「おいしいことなど徒然と」

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2023上半期 蔵出し(2)食べもの

20230703

上半期蔵出しのつづき。。


富山県五箇山「高千代」の熊トロ(肉刺身)
ジビエ食堂として知る人ぞ知るお店です。店主みずから撃ってくる野生の熊や鹿肉を食べさせます。卵でとじた熊丼はまあ普通の味でしたが、刺身でいただいた「熊トロ」は実に上品な脂身で、とても美味しかった。濃厚ではなくむしろ口の中で消えてしまうような爽やかさ。


駒ヶ根「リゾートリンクス」の58℃で優しく火を入れた信州プレミアム牛のチャコールグリエ
仏料理界のレジェンド上柿元勝氏と、リンクス中路シェフの二人会ディナーにて。この料理は中路シェフによるもので、しっとり柔らかく仕上げられ味わい深いものでした。TVで観て自分でも低温ステーキ調理を試みることがあるのですが(本欄20年5月)もちろん比べるのも無茶なもので、プロの技を感じました。


宮田村「昭栄軒」の鴨焼肉
月一回の無尽の会にて、昭栄軒さんがご自宅を改造して作った「離れ」のお披露目。動けなくなるほどたくさんの料理でしたが、印象に残ったのはこの鉄板焼き。変わった肉の形状に隣のスーパー社長さんと「これ何の肉かね?」と首をひねりました。お聞きすると鴨とのことで、なるほどちゃんと葱も背負っています。淡泊ながらじんわり程よい脂でおいしく頂戴しました。しかしこれ4人分の肉ですよ!多すぎませんか。


駒ヶ根「アルテホール光祥院」のオードブル
会社で新年度始まりの「進発式」を行ったときにテイクアウトでお願いしたものです。限られた予算なのでそう贅沢はできませんが、中身も見た目もよく工夫され価格以上の満足感でした。光祥院さんはお弁当も綺麗で美味しいものを作られています。


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2023上半期 蔵出し(1)食べもの

20230702

お蔵入りがあれば蔵出しも。。


今年も半年が経ち、この間に飲食も復活して、いろいろなものを頂戴しました。スマホを持ち歩くようになりテーブル上の写真をしばしば撮りますが、タイミングを逸すなどして記事にしなかったものも多いです。備忘の意味も込めてご紹介。


名古屋市新栄「ラ・カボット」の雉のパイ包み焼き
名古屋で夕食を食べる機会はあまりないのですが、ここはネットで探して行ってみたフレンチ・ワインバーです。カウンターのみワンオペのお店ですが、手際よく肉中心の料理をお手頃価格で出してくれます。キッシュロレーヌ、豚足のテリーヌなど実においしい。とてもいいお店でした。


銀座「黒猫夜」の鴨舌炒め
赤坂店も含め何度も行っているマニアック中華。珍しい食材が豊富でメニュー選びにいつも苦労します。中でも名物の鴨舌炒めは必ず頼む一品で、この変な形の部位が我々の考える「舌」なのかクチバシなのかよく分からないのですが、コリコリとした食感が楽しい。以前書いたことがありますが、中国酒の品揃えが凄いです。ウーロンハイもオススメ。


新宿伊勢丹のプラントベースフェア
ADEKAさんで最近特に力を入れている、植物原料を使った乳?製品や油脂製品のシリーズ「デリプランツ」。伊勢丹の惣菜売場とタイアップしてフェアを行ったもので、10店舗以上のテナント店舗が参加していました。目についた何種類かを購入し持ち帰って食べてみました。かなり控えめな使い方で(もっと目立っても良かったかな)まったく違和感なくいただけました。


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お蔵入り日々雑記

20230629

出演俳優が不祥事を起こすと、その人が過去に出演していたTV番組が配信停止や再放送不可になるという謎ルール。またもや発動されてしまいました。

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(時事通信)NHKは28日、歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者(47)の逮捕を受け、有料動画サービス「NHKオンデマンド」で、同容疑者の出演する8タイトルを順次、配信停止とすることを決めた。
 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」「龍馬伝」「風林火山」は全話、ドラマ「岸辺露伴は動かない」などは出演回が対象。NHK広報局は「逮捕された事実や社会的影響を鑑みた」と説明。配信再開の有無については未定としている。
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一言でいえば「作品には罪はない」。ねえ、そうじゃありませんか。主役ならまだしも、端役でちょこっと出ていただけで番組がそっくりお取潰しになるなんて、あんまりでしょう。(主役であったらどうか?という話はもう少し複雑だとは思いますが)


