「おいしいことなど徒然と」

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ローカルCM日々雑記

20151228



「ふるさとCM大賞」というのは全国各地にあるらしいです。長野朝日放送でもずいぶん前から行っていて、優秀作品は一年間毎日放映されるなどの特典があり、地域ブランドの向上に一役買っています。


駒ヶ根市でも毎年のようにエントリーしていますが、なかなか上位入賞は難しいようです。何と私も2005年に登場しています。(この記事を書くために検索したら、今でも見ることができます)私を含む3人の男性がむしゃむしゃとソースかつ丼を頬張っている姿が写っていますが、何故私に白羽の矢が立ったのかは、不明です。


来年1月3日に2015年度の大賞発表があります。駒ヶ根の作品はすでに一次予選を通過しており、結果が楽しみなところです。


さて、これらは基本的に低予算…というか、殆ど手作りで製作された素人作品だと思いますが、れっきとしたプロの作った地域PRのCMもあちこちで作られ、ネットで公開されて話題となっています。最近では宮崎県小林市の、どう聞いてもフランス語にしか聞こえない独特の方言を主役に据えた動画が有名ですよね。


今日の日経MJ紙、最終面に「冒険!!ローカルCM」としてこうした動きを伝えていますが、そこに載っている岐阜県関市のCM。まあ一度見てください、抱腹絶倒です。さすがプロの技、何度も観たくなります。


奥さん、手、痛そう。結婚披露宴は、これは現実に似たようなこともアリかな、なんて。関には一度だけ行っています。何年か前、家族で鰻を食べに行きました。煙がもうもうとした、ほんとうに鰻の寝床のようなお店でした。なかなかおいしかったな。


会社は正月休みを控えて、大きな書き入れ時を迎えています。たぶん年内最後の更新になるかと思います。皆様、良いお年をお迎えください。

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カフェイン中毒 飲みもの、お酒

20151223

こんなところに落とし穴。どんなものでも過ぎれば毒だといいますが、命に係わるような危険があるとまでは知りませんでした。


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(朝日新聞)九州に住む20代男性が昨年、カフェインを過剰に摂取し、中毒死していたことが分かった。(中略)久保教授によると、男性は深夜勤務のある仕事に従事し、夜勤明けに自宅で吐き、その後亡くなった。死因・身元調査法に基づき解剖したところ、血液1ミリリットル中のカフェイン含有量は致死量に達する182マイクログラムで、胃からは粉々になったカフェインを含む錠剤も検出された。男性が服用したとみられる。

 男性に既往症はなかったが、亡くなる1年ほど前から眠気覚ましに、カフェインを含む「エナジードリンク」と呼ばれる飲料を飲むようになったと家族は教授に説明。3、4度吐いたことがあり、亡くなる1週間ほど前からは眠気で仕事に支障が出ていたとも話した。
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昔から元気を出したい時には、ユンケルだのタフマンだの瓶入りの栄養ドリンク剤が愛用されていたものですが、Red Bull登場をきっかけとして、エナジードリンクが日本でも一気に広がりました。


私、一度くらい飲んだことがあったかなあ?エナジードリンクってそもそも何だろうと思うのですが、各種サイトで見たものを総合すると「アルギニンやカフェインを濃縮し香料や甘味料などを加え飲みやすくしたもの」といったものらしいです。栄養ドリンクは「医薬部外品」ですが、エナジードリンクは「清涼飲料水」で、法律上はっきり区分けされています。


それはまあいんですが、カフェイン中毒の死亡例は日本では初めてだとのこと。そうまでして眠気を払い、起きていなくてはならなかったのか。この方はカフェインの過剰摂取もあるでしょうが、そもそも過労がいけなかったんじゃないでしょうか。


この種のドリンクを飲む習慣はありませんが、コーヒーは毎日3杯以上は飲んでいますから、相応のカフェインは摂取しているのでしょう。食品安全委員会によれば、成人男性の一日のカフェイン摂取の許容量は400ミリグラムで、コーヒー一杯は60ミリグラムだそうですから、まあ心配はなさそうです。エナジードリンクはおよそ200ミリグラムのカフェインを含むようですから、一日何本も飲むのはまずいですね。


