ウォシュレット日々雑記
20210617
日経「私の履歴書」で、TOTOの元社長、木瀬輝雄氏の連載をやっております。TOTOといえばウォシュレット。私もとってもお世話になっておりますよ。
発売当時から画期的な商品と注目を集めてはいましたが、実際の販売は軌道に乗るまで苦戦を強いられていたようで、また製品の故障が続発し対処に追われた苦労話が(さらっと)書かれています。
私の学生時代、銀座の珈琲専門店でバイトしていた話を以前書きました。この店は近所のオフィスへコーヒーの出前も行っていて、近くにTOTOの本社兼ショールームがあり、ある日最上階の会議室へアイスコーヒー20杯ほどを配達に行きました(グラスに入れ、こぼれないようラップで蓋をしてバスケットに入れて運ぶ)。
さすがにもう時効でしょうから書いてしまいます。会議出席者の皆さんにコーヒーを配る数分間、耳に入ってしまうのはウォシュレットが売れ行き不振だとの報告。深刻な雰囲気の会議だったと記憶しています。あんなに話題なのに、売れないんだ、と不思議に思ったものです。私がTOTOへ出前したのはこの一回だけだったので印象に残っていますが、この会議に木瀬氏もいらっしゃったのですかね。
戸川純出演の歴史に残る名CM「おしりだって、洗ってほしい」がオンエアされたのは82年9月だそうですから、その影響がそろそろ数字に出るか出ないか、という頃だったのでしょうか。掌に絵の具を塗りつけるCMはすごいインパクト、説得力でした。戸川純のキャラクターも強烈でしたが、この人、私と同い年なんだ。
今では温水洗浄便座はどのくらいの普及率なのでしょうか?調べると、一般世帯では80%を超えているそうですから(2020年の調査)かなりのものですよね。でも海外での使用者はまだまだ少なく、中国で5%、米国でも10%程度だそうです。日本へ旅行に来て使った人がその快適さに驚嘆するという話を聞きますが、何で普及しないのですかね。
(6/18追記、水質の問題ではないかと友人からメールをいただきました。トイレの水とはいえ、機器に与える影響とか確かにありそうです)
日本でもここまで来るのに40年かかっています。海外でもひとたびブームが始まれば、いわゆる「青天井マーケット」、我慢の時期を通り越せば爆発的な伸びも期待できると思いますが…
天竜河畔、朗々と(2)音楽ばなし
20210609
ソリストアンコール。クリストーフォリ氏「ここに何か楽譜が…」とつぶやきながら楽器を構え、柔らかい調べをゆっくりと吹き始めました。
数秒間、何の曲だかわからなかったのですが、聴き覚えのある曲だと気が付きました。高校の応援歌「天竜河畔」です。
天竜河畔は何曲かある応援歌の中でも別格で、野球応援の時はもちろん、文化祭や卒業式、コンパなど様々な場面で歌い続けられています。皆が肩を組んで歌うこの歌は同窓会などでも校歌より盛り上がり、親しまれていると言って良いでしょう。
私の頃は、ほとんど絶叫に近い大声で歌われていました。男子が圧倒的に多かった時代からの伝統でしょう。少なくともこの十数年ほどは、この歌は当時とは比較にならないほど大人しくきちんと?歌われており、少々寂しさを覚えないでもありません。
さてク氏のトランペット、ほんとうにスローなテンポでしみじみ、朗々と歌い上げられ、私の持っていたこの歌のイメージを覆しました。5音音階短調のメロディーは、もともと哀愁を感じさせる要素がありますが、それに加えて気品と風格までを備えたこんな魅力があったとは!
