グランドフェア一週間前しごと
20101014
第35回伊勢喜グランドフェア2010まで あと一週間となりました。社内はもう準備、準備、準備で、かなりテンションが高まっております。
メーカーさんや商社さんの出展と併せ、今年も当社独自の企画をいろいろと組んでおります。テーマを決め、商品をセレクトし、価格設定をし、サンプルを調達し、見せ方並べ方を考え、ポスターやプライスカードを作ります。
営業の社員は皆どこかの企画を担当します。大変ですが、やりがいがありますよ!学校の文化祭を思い出します。学校と違うのは、決して自己満足で終わらせずに、ご覧になったお客様に何かしら、お役に立てるヒントをお持ち帰りいただかなくてはならないことですね。
先週末には「売れ筋のフリーカットとポーションケーキ」コーナーの担当者が、休日返上で魅力的なレイアウトを試行錯誤しておりました。冷凍ケーキは近年ずいぶんと進化しています。特にバンケットなどで使いやすいフリーカットタイプのものが、豊富なラインナップでご紹介できるようになっています。
会場にお越しになったら、ぜひこちらのコーナーにもお寄りいただけたらな、と思います。
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伊那谷最大の食イベント
第35回伊勢喜グランドフェア2010
10月21日(木)伊那商工会館
ご招待の方のみ入場できます
新規開業・新規お取引をお考えの方で
来場ご希望がありましたら、お問合せ下さい
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正義の話をしよう日々雑記
20101013
もうひとつ、最近観たテレビ番組から。
いま話題の、ハーバード大学のサンデル教授による討論参加型授業。これを夏休み中の東大で特別に行った「白熱教室@東京大学」が、2週にわたって放送されました。
これは哲学の授業です。私たちにも分りやすいテーマで、会場に質問を投げかけ、参加者同士のエキサイティングな議論の中からさまざまな物の見方に気づかせてくれる、と大評判になっています。
たとえば。
◎4人がボートで漂流中、衰弱した身寄りのない1人を殺して他の3人が生き残った。この行為は道徳的に許されるか?
◎イチローの年俸額はオバマ大統領の42倍である。この格差は正当か?
◎殺人を犯した自分の兄弟の居場所を、あなたは警察に通報するか?
◎戦後生まれた日本人は、戦前戦中のアジアでの自国の犯した過ちに責任があるか?謝罪するべきか?
◎では、オバマは広島長崎への原爆投下を謝罪するべきか?
このような正解の見つけにくい質問に、会場から様々な意見が活発に出されます。お互いの食い違いの中から功利主義、カント、アリストテレスの唱えるそれぞれの正義が示され(カントとアリストテレスの違いがよくわからん)「正義」とは何かという本題に迫っていきます。
ディベートと称する多くのTV討論番組は、相手の意見を聞かずに自分の意見を一方的に主張するだけで、単なるエゴのぶつけ合いであり、いささか辟易するところがあります。討論はやっぱり双方向の発展がないと面白くないですね。
今回の白熱教室では、発言者それぞれの言い分に理があり、中には??な意見もないではなかったが、司会のサンデル教授と会場が共に、何かをつかもうとする姿勢を忘れずにこの討論に臨んだようすが快かったと思います。
ただ、討論部分がかなりカットされていたようで残念。教授の講義部分は正直、ちょっと退屈だったかも。
授業は同時通訳付で行われましたが、さっすが東大だあ、立て板に水の英語で議論をする人も何人もおり、子供がビビッておりました。でも英語でしゃべったから、言っていることのグレードが余計に高いってわけではありませんよね。(当たり前)
関連リンク: NHK ハーバード白熱教室
地獄の厨房読んだり見たり
20101012
地デジが来たけどロクな番組がない、と以前書きましたが、最近になってようやく、ちょっと面白い番組を発見。といっても、番組が作られたのは2005年だそうですが。
BS-11で月曜夜11時から放送されている「ヘルズ・キッチン~地獄の厨房」なる番組。まだ途中の2回しか見ていないのですがね。
主人公は世界的に有名なシェフ、ゴードン・ラムゼイ氏。ロンドンに三ツ星レストランを持ち、日本でも5年前汐留のホテルに名を冠したレストランが作られています。彼の元へ将来のシェフ志望の若手10人くらい(だったのでしょうか…始まったときは)が集まり、苛烈なシゴキに耐えて料理修業をする。しかし毎回1人ずつが脱落し(追放され)最後まで残るのはいったい誰?というエンターテインメント。
このラムゼイ氏が、まあ厳しいこと。若手の作った料理を味見して「こんな変な味の料理を食ったのは初めてだ!犬にでも食わせた方がいい」とか、もう罵倒の嵐なのですよ。
若手は赤と青の2チームに分かれ、実際にお客を入れたレストランで料理を競います。その日の課題に敗れたチームは、仲間の中から追放候補2名を選び、そのうち1人をラムゼイ自身が決定し脱落者が決まります。