あと、アルコールとカフェインを同時に服用するのはご法度だそうです。エナジードリンクをカクテルに使うなどもってのほか、ですってよ!お気をつけて。

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木藤順子さん日々雑記

20151218

(この記事は、私の前後年生まれくらいの方々はピンポイントでうなずいていただけると思いますが、それ以外の方にはほとんど通じないのでは)


私が中学から高校生だったころ。。NHK-FMで平日午後6時から放送されていた長野ローカル番組で「6時のジョッキー」というのがあったのです。曜日ごとにDJが決まっており、月曜の木藤順子さん、金曜の森京(もり・みやこ)さんの放送は机に向かってしばしば聴いていました。


電波が弱くて我が家は民放ラジオがうまく入らず、私が当時から大変疎かった歌謡曲やらニューミュージックやらをNHKで聴ける貴重な時間でした。部活をやっていた時はこの時間に家にいませんが、テスト期間とか、たまに早く帰ったときはよく聴いたな。テーマソングはチャック・マンジョーネの「Feels So Good]でした。


二人ともアナウンサーではなく、長野放送局が期間契約した素人さんだったと思います。木藤さんは学級委員みたいでほんとに優等生タイプ。森京さんはちょっとくだけた感じで、私はどちらかといえば森ファンでしたが、木藤さんも好ましく思っていました。残念ながら今に至るまで、お二人のお姿を見たことはありません。(念のため、写真のお髭の人は、もちろん別人ですぞ)


その木藤さんも期間契約が満了し?番組を卒業することになりました。少し前から番組内で告知をしていたので、3月末の最終回を、しみじみと聴いたわけです。


2年間の思いを淡々と語りながら番組は進み、予想通りちょっぴり涙声になる時間もあって、ふむふむと思っていましたら、終わり近くに予想外の発言が。「みんなには言わなかったんだけど、初めて言うんですが、このジョッキー降りたら、私、結婚します」


へ?マジですか!と目を剥いたら、「信じました??ウソです~」だって。純真な田舎高校生の心をもてあそぶこのアマめ…


ジョッキー初回の冒頭にかけた曲だというハイ・ファイ・セットの「朝陽の中で微笑んで」がラストナンバー。締めくくりにもう一度涙声になりながら番組は終わりました。翌日は昨夜の放送の話で友人たちと大受けしました。


ところが。最終回を録音していた人がいたとみえて、何とyou tubeで当時の放送を聴くことができます。先日妻と話をしていてこの話題になり、検索したらすぐに出てきて、本当に驚きました。すごい時代です。あの頃を懐かしみながら、最初から最後まで、聴きましたよ。
(著作権的にやばいと思うので、リンクは貼らないでおきます)

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あったかいんだから日々雑記

20151215

12月とも思えぬ陽気が続いています。。


過ごしやすいのは結構なんですけどね。スキー場では深刻な雪不足になっているようです。


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(長野日報)12月に入り、伊那では最高気温が10度を下回る日が4日にとどまるなど暖冬傾向が続いている。上伊那地方2カ所のスキー場は14日までに、今週末予定していたオープンを雪不足のために延期した。関係者は「今はただ気温が下がり、雪が降るのを待つだけ」と、“冬将軍”の到来を待ちわびる。
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12月の降雪がそれほど多くないご近所のスキー場では、人工降雪機に頼る度合いが大きいのですが、気温が相応に下がらないと(マイナス3℃だとか)装置が稼働せず、雪が作れません。夜に雪を作っても、昼間の暖かさでみんな溶けてしまうそうで、今のところとてもスキーができるような状態ではないようです。それでもクリスマス頃までには、何とかならないかと思いますが…


夏は夏らしく、冬は冬らしい気候が、私たちの業界にはやっぱり良いのですよ。本来売れるべきものが、売れるべき時に売れるってことです。いまこれだけ暖かいと、逆に年が明けてからドカ雪に見舞われそうな予感もしたりして。一昨年の大雪が繰り返されるようなことは、想像したくありません。お天道様、もうちっと寒くてもいいんだよ。

