「おいしいことなど徒然と」

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安倍元首相、銃撃され死去日々雑記

20220712



先週末はあまりにいろいろなことがあり、本欄に書くべき考えがなかなかまとまりませんでした。それでも思ったことを書いておきましょう、でないと先に進めませんから。


安倍元首相が銃撃され亡くなったという信じられない痛ましい事件でした。私の触れたいことは次の2点。


1)この事件は民主主義への挑戦なのか

事件発生後メディアは口をそろえて、暴力による言論の封殺、民主主義への挑戦だと書きました。犯行の動機が報じられるにつれ、これは政治的な意図をもって行われたテロではなく、私怨による犯罪ではないかという見方が出てきて、私もそう思えます。犯行現場が選挙演説の真っ最中だったことから誤解を受けているのでは。


むしろ犯行の動機と言われる宗教団体とのトラブルが白日の下にさらされることが大事だろうと思います。この団体と自民党がずぶずぶだったことは周知ですが、何故かメディアではずっと触れられてきませんでした。安倍さんが犯人に憎まれたのはとばっちりで本当にお気の毒ですが、これを機にタブーが打ち破られることを期待したい。でも昨日の記者会見の様子など見ると、報道の腰が引けていることに変わりがないようです。


2)犯行は防げなかったのか

これは多くの人が指摘する通り、明らかな警護の失敗です。要人を死なせておいて「落ち度はなかった」は通らない。安倍さんの後方がまるあきでSPも誰も見ていない、というのは素人でもおかしいと思います。ただ日本で銃撃による殺人事件は(たぶん)世界で最も少ない水準にあり、そこまでの危険を予測できなかったことは同情すべきかと。近年の発砲事件なんて、暴力団がらみのもの以外にほとんどありませんでしたから。


銃撃への備えも常に考えなければならないとすれば、警護する側にしてみれば大変なことです。すべての人をすべての場面で完璧に守ることはできませんし。日本も物騒な社会になった、ということを実感します。


ただ、言っておきたいことがあります。当初長野県で遊説する予定だった安倍さんが奈良に行くことになったのは、長野選挙区の候補者松山三四六氏のスキャンダルのせいとして氏に責任があるかのような物言いが一部でされています。これはあんまりです。安倍さんが奈良に行ったのがご自身の意志かどうか知りませんが、自民党本部選対が決めたことで三四六氏のせいではありません。


三四六氏の過去の行状はご本人が責任を取らねばなりません。でも氏に白羽の矢を立て口説いて出馬させ、何か月にわたって応援してきたのは自民党でしょう。なのにこの瀬戸際でそっぽを向いたのは、もう負けは決まった、俺はもう知らん見放した、勝手にしろということです。それこそ地元の支持者、有権者に対して無責任でしょうが!
担ぎ出したなら最後まで責任取れよ。 そう思われませんか。

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SASUKE、五輪種目に?(2)日々雑記

20220704



そもそもSASUKEとは何か、前記事よりもう少し説明が必要かもしれません。体力自慢の選手たちが難攻不落の障害走に挑む番組で、1997年以来、これまで39回開催されています。


4つのステージに分かれた課題エリア。登場する100人の選手は一人ずつ順に競技し、数多くの障害のうち一つでもクリアできなければ、あるいは制限時間内にゴールできなければその場で脱落します。すべての障害を時間内にクリアする「完全制覇」は、過去4人しか達成していません(うち2人は二度達成)。今は年一回年末の放送ですが、数年に一度しか完全制覇を見ることができない、まことに難しい課題なのです。


障害の内容は大会のたびにマイナーチェンジしていますが、中でも最も難しい一つが「クリフハンガー」です。横に渡されたわずか幅3㌢の突起を掴んで横移動するもので、全体重を指の力だけで支えて数メートルを移動するだけでも凄いのに、ヴァージョンアップした最近では掴まりながら反対側の突起に飛び移るという、信じがたい離れ技が要求されます。


写真がクリフハンガー。左手前から赤い横棒を指先でつかんで右側へにじり寄り、身をひるがえし後ろ側の棒(画面右、裏側が見えている)に飛び移り、さらにアクリル板の下部にあるもう一つの横棒に飛び移るという課題です(時間制限なし)。ありえない。ここまでたどり着きクリアする選手は、ほとんどいませんが。


