フカヒレとスッポン食べもの
20160601
どちらも高級食材とされております。ちょっと前に(CM騒動など)いろいろと話題の日清食品から「カップヌードルリッチ」と銘打ってこの2種類が発売されています。お値段もちょっと高め。
このアイテムには30年ほど前のいささか苦い思い出があります。オーケストラで練習の食事休憩中、打楽器の仲間5人で近くのラーメン屋さんに行ったわけです。初めての店で、メニューには普通のラーメンの他に
・ふかひれらーめん 1000円
・すっぽんらーめん 1000円
と燦然と輝くアイテムが並んでいるではありませんか。当時はまだフカヒレもスッポンも食べたことなかった私、これは食べるしかないでしょう!
すっぽんラーメンを期待とともにオーダーし(仲間は普通のやつを注文したと思う)ようやく届いたドンブリを店員さんの持つお盆から受け取ろうと…
あちちっ!
受け損ねた私の手を離れ、見事にドンブリはひっくり返り、すっぽんらーめん1000円は卓上で決壊の大惨事!このとき隣にいた後輩O君がテーブルから光速の機敏さで飛び退いた様子が、今でも目に浮かびます。人にかかっていれば、服の被害だけでなく火傷していたかも。
「……しょうがない、もう一杯作って」
作り直してもらったすっぽんらーめん、あまりのショックで味をよく覚えていません。会計時は2杯分払うつもりでいましたが、1杯分しか請求されませんでした。助かりましたが、後々まで仲間たちに冷やかされました。考えてみれば、持てないほど熱いドンブリを慣れない客に手渡そうとしたお店にも、責任はありますよね。
そんな思い出のアイテム。早速購入して食べてみますと…
スッポンは和風テイストの味。すっぽんスープの濃厚さはあまり感じられず、ちょっと拍子抜け。フカヒレはおいしかった。とろみのあるスープが麺によくからみ、中華料理で食べる味と比べて違和感はありませんでした。(お値段を考えれば)
だいたい「フカヒレそのものの味」がそんなに特徴のあるわけでなく、私たちが味わうのはそれと一緒に口に入る「スープの味」でしょうからね。即席麺メーカーさんにはお手の物でしょう。カップ麺は商品サイクルが早いですが、もう一度くらい食べてもいいかな。
高崎パスタ食べもの
20160525
お隣の県ではありますが、長野県南部の住人の多くにとって群馬県は馴染みのある地域ではありません。メーカーさんの会議で、初めて高崎市というところを訪れました。滞在時間約5時間弱。(泊まったのは長野市)
日頃なかなか縁のない場所に行くのですから、お昼には何か土地のものを食べてみたいと思うのは(私にとっては)当然のこと。事前調査してみると、真っ先に出てくるのは「パスタ」。 へ? パスタですか!?
