THIS IS 敗因日々雑記
20170704
ここからは遥か彼方の東京都政が、どんな人たちに担われるか。知ったこっちゃないんですが。小池知事率いる「都民ファースト」の圧勝となった都議会議員選挙、一方で自民党は歴史的な大敗だと。
都知事になって10か月、歴代の都政をけちょんけちょんにけなし、ご自身が何をするかと思えば何一つ前向きな決定を下すことなく、豊洲問題も東京オリンピックも、ただただ周囲を振り回して大迷惑をかけまくっている。こんな小池知事がこれほどの支持を集めるなんて、ひと月前に誰が予想したでしょう。
それは多くの人が指摘している通り、小池氏が勝ったのではなくて自民党が勝手にこけたことに尽きるのだろうなあと思います。
国政で圧倒的な議席を得て、何でもできるはずの安倍政権。しかしやっていることは、あまりにもバカバカしい言動の連続。政策云々(でんでん、じゃないよ)を語ろうにも、そのレベルに到達するはるか前の段階で、人々の政治不信を自ら煽っているのですから、どうしようもありません。
“THIS IS 敗因”と呼ばれている4人の方々。T=豊田(秘書に罵声)、H=萩生田(加計学園疑惑)、I=稲田(選挙演説に自衛隊を持ち出す暴言)、S=下村(加計学園からの違法献金疑惑)の各氏が自民大敗の立役者だと言われます。都政と国政は別だというのは建前、そうは言ってもイメージ悪すぎでしょう。
都議選挙は中選挙区制(ひとつの選挙区から複数の当選者を選出する)で、本来なら極端に結果が振れることの少ない選挙制度であるはず。それがこれほどの一方的な結果になるということは、鉄壁ともいえるいまの自民一強体制は、「受け皿」さえあればいつでもとって代わられる可能性もあるということですね。
安倍政権の強さは今の野党の体たらくのおかげだと露呈したわけで、よほど気を引き締めてかからないと安泰ではないよ、という認識が、今後の丁寧な政権運営につながってくれればいいと思うのですがね。与野党ともに質の低い今の政治にはいい加減辟易しています。心ある政治家たちがまともな方向に向けてくれないと、国政まで小池百合子に牛耳られてしまいますぞ。
それにしても今回当選した小池チルドレンたち、最近取沙汰されるどこぞの「二回生たち」みたいに、勘違いして変な方向にいかないといいですね。余計なお世話だって?いや失礼しました。