昔は勝新太郎という豪傑がいて、何度も不祥事をやらかし、周囲の関係者は内心生きた心地がしなかったでしょうね。勝新のキャラのなせる業かあまりにも大物だったからか、ファンも寛容だったように思います。今では、そこまで支えられる存在は少ないでしょう。逆に言えば、代わりになる人はいくらでもいる。


私が口惜しいのは、NHKドラマの「男たちの旅路」。鶴田浩二、水谷豊、桃井かおりらが出演し、特攻隊生き残りの鶴田と戦後生まれ世代の衝突をテーマにした名作です。私が中学生の頃始まったドラマで3話×4シリーズ+1話の全13話。


実はつい最近も再放送がありましたが、第4シリーズは再放送されません。出演者に準主役級で清水健太郎が加わっているからです。大麻や覚醒剤の使用で何度となく逮捕され、交通死亡事故やらひき逃げやら、どうしようもない輩です。何でこんな奴を起用したのでしょう。別に芸達者でもなければ、ドラマ中で個性を生かしているようにも見えません。


後にほとぼりが冷めたころ、赦免?されて観られるようになった作品もありますが、そのままお蔵入りになってしまったものもたくさんあるのではないでしょうか。もったいないことです。オンデマンドなんて安心できませんよ?ちゃんとソフトを買うかビデオに焼いて身近に置いておかないと、いつ観られなくなるかわかりません。だいたい、謎ルール自体をそろそろ再考してもらえませんかねえ。

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海の藻屑となる日々雑記

20230625



3650メートルの海底に眠るタイタニック号を見に行こうとした潜水艇タイタンの遭難。まるでタイタニックの犠牲者1500人に引き寄せられたかのよう。物語の続きを見せられているみたいです。


乗船していた富豪や冒険家たち。3500万円のツァー料金を払い「死んでも文句は言わない」と念書まで書かされたあげくに、おそらく予想もしなかったであろう最期を遂げることになってしまいました。


事故調査で潜水艇の構造や点検の瑕疵が問題になるでしょう。今回のような事故にあたって、念書の存在が主催者を完全に免責するとは思えません。今後このような深海ツァーに参加する人もあまりいないでしょうし、代表を失った主催者は苦しい立場になるでしょうね。


深海は私たちの想像以上に未知の世界だといいます。レーダーも視界もロクに効かない中、手探り状態で深く潜ることは相当な危険との隣り合わせでしょう。結果的に今回は役に立たなかったでしょうが、せめて自分の位置を知らせる発信機くらいついていなかったのかな。


潜水艇が連絡を絶ってから、残存酸素との戦いにともなうタイムリミットが世界中の関心事だったのですが、結果的には圧壊により一瞬で船ごと潰れてしまったわけです。乗客乗員は自分が死ぬことを認識する暇もなかったかもしれない。真っ暗な中で何十時間も窒息の恐怖と苦しみ、絶望を味わったのちに亡くなることを思えば、はるかにマシだったと言わざるをえません。閉所に弱い私には、それ以上ひどい状況は考えられない。到底耐えられないでしょう。


ちょうど映画タイタニックがTVで前後編放映中です。私がこの映画の大ファンで、劇場でつごう7回も観たことは以前(2012.4)書きました。今回はパラパラ見流しただけですが、タイタニックの沈没が多くの人々を引き付ける物語に満ちていることは確かですね。実物をこの目で見たいという気持ちもわかります。命の安全さえ保証されれば、ですが。

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福田和也氏のいま(2)読んだり見たり

20230622

本書は「男はとんかつである」という一章から始まり、居酒屋、蕎麦屋、洋食屋など18軒が取り上げられています。ほとんどは老舗で、福田氏が体を壊すずっと前から贔屓にし通い詰めていた店です。(私が行ったことのある店は一軒だけ)