無伴奏でメロディのみが奏でられ、原曲では歌の合間に「サッサ!」と合の手が入るところでピアノの和音が華やかに登場し、2番は現代風で美しいピアノ伴奏とともに演奏されました。私の席からはピアノが見えず、しかしその音色は只者ではないと思いましたら協奏曲の作曲者、伊藤康英氏が弾いていたのでした。アレンジも彼の手によるのでしょうね。
協奏曲よりもこちらの方が強烈な印象を残したアンコールで、本来のアンコールの趣旨と違うのかもしれませんが、会場の生徒や同窓生にとってまたとないプレゼントであったと思います。
天竜河畔に咲く桜 薫ヶ丘に散る紅葉
そは血に燃ゆる若人の 雄々しき心の徴なれ サッサ
何年かすれば高校再編で他校と統合が決まっているわが母校。校歌はどうしたって新しく作ることになるでしょうが、この歌だけはなくしてほしくない、なあ。
天竜河畔、朗々と(1)音楽ばなし
20210607
高校時代に青春を捧げた?吹奏楽部の年1回の定期演奏会にずっと通っています。今年で第66回、県下の高校の中ではトップクラスの長い歴史を誇っています。私の現役時代は22から24回でした。あれから40年以上もたつのだから、年取るわけだ。
今回は高校の創立百周年を記念する特別企画がありました(本当は昨年行われるはずだった)。日本フィルハーモニー交響楽団のソロトランペット奏者、オッタヴィアーノ・クリストーフォリ氏を招いてのトランペット協奏曲の演奏です。
本来は高校同窓会による百周年記念事業の一環として日フィルの演奏会が行われ、合唱や弦楽、吹奏楽部の現役生徒たちとの交流・共演も併せて行われるはずでした。昨年の企画がコロナのせいで今年に延び、今年もまた実施できずにさらに1年の延期が決まりました。準備してきた生徒たちの気持ちを考え、目玉だったプロ奏者との共演だけでも吹奏楽部の定期公演で行おう、という計らいです。
協奏曲は作曲家伊藤康英氏によるもので、クリストーフォリ氏の出身地イタリアで初演され、今回が国内初演になるとのこと。15分ほどのコンパクトな3楽章からなり、歌心あふれる緩徐楽章や日本民謡を思わせる踊りなど、現代ものとはいえ大変聴きやすい曲でした。
ク氏のトランペット、輝かしい音から甘く柔らかな音まで吹き分け、技術的にもまったくお見事でした。共演した高校生たちは、ソロを聴きながらつけてゆく難しさをひしひし感じたことと思いますが、よく頑張って曲の雰囲気を表現していました。私も協奏曲はプロアマいろんなソリストと過去10曲近くやってますが、何度振っても難しいです。
本題はここからでして、協奏曲が終わって拍手喝采を浴びたク氏、いわゆる「ソリストアンコール」を吹いたのですが、その曲が…
関連リンク: 伊藤康英「トランペット協奏曲」初演 youtube
むぎゅー日々雑記
20210603
禁断の行為。本当にやる人、おるんだ。
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(朝日新聞) 奈良県警西和署は5月31日、スーパーで果物などを指で押しつぶしたとして広陵町古寺の無職の男(71)を器物損壊の疑いで逮捕し、発表した。「ストレスや悩みを解消するためだった」と容疑を認めているという。署によると、男は10日午後6時25分ごろ、上牧町のスーパーで、キウイやバナナ、パプリカ計16点(4145円相当)を指で押しつぶした疑いがある。
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容疑者は近所で一年前まで鮮魚店を営んでいて、このスーパーの魚の品質が向上していたことに悩んでいたとのこと。店を畳んでから一年もしてのご乱心、相当根に持っていたのですねえ。
スーパーの陳列商品を指で押しつぶすといえば、伊丹十三監督の映画「タンポポ」でしょう。夜遅く、津川雅彦扮する店長がひとりで高級そうな食料品店の店番をしています。そこへ現れたお客の老婆(原泉)、あきらかに挙動が不審です。