これに比べれば一見簡単そうに見えるそのほかの障害も、ほんのちょっとのミスや偶然で有力選手でも失敗するようなものばかりでまったく油断ができません。最終課題(ファイナルステージ)までに全員が脱落し一人も出られない大会も多く、それだけに完全制覇者が出るかどうかはまさに手に汗握るスペクタクルになっています。番組後半になるとあまりのCM攻勢に辟易しますけど。


参加者たちが皆、個性あるいい奴らなんです。五輪選手などアスリートたちや芸能人の参加者も多いですが、一般参加の市井の人々が本当にいい。彼らは予選を通過して何度も出場し常連となって、しかし99%以上は敗れています。同じ課題に挑む仲間意識が強く、自分が脱落してもライバルの成功を祈る姿はまことにすがすがしい。


心に残る過去・現在の出場者について、もう少し書いてみましょう。リンク先は第一回大会からずっと演出している乾雅人氏のインタビューですが、興味深いです。


(7/5追記)当初アップした写真はクリフハンガーではなく「バーティカルリミット」ではないかと読者(息子たち)から物言いがつき、調査の結果間違いだと判明しましたので、写真と記事を訂正しました。

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SASUKE、五輪種目に?(1)日々雑記

20220630



長年のSASUKEファンとしては夢見ていたニュースではありますが。未だに信じがたい。虚構新聞かと思いましたよ。

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(スポニチ)TBSは27日、1997年から放送を続ける人気番組「SASUKE~Ninja Warrior~」が五輪種目候補となったことを発表した。世界160以上の国と地域で放送し、現地版も20カ国以上で制作されている世界的人気番組が「近代五種」競技の一つに加えられる可能性が出てきた。
6月27、28日にトルコ・アンカラで行われる近代五種ワールドカップ・ファイナルの後に最初のテスト大会が行われるが、TBSは「SASUKE~Ninja Warrior~」の番組セットを使用できないか、とUIPM、World Obstacleからの要請を受け、大会に協力することで合意。実際にフランスやポーランドなど、欧州での現地版収録で使われている番組セットがテスト大会で使用されることになった。
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誤解のないように、近代五種競技の中の一つとして採用される可能性があるということで、SASUKEが単独でオリンピック種目の一つになるという話ではありません。


近代五種はクーベルタン男爵が提唱したもので、水泳、フェンシング、馬術、射撃、ランニングの5種類での総合得点を争います。これは戦場における斥候の任務を競技化したものといわれます。すなわち、馬で敵陣に乗り込み(馬術)、途中の敵を銃と剣で討ち倒し(射撃・フェンシング)、川を泳いで渡り(水泳)、丘を越えて走りぬける(ランニング / クロスカントリー)。


キングオブスポーツと称えられるにもかかわらず、競技人口が増えないのは馬術の存在と言われます。練習するにもハードルが高くカネがかかる。五輪の本番では大会事務局で用意した馬をくじ引きで選ぶことになっていますが、東京五輪でドイツの女子選手があてがわれた馬をどうしても御することができず(障害飛び越しを馬が拒否したため0点になった)問題になったことは記憶に新しいです。


そんなわけで2028年のロス五輪から馬術が廃止されることが既に決まっています。その代わりに障害物競走を採用することが検討され、その障害にSASUKEのセットが使われるかもしれない、ということです。SASUKEは敵の城に忍び込み、腕力やバランス、敏捷性を発揮してさまざまな罠をくぐり抜け、天守閣を制圧する(城主の首を獲る?)ことを想定していますから、近代五種の趣旨にも合うかもしれません。

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6月にして梅雨明け日々雑記

20220627



連日暑いなと思っていましたら、関東甲信地区が梅雨明けしたと発表が。。(東海、九州南部も)


そうは言ってもまだ6月ですよ?前例がないわけではないようですが、記憶にありません。梅雨入りは平年とそう変わりない時期だったので、記録的な短い梅雨だったとのこと。そうですよね、梅雨らしいお天気なんて今年はどのくらいあったのだろう。


気象庁の人も悩んだでしょうが、普通の年なら「梅雨の晴れ間」と呼ばれるような日が一週間以上続きそうだということで、いったん梅雨明けを宣言したのだろう、とはTVに出てくる気象予報士さんの言葉。実質的には先週後半からもう梅雨入りしていたようです。


