「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

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小鳥も暑い?日々雑記

20170806







毎日暑くて、ブログを更新するのも億劫になってしまいます。このページを覗いて下さっている方々、申し訳ございません。…


先日朝、家を出ようとすると、いつになくたくさんの小鳥が周囲を飛び回っています。気が付くと足元に一羽の小鳥。近づいても動きません。怪我でもしているのかな?隣家との間の電線にも十数羽の小鳥が止まっています。ふだんこんなところに鳥が止まっているのを見たことがないのです。


お昼に帰ってくると、外階段に一羽の小鳥がお出迎え。やっぱり動こうとしません。ちょっと触ってみても動かない。怪我をしている様子でもありません。


そのままにして一時間ぐらい過ぎ、再び玄関を出ると今度は二羽が仲良く肩を寄せ合っているではないですか。小鳥たちも暑さで頭をやられ、動く気力がなくなってしまったか?


ところでこの鳥は何でしょう。
この記事を書きながら検索して、気が付きました。


これは、ついこの間まで我が家の隣にいた、ツバメの仔です。親鳥から餌をもらっているところを何度も見ました。彼らがようやく巣立って、でも飛ぶ練習に疲れて休んでいたのですね。普通なら人の姿を見ればすぐ飛んで逃げるところ、まだ満足に飛べず、逃げるに逃げられなかったのでしょう。脅かしてしまいました。ごめんごめん。


早く自由に飛べるようになれよ~。

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地元産原料で地ビール 飲みもの、お酒

20170731

駒ヶ根には地ビールの「南信州ビール」があり、ブルワリーの直営レストランでは生、酒販店では瓶入りのものをそれぞれ数種類楽しむことができます。ビールは大麦、ホップ、水で作られますが、主原料の大麦を地元産にした新製品の発表試飲会が31日、開かれました。


この種の発表会、メディア受けも良く、地元紙にはちょくちょく、美味しそうなプレゼンの記事を見ます。読むたびに「俺も呼んでほしいなあ~」と思うのですが、卸売業者というのはこういう場にはお招きいただくことがありませんね。


今回珍しくもお声がかかったのは、食品流通枠でもなくソムリエ枠でもなく(そんなものはない)商工会議所役員としてでありました。


さて当地では休耕田で大麦を栽培することは普通に行われており、当社の周辺でも珍しくありません。麦飯や麦茶が主な用途だそうです。ビールを作るにはそれ用の特別な品種が必要で、寒冷地仕様の「小春二条」というものを一昨年の秋から試験的に栽培し始めたそうです。


H28年6月に400㌔の初収穫があり、うち300㌔を使って初めて地元原料ビールを製造し、900Lほどができたそうです。その名も「南信州ビール・宝剣岳エール」。地元中央アルプスの名峰から名付けられました。


既存品の「ゴールデンエール」と同じレシピで作られており、比較のために双方が提供されました。ゴールデンはその名の通り薄い金色で、私たちが日頃飲むビールに似たタイプ。「宝剣岳エール」はそれよりほんの僅か褐色がかっており、味わいも微妙に麦茶のような香ばしさを感じます。


あくまで比べればの話ですが、ゴールデンの方がドライな感じです。どちらも「コク」というほどのものは強調されておらず、共通してすっきりタイプです。私は、好みで言えば、宝剣岳かな。


地元産品はコストにおいては、現在使用しているものより相当高くつくようです。あくまでビールとして楽しめるような価格でなくてはなりませんから、価格設定には少々無理をしているのかな?1日から発売とのことですが、生産量のこともありますし、興味のある方はお早めに。一般に通年売られるようになるには、もう少し時間がかかるのでしょう。


世間ではクラフトビール(「地ビール」という言い方は最近あまりしませんね)が大はやり。クラフトものだからというだけで、存在感を示せる時代ではありません。そんな中で地元原料(ホップも地元産構想があるとか)による正真正銘の地ビールを育てていくことは、価値ある試みだと思います。


(追記)翌日の新聞3紙でこの日の記事が載りましたが、どの新聞もTVニュースでも、私の写真。あちこちで冷やかされました。私、そんなに美味しそうに飲んでましたか?

