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平成の食品ヒット大賞 (1)しごと

20190308





平成も終わりに近づき、この30年間を振り返る企画が多いですね。本欄でもひとつやってみようと思います。といっても、よそ様のつくった振り返り企画をご紹介するだけですが。


それは「平成の食品ヒット大賞を振り返る」。業界紙の「日本食糧新聞」が主催する食品ヒット大賞は、その年の最大の売れ行きや話題性を示した新製品に贈られるものです。基本的には家庭用の商品が対象となります。業界関係者以外の一般の方が目にする機会は少ないと思います。


昭和57年からスタートした歴史ある賞で、最初の年の大賞受賞商品には「大塚 ポカリスエット」と「明星 中華三昧」の二品が選ばれました。年によっては大賞該当商品なし、という場合もあります。食品業界(主に卸売業)のトップたちが審査員となっていて、私も前の勤務先で上司から言われて自分の考えた今年のヒット商品を提出したことがありますよ。


まずは平成元年から5年までの大賞受賞商品を見ていきましょう。社名のあとは日本食糧新聞のひとことコメントです。


平成元年 ダブルソフト(山崎製パン)柔らかさに究極の技法
 食パン史上に輝く大ヒット商品、今でもカテゴリーの中心になっていますね。

平成2年 一番搾り生ビール(キリンビール)上品なコクが大ヒットに
 スーパードライ一強だったビール業界において、敢然と挑んでしっかりとポジションを築きました。私も、結構好きです。

平成3年 カルピスウォーター(カルピス食品工業)ブランド力で隙間つく
 水で割って飲むものだったカルピス。夏の風物詩でしたが、消費のシチュエーションが限定されており、じわじわと売り上げを落としていました。いつでもすぐ飲めるようにあらかじめ水で割っておくという、コロンブスの卵。

平成4年 エバラ浅漬けの素(エバラ食品工業)わかりやすさを徹底
 このような分野にもヒットの種は転がっているという面白さ。

平成4年 ラ王(日清食品)新発想の製麺技術
 生麺ではないが生麺のような食感という技術力が生んだ商品でした。何度かのモデルチェンジを経て今日に至っています。

平成5年 キャロット100(カゴメ)自然の風味と栄養生かす新製法
 トマトだけではない野菜飲料の先鞭をつけた商品でしたね。今も人参100%のジュースはいちおう製造しているようですが、主力は「野菜生活」にシフト。

平成5年 マグヌードル(日清食品)新ジャンルで即席麺の新需要を喚起
 チキンラーメンをマグカップで作る発想。オフィスでの需要を切り開いたとされました。「大賞」にふさわしいほど、売れたのかな?

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