このシステムは以前放送されていた番組「サバイバー」にそっくりです。一致団結して危機を乗り越えようとしながら、裏ではライバルを追い落とすための謀略が渦巻く。もともとアメリカの大人気番組ですが、日本では翻案がいかにも中途半端で、あっという間に打ち切りになりました。
「地獄の厨房」ではそれほどドロドロしてはいません。それよりもラムゼイの叱咤とキレっぷりが凄くて、謀略なんぞ練っている余裕はとてもなさそうです。
ディナーのコースを、すべてのテーブルに時間内にきちんとサービスする、という当たり前のようなことが、なかなかできないのです。他の皿がすべてオンタイムで完成しても、最後の一皿が2分間遅れたために、ラムゼイの指示で全部作り直し(冷めた料理を客に出すつもりか!この馬鹿野郎!)。しびれを切らしたお客は怒って次々に帰ってしまう。
それでも彼らが少しずつ成長していく様子もわかります。番組のテンポが早く、ラムゼイの鬼教師ぶり、また誰が残るかのサスペンスもあり、小気味良いです。(日本のバラエティ番組って何でこうつまらないんだろう…スタジオの雛壇芸人なんてホントにいらないと思いませんか)
昨日放送の時点で7人の挑戦者が残っています。最後まで生き残ると、どんな特典や賞金があるのか分りませんが、面白く見ています。
30年目の再会日々雑記
20101011
この週末、高校卒業同期の同窓会が泊りがけで行われました。。
8月17日の記事でも書きました。今年は卒業30周年の節目ということで、学校をお借りしてきちんとした記念式典を行い、学校と同窓会に寄付をし、スポーツ大会で汗を流し、「大芝荘」さんに移動して大宴会、二次会…と朝から深夜まで浸りっぱなしの一日でした。酒もよく飲んだ。二日目は有志でゴルフをしたり、蕎麦打ちをしたり、名残を惜しんでいました。
一部分のみの参加者も含め、のべ150人ほど集まったかな。卒業同期生の6割くらいが参加したことになります。よく集まったよ、ほんとに。また欠席でしたが母校への寄付に協力をしてくれたくれた人も数十人。ありがとう!
この日のために去年の5月から準備を始めました。一番の苦労は、お察しの通り、名簿作りでした。個人情報を悪用する輩が後を絶たないこのご時勢、中には実際に私たちの高校の名を使った詐欺に遭った例もあるとか…皆さんが警戒されるのも、無理もないのかもしれません。
一人ひとり、ご実家に当たったり、部活などの交友関係から追ったり。電話をかけて邪険な対応を受け、凹んだ実行委員も大勢います。でもそのおかげで、現時点で消息不明の方は一桁にとどまりました。大成果だったと思います。
会ではできるだけ大勢の人と話をしようと思ってました。顔は変わっても、話をすると変っていませんね!みんな元気だ。年代から言っても、脂の乗り切った世代ですから(お腹にも)。俺もがんばらなくちゃあ!という気持ちになるのも、同窓会のいいところですね。
まだこのあと、記念誌を作ったりして、実行委員会が締まるには年末くらいまでかかるかな。こうしたイベントは大変ではあっても、呼ばれるより呼ぶ方、インサイダーでいるほど楽しいってことは以前から分っていましたが、今回も実感しました。
次は十年後、40周年です。そうはいっても、今度は誰か次の人、実行委員長やってくれ~。
ワインを捨てたって? 飲みもの、お酒
20101007
自分のカネでないから、こういうことが平気でできるのでしょうね。。
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(産経新聞より) 経済協力開発機構(OECD)政府代表部など3つの在外公館で、年間消費量の7~29倍のワインなど1万6770本を保有していたことが6日、会計検査院の調査で分かった。別の4公館ではワインなどの酒1千本余を廃棄していたことも判明。検査院は保有量が過大だとして、購入を控えるなど適正な本数に改めるよう改善を求めた。
(中略)
一方、品質が劣化したとしてワインを捨てた公館もあった。ニューヨーク総領事館では計約200万円で購入したワイン198本を廃棄。オーストラリアやドイツ大使館など3公館でも酒類計846本が捨てられていた。検査院には「異常気象が続いた」「大規模な停電があった」などと説明したという。
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賓客をもてなすために高級ワインを調達するのは、まあ良しとしましょう。年がら年中開けるのでなければ、マルゴーやラフィットの購入も、認めましょう。(ペトリュスやDRCは、どうかと思います)しかし年間消費量の29倍も溜め込んだと来れば、コスト感覚ゼロのお大尽たちがカネに飽かせて、面白がって買いあさったとしか思えませんな。
そして、千本以上のワインを捨てたと言うに至っては、開いた口がふさがりません。異常気象ですって?あんたの所では、1万円の高級ワインを段ボールで常温に放置してるのかね。
大規模な停電って、刑事コロンボの見すぎじゃないの。(最近、再放送していますね。とても印象的な回でした。見た人にはおわかりでしょう…でもあのときの決め手のワインは、ヴィンテージポートでしたから、高温には結構強いと思いますが)
検査院には捨てたと言って、本当は誰かの晩酌になっていたのと違いますか?