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太陽がくれた季節日々雑記

20170728





君は 何をいま 見つめているの…。。

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(産経新聞)フォークグループ「青い三角定規」の「太陽がくれた季節」や矢沢永吉さんの「時間よ止まれ」の作詞で知られる作詞家の山川啓介(やまかわ・けいすけ、本名・井出隆夫=いで・たかお)さんが24日、死去した。72歳だった。
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この作詞家のお名前をしっかり認識したことがありませんでしたが、山川氏は佐久市ご出身(上田高校卒)だそうで、長野県人だったのですね。「聖母たちのララバイ」「ふれあい」「北風小僧の寒太郎」など、数々の代表作を生んだ人だそうです。


何といっても学園ドラマの傑作「飛び出せ!青春」の主題歌、「太陽がくれた季節」の印象は強烈でした。


私が小学生の頃の我が家は、日曜夜8時はNHK大河ドラマと決まっており、他のチャンネルを観るなど考えられませんでした。地元で新しい民放局のUHF放送が始まったのち(2年くらいたってからかな…この手のものにはあまり飛びつかない家でした)ようやくUHF対応のカラーテレビが我が家の居間にもやってきて、旧来の白黒テレビは奥の座敷に移動し、裏番組も観られるようになったのです。


そこで観たドラマがこの「飛び出せ!青春」でした。村野武範扮する熱血教師が、私立太陽学園なる落ちこぼれ高校に赴任する。彼はサッカー部の顧問となり、反抗していた生徒たちもいつしかやる気を見出していく。というお決まりの青春ものですが、それまでこのようなドラマを見たことのなかった私には新鮮で、毎週毎週楽しみだった。


その主題歌のカッコ良かったこと!短調の曲にもかかわらず、明るくて爽やかで、いっぺんに好きになりました。挿入曲「青春の旅」もとっても良かったな。


もう一度ドラマを観てみたいです。CATVで有料チャンネル契約でもすれば、どこかで放送しているのかもしれませんね。

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土用の丑に思ううな丼の未来

20170726



昨日は土用の丑ということで、チェーン飲食店にもスーパーにも、ウナギがたくさんです。当社でも冷凍ウナギを扱っており、この時季はご注文も多いです。私も家族用に買って帰りました(写真)。


私は以前からウナギの資源問題に関心があり、いくらか情報収集もしています。今年も「うな丼の未来」シンポジウムが東京大学であったのですが、地元イベントと重なって、残念ながら行けませんでした。(2013年、第一回のシンポには朝から夕方まで参加して非常に勉強になりました。当ブログの「うな丼の未来」カテゴリをご覧ください)


あれから4年がたち、ウナギを取り巻く環境は良くなったとは思えませんが、ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されるなど、一般の方々がウナギ資源問題を目にする機会は間違いなく増えてはいます。SNSなどでこの問題を真剣に考える人の割合も、今年は特に多かったように思います。


スーパーの店頭を見ても、日常的に大きな売場面積をとって販売されることはなくなりました。価格が高くなりましたから「おかず」としてはなかなか手が出なくなった。大量に並べても売れない、ということでしょう。


ウナギが減っている最大の原因は、乱獲のせい、そしてそれらを一番食べているのは日本人です。中国や台湾で獲れたウナギや稚魚も、日本に運ばれてきます。稚魚(シラスウナギ)の価格は高騰し、密輸密漁が後を絶たず、ヤミで販売されてヤクザの資金源になっている。


現在のウナギの養殖は「天然シラスを買ってきて、池に放って大きく育てる」ことであり、卵から始める完全養殖を商業的に採算の合う形で回すことは、まだまだ遠い先の話です。水産資源は、種の総量を減らすことなく「利息」にあたる量を収穫することで持続します。現在の消費ペースでは、ウナギの持続的利用は成り立ちません。シラスが獲れなくなれば、養殖もできません。


ウナギの資源管理が厳しくなり価格がさらに高くなっていくと、大資本のチェーン店が生き残り、街の蒲焼専門店が淘汰される事態にならないでしょうか。ウナギなぞ売らなくたって困らない大企業が安値で乱売することで、ウナギで生きている専門店が次々に店を畳んでいく…


