平成の食品ヒット大賞 (3)しごと
20190315
平成11年~18年。すべて飲料が選ばれています。
平成11年 スーパーホップスマグナムドライ(サントリー)辛口の味わい実現した画期的商品
平成11年 はちみつ黒酢ダイエット(タマノイ酢)食酢で新たな市場開拓
平成12年 キリン生茶(キリンビバレッジ)緑茶本来のうまみ引き出し超大型ヒット
平成13年 アサヒ本生(アサヒビール)発泡酒シェア拡大し№1ブランドに成長
平成13年 まろ茶(日本コカ・コーラ)深くまろやかな味わい
平成14年 アミノサプリ(キリンビバレッジ)アミノ酸を日常飲料化
平成15年 氷結プレミアムフルーツシリーズ(キリンビール) 原料・中身・パッケージで差別化
平成16年 ドラフトワン(サッポロビール)エンドウ豆で新領域を確立
平成16年 伊右衛門(サントリーフーズ)伝統メーカーとタイアップ
平成17年 のどごし生(キリンビール)新ジャンルナンバーワン
平成18年 黒烏龍茶(サントリー)OTPPの脂肪吸収抑制効果に着目
こういうのは、振り返ってみても正直、あまり面白くはありません。コメントすることがないですね。実際に売れてはいたのでしょうけれど、画期的な商品力というよりも飲料の大メーカーさんの配荷パワーやCMの力による部分が多いと思います。
その中でタマノイの「はちみつ黒酢」なんて商品がヒット大賞に選ばれたのは、なかなかいいです。今では「飲む酢」も各社から発売され、立派に新しい市場を作ったといっていいでしょう。黒烏龍茶も機能に着目したいい商品だと思います。
平成の食品ヒット大賞 (2)しごと
20190313
ヒット大賞、続き。。
平成6年 CC.レモン(サントリーフーズ)徹底調査で健康を訴求
水前寺清子のCMソングは誰もが覚えていることでしょう。私はレモン系の清涼飲料を買うことはあまりないですが、今でも元気に売れているようです。
平成6年 すりおろしりんご(宝酒造)果実超えた“果実感”
ネーミングがそのものズバリ。ありそうでなかった食感でした。清涼飲料の方はもうないらしいですが、缶チューハイの方は生き残っています。
平成7年 SPA王(日清食品)熱湯1分で「ここまでうまい」を実現
ラ王に続く王シリーズ。パスタのインスタントでは、まずまずの味だったように思います。値段がちょっと高かったかな?
平成7年 エッセルスーパーカップ“超バニラ”(明治乳業)大容量・高品質を具現
市販用アイスの人気ランキングでは、今なお堂々のトップを走るお化け商品。量もたっぷりだし、やっぱり美味しいです。
平成8年 シュガーレスチョコレート「ゼロ」(ロッテ)新分野創造へ技術開発
糖質ゼロを名乗る商品はさまざまな分野で出てきていますが、これが草分けですかね。
平成9年 スーパーホップス(サントリー)発泡酒カテゴリーを確立
ビールにかかっている高額の酒税を何とかしようとしたすき間商品。各社から追随品も発売されて大ブームになりました。この後「第3のビール」なる商品が出てからは、いわゆる「発泡酒」はちょっと居場所がないですね。
平成9年 ポケモンふりかけ(永谷園)人気・戦略連動しキャラクター市場活性
小袋のふりかけとキャラクターはずっと以前から好相性。今さらですけど、ポケモンってずいぶん前からあったんですね。のちにポケモンGOというモンスターヒットが生まれるとは、この頃はまだ誰も知りません。
平成10年 麒麟淡麗〈生〉(キリンビール)発泡酒の浸透に貢献大
発泡酒はビールとは違う、まがい物だ!という声はビールファンから根強くありました。その中でこの商品はなかなか味が良く、我が家でも夏場はまとめて買っていました。(昨年「本麒麟」に取って代わられましたが)
平成10年 桃の天然水(日本たばこ産業)清涼飲料業界でダントツ
日本たばこが食品に進出して、それまでになかった「透明な桃の飲料」を売り出しました。今では業界で「ニアウォーター」と呼ばれる分野を確立した商品です。