あまり知られていませんが、鈴木宗男氏は、在外公館のこのような無駄遣いと公私混同(ワインのみならず、ポンポン買った高価な絵画が何枚も行方不明になっているそうです)を国会で厳しく、しつこく追及していました。彼が実刑判決を受けたことで、外務省のネコババ官僚たちは、さぞかしほっとしていることでしょう。
これからこういうこと、チェックする人はおらんのだろうか。
ありえませんわ。 全く。
長野県調理師会料理コンクールしごと
20101006
駒ヶ根で、こんな催しが行われました。。
年1回の大きな大会で、テレビでも度々紹介されています。県下各地の持ち回りで行われているようですが、今年は上伊那主管ということで、駒ヶ根の「アイパルいなん」で6日に行われました。
中華、洋食、和食(前菜、焼物、煮物)、甘味などの部門に分かれており、出品者は自分の厨房で作ったものを持ち寄ります。会場ではもちろん味の審査はなく、見るだけです(ゼラチンなどで固めているものが大部分でした)。
料理に添えて、出品者が色紙に「お品書き」を書きます。料理の名称、材料に加えて使った食材の原価が必須項目になっているのが面白い。県産の素材を必ず使う、というのが課題だったのでしょう、信州サーモンや果物など、どの料理にも地元の素材が使われていました。
入賞した料理には出品者の名札がついていますが、そうでないものは誰の作なのか、非表示となっています。うーん、優しいというか、厳しさが足りないというか、どんなものでしょうか。見る立場としては、欲しい情報です。(先日の洋菓子コンクールでは、すべての作品に出品者名が表示されていました)
一通りすべての出品作を見ましたが、やっぱり料理は湯気が立っていてこそおいしく見えるんだ、ってことは発見(冷菜は別)。出品作それぞれのどこが評価され、どこが減点されているのか、私にはよくわかりません。全体の構成とか、配置とか、個々の要素の出来栄えとかなんでしょうけれど。
明らかに美しくない、野暮ったい作品は「これはイマイチだなー」と思います。しかし一定のレベル以上のものの中で、入賞した作品はどこが光っているのか、専門の人に解説してもらいながら一緒に見ることができればよかったですが…。やっぱり見方がわからないと、面白くないですね。
長野調理製菓専門学校の学生さんは、特別参加としてたくさんの弁当を出品しました。全員同じ弁当箱を使い、主食は抜きでおかず等のみの出品。大挙して会場内で熱心にプロの作品を見たり、写真に撮ったりしていました。
一般の人向けに事前のPRがほとんどなく、開催を知っていた人はほんの一握りでしょう。ちょっともったいないな。でも基本的には、調理師会の内部行事なのですね。
きのこの秋食べもの
20101005
松茸、松茸、松茸…。。
今年は豊作のようですね!猛暑と乾燥で作柄が不安視されていたのですが、先月下旬に急に温度が下がり、まとまった雨も降ったことで一気に出てきたようです。
当社では冷凍の松茸なども売ってはいるのですが、今年は生が安くたくさん出ているということで、お客様からも要望は少ないです。これはまあ、嬉しいような、残念なような。
いくら安いとはいえ、それでもやっぱり松茸は他のきのこと比べると、別格に高価です。でも松茸だけが突出しておいしいきのこなのか?と考えると、必ずしもそうでもないと思います。
季節ですからきのこ尽くしの宴会などで、いろいろなきのこが出てきますが、クリタケだってズボウだって、クロカワだって、それはおいしいですよ。
椎茸の方が松茸よりおいしい、なんて書いていた人がいましたが、そこまではどうかと思いますけどね。しかしおいしい椎茸に出会うと、値段ほどの差はあるのかな、と思うことはあります。
おっと誤解されてはいけません、私がマツタケをそんなに好きじゃない、と思われては大変!毎年きのこの宴会を仲間でやっており、今年はもう少し先に予定しています。ああ、楽しみ。また後日レポートしましょう。