ウナギの販売を「免許制」にして、一企業が扱えるウナギの量的規制をするとか、何年かのあいだウナギの流通販売に税金をかけ、否が応でも消費量を減らすとか、荒療治が必要なところまできているのかもしれません。

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集合体恐怖症日々雑記

20170719





「甘鯛」を召し上がったことがありますか。京都などで特に珍重される高級魚で、私もそうしょっちゅう食べてはおりません。品の良い白身、どちらかといえば淡泊なおいしさだと思います。


甘鯛を塩焼きにするとき、板前さんはわざとウロコを落とさずに皮目を焼いて、ウロコが逆立つように仕上げます。ウロコに上手に火が通るとサクサクとした食感になり、とてもおいしいといいます。最近は和食のみならずフランス料理などでも、こうした手法は使われます。


私は…この逆立ったウロコが駄目なのです。もう絶対に駄目。


味がどうこうという問題ではなく、あくまでも視覚での話。本当に身の毛がよだつのです。ここにアップした写真を見ただけで、頭の裏側やこめかみがぞわぞわして、いたたまれません。何でもないよ、という人には、この画像のどこがそんなに嫌なのか、訳がわからないと思います。


同じように、山の木にびっしり貼り付いている「さるのこしかけ」という固いキノコがありますよね。これも駄目です。でも普通のキノコだったら、いくら群生していたって平気なんですよ。(特に松茸とかね)


こういう現象を集合体恐怖症(トライポフォビア)というのだそうで、小さな穴や斑点の集合体を嫌悪する人は一定の割合で存在するようです。その原因はわかっていませんが、小さい頃の何かのトラウマ体験とか関係するのでしょうか。


トライポフォビアの対象となるような画像をまとめたサイトもいくつかありますので、興味のある方はご覧ください。意外にも、これらの写真のほとんどは、私は平気です。蜂の巣とか、蓮の実とか、イチゴやメロンの種とか。


リンク先の記事では、危険をもたらすものへの嫌悪がトライポフォビアの原因ではないか、とあります。小さい頃に「世界の爬虫類展」で蛇のウロコをたくさん見たりしたせいですかね(その割には何度も喜んで親に連れて行ってもらっていた)。そういえば、びっしりとひび割れたガラスも駄目だ。まさに危険そのもののネタです。


甘鯛のウロコは口に入れれば何とか食べられないことはなく(残念ながらおいしい、とは思えない)この現象で私は日常生活に大した不都合はきたしておりません。軽い症状?で何よりです。不思議なことですね。

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amazonの物流日々雑記

20170717



梅雨も明けていない(らしい)のに毎日こう暑いのは正直堪えますが、海の日三連休が好天のうちに無事終わったのは、良きかな、良きかな。。


さてamazonです。私もときどき、月一回くらい使っています。豊富な品揃えに加えて、送料無料というのはありがたいのですが、誰かがしわ寄せを食って負担しているわけですね。量に物を言わせて物流会社を叩いて叩いて、極端な安値で請け負わせている実態が私たちにも見えてくるようになりました。


少し前には佐川急便が「もうこんな値段ではできん!」とケツをまくって取引をやめ、その大部分はヤマトに移行したわけですが、宅配の雄ヤマトもいよいよ回らなくなって値上げに踏み切り、その中でも最大級の法人客amazonとの取引からは撤退するとされています。


amazonは正直困ったでしょうが、対外的には強気の姿勢を見せており、いくつものパートナー企業に依頼して商品配送を委託しました。現場では相当な混乱が起きているようで、リンク先の記事にはその一端が紹介されています。


中でも「時間指定・当日配送」が現場にかけている負担たるや、相当なものだとか。私たちの住むエリアはamazon当日配送の対象にはなっていませんが、都会には日用品から食品からあらゆるものをamazonに依存して、カンバン方式の生活を送っている人も相応の割合でいるとは思います。そうでない人にとっては「別にそんなにも急がなくてもいいのに」というケースが、やっぱり多いのでは。