近年パスタの街として注目を集める高崎には約60軒のパスタ屋さんがあるそうです。その特徴は何といっても「大盛り」。普通盛りでも乾麺150㌘は当たり前。Lサイズなど注文すれば茹で上がりで600㌘の大皿が出てくるのだとか。パスタの種類はいろいろですが、何しろ量が多いことで共通しているのです。
高崎パスタ発祥と言われる「シャンゴ」というお店(1969年創業)が大盛りでその名を挙げて以来、高崎の人には「パスタとは大盛りの食べ物」だという常識が植えつけられてしまったと言われているそうです。(dancyu2012.10号より)
その「シャンゴ」はあいにく定休日。それではと、シャンゴでの修業を経て創業38年を数える「デルムンド」というお店に行ってみました。高崎駅近くのお店はカウンターのみ十数席の小さなお店で、年配のご夫婦が切り盛りしています。スパゲッティ専門店ではなく洋食メニューもいろいろあります。
入店したのは午後2時とお昼のピーク時をはずしたのですが、ほぼ満席。名物だという「ハンブルジョア」というメニューを頼んで待つことしばし、カウンターに届いたものは、大皿に一杯のスパゲティに巨大な(200㌘だとか)ハンバーグが乗り、その上からあふれんばかりにミートソースのかかった代物です。普通の2人前以上はありますね。(写真がありませんが、検索すればいくらでも出てくるのでご容赦を)
ハンバーグはジューシー、ミートソースも肉感たっぷりでおいしかったですが、味はすごく洗練されたり特徴があるわけではない。何より量に圧倒されてしまいました。もちろん大人の男が食べきれないほどではありませんけど…
店には女性のお客さんも大勢いましたが、皆さん当たり前みたいに食べてました。こうしたものが高崎市民の日常食として長らく愛され、独特のパスタ文化を作り上げていること、たいへん興味深いと思いました。
関連リンク: 食べログ デルムンド
久しぶりに築地食べもの
20160313
長年にわたって東京の台所として活躍してきた築地市場。世界的にも有数の規模を誇る市場は、今年秋に豊洲へ移転することがすでに決まっています。東京で食品展示会のはしごをした合間に、久しぶりに朝食を兼ねて行ってみました。実に17年ぶりくらいです。
本当はもっと早起きして行こうと思っていたのですが寝坊してしまい、築地に着いたのは朝7時半頃。外国人観光客で賑わっていると聞いていましたが、日本人観光客もたくさんです。
場外からしてもう大変な人出です。テリー伊藤氏の実家「丸武」をはじめ、玉子焼き屋さんの多いこと。こんなに店があってよくどこも商売できているなと思うほどです。
目指す朝食は、最近マツコの番組でも紹介されたという「とんかつ八千代」。ここはアジやホタテなど魚介のフライが大変おいしいほか、「チャーシューエッグ定食」なるものが名物で、ネットで写真を見ると、とろけそうな分厚いチャーシューと半熟の目玉焼きがほんとうにおいしそう。仕込みに時間がかかるため週三回(火、木、土)しか提供できないそうです。これを是非とも食べたいなと思っていたのですが…
店の前にたどりついてみると、写真のような人だかりです。お隣の人気寿司店「寿司大」の行列が凄いですが、それに匹敵するくらいで、3~40人は並んでいます。土曜日ですし、6時半くらいには来なくちゃダメですね。今回はあえなく断念しました。
近くの洋食屋「豊ちゃん」へ回りました。ここもずっと昔からメディアに登場していた有名店で一度来たかったお店です。何故だかまるで空いておりすんなり入店。ここで「オムレツカレー」をいただきました。昔を思い起こさせるような味でなかなかうまかったです。
地下鉄駅までの帰り道、ますます人が出てきて、寿司屋や立ち食いの魚介焼き、スナックなどを食べる人でいっぱいでした。まさしく日本の食のワンダーランドです。
市場が豊洲へ引越したあとも、場外市場は残り、食の発信地であり続けようとしているようです。新しく「築地魚河岸」なる会館を作って約60店舗が入居し、業務筋などの商売に対応するのだとか。市場あっての集客という面はもちろん多分にあったでしょうが、しっかり根付いたTSUKIJIのブランドを活かせるに越したことはないでしょう。新しい豊洲だけでなくこれからの築地の動向にも、注目したいと思います。
中国で、昆虫を食べる食べもの
20160308
中国山東省もまた、昆虫食文化があることで知られています。かつて中国へ旅した時、工場見学ツアーの私たちを歓迎してくれたパーティーでいろいろなムシが供され、出席した私たちを驚かせました。