ところで今月2日、東京墨田区錦糸公園のお祭りで、クリタケと間違って毒のあるニガクリタケを販売してしまったと騒ぎになっています。それが当社ご近所の阿南町の産だというじゃありませんか。ニガクリタケ、数ある毒きのこの中でもかなりの猛毒で、死ぬこともあるそうです。
4パックが売れ、うち2パックが回収されたようですが、残り2パックの行方がわからないとか。心配ですね…
(本当は阿南町は、ご近所というにはだいぶ離れていますが)
たばこを冷凍する日々雑記
20100930
明日10月1日からたばこが値上げということで、愛煙家の方々は厳しい選択を迫られているようです。。
4年ぶりの値上げ、上げ幅は過去最大であるとか…。ヘビースモーカーには結構な負担増です。本数を減らすか、いっそスパッと禁煙に踏み切るか。さしあたっては、箱単位で買いだめしておこうという人もかなりおられるようですね。
私は吸った経験がないので、どうしても吸いたい!という気持ちは実感できません。当社社内では、若い人ほど喫煙率が高い傾向にあります。40代以上の人では、以前吸っていたがやめた、という人が何人もおり、食べるものがおいしくなった、とみんな口を揃えて言いますよ。
ちなみに社内はキチッと分煙しております。何箇所か喫煙可の部屋を設けています。
さて、エコノミストの森永卓郎氏は筋金入りの愛煙家で、値上げに対抗するため110カートン(38万5千円)を既に購入し、冷凍保存するのだと公言しています。これって、有効なのでしょうか。
まず家庭の冷蔵庫には当然入りませんから、冷凍のトランクルーム(そんなのあるのかな)か何かを使うつもりなのでしょうかね。保管料で値上げ分の差額が飛んでいってしまわないかな。取りに行く手間も面倒くさそうです。
いや、110カートンなら、チェストフリーザー(上フタ型の簡易冷凍庫)に入るか。来月の伊勢喜グランドフェアで、三洋電機のチェストフリーザーを特売しますので、森永氏もお越しいただければいいのに。でもやっぱり差額はペイできそうもありませんね。
一旦冷凍したたばこを解凍して、おいしく吸えるのかな…?冷凍食品でも、いわゆる「冷凍焼け」現象というのがあります。庫内の乾燥によって水分が飛び、含まれる脂質などが変質してしまうことです。たばこの葉にも水分がある程度含まれているでしょうから、乾燥による変化は考えられます。
これをある程度防ぐには、密閉して空気を抜くのがいいと思いますが、普通の包材では密閉したつもりでもじわじわと空気が通ってしまうように思います。あるいは逆に、カラカラに乾燥したたばこってのは、味に影響はないのでしょうか?ある程度の水分のバランスが、ほど良い燃焼と香りをもたらすのでは。
あと結露も心配ですね。解凍のしかたが難しそうです。
私たちは何となく、冷凍しておけば何年たってもそう変化がないような(冷凍のマンモス状態)イメージを持ちますが、実際は目に見えない変化が進んでいきますので、過信はできません。いくらかはご自分で試したのでしょうけれど、森永氏の試みは、思惑通りいくでしょうか。
メロンパン食べもの
20100928
B-1グランプリの帰りに、東名高速の海老名サービスエリアに寄りました。下り線。
日本一、かどうかわかりませんが、非常にメディア露出の多いサービスエリアです。渋滞情報にもしょっちゅう出てきますし、話題の店などを取り込んでどんどん活性化してきたサービスエリアとしても有名ですね。ふだん東名を通ることがないので、これまで寄る機会がありませんでした。
駐車スペースが広い。ショッピング飲食ゾーンは、やたら広いという感じではありませんが、店舗の数はかなり多いな。キハチのソフトクリーム、ドーナッツプラント、世界チャンピオンの肉まん、など、など。
中でも一番有名なのが「ぽるとがる」のメロンパン。何度となくテレビに登場し、しばらく前のメロンパンブームを作った店といってもいいですね。ご覧になった方も多いと思います。
ここではもちろん各種のパンを販売しているわけですが、メロンパンは別の売り場があって、一日数回焼き上がり店頭に出るものを並んで買うようになっています。
(B-1でさんざん並んだのに、ここでも行列ですか?)