店長の目を盗み、おいしそうな桃を手に取っていじくり回し、両手の親指でグイグイと押してぐちゃぐちゃにしてしまいます。気づいた店長が追いかけますが、逃げ隠れしながらカマンベールチーズやらパンやらを次々と押しつぶしていきます。最後には現場を押さえられ、ハエ叩きで手を叩かれて御用。
さまざまな食エピソードを詰め込んだ映画の中で、多くの人が「やっちゃいけないんだけど、本当はやってみたくてむずむずする」ことを実際にやらせたエピソードでした。
この行為、実際にやってみたいかと言われれば、どうでしょう?子供じみており、それほど魅力的とはいえないかな。奈良の事件の容疑者は自ら仕事として食品を扱っていたわけですが、犯行中は恨みを晴らす気持ちはともかく、つぶすこと自体に果たして気持ちよさを感じていたのでしょうか。
台湾パイナップル頒布会(2)しごと
20210531
台湾パイナップル。肝心のお味は、どうだったかな。
今回はすぐ食べられる完熟のものを仕入れたのですが、当日入荷したものが予想以上に熟していて、実は傷んでいたものもいくつもあったのです。急遽すべての箱を開封して全部を検品し、駄目なものは撤去し大丈夫なものだけを販売しました。
傷みかけていたものをカットして味をみてみました。
これはまさに、素晴らしい天然の甘さと香り!溢れ出る果汁、前評判通り芯まで違和感なく食べられて、繊維が気になることもないほど柔らかい。酸味やえぐみなぞ全然ありません。缶詰のパイナップルに引けを取らない甘さで、まさに南国の味、「トロピカルフルーツ」の楽しさを存分に味わえるおいしさです。
掛け値なしに、私が人生で食べたパイナップルの中で一番おいしかった!(まだフィリピンやハワイの現地で食べたことはありませんけど)台湾産パイナップルの独特の風味ももちろん、こういっちゃあ何ですが、果物も腐る寸前が一番うまいってことですか?1月14日の本欄で、メロンを頂いたまま放っておいて、ぐにゃぐにゃ柔らかくなってから食べたおいしさを書きました。あれほどイッちゃってはさすがに売り物になりませんが、やっぱり完熟のフルーツは最高です。
販売するとき、お一人お一人に「完熟してますから、できるだけ早くお召し上がりください!」と声をかけさせていただきました。皆さんに一番おいしい食べごろを提供できたと思います。(日持ちはしませんが)
次回6月2日に第2回の頒布会を行いますが、TV効果もあって今日現在ほとんどは予約で売れてしまったようです。こんど入荷するのは前回ほどの完熟ではないと聞いていますので、食べごろを見極めながら楽しむこともできるかと思います。
この頒布会で駒ヶ根周辺に3000個のパイナップルがあふれ、皆さんにその美味しさを実感していただければ、今後は地域内のお店で購入されるきっかけ作りにもなるかと思います。そんなことで、台湾との結びつきを市民の方々に感じてもらえるかな…と期待しているのです。
台湾パイナップル頒布会(1)しごと
20210529
3月7日の記事で台湾産パイナップルが厳しい状況に置かれている話を書きました。あれから話が進み、消費拡大とPR支援のため駒ヶ根商工会議所では頒布会を行うことになりました。今週と来週の二回に分けて、約500ケース(3000玉)のパイナップルを販売中なのです。
何度か本欄で書いているように、駒ヶ根市は10年近く前から台中市からのインバウンド観光に力を入れてきました。2018年11月には長野県も巻き込み相互交流の覚書に調印しています。下記は当時の現地新聞の記事。
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(台北 11月6日 中央社)台中市の林佳龍市長は4日、同市内で長野県の阿部守一知事、同県駒ヶ根市の杉本幸治市長と観光・教育交流に関する3者間の覚書に調印した。林市長は、台中市と駒ヶ根市は6年余りにわたる交流を通して友好の基盤を固めてきたと述べ、台中国際空港と松本空港を結ぶチャーター便の運航や農業、教育、文化、観光などの分野における協力に期待を示した。
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私もこのとき訪問団の一員として、ちょうど国際花博が開催された台中を訪れ歓迎を受けました。人口280万の台中市に比べ僅か3万人の駒ヶ根はアリのような規模ですが、当時の杉本市長が何度も熱心にアプローチを続け、パートナーとして認められる存在になったのです。