平成の食品ヒット大賞 (1)しごと
20190308
平成も終わりに近づき、この30年間を振り返る企画が多いですね。本欄でもひとつやってみようと思います。といっても、よそ様のつくった振り返り企画をご紹介するだけですが。
それは「平成の食品ヒット大賞を振り返る」。業界紙の「日本食糧新聞」が主催する食品ヒット大賞は、その年の最大の売れ行きや話題性を示した新製品に贈られるものです。基本的には家庭用の商品が対象となります。業界関係者以外の一般の方が目にする機会は少ないと思います。
昭和57年からスタートした歴史ある賞で、最初の年の大賞受賞商品には「大塚 ポカリスエット」と「明星 中華三昧」の二品が選ばれました。年によっては大賞該当商品なし、という場合もあります。食品業界(主に卸売業)のトップたちが審査員となっていて、私も前の勤務先で上司から言われて自分の考えた今年のヒット商品を提出したことがありますよ。
まずは平成元年から5年までの大賞受賞商品を見ていきましょう。社名のあとは日本食糧新聞のひとことコメントです。
平成元年 ダブルソフト(山崎製パン)柔らかさに究極の技法
食パン史上に輝く大ヒット商品、今でもカテゴリーの中心になっていますね。
平成2年 一番搾り生ビール(キリンビール)上品なコクが大ヒットに
スーパードライ一強だったビール業界において、敢然と挑んでしっかりとポジションを築きました。私も、結構好きです。
平成3年 カルピスウォーター(カルピス食品工業)ブランド力で隙間つく
水で割って飲むものだったカルピス。夏の風物詩でしたが、消費のシチュエーションが限定されており、じわじわと売り上げを落としていました。いつでもすぐ飲めるようにあらかじめ水で割っておくという、コロンブスの卵。
平成4年 エバラ浅漬けの素(エバラ食品工業)わかりやすさを徹底
このような分野にもヒットの種は転がっているという面白さ。
平成4年 ラ王(日清食品)新発想の製麺技術
生麺ではないが生麺のような食感という技術力が生んだ商品でした。何度かのモデルチェンジを経て今日に至っています。
平成5年 キャロット100(カゴメ)自然の風味と栄養生かす新製法
トマトだけではない野菜飲料の先鞭をつけた商品でしたね。今も人参100%のジュースはいちおう製造しているようですが、主力は「野菜生活」にシフト。
平成5年 マグヌードル(日清食品)新ジャンルで即席麺の新需要を喚起
チキンラーメンをマグカップで作る発想。オフィスでの需要を切り開いたとされました。「大賞」にふさわしいほど、売れたのかな?
Ça va ? (2)食べもの
20190305
我が家でもサバ缶、ときどき食べますが、マヨネーズか醤油をつけてそのまま食べることが多いですね。やっぱりサイズの大きなものの方がおいしいです。ふっくらと脂が乗っている感じ。
今でこそ品不足で値段も高くなっていますが、一缶あればしっかりご飯が食べられますし、独り暮らしの必需品ではありました。サケ缶は高級品でたまに食べるもの、サバ缶はいつでも食べるもの、的な。
先日もテレビでやっておりました。長野県の北端、新潟県境の飯山市は「日本一サバ缶を食べるまち」なんだそうです。どこの家でもサバ缶を手当たり次第買い込んで備蓄し、煮物はもとよりチャーハンやらカレーやら、サバ缶を使って何でも作るんだとか。缶詰メーカーさんに聞いたことがありますが、竹の子の季節、北信地域でのサバ缶の尋常でない売れ行きは、業界ではよく知られていることです。
長野県北部は、サバ缶と竹の子の味噌味の煮物を本当によく食べるそうです。煮物というより味噌汁かな?竹の子といってもネマガリダケ(姫竹)という細いもの。北信には、太さ何センチもあるような孟宗竹の仲間がありません。従って食べる習慣もないそうです。これは北信育ちの人に聞きました。
竹の子ではないですが、当社でも以前、サバ缶と大根を大きな鍋で味噌煮にしたものを賄でよく作りました。もう二十年以上前ですが、当時家の畑で大根を作っていた人が何本も持ってきてくれて。缶詰の煮汁を入れれば味が出るから味噌以外は入れなくていいんだよ、なんてやってましたな。懐かしい。