真夏日や猛暑日がこのまま7月8月まで続くならば、歴史に残るすさまじい猛暑の夏ということになるでしょうが、7月のどこかで「戻り梅雨」として雨が続く可能性もあるらしいですが。


折しも電力供給がピンチになっていますから、これはえらいことになりますね。いくら政府が節電を呼びかけても、冷房を加減して熱中症になるようではまずいです。電力需要を絞るのではなく供給を増やすのが、王道というものでしょう。原発や火力発電の縮減をいつまでも続けていていいのですかね。きちんと必要性を国民に訴えかけ理解を求めるのが政府のしごとではありませんか。

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披露宴、久しぶりに日々雑記

20220620



この週末、とっても久しぶりに、社員の結婚披露宴にお招きをいただきました。。


当節は入籍はしても披露宴は行わないカップルが少なくありません。そんなわけで私も社長としてご招待いただく機会がずっとないままで、前回は何と10年前のことでした。


新婦のN子さん。昨年1月に入籍していましたが、披露宴を行うばかりになっていたもののコロナ禍のために二度も延期を余儀なくされるという不運に見舞われていました。三度目の正直、待ちに待ったお披露目の場でした。本人たちはもちろん、ご両家の皆さんもさぞかし嬉しかったことでしょう。


出席者は新郎新婦のお友達がほとんどで、平均年齢の2倍近いと思われる私は彼らのパワーに圧倒されたり羨ましかったり。それでも関係の方々から自然な心配りをいただいて、たいへん楽しく居心地よく過ごすことができました。


祝辞の中でこんなことを申し上げました。「大きな宴会が行われなくなって久しかったのですが、このように大勢が集まる結婚ご披露宴が開かれるようになったのは、私たちの仕事にとって励みです。お二人にはその意味でも、心から感謝しております。会場の皆様におかれましては、外食や宴会を必要以上に恐れることなく、大いに世の中を盛り上げていただきたいと思います」


素敵な新郎新婦の今後に幸あれ。本当におめでとうございます。

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俳句の聖地日々雑記

20220607



日本商工会議所の「観光振興大会」という催しが四国松山で行われ、はるばる参加してきました。会議所関係でも総会など大きな大会はコロナ以降ほとんどリモートまたはハイブリッドで行われてきました。こうして千人以上の人が集まるのは久しぶりなのだと思います。私、愛媛県に足を踏み入れるのは初めて。


大会のテーマは「地域の宝 磨いて興そう 観光聖地」というもので、本会議の基調講演はTVの「プレバト」でお馴染みの俳人、夏井いつき氏が行いました。言うまでもなく松山は正岡子規を生んだ街であり、子規の弟子である高浜虚子や河東碧梧桐ら多くの俳人を輩出しています。


プレバトはたまに見ますが、夏井氏の言葉の感覚の鋭さに唸り、俳句の親しみやすさを知ってなるほどと思います。夏井氏は少し前にNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」にも登場し、そのエネルギッシュな活躍に驚かされました。


講演は「人・街・未来をつくる、たとえば俳句」と題して、自らが立ち上げた「俳句甲子園」というイベントを通じて地域おこしをしてきた経験を語り、大変感銘を受けました。


中学の国語教師だった夏井氏は30代で教職を辞し、俳句で身を立てていくことを決意しました。若い俳句ファンを増やし裾野を広げたいと、俳句甲子園を企画します。この冒険は既存の俳壇から疎まれ非難されますが、怖いもの知らずで突き進む。しかし資金の壁に突き当たります。何度かの挫折を乗り越えながら賛同者を増やし、今では全国の仲間たちが地方予選大会を自分たちで(ほとんど本部の手を借りずに)開催してくれるまでになりました。


素材を持っていることは大事ですが、それだけではその土地が「聖地」と呼ばれるようにはならない。仕掛けが必要、それも一発の打ち上げ花火ではなく、じっくりと時間をかけて醸成し初めて自他ともに聖地と認めるような土地ができる。そんなことを改めて考えさせられた、とても印象に残る講演でした。

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大伐採作業進行中日々雑記

20220523





我が家のご近所のお寺が境内に立ち並ぶ杉の木を大規模に伐採していて、街の話題になっております。。


街中にあるお寺としては見上げるような巨木が茂り、それは壮観ではありましたが、カラスの棲家になったり枯葉や枯れ枝がたくさん出たり、不都合もあったことは確かです。強風の吹き荒れた翌朝などは杉の葉があたり一面にうず高く(ちょっとオーバー)積もったりして、お寺さんも気にしていたのでしょう。