その後、両市とも市長が交代し、昨年はコロナが始まって交流は実質的にストップしています。それでもせっかく築いた友好関係を大切にしようと、台湾パイナップル苦境の折り少しでも役に立ちたくて商工会議所が音頭を取り頒布会を企画したのです。(台中市は産地ではありませんが、台湾の駐日経済文化代表処とも連携を取って行ったもの)
パイナップルの調達は輸入商社を通じ当社が扱わせてもらいました。第1回頒布会は26日に行われ、200ケースを超える商品を商工会館の駐車場に運び、当社社員と今回仕入先の所長さんもお手伝いしながら、ドライブスルー方式で全数を販売しました。ケース販売のみでご家庭で5~6玉は多いかと思いましたが、お知り合いに分けたりされたようです。
当日は各メディアが取材に訪れ、中でもSBC信越放送では「ずくだせテレビ」とういう番組中で4分半ほど生中継されました。
私がインタビューに応じながら対応し、事前の打ち合わせでは上記の「なぜ駒ヶ根で台湾パイナップルなのか」をお話しするはずだったのです。ディレクターさんは「ここ、大事なところだからね」と仲間内で念を押してました。直前のリハでは簡潔にうまく説明できていたと思うのですが、本番ではリポーターさんが他のことを一生懸命話していて肝心なことに触れられず、これは残念。
獺祭の意見広告しごと
20210525
昨日の日経に意見広告が出ました。今や日本を代表するお酒として不動の存在となった「獺祭」の蔵元、山口の旭酒造、桜井一宏社長によるものです。
私たちは、日本の飲食店の「いのち」と共にあります
とタイトルがついています。
昨日はバタバタと忙しくて新聞を全部読む時間がなく、夕方になってようやく日経を開きこの全面広告に気が付きました。あちこちで話題になっているようです。
私の、いや私たち飲食にかかわる仕事に携わる人たちの叫びを、すべて代弁してくれています。感謝の一言です。
ぜひお読みいただきたいです。画像がやや小さく読みにくいかと思いますので、全文の載った同社のページにリンクを貼っておきますね。
関連リンク: 旭酒造ホームページより
ニシキヘビ無事捕獲日々雑記
20210523
灯台下暗し!
何日もかけて大勢が探し回ったアミメニシキヘビが、実は逃げ出したはずの家の屋根裏にひそんでいたとは。周囲の人たち、ほっとしたと同時に、さぞ呆れたことでしょう。。
写真のどや顔の男性は、飼い主ではなく、静岡の動物園の園長さんだそうです。
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(週刊女性)横浜市戸塚区で飼育中のアパートから逃げたアミメニシキヘビが22日夕に屋根裏で見つかった騒動の結末は、専門家の眼力のすごさをまざまざと見せつけた。
潜伏先予測が的中し発見・捕獲したのは、静岡県にある国内最大の爬虫類・両生類の体感型動物園「iZoo(イズー)」の白輪剛史園長。一般社団法人日本爬虫類両生類協会の理事長も務める。飼い主と面識がなかったにもかかわらず、助言を請われて引き受け、周辺住民がおびえる逃走劇を終わらせた。
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詳しくはリンク先の記事をお読みいただきたいですが、白輪園長はヘビの逃亡発覚時から報道陣などに「建物内が怪しい」と語っていたそうで、専門家の面目躍如です。何で家の中をもっとしっかり探さなかったのか、家主さんが反対したとか言われていますが、ずっと捜索に駆り出された警察がお気の毒。もっと早くにプロのアドバイスを聞いていれば良かったですね。蛇の道はヘビですから。
ニシキヘビは本来おとなしい性格だそうで毒もありません。海外旅行で観光客に、ニシキヘビを肩に掛けたりした写真を撮らせることもありますね。しかしうっかり踏んづけたりすれば、その強力な締め付けで子供などは絞め殺されかねないですから、やはり危険な存在でした。