サバ缶も原料不足のため、この春から値上げとなります。貧乏学生の糧たるポジションを失うことになるかもしれません。サバの資源問題については、改めて書こうと思います。
パン旅。食べもの
20190303
NHK-BSプレミアムで平日夜7時から「パン旅。」という番組をやっております。週4日×4週間で、合計16回。一回に2軒のお店を紹介しますので、合計32軒のパン屋さんが登場する予定です。これまで不定期に放送されていて、地方の店が登場することもありましたが、いま集中放映中のシリーズはほとんど都内のお店です。
女優の木南晴夏さんが日替わりで女性ゲストを連れて歩きます。登場するのは小さなお店が多く、購入して近くの公園とか、店の軒下(!)でゲストと二人でいろいろなパンを賞味します。木南さん、ちゃんとパン用まな板とパン切包丁を持参していて、その場で切っておいしそうに食べてます。この方「おとなの週末」誌にパンの連載を持っているくらいで、かなりのパン好きでいらっしゃるご様子。
私は最近の都内ベーカリー事情にはあまり詳しくなく、登場するほとんどのお店は初めて聞く名前です。
なかで大岡山のヒンメルという店が紹介され、放映直後、近所に行く機会があったので寄ってみました。ドイツパンを中心とした店で「クラプフェン」というドイツ風ドーナツが名物だそうです。それを始め番組に出てきたパンを中心にいくつも買いこんで駒ヶ根に帰って食べましたが、どれも大変おいしく、もっと早く知っていればなあと思いました。
番組はパン研究家の池田浩明さんが監修しています。池田氏はパン屋ガイドの本を何冊も出していますが、私がガイドブックとしてしばしば参照しているのは「サッカロマイセスセレビシエ」(ガイドワークス)という本。都内と近郊の188店を取り上げています。
白金の「マルイチベーグル」築地の「オリミネ」武蔵小山「ネモ」など、本書の推薦を見て訪れた店はいくつかありますが、どれも魅力的な店ばかりで、はずれはないですね。もちろん今回のパン旅で紹介されている店も。良き指南書の大切さを改めて感じます。
話をパン旅に戻しますが、こんなペースで放送していったのではいくら何でももったいないです。録画して一生懸命観ていますが、追いつかない。ほんらい、週一でゆるゆると観ていくタイプの番組だと思いますよ。そのうち再放送もあるでしょうけれど。
関連リンク: BSプレミアム パン旅。
手ぶらで帰る日々雑記
20190301
米朝首脳会談。世界各国(まあ、東アジア中心でしょうが)の眼がハノイに集まりましたが、結局は何の合意にも至らず、ただ会っただけに終わりました。キャンセルされたひと気のない昼食会場の写真が、虚しかった。
正直、ほっとした人、多かったんじゃないでしょうかね。米国内での巻き返しを図ろうと焦ったトランプ大統領が、強引に形を作ろうと無茶な妥協をしてしまうのではないかと。北朝鮮を核保有国として認め、アメリカに届くICBMだけを廃棄させることで幕引きでもされたなら、日本はたまったものじゃありません。「最悪のシナリオ」は回避されました。
経済制裁の「完全な解除」を求めるのであれば、自分も「完全な核放棄」をする覚悟をしなければなりません。こんな中途半端な甘い合意が成立するなんて、最初から無理に決まっています。いくらトランプが国家元首としての思慮深さに欠ける人だといっても、側近だってついているんだし。
今回の会談を北朝鮮国内メディアで大々的に宣伝してきた金正恩の面子は丸つぶれ。会談物別れのニュースは同国内ではまだ流れていないそうですが、どうなんでしょう、このまんま、知らん顔を決め込むのかな。
そして、金正恩の次にこの結果に落胆しているのは、文在寅韓国大統領でしょう。南北融和に前のめりになる余り、大事なことを忘れてきたツケを払うことになります。会談一日後の今日には彼らが日本から独立したと主張する百回目の「三一節」が大々的に催されるそうですが、挨拶文は最初から書き直しですな。