それに杉の木は放っておけばどんどん高くなり、時がたてばたつほどいざ切ろうとしても大変な苦労をすることになります。切るなら今のうち。下の写真に黒い板塀が写っていますが、私の子供の頃からずっとある板塀がさすがに傷んでひどい状態になっていて、実はこれを建て直すのにとても邪魔、ということもあるようです。


こんな巨木をどうやって切るかご存じでしょうか。まず大きなクレーンで木の先端部分をホールドし、高所作業車などを使い邪魔な枝を打ち落としてから上から三分の一ほどの幹を電気ノコでカットし、クレーンで地上に慎重に下ろします(写真上)。次の三分の一も同様。最後に地面すれすれの根本から切り取り、切り株だけが残ります。これは簡単には除去できない、当分そのままでしょう。


地上にはチェーンソーを持った別の作業員が何人も待ち構えていて、わさわさしたたくさんの枝をあっという間に落とし、丸太にしてしまいます。丸太と枝をそれぞれ重機でトラックに載せればできあがり。手際の良さにあきれるほどです。御柱祭は終わったばかりですが、次回の御柱に使えそうな木が何十本もできました。


この写真はまだ作業二日目のもので、このあと何日かかけて残っている木をさらにごいごいと切り倒し、今まだ作業中です。お寺の裏手のものまでどんどん伐採していて、あと数日もあれば本当に様変わりするでしょう。いくらかは残すのかもしれませんが。


もったいないような気もしますが、仕方がないですね。毎朝カラスのギャアギャアいう声で起こされていましたが、今のところカラスはもちろん、他の鳥の声もだいぶ少なくなりました。寂しいような、ほっとするような。

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御柱 上社里曳き(2)日々雑記

20220508



これはやはり、メドデコを左右に振って1本ずつ通してゆくのです。鳥居周辺にはメドデコを振るための命綱を引くスペースは少なく、また鳥居が坂を上った最も高い場所にあるため、TVで見るだけでも相当な難所であることはわかります。


少しずつ少しずつ、数十㎝単位で慎重にメドデコを振りながら柱を通してゆきます。てっぺんに乗っている人が鳥居に頭をぶつけては(それどころか、鳥居との間に挟まれたら大けがの危険もある)大変ですからね。手に汗握ります。御柱が無事に鳥居をくぐり抜けていき、拍手が沸き起こります。


さて二日間ですべての御柱がお宮の中に到着し、三日目はいよいよ御柱を立てて据え付ける「建御柱」です。斧係の人たちが柱の上部を円錐形にそぎ落とし、何本ものロープをかけ大勢の乗り手を載せて、人力で巻き取り装置を回して少しずつ柱を立てていきます。クライマックスです。


これまで御柱を曳いてきた大勢の氏子たちが見守る中、盛大に木遣り歌と喇叭が鳴り響き、次々と見事に立ち上がる御柱。湧き上がる拍手と万歳。この三日間、消防喇叭を何百回聞いたでしょうか?何だかあの響きが頭から離れません。


これだけの大作戦、残念ながら事故がつきものです。メドデコが鳥居をくぐるとき、ある柱は通過した後で左右の命綱を引くバランスが崩れ、メドデコが横倒しになってしまいました。上の柱からは何人もの乗り手が落下し、下の柱には下敷きになった人が出て、翌日の新聞によれば怪我人数名、うち重傷者一人、ということでした。


建御柱でも前宮一の柱、途中で柱が大きく横に振れてしまい、TVを見ていてあわや大事故かと思われました。中継画像がすぐに切り替わり、その後どうなったかが報じられないまま私も出かける用事の時間となりました。後で聞くと幸いに怪我人は出ず、仕切り直しは乗り手を載せずに柱を立てたとのこと。


場合によっては大惨事になりかねない事故で、事なきを得て本当に良かった。建御柱では過去に何度も事故が起き、亡くなった人も出ています。


コロナの厳戒下行われた祭典。諏訪の人にとっての御柱祭は(まあ、全員ではないにしても)我々が想像するのと重みが違うでしょう。木落としができなかったぶん、里曳きに力が入ったことと思います。他地区からの見物客を断り参加者も制限された今年の御柱ですが、次回はぜひ本来の形での熱狂を現地で見てみたいものです。まだ来週には下社里曳きもありますぞ。

