして、重ねて形を作っているのでしょう。


口に入れてみます。綿菓子を思わせる澄んだ甘さ、そして口の中でハラリと溶けて、跡形もなく消えてしまう。これほどはかなく上品な飴菓子があるだろうか?これはムシャムシャペロペロと食べるものではない、よほど注意深く、心静かに味わってこそ価値がわかるというものでしょうね。


何枚くらい入っているのかな。缶を傾けて落雁粉を別の器に移してみると、意外や意外、缶の下部に隙間なく整然と飴が詰められておりました。40枚くらい入っているようです。


冬季のみの販売、大量生産できるものではなく、通販もしていますが今頼んでも年内には届かないようです。シーズン初めに店で直接買い求めることができてラッキーでした。少しずつ食べていますので、まだまだ楽しめそうです。仙台ご訪問の折には、ぜひ。

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七久保鼓笛隊音楽ばなし

20191120





以前はあちこちの小学校に「鼓笛隊」があって、運動会の時など可愛らしい行進を見せたものです。私の通った小学校にも、私が入学した頃まであったんじゃないかな。今はトランペット鼓隊や金管バンドにとって代わられ、鼓笛隊という言葉を聞く機会も少なくなりました。


隣町の小学校で、ずっと休眠していた鼓笛隊が復活したという話を聞いたのは何年も前の事です。鼓笛隊といっても笛はなく、太鼓やシンバルなどの鼓隊、今どきのカッコいい言葉で言うと「ドラムライン」ですね。保護者に昔の同級生がいて、春日君にドラムマーチを作曲してほしいと頼まれました。


いちおう何十年も打楽器をやってますから、簡単なドラムマーチの1曲や2曲はすぐ作れます。実際に子供たちの様子を見たわけではないので、彼らのレベルがどのくらいなのかわかりませんでしたが、低学年の子もいるなら16分音符は難しかろう、8分音符までだけを使って(つまり、細かい音符は抜き)1曲作ってプレゼントしました。


それから何年経ったか、復活10周年を記念してコンサートイベントをするということで、ご招待をいただきました。子供たちだけではそう何曲も演奏できる曲がないため、中学の吹奏楽部、大人のビッグバンド、和太鼓グループなどに賛助出演を依頼し、それぞれのステージと合同演奏をするとのこと。


行ってみたら思いがけず来賓として遇され、一番いい席に座らせてもらい(もっときちんとした格好で行けば良かった)何と作曲者として挨拶する場面までありました。私の作った「ドラムマーチ七久保」は冒頭の入場曲として演奏されましたが、聴いてみて「へえ、意外といい曲じゃん」というのが正直なところです。


今は楽器の種類も増え、きちんとした指導者に定期的にレッスンを受けているそうで、もちろん16分音符だって普通に叩いています。その中で私の曲は(何と言っても簡単ですから)基本のレパートリーとして使われていて、子どもたちもしっかり身につけて自信を持って演奏しているようでした。


楽しいコンサートでした。自分の書いた曲がこうして長く使われているのは不思議な気持ちですが、とても嬉しいことです。

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アートの如き死闘日々雑記

20191118





ボクシング世界一を決めたバンタム級決勝の井上vsドネア戦。多くの読者もTV観戦されたと思います。試合が終わってだいぶ経つのに今なお、あの時の興奮が消えません。日経のスポーツ欄でも、試合から一週間以上おいて武智幸徳氏のコラムを載せました。珍しいことです。


武智氏はふだんはサッカーが専門の人ですが、「あの死闘はアートの域」と題してボクシングの記事を書きました。氏の文脈をなぞってみます。


…多くの人が期待していたのは26歳の若武者井上が、37歳の老雄ドネアに圧勝して引導を渡すことだった。しかしドネアが仁王立ちで行く手を阻んだことで、心技体に知まで備えた両者が「攻防」というまったく別の物語を紡ぐことになった。極めてレベルの高い死闘は、勝ち負けをも時に忘れさせ、試合後の潔い態度も含めて誰が見ても心からの拍手を送ってもらえるような、アートの域に達していた。…


私も試合が始まるまでは、大方の予想通り、井上が短いラウンドでKO勝ちするものと思っていました。しかし第2ラウンドで目の上を負傷出血し、試合は予期せぬ方向へ進みました。井上は持ち前の強打をなかなか出すことができず、一方でドネアのしぶとい打たれ強さとフックの破壊力は驚嘆すべきものでした。