今日注文した通販商品が今日自宅に届く、というのはやっぱり特別扱いのサービスであって、それを前提としてシステムを組むことは無理がある。あえて差別化のためにそれを行うならば、それなりのコストを顧客にも負担してもらう。そうなっていくのではないでしょうかね。


amazonは日本において流通を牛耳っていくつもり満々です。日本で法人税もろくに払っていないといわれる外資に、国内流通を奪われるような将来を想像するのは実に不愉快ですし、もしamazonがそうしたいなら、それなりの負担を逃げて業者に押し付けることはフェアな戦いにならないでしょう。相応のコストを払うか、自分でやるのか。注目して見ていきたいと思います。

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夏山、準備万端しごと

20170713













梅雨明けを待たずに各地で猛暑が続いています。いよいよ夏山シーズンもすぐそこまで来ていますね。


先日は中央アルプス・南アルプスの山小屋に向けて、ヘリコプターによる夏の食料荷揚げが行われました。


関連業者が早朝からヘリポートに集まって「モッコ」の上に荷物を置いていきます。だいたい1回の飛行で500㎏ぐらいが限度らしいです。飛行中荷物が安定するように気を付け、ネットをかぶせます。


ヘリが山から飛んできます。ホバリング(空中で静止状態を保つ)している間はさすがに相当な風が吹きます。私でもちょっと体がよろめくくらい。


モッコをヘリのロープにくくり付け…


あっという間に飛んでいきます。


言うまでもなく、山頂付近が晴天でないとヘリは飛べません。あらかじめ予定された日に、その通りすべての荷物を揚げられないことも多いです。朝のうちは晴れていても、だんだんガスが出てくることもしょっちゅうですからね。


この日は幸いに終始好天に恵まれ、順調に荷揚げが進みました。全部で何往復くらいしたんだろう?


この夏も多くの方々が山を訪れ、(食事もしっかり摂って)事故なく楽しまれることを願います。地元では準備万端でお待ちしています!

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祇園まつり日々雑記

20170711





駒ヶ根では毎年7月、市街地で二つのイベントが開かれます。先週土曜日はその一つ目、「津島神社祇園まつり」の日でした。


駒ヶ根市の中でも中心市街地である「赤穂町部自治会(あかほまちぶじちかい)」による祇園まつりは、商店街による商店街のお祭り、的な色が濃く、商工会議所でもお練りの部を受け持っています。


私は商業担当副会頭という立場でごく短い挨拶をし、全員を代表して先頭に立って神事に参加する(玉串を奉奠し、二礼二拍手一礼)お役目がありました。


昔は~私の子供の頃などは各組合で毎年オリジナル神輿を作って練り歩いていました。子供のお神輿もあり、面白いことやるなあと思って楽しみにしていました。もう一つのイベントが始まってからは、祇園まつりに力を集中することが難しくなったのか、普通のお神輿をかつぐ普通のお祭りになりましたが、そうは言っても若い衆にとってはエネルギーを発散する貴重な機会であったと想像します。


そして、どこでもあることでしょうが、だんだんお祭りの担い手が少なくなってきて、今日に至ります。お祭りの開会行事は、よくこのブログにも登場する我が家すぐ近くの公園とその一角にある神社で行われますが、昔は公園を埋め尽くしていた人たちも、ずいぶん少なくなったなあという感じです。担ぐ人がいなくなって今は出場できないお神輿もあるようです。


それでも街へ出れば、夜店も出るし浴衣を着た見物客もぞろぞろ出てくるし、お酒が入って少々危なっかしいお神輿もあったりしてなかなか賑わしいもので、やっぱりお祭りはいいなあと思います。

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日欧EPAしごと

20170708

フランスやイタリアのワインが安くなる。チーズもチョコレートも。消費者にとっては、朗報ですね。当社にとってもプラス要因が大きいでしょうか?