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軽減税率案に反対します (3)しごと

20151209

毎日毎日、自公綱引きのニュース。やれ生鮮品だけだの、何が何でも加工食品を含めろだの、税収の減少分を社会保障費の削減で埋め合わせろだの、中小企業に負担の少ない簡便な制度を考えただの、迷走を続けています。


気になるのは世論調査で、導入に賛成する人の割合が多いことです。
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(読売新聞)「消費税率の10%への引き上げと同時に軽減税率を「導入すべきだ」との回答は58%で、前回(11月6~8日)の69%から低下した。自公両党の協議が長引いていることが影響したようだ。導入すべきだと思わない人は31%(前回24%)だった。
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前提条件なしで「税金が安くなるのはいいか悪いか」を訊けば、誰だって安い方がいいでしょう。当欄は9月にも反対の記事(1)(2)を書きましたが、少し状況は変わっており、改めて導入に反対します。しつこいと思いますけど、何のメリットもない朝三暮四の愚策だと考えます。


反対の理由を改めて簡単に掲げておきます。より詳しく見たい方は、ネット上にいくらでもありますので検索してみて下さい。

1)高収入の人ほど軽減される税額が多くなり「消費税の逆進性」を解消する効果が期待できない

2)何を軽減税率の対象にするのかしないのか、明確な根拠を示すことがきわめて難しく、またその判断において特定の圧力団体などの影響を受けやすく、恣意的な判断、利権の温床となる恐れがある

3)対象商品を取り扱う業者の手間やシステム変更の負担が大きい。といって事務負担軽減のため「みなし税率」などを導入すれば、消費者の払った税が業者から正確に申告されない「益税」を助長することになる

4)軽減した分だけトータルでの税収は減少し、他の財源(税負担)を引き上げたり基本の(軽減しない)税率を上げなくてはならなくなる

5)欧州などで既に軽減税率を導入した国では、上記の問題点が実際に噴出しており、2014年4月、わが国で開催されたOECD主催のハイレベル税制当局者の集まり(VAT Global Forum)で、OECD事務局、IMFなどが「欧州の軽減税率・非課税制度は、消費税制度の効率性を損なっており、なるべく縮小すべきだ」という見解を述べ、参加者全員が賛同した。OECDサンタマン事務局長は「(軽減税率問題は)Don’t Follow Europe」と忠告した。


これらに対する有効な反論を、私は目にしたことがありません。きわめて筋の悪い政策で、ほとんどすべての経済学者が反対しているとお聞きします。ポピュリズムや票のために、このような愚策がまかり通ろうとしていることに、政治に対する絶望感を覚えます。


収入の低い人たちへの支援は、消費税率をいじるのではなくて、直接の給付で(さまざまな方法がありましょう)行うべきです。現在のシンプルな税率のメリットを捨て、複雑な処理のために巨額なコストをかける馬鹿馬鹿しさに気づいていただきたいのです。当社も、こんな面倒なことに巻き込まれるのはご勘弁です。


自民党だって、こんなことはとっくに分かっているんですよね…税の原理原則から大きく後退し、軽減税率導入に渋々賛成してしまったものの、対象をどうするかで公明党と揉めているのは、このまま協議が物別れとなりすべてご破算にするのを実は狙っているのかなと、ひそかに期待しているのですが。

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2015年ヒット商品番付 (2)日々雑記

20151206

続きです。前頭以下は書けるネタのみで。

関脇(東) 成田空港LCCターミナル
ファーストクラスとエコノミーの搭乗口が違うようなものですか。利用者がどんな扱いを受けているのか、気になります。

関脇(西) 12の神薬

中国メディアで「日本に行ったら絶対に買うべき医薬品」として推奨されているのだそうな。まったく知りませんでしたが、それこそ成田近くのドラッグストアあたりでは、ボックスセットにして売っているのでしょうね。この中で我が家の薬箱にあるのは「ハイチオールC」だけ。二日酔い、あるいはその予防に、結構効きます。