試合後に井上は「相手がずっと二人見えていた」と語っています。これまでの戦績で顔を怪我したことがないという井上ですが、血が目に入り視界を妨げ、また鼻血のため呼吸が乱れ苦戦を強いられていたと聞き、ボクシング漫画の通りだなあ、と思いました。


11ラウンド、井上の強烈なボディーがついにこの試合で唯一となるダウンを奪いましたが、いささかレフェリーのカウントが遅かったとはいえ、死力を振り絞って立ち上がったドネアにも驚きました。試合が終わったとき判定は井上の勝ちだろうとは思ったものの、しかしここまで迫力のあるものすごい試合を見られたことに興奮し、感激しました。


まさにアートの世界。堀口元気と関拳児の死闘(わかりますか?)を現実の世界で見た思いです。試合後、抱き合って讃えあう両者の姿は、決して儀礼的なものではなく、互いに心からの尊敬を込めたものだと誰もが感じたでしょう。井上はこれからさらに強くなってゆく、その背景には、この日の素晴らしい試合がきっと支えになっているに違いありません。

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トリッパ食べもの

20191111





牛の~いぶくろは、よっつ~あ~る~。子供が小さい頃、幼児番組で放送されていた歌。団しん也が歌っていました。冒頭のフレーズはノリ良く印象的で今でも口ずさんでしまいますが、その続きは全然覚えていません。


そう、ご存知のように牛の胃袋は4つあります。食肉界での分類では上からミノ、ハチノス、センマイ、ギアラ。実際に人間の胃と同じ働きをするのは第4胃のギアラで、他の3つは消化活動をするわけでなく貯蔵庫だったり反芻のポンプ役だったり、異なる役割があるそうです。


形状や食感、味もにそれぞれの特徴があり、焼いて食べるのはミノ(焼肉屋さんでお馴染み)、ハチノスやセンマイは下茹でしてから煮込みやセンマイ刺などに。ギアラは脂が乗っていて、やっぱりホルモン焼に。


海外でのホルモン食で日本でもポピュラーなのは、イタリア料理で言うトリッパ、ハチノスの部分を白ワインやトマト風味の煮込みにして食べますね。最近はこのへんのイタリア料理屋さんでもときどきお目にかかるようになりました。


好物なのでメニューに見かけると、ほぼ必ず注文します。見た目はいささかグロテスクですが、ムチムチした噛みごたえがたまりません。


もともとの素材には内臓の臭みがそれなりにあると思いますが、しっかり下処理されればどなたにも何の苦痛もなくおいしく食べられると思います。家庭でこんなことをするのは大変でしょうが、高級食材を手掛ける「いちまる」さんから、あらかじめ処理して茹でてある冷凍のトリッパが出ています。


ずっと前に購入したのを忘れていて、週末に引っ張り出し妻がトマト煮込みを作りました。こんなに大量のトリッパが入ったお皿は、なかなかお店では出てこないでしょう!味付けも結構でしたよ。次回はまた違うスタイルで食べてみたいなと思います。衣をつけてバター味のカツにしてみるとか、どうでしょうか。

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ハチの巣蜜食べもの

20191107



弟が知人から頂戴したというミツバチの巣をおすそ分けしてもらいました。六角形の穴の中に詰まっているのは、蜂の子ではなくて、ハチミツです。


昔、高級食料品店の店頭で見つけ「どうやって食べるんだろう」と思いました。「コムハニー」というそうです。巣のサクサクしたところも一緒にすくって食べます。いただいたやつは独特の汗のような匂いがしましたが、甘い蜜の味は濃厚で口に入れれば気になりません。


巣も蜜も、いずれも成分はハチの分泌物ですから、巣だって食べられるわけですよね。ご近所で採取されたこのような珍品(と言っていいでしょう)をいただけることはまことに幸せ、まさに「物くるる友」のありがたさというものです。


高級なホテルの朝食バイキングで、巨大なミツバチの巣がスタンドに据え付けられ、そこから滴り落ちた蜜をすくい取ってパンにつけて食べられるようになっているのを時折見かけます。まことに物々しい代物で、初めて見たときには少なからずぎょっとしました。あの時は巣まで削って食べるようにはなっていなかったかな。


この写真を撮るとき、あまり考えずに近くにあったお皿に乗せましたが、同じディズニーだったらもっと別のキャラクターの方が良かったですね。中国では見ることができないという、アレですよ、あれ。

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