グロい画像ですみませんね。写真上はサソリの素揚げ。下は三種盛りで、蚕のさなぎ、イモムシ、蝉の幼虫の素揚げ(写真奥でよく見えません)。
さなぎはそんなわけで敬遠、またイモムシにはどうしても手が伸びませんでしたが、蝉とサソリはそれぞれ口にしてみました。蝉はパリパリサクサクとした食感で、よく言えばパートフィロー、あるいは珍味菓子にある海苔の天ぷらのような感じ。味も軽くて生臭さなどまったく無く、おいしいと言っていいものでした。(私、最初に一個だけ取りましたが、二、三個おかわりしました)
サソリはですね…見た目はすごいですが、味には大した癖はなく、イナゴよりも食べやすかったですね。ちょっと硬めでバリバリと噛み砕いて食べる感じ。これは土産物にもなっていて、幾ら位だったかちょいと忘れてしまいましたが、なかなかいい値段だったと思います。買って帰って友人に食べさせようと思ったのですが、この後移動した先で見かけることがなく、買えませんでした。
サソリは食事というよりもむしろ漢方食材的な存在で、滋養強壮の薬として用いられているのではないかと推測しています。
以前の記事(14.3.23)でこの日の宴会のことを書きました。写真下の正面にいる人が狼男(乾杯要員)の一人です。ワイングラスに入っているのはビール。言葉も通じないのに周囲の人と手当たり次第に乾杯し、すごい勢いで強い白酒を飲んでいましたが、虫はそんなに食べているようには見えませんでした。
いちおう地元の食文化ではあっても日常的ごく当たり前に食べられているわけでなく、お客の我々を驚かせ楽しませようと?サービス精神でこれらを並べてくれたのかもしれませんね。このとき、さていったい何人くらいが箸をつけたでしょうか。
英国一家、昆虫を食べる食べもの
20160226
英国人ジャーナリスト、マイケル・ブース氏による「英国一家、日本を食べる」。話題の本として結構売れたようですし、NHKによってアニメ化されたものをご覧になった方も多いと思います。ブース氏と妻リスンさん、二人の息子アスガー君エミル君の4人家族が100日間日本に滞在し、東京、京都、大阪、北海道、九州などを訪れ、驚きの日本食体験をするレポートでした。原題は“Sushi & Beyond”。私も興味深く楽しく読みました。
その彼らが、続編執筆の取材に伊那市を訪れ、昆虫食に挑戦したという記事が新聞に載っておりました。
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(長野日報)英国人フードジャーナリストのマイケル・ブースさん(44)が22日、伊那市上新田の珍味店、塚原信州珍味を訪れ、昆虫食を体験した。ベストセラーとなった「英国一家、日本を食べる」の続編の取材が目的で、イナゴや蜂の子、蚕のさなぎのつくだ煮などを味わった。
1月に長野県の食文化を取材したいという問い合わせが県観光部にあり、信州を広く発信できる好機として同市観光協会とも連携して受け入れることになった。日本には既に20回ほど訪れているというブースさん。「昆虫食は独特で興味があったが、1作目には長野県に来ることができなかった。食べてみたかった」と話した。
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写真のブース氏と次男エミル君がアニメと瓜二つなのに笑ってしまいました。ブース氏「イナゴが一番おいしい」と言ったとか。前作では結構辛辣な書き方をされている場面もありましたから、これが本音だったかどうかは、本になってみないとわかりませんね。伊那のあと松本や長野を訪れたらしいですが、何を食べていったのやら。野菜のおやきに、五平餅に、お漬物に、おそば?
TV番組などで信州を代表する珍味とされている昆虫ですが、一般家庭で日常的に食べているところは少ないでしょう。私も年に一回くらいでしょうか。昆虫と一口にいってもいろいろで、代表的なのは記事中の三種と、あとザザムシですね。
私の個人的嗜好では、蜂の子とイナゴはまあおいしくいただけます。蜂の子は缶詰で地元のスーパーならどこにでも並んでいますが、なかなかいいお値段の高級品です。(いま見たら、amazonでも買えるじゃないですか!)ザザムシは個体がごく小さいこともありますが、虫の味というより、佃煮の味ですね。見た目はグロいけれども、目をつぶって食べればそんなに違和感はないのでは。
お恥ずかしいですが、さなぎは、私は食べられません。見た目もにおいも、まったく駄目。昔ソウルへ行ったとき、大鍋で煮たさなぎを路上で売っていて驚きましたが、逃げ出したいくらいのにおいでした。彼らには日常食なのかな?
