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SASUKE、五輪種目に?(2)日々雑記

20220704



そもそもSASUKEとは何か、前記事よりもう少し説明が必要かもしれません。体力自慢の選手たちが難攻不落の障害走に挑む番組で、1997年以来、これまで39回開催されています。


4つのステージに分かれた課題エリア。登場する100人の選手は一人ずつ順に競技し、数多くの障害のうち一つでもクリアできなければ、あるいは制限時間内にゴールできなければその場で脱落します。すべての障害を時間内にクリアする「完全制覇」は、過去4人しか達成していません(うち2人は二度達成)。今は年一回年末の放送ですが、数年に一度しか完全制覇を見ることができない、まことに難しい課題なのです。


障害の内容は大会のたびにマイナーチェンジしていますが、中でも最も難しい一つが「クリフハンガー」です。横に渡されたわずか幅3㌢の突起を掴んで横移動するもので、全体重を指の力だけで支えて数メートルを移動するだけでも凄いのに、ヴァージョンアップした最近では掴まりながら反対側の突起に飛び移るという、信じがたい離れ技が要求されます。


写真がクリフハンガー。左手前から赤い横棒を指先でつかんで右側へにじり寄り、身をひるがえし後ろ側の棒(画面右、裏側が見えている)に飛び移り、さらにアクリル板の下部にあるもう一つの横棒に飛び移るという課題です(時間制限なし)。ありえない。ここまでたどり着きクリアする選手は、ほとんどいませんが。


これに比べれば一見簡単そうに見えるそのほかの障害も、ほんのちょっとのミスや偶然で有力選手でも失敗するようなものばかりでまったく油断ができません。最終課題(ファイナルステージ)までに全員が脱落し一人も出られない大会も多く、それだけに完全制覇者が出るかどうかはまさに手に汗握るスペクタクルになっています。番組後半になるとあまりのCM攻勢に辟易しますけど。


参加者たちが皆、個性あるいい奴らなんです。五輪選手などアスリートたちや芸能人の参加者も多いですが、一般参加の市井の人々が本当にいい。彼らは予選を通過して何度も出場し常連となって、しかし99%以上は敗れています。同じ課題に挑む仲間意識が強く、自分が脱落してもライバルの成功を祈る姿はまことにすがすがしい。


心に残る過去・現在の出場者について、もう少し書いてみましょう。リンク先は第一回大会からずっと演出している乾雅人氏のインタビューですが、興味深いです。


(7/5追記)当初アップした写真はクリフハンガーではなく「バーティカルリミット」ではないかと読者(息子たち)から物言いがつき、調査の結果間違いだと判明しましたので、写真と記事を訂正しました。

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