やっぱり交渉事は、焦った方が負けです。北に対する制裁は、相当効いているのです。今回は日本の拉致被害者についても言及があったそうで、これについては日本にも時間がないわけですが、焦って足元を見られてはいけません。
65時間かけて鉄道の旅を楽しんで(?)きた金正恩、何もお土産を持ち帰ることができず、帰路はさぞかし憂鬱な旅になることでしょう。北京にも報告しなくちゃならないだろうし。
ワニワニパニック日々雑記
20190226
小さなお子さんやお孫さんをお持ちの方、ゲーセンやスーパーのゲームコーナーで楽しまれたことがあるのでは。。
昔の「モグラ叩きゲーム」のバリエーションですな。ワニワニパニックなんて名前は知りませんでしたが、私も子供が小さかった時は見かけるとよく遊びましたよ。子供より私の方が熱中してたりして。結構得意なんです。
備え付けの柔らかいハンマーで、攻撃してきたワニを叩きます。最初は一匹ずつ出たり引っ込んだりするので簡単ですが、残り何十秒かになると「もー、おこったぞー」とキレたワニたちが一斉攻撃を仕掛けてきて、退治する方は大あわて、というわけ。このときの手つきは打楽器を演奏するときのそれと共通するものがあり、手首を上手に使うのがポイント(ドヤ顔で)。
この愛すべきゲームが、絶滅の危機にあるのだとか。
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(週刊朝日)ゲームセンターにいる御馴染みの“ワニ”が絶滅の危機に瀕している。保護するにも手段が乏しく、近い将来、地球上から消滅してしまう可能性もあるという。(中略)それが“絶滅危惧種”となりつつあるのは、製造元のアミューズメント機器製造会社KHP(旧ホープ)が2017年、特別精算により倒産したからだ。
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会社が潰れてしまったのですか。
記事によれば、ゲーム機自体はまずまずの人気で、子供たちばかりでなく「酔っ払った大人が懐かしんだり、外国人が楽しんだりしている」とのこと。なのに絶滅危惧種となってしまったのは、業界の構造的な理由があるようです。
「ホープが潰れたのはワニワニパニックの不振というより、日本のアミューズメント市場全般的な問題で、ゲームセンターの縮小、アミューズメント産業の衰退が大きい。缶ジュースですら、100円から130円などに値段が上がっているのに、昔からゲームセンターは100円のままですから」と識者がコメントしています。
ゲームはワンコインという固定観念が利用者にありますからね。機械の構造にも大幅な手直しが必要でしょうが、缶ジュースはその点クリアしてきた歴史があります。ゲーム代には標準小売価格―定価というものがありませんから、それぞれの店舗で独自の価格設定をすることも、やろうと思えばできるのでは。ま、高くすれば客足は相当遠のくでしょうがね…
修理の業者さんも、部品がなくなればお手上げだそうです。ゲーム台には「強く叩きすぎるとワニが痛がります。優しくしてあげて下さい」と貼り紙があるそうな。気合が入りすぎて壊してしまっては元も子もありません。長く楽しめますよう、どうぞ、お手柔らかに。
目立たなきゃ日々雑記
20190220
これも東京出張にて発見。。
地下鉄の永田町駅から地上に出る通路の中に、「都道府県会館」というビルを通過するルートがあるのです(わざわざ通ったわけでなく、初めて通ったのが偶々このルートでした)。朝夕は数多くの通勤客が通ると思われますが、昼間はまあ、閑散としています。
その通路に、全国の47都道府県のPRコーナーが設けられ、各県の観光ポスターと数種類のパンフレットがそれぞれ置かれています。都道府県会館ですからね。公益財団法人、だそうです。
ずらりと並んだポスター。あれ?