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(毎日新聞)日本とEUの経済連携協定(EPA)交渉を巡り、安倍晋三首相は6日、ブリュッセルのEU本部でトゥスク欧州理事会常任議長、ユンケル欧州委員長と会談し、大枠合意を確認した。2019年初めの発効を目指す。欧州産のワインやチーズの関税が撤廃・削減されるほか、自動車や電気製品などの輸出の拡大が見込まれる。
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またしても自動車のために農業を犠牲にするのか、という気持ちもありますが、ここはひとつ前向きにとらえたいと思います。


日本がEUから輸入するワインには、1本約94円の関税がかかっています。高価なワインの場合は大した金額ではありませんが、千円を切るレベルのものではこれがあるとないとでは大きな違いです。


日本でのワインの最大の輸入元はずっとフランスでしたが、2015年からチリがそれにとって代わりました。安価で比較的高品質ということもありますが、日本とチリは2007年にEPAを締結しており、関税が対フランスよりずっと安いのです。さらに段階的に引き下げられることになっていて、2019年にはゼロになる見込みです。これは、大きい。


当社の扱うワインの主力価格帯は1000~1500円くらいですから、このゾーンで1本100円近くの引き下げができ、お客様により多くの選択肢を持っていただけることになります。全国的な眼で見れば間違いなくワイン市場の拡大につながるでしょう。


輸入チーズの価格引き下げもありがたい。近年のチーズの価格高騰は目を覆いたくなるようなものでしたから。もっともチーズについては関税が即時撤廃されるわけではなく、31000㌧の輸入枠について16年もかけて段階的にゼロにしていくそうで、業界の政治力はまだまだ大きいことが伺えます。


一方で、EUに向けて日本産の食品を輸出する後押しになる分野もあるようです。乳製品や卵を使った加工品、日本酒、焼酎など、検疫や容器容量規制などで輸出ができなかったり困難だったりしたものを、EUという大市場に広げていける可能性が広がり、これまで防戦一方だった食の分野でも攻めに転ずることができそうです。


TPPからアメリカが抜けたことで、世界に保護主義的な考えが広がっている印象がありましたが、日欧EPAをきっかけに日本が国際通商の流れをうまく掴んでいくことを期待します。

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THIS IS 敗因日々雑記

20170704



ここからは遥か彼方の東京都政が、どんな人たちに担われるか。知ったこっちゃないんですが。小池知事率いる「都民ファースト」の圧勝となった都議会議員選挙、一方で自民党は歴史的な大敗だと。


都知事になって10か月、歴代の都政をけちょんけちょんにけなし、ご自身が何をするかと思えば何一つ前向きな決定を下すことなく、豊洲問題も東京オリンピックも、ただただ周囲を振り回して大迷惑をかけまくっている。こんな小池知事がこれほどの支持を集めるなんて、ひと月前に誰が予想したでしょう。


それは多くの人が指摘している通り、小池氏が勝ったのではなくて自民党が勝手にこけたことに尽きるのだろうなあと思います。


国政で圧倒的な議席を得て、何でもできるはずの安倍政権。しかしやっていることは、あまりにもバカバカしい言動の連続。政策云々(でんでん、じゃないよ)を語ろうにも、そのレベルに到達するはるか前の段階で、人々の政治不信を自ら煽っているのですから、どうしようもありません。


“THIS IS 敗因”と呼ばれている4人の方々。T=豊田(秘書に罵声)、H=萩生田(加計学園疑惑)、I=稲田(選挙演説に自衛隊を持ち出す暴言)、S=下村(加計学園からの違法献金疑惑)の各氏が自民大敗の立役者だと言われます。都政と国政は別だというのは建前、そうは言ってもイメージ悪すぎでしょう。


都議選挙は中選挙区制(ひとつの選挙区から複数の当選者を選出する)で、本来なら極端に結果が振れることの少ない選挙制度であるはず。それがこれほどの一方的な結果になるということは、鉄壁ともいえるいまの自民一強体制は、「受け皿」さえあればいつでもとって代わられる可能性もあるということですね。


安倍政権の強さは今の野党の体たらくのおかげだと露呈したわけで、よほど気を引き締めてかからないと安泰ではないよ、という認識が、今後の丁寧な政権運営につながってくれればいいと思うのですがね。与野党ともに質の低い今の政治にはいい加減辟易しています。心ある政治家たちがまともな方向に向けてくれないと、国政まで小池百合子に牛耳られてしまいますぞ。


それにしても今回当選した小池チルドレンたち、最近取沙汰されるどこぞの「二回生たち」みたいに、勘違いして変な方向にいかないといいですね。余計なお世話だって?いや失礼しました。

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