どの店に行っても必ず飲酒しているのは相変わらずで、昔のような暴飲はさすがにできないでしょうが、大丈夫かなと余計な心配をしてしまいます。氏の大好きなフレンチやイタリアンが取り上げられず、あれほど飲んでいた高級ワインが本書にまったく登場していません。もちろん理由があるのでしょう。


福田氏は以前から、新しい店を開拓することには興味がない、と公言しています。「コロコロ色んな店に行って、色んなメニューを食べてても、そりゃ目先は変わるだろうけど、本当に旨いものを食ってることになるのかね」(『罰あたりパラダイス』より)。


世間にあふれるグルメ情報を見ながら新しい店に行きたがる人(私も)には少々耳が痛くもあります。それまで散々色んな店に行き色んなメニューを食べた上での発言ですから、今更目先を変える必要もないのでしょう。食に対しても保守を貫いているのは大したものです。


コロナ真っ最中に雑誌に不定期連載されたものらしく、飲食業いじめとしか思えなかった当時の理不尽な規制に怒りを抑えられない記述が随所に見られます。その中にあって苦闘しながら店を続けてきた店主たちの、常連客への感謝の言葉は共通しています。


「保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである」というタイトルはここから来ています。馴染みの店が暖簾を下ろすのをただ嘆いていても、どうにもなりません。支えて守っていくのは私たちです。


正直な印象ですが、文章には以前のような迫力があまり感じられません。今の福田氏の精一杯なのかもしれません。戻ってきてくれたことは嬉しいですが、遊びと仕事をフル回転でやっていたときの冴えをまた見せてほしいと思います。

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福田和也氏のいま(1)読んだり見たり

20230616



福田和也という名を見なくなって何年もたちました。慶大教授で文芸評論家、保守の論客、美食酒飲み遊びの達人、月間100冊を読み300枚書くという男。


私は福田氏の毒舌にあふれたコラム集とか食に関する軽い作品しか読んでおらず、氏の本格的な評論に接したことはないために大きなことは言えません。ですが同窓で年齢が近く以前講演を聴いたこともあり、文章の冴え、偽悪的なイメージなど、注目していた物書きさんの一人です。


福田氏が2000年に出した「作家の値打ち」なるブックガイドは活躍中の現役作家の作品を俎上に上げたもの。有名作家だろうと評価できないものは容赦なくこき下ろし、ご本人はもちろん出版社(飛鳥新社)と作家たちとの関係まで心配になってしまうほどのものでした。私自身の本選びにずいぶん参考にさせてもらいました。


さてこの4月、氏が「保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである」というエッセイ集を久しぶりに上梓しました。眼光こそ鋭いが別人のように痩せこけた表紙写真を見てびっくり!大病して体重が30㌔落ちたそうです。


…中学生から酒を飲み始め、高校大学と夜遊びにふけり、物書きになってからは半端でない量を毎晩飲んでいた。暴食もひどく、フレンチやイタリアンを食べた後にカツカレーを食べるということを平気でやっていた。三十代四十代の頃はそれで良かった、というより一つの循環ができていた。食って飲むことによる高揚とそこから得られるエネルギーで頭を回転させ、原稿を書く。言葉はどんどんやってきた。


長年の不摂生な生活による心身へのダメージは深刻で、最高時には80㌔を超えていた体重は30キロ以上落ちた。ダイエットをしたわけではなく、食えなくなったのだ。認めたくはないが、頭の力も衰えた。脳に血が巡っていないことが自分でもわかる。…


上記は本書冒頭の一部です。氏はあっさり書いていますが、悲痛ではありませんか。自らのアイデンティティを作ってきた生活が壊れ、自分が自分でなくなっていくのを認めなければならないのですから。