小結(東) ガウチョパンツ
穿いてる人、お見かけしません。…といったん書いたんだけど、周囲に訊いたら「いや、よくいますよ」ですって。日頃、私、何を見ているんでしょうか。

小結(西) コンビニドーナツ
セブンが始めたらあっという間に他チェーンも横並びに追随しましたな。

前頭  夏の甲子園
殆ど関心ありませんが、地元がそれでも1回勝って良かった。100周年の今年は清宮とかオコエとか有力選手で盛り上がったようですね。(15.8.07)

前頭  修造カレンダー
この賑やかな人、鬱陶しいけど何故だか人気がありますね。現役選手だった頃の活躍を全然覚えていませんが、どれ位のレベルの人だったんだろうか。

前頭  SIMフリースマホ
値段をどうとか一国の首相が乗り出すのもちょっと…と思いますが、日本のスマホ通話料に競争なし、という状況は異常です。こうした格安品が出てくるのは当然。

前頭  ドローン
本当にこんなものが、空を飛びかって荷物の配達をしたりするんですか?タケコプターの実用化まで、あと一歩ですね。(15.4.24)

前頭  イートイン
衆人環視のスペースで買ったばかりのコンビニ惣菜を食べるってえのは、ちょっと私には抵抗あります。パン屋さんとかケーキ屋さんだったらいいけど。

前頭  塩パン
愛媛の本家では一日6000個売れるのだとか。発祥の品を食べたことがないので確たることは言えませんが、巷には「なんちゃって類似品」が多いような気がします。大量のバターがポイントのようですが、時節柄作りにくいかもしれません。ぜひ本物を食べてみたい。

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2015年ヒット商品番付 (1)日々雑記

20151204



12月恒例、日経MJ紙の年間ヒット商品が先日発表されました。例によって感想などを。小欄で取り上げたものが、結構今年は上位に来ています。


横綱(東) 北陸新幹線
長野県、とりわけ東北信地域には大きなインパクトも経済効果もあったイベントでした。当社の位置する南信地域には、ま、何もないですね。最寄駅である長野まで、高速でも2時間近くかかるのですから…
それでも先日、新車両に乗る機会がありました。(ただし東京―長野間でしたが)北陸は相変わらず遠いです。金沢ばかりが注目され、富山は悔しい思いをしているのでは。(15.3.15)


横綱(西) ラグビー 桜ジャパン
今年最大の、胸のすく出来事だったのではないですか。彼らの大活躍で湧いたラグビー人気が、一過性なのか始まりなのか、注目だと思います。いい試合を見られる機会が増えることが絶対条件だと思いますが、TV中継が増えたようにも思えないし、まだまだですね。(15.9.21)


大関(東) 火花
母が買って読んでいたのでいつでも借りて読めるのですが、未読です。芸人さんが書いたという話題で売れた面はあるでしょうが、こうして一定の評価をされたことは、立派なことだと思います。それでも、読んでみにゃ。


大関(西) 定額配信
動画も音楽も月数百円で視聴し放題、だとか。食べ放題飲み放題、どうも私たちは「放題」というものに弱いようです。


張出大関(東) ハロウィーン・フィーバー
そうはいっても、菓子・外食・食品業界の皆さん、何か仕掛けませんか。(15.11.01)


張出大関(西) 肉食ブーム

グルメ雑誌には焼肉屋さんの記事が花盛り、聞いたこともないような肉や内臓の部位を語る人が増え、熟成肉を出すお店が話題になる。ここ2、3年のことでしょうか。当社も乗り遅れてはいられません。熟成肉のステーキ、少し前に食べてみましたが、なかなかおいしいと思いました。(15.10.16)


ところで流行語大賞も発表されましたが、「爆買い」は当然として「トリプルスリー」って何よ?そりゃ何年に一度も出ない好記録だったのでしょうけれど、これが「大賞」にふさわしいと思う人、100人に訊いたら、何人いますかね。

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春画展読んだり見たり

20151202



11月は東京に行く機会が多く、ちょっと空いた時間に、いまとっても話題の展覧会を覗いてきましたぞ。。

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(東京新聞)男女の性の営みを描き、江戸時代に流行した「春画(しゅんが)」に熱い視線が注がれている。東京都内の美術館で九月に始まった国内初となる本格的な春画展には、主催者側の予想を超えるペースで観客が来場。男性ばかりでなく、女性の来場者も目立つ。明治時代以降、日陰者扱いされてきた春画も、百数十年の時を経て復権しようとしている!?