冬でもかき氷食べもの
20160222
かき氷って、まあ、夏のものでしょう。ところが最近のかき氷ブーム、この寒空に何十分も行列してかき氷を食べるというから、いろいろな人がいるものです。
と他人事のように書きましたが、実は私もしばらく前、行列して食べてきました。東京谷中の「ひみつ堂」というお店です。
皆様、最近のかき氷専門店のメニューの豊かなバリエーション、ご存知ですか。普通に私たちが想像するのは、いちごレモンメロン、ブルーハワイ、抹茶などの既成シロップを使い、そこに小豆練乳白玉などを組み合わせたあたりだと思います。
それが「和栗ミルク」「レアチーズみかん」「メープルりんごみるく」「デコポンヨーグルト」「モカチョコナッツ」「生いちご甘酒」「和三盆レモン」「抹茶にガナッシュ」「さつまいもクリームキャラメル」…
かき氷フリークたちのtwitterを見ると、信じられないようなゴージャスなかき氷の写真が目白押しに並んでいます。氷菓というよりほとんど高級アイスクリームのよう。シンプルな果物のシロップも、厳選した各種のフルーツを産地から取り寄せて一品一品手作りしています。
そしてすべての基本となる氷。ひみつ堂では日光の天然氷を使い、切り出し作業にも参加したりしているそうです。日光の天然氷は以前dancyuで特集記事を読みましたが、毎日毎日、氷の上に落ちる雪や枯葉を取り除く根気のいる仕事だそうです。
そのひみつ堂。寒い中、店の前で40分ほど待ちましたか。注文したのは「ひみつのいちごみるく(写真手前)」「苺のミルフィーユ」。苺が重なってしまいましたが、それぞれまったく異なった味わいで、写真のような大きなかき氷をあっという間にいただきました。これなら3杯くらい楽勝ですね。
このお店、夏場は数時間待ちとなるそうで(整理券が出るのでずっと炎天下で待たなくてもいいみたいですが)私もさすがにそこまでしてとは思いませんが、シーズンオフならばと思って行ってみました。ものすごく高価というわけでもないですが、食べるのに手間がかかります。苦労してでも食べたくなるだけの価値を生んでいる「本物」の味を堪能しました。
ほんとうに、もっと何種類も食べてくればよかったな!
関連リンク: ひみつ堂 公式ホームページ
いも干し食べもの
20160207
毎年、この時期になると会社に頂戴するのです。大きな箱に入ったいも干し。(箱には「干いも」と書いてありますが)
これが見事なもので、そこらで売られている量産ものとはずいぶん違います。肉厚でしっとりしていて、味わいも格別です。特に女子社員には引っ張りだこ。やっぱり「芋たこなんきん」ですよね。
私も普段は買ってまでは食べませんし、一枚食べれば今シーズンはもういいや、となるのですが、こちらで頂くのはとても良いものなのでしょう、何となく後を引く感じで、もう一枚食べてみようか、という気持ちになります。
一昨日に頂戴したので、会社でお茶の時間にいただきました。いつもと変わらずおいしい。ところが食べているうちに「ジャリッ」という感触が。
ひょっとして小石でも入っていたか?と出してみますが、そんなものは入っていません。おかしいなと思い、それでも全部食べてしまって、しばらくしてから気が付きました。
こりゃ異物混入ではなくて、私の歯が欠けたんだ!