ポスターの上につけられた県名プレート。向こうに何やら赤くピカピカしているものがある。何でしょう。
近くに寄ってみますと…
何とわが長野県!
ハハハ、大したものです。他県の人が笑っているのかもしれませんが、でも、これだけポスターが集まっているのですから、目立たなきゃ見てもらえませんよね。
ちょっと感心。やるなら、このくらいでなくっちゃ。
朝ラー(ソラノイロ)お店紹介
20190218
多くの人は朝っぱらからラーメンなぞ食べないものです。もちろん私にもそのような習慣はありませんが、世間には朝食向けにオープンしているラーメン屋さんがいくつもあるそうな。それぞれちゃんとお客がついているようですよ。
先日東京出張の折。朝から東京駅付近で用事があり、ちょうどいい、エキ地下のどこかで朝飯を食べようと思ったわけです。入場券を求めてエキナカへ行けばパン屋さん(ブルディガラエクスプレス…おいしいパンを売ってます。イートインも)などありますが、駅の外で何かあるかと八重洲地下街を歩いてみますと。
東京ラーメンストリートなる一角があり、数店のラーメン屋が軒を連ねています。その中に「朝ラー」をやっている店が二軒ありました。つけめんの名店として有名な「六厘舎」、そしてヘルシーラーメンを売りにしている、これまた有名な「ソラノイロ」。
六厘舎は店内は満員、長くはないが行列までできています。朝っぱらから行列なんぞしたかぁねえや、いっぽうソラノイロは空席があり、ついフラフラとそちらに入ってしまいました。
朝のメニューは「朝ベジソバ」「煮干し中華そば」の二種類。ここはやっぱり、この店の看板であるベジソバを頼むしかないでしょう。中年のお腹にもやさしいことを期待して。
しばらく待って供されたラーメンは写真の通り。麺もスープもオレンジ色、トッピングは蓮根の素揚げ、茹でたキャベツ、生人参の千切り、プチトマト、等々。オール野菜です。丼の縁についている辛味噌で味変できます。
食べてみると、野菜ポタージュのようなほのかな甘み、そして意外なコクに驚きます。麺の色はパプリカ色素で、動物性の原料は調味料も含め一切使っていないとのことですが、全然物足りなくはないですね。朝メニューですからボリュームは若干控えめなのでしょうけれど、まったく罪悪感なしで満足しましたよ。
このお店、存在は以前から知っていましたが、こんなサラダみたいなラーメンが美味いわけないと敬遠していました。これまでの偏見を反省します。周囲には女性の一人客も何人もいて、お店の狙いがちゃんと適中していることを窺わせます。面白い朝ラーでした。
関連リンク: ラーメン【ソラノイロ】公式サイト
がんばれ池江璃花子日々雑記
20190212
まさに伸び盛り、これから自分の時代を謳歌しようとする18歳の少女に、こんな病気が襲いかかるとは…。信じられません。
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(本人のtwitterより)
応援してくださる皆様、関係者の皆様へご報告があります。
日頃から応援、ご支援を頂きありがとうございます。
この度、体調不良としてオーストラリアから緊急帰国し検査を受けた結果、「白血病」という診断が出ました。
私自身、未だに信じられず、混乱している状況です。
ですが、しっかり治療をすれば完治する病気でもあります。
今後の予定としては、日本選手権の出場を断念せざるを得ません。今は少し休養を取り、治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います。これからも温かく見守っていただけると嬉しいです。
池江璃花子
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こんな健康そのものの人が、よりにもよって白血病とは、誰もが耳を疑ったでしょう。しかし昔のイメージと違い、ご本人も書いているように治らない病気ではありません。特に今回は早期発見できたようですから、完全治癒は大いに期待できます。
「アスリート池江璃花子」は少しの間お休みして、治療に専念し、必ず病気に打ち勝ってもらいたい。そのたぐいまれな身体能力とたゆまぬ努力で、これまで多くの人々を勇気づけてきた彼女です。きっとまた、天真爛漫の笑顔で私たちの前に出てきてくれると信じます。それまで、しっかり見守りたい。
応援します。がんばれ、池江璃花子。