 東京・目白台の静かな住宅街にある民間美術館「永青文庫」。旧熊本藩主・細川家の文化財を展示し、年間来場者が二万人ほどの小さな施設に異変が起きている。九月十九日に始まった春画展は当初約三カ月の会期で八万人の来場を見込んだが、最大五十分待ちの行列ができるほどにぎわい、来場者は二カ月余で十四万人に達した。
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浮世絵の春画が世界に誇る美術品であることは、もちろん評価が確立しています。しかしながら私たちがその傑作群を直接観ることは、非常に困難でした。数年前、ロンドンの大英博物館で大規模な春画展が開かれ大きな反響を呼んだものの、日本国内ではスポンサーがつかず会場を提供してくれる人もおらず、開催は無理だと言われていたのです。最後には細川護熙元首相が理事長をつとめる永青文庫が、開催を引き受けたとのこと。


会場は、超、とまではいわないまでも、ほぼ満員の盛況でした。男女比およそ半々。平日昼間ということで若い人は少なく、高齢の方がやや多かったですね。18歳未満は入場禁止。


歌麿、北斎、国貞、春信、雪鼎、狩野派らの肉筆や版画、ホンモノがずらり。行ってみて気がつきましたが、春画というのはその性質上、巻物や小冊子の形になっているものが多く(屋敷の中に堂々と掲げられるようなものではないもの)所蔵品の一部分しか一度に展示できません。だから期間中に少しずつ入れ替えをするのですな。


私のような野次馬的鑑賞者にとって、見どころは何と言ってもデフォルメされた局部の細密な描写です。すごいねえ。様々なシチュエーションやポーズの面白さ。人物の表情は浮世絵ですから皆ああいう風で、そのへんが現代の私たちには直球で欲情を攻めてこない、絶妙さなのでしょうか。そしていくつかの作品のきわめて美しい色彩や質感には、強く心惹かれるものがありました。


意外なことに、女性の乳房を描いたものはほとんどゼロ。江戸時代の人は、胸にエロスを感じなかったんでしょうか?中には幽霊との交合を描いたものなどもありました。(タコと女性のからみを描いた有名な北斎の画は、このときは冊子の別のページが開かれていて、観られず)


このような分野に一流の絵師が技術の粋を凝らした贅沢さを、楽しみました。展覧会は12月23日までです。

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マヨネーズ2題食べもの

20151129



私がかつてマヨラーであったことは、周囲の人はご存知だと思います。今でも好きですがいちおう自制心というものがあり、そうやたらにはかけませんが…。最近のマヨ体験から。


写真上は、この間見かけて思わず買ってしまったカップ麺。一平ちゃんのマヨつき焼きそばは以前からお店の定番になっていますが、それの「ラーメン版」が棚にあるのを見て驚き、好奇心に負けてしまいました。マヨラーメンですよ、マヨラーメン。


わくわくして食べてみますと、そうね、これは「ラーメンとマヨネーズ」ですわ。それ以上でもそれ以下でもありません。考えてみればマヨネーズの原料は、玉子、油、酢ですから、ラーメンとそう相性が悪いものは入っていないはずです。


昔、職場の先輩に聞いた話。…マヨネーズ最大手Q社の社員食堂には、テーブルに塩や醤油が置いてあるのと同様にマヨネーズが置かれ、そこで食事する社員は何にでもマヨネーズをかけて食べる。先輩が目撃したというには、知り合いのQ社社員と食事したとき、ラーメンにマヨネーズをかけて食べるのを見て驚愕したのだと。さすがにラーメンにかける人はQ社でも少数だそうだが、カレーなどには普通にみんなかけている。…