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御柱 上社里曳き(1)日々雑記

20220505



連休後半。諏訪では御柱祭の「里曳き」という大イベントが3日間にわたって行われ、地元CATVで一部始終を延々と生中継しました。私はそのほとんどを自宅のTVで見物するという(もちろん途中中断もたくさんありましたが)まことに穏やかな連休を過ごしました。


御柱祭は大迫力の木落としが何といっても有名で、私も過去にお招きいただき現地で観覧したことがあります(このブログを始めてすぐ記事にしました)。今回はコロナ対策のため残念ながら木落としは中止となり、トレーラーで御柱を運びました。関係者の落胆はいかばかりかと。


木落としのひと月後、御柱屋敷と呼ばれる広場に安置していた御柱を諏訪大社まで運び(引っ張り)お宮の四方に建てるのが、里曳きです。諏訪大社上社の本宮と前宮それぞれに4本ずつ、合計8本の巨木が街中を行進する賑やかな行事です。私はこれまで馴染みがありませんでしたが、なかなかのスリリングな道中で興奮しました。


御柱の前後左右に斜めに立つメドデコと呼ばれる角のような棒に何人もの人が乗り、オンべを振って気勢を上げます。それぞれの御柱を担当する地区それぞれのカラフルないで立ちも相まって、まことに華やか。しかし10㌧~15㌧もの重さの御柱を何百人もの人が引っ張って運ぶのは簡単なことではありません。


スタートしてすぐ、安国寺交差点でほぼ直角に曲がる難所。メドデコを左右に振って柱の重心を小刻みに動かしつつ、梃子で御柱の向きを少しずつ変えていきます。柱を引っ張る綱の向きも細やかなコントロールが必要です。(短い柱の場合は一気に曲がっていました)


もっとすごいのは、いよいよ御柱を神社境内に運び込むときです。前宮は300段の石段を一気に登っていきます。左右の道幅はわずか。そして前宮も本宮も二基の鳥居をくぐっていきますが、V字に延びるメドデコ(明らかに鳥居の間口より大きい)を人を乗せたまま通過させなければなりません。いったいどうやるのか?

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滑ったのは誰のせい日々雑記

20220423





スーパーの床に落ちていた天ぷらを踏んで転んだのは誰のせい。客が店を訴えていたこの裁判、だいぶ前に記事を目にした覚えがありますが、おかしな判決で決着したのかと勘違いしていました。

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(共同通信)スーパーのレジ前に落ちていた総菜の天ぷらを踏んで転び、けがをしたとして、客の男性(37)がスーパー大手サミット(東京)に約120万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷は、男性の上告を受理しない決定をした。請求を棄却した二審東京高裁判決が確定した。
 男性は2018年4月、サミットストア練馬春日町店でカボチャの天ぷらに足を滑らせて転倒し、膝の靱帯を痛めた。
 一審判決は店の責任を認めた一方、二審判決は「安全確認のため特段の措置を講じる法的義務があったとは認められない」とした。
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妥当な判決だと思います。スーパーは客の安全に配慮する義務がありますが、それは無制限に求められるものではないでしょう。店の床に何か落ちていたらそれを拾うのは店員として当たり前でしょうが、天ぷら売り場の前ならまだしも、レジ前でこんなものを落とすことまで想定せよというのは無理です。一審判決を出した裁判官の見識を疑いたくなりますよ。


ですが、確かに滑りやすい床を何とかしてほしいと思う場面はあります。都会の立派な建造物のロビーやエントランスにある、鏡のようにツルツルに磨かれた石の床。これは怖い。雨の日にこんなところを通るのは、少なからず緊張を強いられます。この店も綺麗なツルツルの床だったのでしょう。


最近は屋外の床をざらざらした凹凸加工のものにして滑らなくしたところも増えてきて、そんな場所を歩くときは心底ほっとします。雪道も歩いている私の靴だって、滑るときは滑りますからね。


当社の玄関の上り口は、いちおうツルツルではありません。建てた当時はたぶんそんなことまで考えていなかったでしょう。良かったなあとは思いますが、それでも雪の日などは気を使っています。

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