その福田和也が、いまの力を振り絞って書いただろう本書を読んでみました。

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失格のち栄冠日々雑記

20230609



豪雨のち快晴、ということでしょうか。ここ数日の報道番組はこの話題で持ちきり、テニスファンならずとも問題の行方がたいへん気になるところでした。

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(テニス365、一部略)テニスの全仏オープンは8日、混合ダブルス決勝が行われ、加藤未唯/T・ポイツ(ドイツ)組がカナダ・ニュージーランド組を4-6, 6-4, 10-6の逆転で破り、両選手ともキャリア初の四大大会初優勝を果たした。
加藤は4日の女子ダブルス3回戦でスペイン/チェコ組と対戦したが、第2セット途中で加藤がボールガールにボールをぶつけてしまい失格に。それでも翌5日に行われた混合ダブルス準々決勝ではブラジルのペアをストレートで破り、初のベスト4進出を決めている。
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まずは優勝を祝福しましょう。女子複で失格の衝撃からすぐ立ち直ったメンタルが素晴らしい。相棒のドイツ選手のサポートもとても良かったのでしょう。この二人がペアを組んだのは初めて、それも大会直前だそうで、テニスのダブルス戦というのは綿密な作戦とかチームワークとかあまり関係ないのでしょうか?


失格とされた場面については既にいろいろ言われているので詳しく書きませんが、ボールガールにぶつけてしまったのは明らかに加藤選手の過失で、警告を受けるのは止むを得ない。しかし、これが失格にまでされた経緯は、まったく不透明です。


当たった現場を見てもいない相手選手の抗議が通り、会場外にいたレフェリーがビデオを見もせず一方的に失格を宣言したのは、理不尽としか言えません。開催地がフランスということもあり、人種差別的なにおいも感じます。


救いはプロ選手協会や多くのテニスファン、メディアが加藤選手の味方になってくれたこと。いちど失格になっても混合複に出場できたことは、きっと異例なのでしょう。失意から一夜明け、何くそという気持ちをパワーに変えて見事優勝した加藤選手、本当にあっぱれです。


優勝インタビューでは女子複でペアを組んだ選手への感謝の気持ちに加え、失格処分への抗議、ボールガールへの配慮、そして相手ペアにも「女子ダブルスで対戦したサラとマリエにも、また良い試合をしたいと私は願っています」と言葉をかけました。完璧なスピーチですね。棚ぼたの一勝と引き換えに多くを失った相手の二人がどう受け取るかは、彼女ら次第ですが。

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カルミナ・ブラーナ2023音楽ばなし

20230606

先週末の演奏会。バタバタしていて本欄で事前告知をできませんでした。申し訳ありません。伊那フィルと地元合唱団、お馴染みの指揮者ソリストによる大きな演奏会で、千人を超す大勢のお客様に来場いただき、演奏した私たちにとっても素晴らしい機会となりました。


私たちはこの大曲を2014年6月にも演奏しています。編成の大きさから、完全な形で取り上げられることは県下では珍しい。


中世ヨーロッパの修道院で学ぶ学生たちが書きなぐったラテン語の詞に、20世紀ドイツの作曲家オルフが曲をつけました。春の訪れを喜び、酒に溺れ、男女の性愛をも歌った若いエネルギーに満ちた音楽です。詳しくは14年5月の記事をご参照ください。


この曲は打楽器が、リズムの強化や多彩な音色で活躍することで知られます。今回は私を含め6人の奏者が20以上の打楽器を操り、オーケストラの中で普段の曲では考えられないほどたくさんの音符を演奏しました。


アマチュアでやる機会は少ないですから、知り合いの打楽器奏者たちに「カルミナやりませんか?」とお誘いすると皆さん忙しい中、二つ返事で集まってくれました。


これだけの楽器を調達しセットするのは少なからぬ苦労ですが、お互いの愛用楽器を持ち寄ったり(またどれもいい音するんだ)家具を改造した特殊なスタンドを自作したり、ステージ上の決して十分とはいえないスペースに溢れるほどの楽器をじょうずに配置するなど、さすがの皆さんだなあと改めて思いました。信頼する仲間たちとステージを共にできて、本当に楽しかったです。


(リハーサルの写真は横山マエストロのtwitterからいただきました。よく見ると、歌は全員歌っているのにオケは打楽器とピアノだけしか演奏していない。第22曲「今こそ愉悦の季節」のレアな場面です)


 ★第2回クラシック音楽の祭典★
  2023年6月4日 長野県伊那文化会館

 ボロディン:「イーゴリ公」よりダッタン人の踊り
 オルフ:世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」