4種類ほどのメロンパンがあり(よく似た「レモンパン」もあって、間違えて買いそうになりました)私が行ったのは午後4時前でしたが、10人くらい並んでいたかな。一番高い「プレミアムメロンパン」はメロン果汁入り、一個260円と結構なお値段です。購入し持帰って家人と食べました。
緑ではなくオレンジ色の表面のクッキー生地。中にはやはりオレンジ色のメロンクリームが。皮のゴツゴツと中のふんわり感、クリームのねっとり感のバランスがいいですね。
もともとメロンパンは「駄菓子」みたいに位置づけられていたのではないでしょうか。私も特に好んでは食べません…というか、ここ数年間食べてなかったですね。それをあえて高級に仕立てた発想の面白さを感じます。
これだけ長期にわたって売れているのは、リピーターがちゃんとついているのでしょう。味とボリュームが値段に見合うと多くの人が思っているわけだ。260円という値段をものともせず飛ぶように売れていますから、大したものですよ。
これからどうするの?日々雑記
20100925
今朝の新聞は、開いて読む気がしません。
「屈辱」の2文字が頭を駆け巡りますが、ぐっとこらえて…。
いったいこれからどうするの、と思いますね。問題点は嫌というほど表れました。どう考えても理不尽なのはあちらの方ですが、常軌を逸したおかしな人たちを相手にして損をしないためには、それなりの知恵と力が必要です。再びこんな思いをしないためには、国を挙げて考えにゃ。
資源で脅された、ってのが悔しいじゃありませんか。基幹産業に不可欠な資源の100%近くをこれほどリスキーな国に依存していて、何とも思っていなかったんだろうか。
昨夜のニュースで、レアアース専門商社という人が「一千億あれば、日本は他の国にすぐにでもレアアース鉱山を掘れる」と言っていました。別に世界中の埋蔵レアアースをあの国が独占しているわけではないのですね。
食品分野でも、彼らへの依存度は相当に高いです。毒ギョーザ事件がきっかけとなって、このままでいいのかという反省は食品メーカー各社にも出ています。あのとき毒ギョーザ報道への報復(何に対して報復するのか、まったく訳がわかりませんが)のつもりか、冷凍食品輸出のための通関が一時期ストップし、商品が入ってこなかった時期もありました。
だんだん人件費が上り、生産コストを昔のようには低く抑えることができにくくなれば、優位性も薄れてくるでしょう。ユニクロがバングラデシュに軸足を移したように、食品ではタイやベトナムへのシフトの動きもありますが、まだまだだと思います。
あちらへ進出している企業が、日本製品や日系商店の不買運動を心配している、なんて記事がありました。逆ではないのですか?腹を立てるべき人は、私たちでしょう。
忘れてならないのは、世界中の人に、今回の事件とその後の脅迫がいかにヤクザの仕業であったか、広くアピールすべきだということです。しっかり撮った映像もあるのでしょう?
日本外交はこれまで本当に宣伝下手でした。こんなフセイン時代のイラクみたいなことをしたら世界中から叩かれると思えば、すっかり叩かれ慣れているようにも思えますが、彼らにもそれなりの抑止的効果があるでしょう(と思いたい)。損して得取れ、という言葉もあります。
米国の後ろ盾を上手に使い、同じ悩みを持つアジアの国と経済的にも安全保障的にも連帯しながら、図に乗った覇権主義に対抗していかなければなりません。それにはまだまだ動きが足りないでしょう。これだけ横っ面を張られて、まだ目が覚めずにのんびりできる人はいないはずです。がんばってもらいたいね!
まあしかし、やけ酒でも飲みたくなりますよ。昨夜は、日本中でさぞかし酒量が増えたことでしょう。