のちに私がQ社の複数の方にお聞きしたところでは、この話はかなり「盛られている」らしいですが、カレーにマヨネーズは、実際のところ相性は悪くないと思います(今は私、やりませんよ)。しかし「ラーメンにマヨネーズ」がそのまま商品化されるとは、たまげたことです。


そのQ社では、マヨネーズを発売して今年で90周年だそうで、いろいろなキャンペーンを行っています。その一環として、いわば究極のマヨネーズともいうべき「卵を味わうマヨネーズ」というスペシャル品を限定販売しています。250gで税抜1,250円と、お値段もスペシャル。


元マヨラーとしては、是が非でも試してみなくてはと思い、入手してみました。卵の味がプリンみたいに出ているのかなと予想していましたがそこまでではなく、ただコクはとても豊かでリッチに感じます。


いろいろなものにつけて試していますが、先日最高の相性を発見しました。妻が作ったポトフ(このときは牛すじでダシをとった由)のじゃがいもにつけてみたところ、これは素晴らしい!何ていうかね、これまでで最高最上のポテトサラダを食べているような感じです。さつまいも(こんなものポトフに入れるか?)にも人参にも良かったですね。何だかマヨラー冥利という言葉が頭に浮かび…あっ「元」ですよ、元。

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ローマにも松がある音楽ばなし

20151125



定期公演指揮者デビュー、終わりました。。


開演から終演まで約2時間10分の演奏会、あっという間でした。アンコールを含めて5曲を演奏しましたが、いずれも私のやりたかったことは全部できたと思います。ソリストに加えてゲストコンサートマスターまで務めていただいた日下さんと(こんな凄い人を、アマチュアの私たちがこれほどこき使って、良かったのでしょうか?!)、私のしつこい練習に文句も言わず付き合ってくれた伊那フィルメンバーのおかげですね。


前回の記事で大きなことを書きましたが、結果はともかく攻めの気持ちだけは忘れずに演奏したつもりです。ソロはもちろん、コンマスとしての日下さんの存在感は、絶大でした。オケの音が変わりました。


この演奏会のメイン曲、レスピーギ作曲「ローマの松」。演奏時間は20分強、さほど長大なものではありませんが、編成がたいへん大きく、地方のアマチュアオケで演奏するのはなかなか大変です。伊那谷では初めてだと思います。


90年ほど前に書かれた曲で、クラシック音楽としては新しい方。ローマの名所にある四か所の松(日本の松とは姿がだいぶ違うようですが)を通して、その歴史と栄枯を描いた傑作です。高校生の頃初めて聴いて感激し、いつかこの曲をやってみたいと思い続けて40年近く。ようやく念願がかないました。


この曲の最後を飾る「アッピア街道の松」は、朝もやの中、遠くから大勢の足音がかすかに聞こえてくる描写から始まります。隊列が徐々に近づき、ラッパの音が響き、曲は次第に音量を増していきます。そして最後には堂々たる大行進となり、古代ローマの栄華を讃え、演奏会場を絢爛たる響きで満たして終わります。


この部分を指揮しながら、ずっとこのままいつまでも曲が続いてくれればいい、と思いました。最高の時間でした。来場された900人以上のお客様、ありがとうございました。楽しんでいただけたなら、何よりです。


ところで8月18日の記事「これ、なんでしょう」でご紹介したのは、三番目の松、「ジャニコロの松」で使った「バードホイッスル」でした。


夜風がそよぎ、月光がほのかにそそぐ松林、どこからかナイチンゲールの声が聞こえてくる…この描写をレスピーギは、音楽に合わせて鳥の声のレコードをかけるよう楽譜に指示しています。今ではむしろ笛などを使うことが多く、私たちもあれこれ試しハイキング用の木製のバードコール、水笛、そして口の中に入れて吹く、紙のバードホイッスルを組み合わせて使いました。なかなか雰囲気は出ていました。

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