 指揮 横山 奏
 独唱 村上和歌子s、布施雅也t、藤森秀則br
 伊那フィルハーモニー交響楽団、カルミナ・ブラーナ合唱団、少年少女合唱団

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最年少名人誕生日々雑記

20230602



藤井聡太6冠が渡辺明名人に挑戦していた第81期名人戦。挑戦者の藤井6冠が4勝1敗で名人を破り、史上最年少の名人となりました。


14歳でプロ入りしたときも大きな話題となりましたが、それから信じられないようなトントン拍子でさまざまな記録を塗り替え続け、ついに今回の快挙となりました。恐れ入り谷の鬼子母神。


AI世代の代表みたいに言われます。私はヘボ将棋しか指せず、棋譜から彼の天才ぶりを感じ取ることができませんが、これまでに指された中から初心者でもわかる神の手、みたいなものをいくつか、どなたか教えて下さるとありがたいなあ。


この人、過去の天才棋士たちと比べて失礼ながらあまり風采は上がらず、外見から切れ味を感じるようなタイプではない。盤面以外の凄みってあるのだろうかと思います(本物をナマで見ればまた違う印象なのかも)。発言する言葉も謙虚で、スターになる要素があまりなさそうなのですが、これだけ規格外の強さを見せていればそんなこと関係ないですね。女性にとっては母性本能をくすぐるところがあるでしょうか?


さて名人戦第5戦は長野県の高山村「藤井荘」という老舗旅館で行われました。同じ県内ではあっても高山村は遠く離れていて、まだ足を踏み入れたことがありません。調べてみると鄙には稀と思うような格式のある高級旅館らしいですね。名人戦が行われるとなればもちろん、それなりのところではあるわけですが。渡辺名人は相手の名がついたところで勝負するなんて、内心イヤだったでしょう。


女将さんが藤井ブームを見て会場に名乗りを上げたとのこと。大いに宿の名は高まり、思惑通りでした。彼がオヤツに食べた「フルーツスフレロール」や「一万石」というお菓子もたちまち人気沸騰だそうで、経済効果も抜群ですね。


これまでタイトル戦にはすべて勝利しているという彼が負けるところをぜひ見てみたいというへそ曲りな期待さえ持ってしまいます。無敵の藤井聡太を誰が倒すのか、楽しみだと思いませんか。

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なぜ4人ものひとが日々雑記

20230528

中野市の31歳男性が女性2人を刺殺し、駆けつけた警官2人を猟銃で射殺、立てこもるという大事件。長野県下でこのような大量殺人はほとんど記憶がなく(松本サリン事件以来か?)県内のみならず日本中を震撼させています。


動機が云々されていますが「悪口を言われたと思ったから」というのはあまりにも短絡的ですし、そんなことで殺害された女性たちも堪ったものではありますまい。パトカーの警官を問答無用でいきなり撃った非道も、常人には想像しがたいものです。


撃たれた警官のお一人は県警音楽隊で打楽器を演奏していました。私はこの方を直接知りませんが、ドラムを叩く姿をローカルニュースか何かの映像で目にした覚えがあります。同じ打楽器人として大きな哀悼を感じています。


被害者やそのご家族ご友人の無念はもちろんですが、犯人の家族も気の毒です。父親は市議会議長を務めていたのですから、地域で相応の信頼を集めていたはず。ただちに辞表を出し受理されたのは無理からぬことですが、経営していた農園やジェラートショップを含めて、先行きはどうなるのでしょう。


それにしてもメディアでの「専門家」による人格分析、イヤになりますね。ロクに事情も分かっていないうちから、よくもまあしたり顔で偉そうなことを言うものだ。そしてこれも定番の「卒業文集」。あんなものが何の参考になるのかと思います。勘弁してください。


今回印象的だったのは、犯人が飼っていた白い犬です。立てこもっていた時点の中継画像でも目につきました。未明の投降直前、撫でられた犬が大きく尻尾を振っていた様子は、犯人が飼い犬をとても大事に可愛がっていたことを窺わせました。


犯人をかばうつもりでは全くなく誤解しないでほしいですが、二度と会うことはないであろう犬に別れを告げたのですかねえ。立て続けに4人の命を奪った冷酷さとのギャップに戸惑います。

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