ヘビに罪はありませんが、飼い主が平謝りするのは、まあ当然です。飼い主はこのヘビ以外にも他のヘビやらワニやら、いっぱい飼っていたそうですが、住宅街でこんなものをペットにされては、かないませんね。こういうものを扱う動物商もいるわけですな。どうやって送ってくるのやら。
警戒レベル5しごと
20210522
コロナが上伊那地域にも跋扈し始めました。。
この一週間に伊那市周辺の感染者が増加し始め、駒ヶ根市でも相次いで感染者が出るようになりました。長野県は20日、上伊那郡のうち伊那、駒ヶ根、箕輪、南箕輪、宮田の5市町村を「感染警戒レベル5」に引き上げました。6段階のうち悪い方から2番目で、全県で当地だけがこのレベルになってしまいました。
画像は21日の新聞で、当地だけが紫色になっています。この図ではオレンジ色になっている地域も一日遅れてレベルが4に上がり、現在は当地が紫、ほかの全域が赤になりました。
上伊那は県内の各地域で感染が広まっていても、取り残されたように感染者のごく少ないエリアでしたが、今月になってから急にこのような状況になりました。コロナ上陸以来、過去にない事態です。時間の問題でそのうちには来ると思っていましたが、あーあという感じです。
なんと私の知人にも複数の感染者が出ているのです。コロナがいきなり身近に迫ってきました。まだ検査結果の出ていない人もいるらしいですし、一度感染者が出れば周囲の接触者を広く検査しますから、しばらくは芋づる式に増えるかもしれません。
感染者を探して誹謗したりするような空気が(今のところ私には)感じられないのは幸いです。これだけは絶対駄目です。地域住民の民度が問われますよ。症状の出た人には一日も早く治癒してもらいたい。
市町村などの管理下にある飲食施設はことごとく休業、市井の酒を提供する飲食業には23日から6月5日まで営業時間短縮の要請が県から出されました。またしても当社には大逆風です。これらの分野では、しばらく商売にならないでしょう。
飲食店には休業・時短の協力金が一日何万円か出るようですが、関連業者はどうなるのでしょうか。まさかほったらかしにされることはないでしょうね!?少なくとも、協力でなく市町村の判断で休業になる施設へ納入している業者には、きちんと補償をする義務があるのでは。
いずれにしても、感染の連鎖が収まることを待つしかありません。2週間のうちに、風が通り過ぎることを願っています。
梅もぎ日々雑記
20210517
妻の実家に梅の木があり、季節になると実を収穫するのが私の仕事になっています。先週末、例年のごとく出動してきました。
実際は梅の木一本分の実を採るなんて、全然大した作業ではありません。梅の実はむしれば簡単にもぎ取れますし、普段だと腰に「びく」を着けますが、なーに、地面に落としてあとで拾い集めればいいのです(下が固いコンクリートだと実が割れてしまいますが)。いやらしい毛虫とかもいませんし。
実家には結構高い脚立があります。高齢者の(私ゃまだ先の話ですが)脚立作業で転落する事故は身近にも結構ありますので、そこだけしっかり気を付ければ。手の届きにくい場所にも実が成っていますが、私のような運動神経の鈍い者が欲をかくとえらいことになります。無理せず潔くあきらめます。
ちょっと前に買った柄の長い木バサミ、持ってくればよかったと思いました。高い場所、遠い場所のはこれで枝ごと落としてしまえばラクですね。木の背丈があまり高くなってしまっても困りますし。来年は忘れないようにしよう。(ここに書いておけば大丈夫)
2.3㎏のささやかな収穫でした。漬けるのは母に任せます。最近まで私の家にも古い梅の木があり、収穫はやっぱり私の仕事だったのですが、数年前カイガラムシにやられ木が駄目になってしまいました。残念ながら切り倒すことになり、ちょっと悲しかったな。
白状しますと私、じつは小さいころから梅は基本的に苦手で、甘く漬けたのも酸っぱいのも進んで食べることがありません。せっかく収穫しても恩恵を自ら感じることがなく、でもまあ、家族や誰かが食べてくれるからいいですけどね。大地の恵みと言うには大袈裟です、大地のおこぼれとでも言ったところかな。