いも干しって粘りがあるものでしょう、噛んでいるうちに奥の歯が欠けてしまったのです。過去に治療した部分が取れたとかではなくて、まっさらの私自身の歯です。ああ、切ない。
痛みとか、しみるとかは無かったですが、すぐ歯医者さんで治療してもらいました。いも干しで歯が欠ける人は、結構いらっしゃるそうですよ。皆様も召し上がる際には、くれぐれもお気をつけて…
たまごサンド食べもの
20160105
ひたすら食べて飲んだ年末年始。。
我が家のおせちはほぼ100%自家製です。妻が毎年少しずつマイナーチェンジをしながら作ってくれます。今年は「田造り」をちょいと工夫して、これまであまり箸が伸びなかった私も子供たちも、おいしくいただきました。(長男など東京へ帰るのに、追加で作ってもらったのを持っていきました)
ほぼ100%と書きましたが、蒲鉾と玉子焼きは買ってきます。三が日も過ぎ、玉子焼きが残ったのを、さてどうやって食べようか、と。
しばらく前に読んだ新聞記事に「焼いた玉子サンドが人気」だとありました。普通たまごサンドはゆで卵をほぐしマヨネーズで和えてありますが、関西方面では玉子焼きやらオムレツやらを挟むことが多く、それが東へ進出しつつあるのだとか。そう言われれば、ネットで見る写真などで思い当ります。
今朝の朝食は久しぶりにパン。そうだ、玉子焼きあったよね、と冷蔵庫から引っ張り出して、うすくマヨネーズを塗ったトーストに挟んで、ご覧の通り。
甘い玉子焼きとマヨネーズがマッチして、玉子サラダを挟んだのとはまた違った味わいがあり、なかなか結構ですな。これに、千切りキャベツと胡麻風味ドレッシングがあってもいいかもしれません。以前書いた「沼サン」の応用か。
いや、これだけのことですけどね。
今年もおいしいことにめぐり合えますように。どうぞよろしくお願い申し上げます。
マヨネーズ2題食べもの
20151129
私がかつてマヨラーであったことは、周囲の人はご存知だと思います。今でも好きですがいちおう自制心というものがあり、そうやたらにはかけませんが…。最近のマヨ体験から。
写真上は、この間見かけて思わず買ってしまったカップ麺。一平ちゃんのマヨつき焼きそばは以前からお店の定番になっていますが、それの「ラーメン版」が棚にあるのを見て驚き、好奇心に負けてしまいました。マヨラーメンですよ、マヨラーメン。
わくわくして食べてみますと、そうね、これは「ラーメンとマヨネーズ」ですわ。それ以上でもそれ以下でもありません。考えてみればマヨネーズの原料は、玉子、油、酢ですから、ラーメンとそう相性が悪いものは入っていないはずです。
昔、職場の先輩に聞いた話。…マヨネーズ最大手Q社の社員食堂には、テーブルに塩や醤油が置いてあるのと同様にマヨネーズが置かれ、そこで食事する社員は何にでもマヨネーズをかけて食べる。先輩が目撃したというには、知り合いのQ社社員と食事したとき、ラーメンにマヨネーズをかけて食べるのを見て驚愕したのだと。さすがにラーメンにかける人はQ社でも少数だそうだが、カレーなどには普通にみんなかけている。…
のちに私がQ社の複数の方にお聞きしたところでは、この話はかなり「盛られている」らしいですが、カレーにマヨネーズは、実際のところ相性は悪くないと思います(今は私、やりませんよ)。しかし「ラーメンにマヨネーズ」がそのまま商品化されるとは、たまげたことです。
そのQ社では、マヨネーズを発売して今年で90周年だそうで、いろいろなキャンペーンを行っています。その一環として、いわば究極のマヨネーズともいうべき「卵を味わうマヨネーズ」というスペシャル品を限定販売しています。250gで税抜1,250円と、お値段もスペシャル。
元マヨラーとしては、是が非でも試してみなくてはと思い、入手してみました。卵の味がプリンみたいに出ているのかなと予想していましたがそこまでではなく、ただコクはとても豊かでリッチに感じます。
いろいろなものにつけて試していますが、先日最高の相性を発見しました。妻が作ったポトフ(このときは牛すじでダシをとった由)のじゃがいもにつけてみたところ、これは素晴らしい!何ていうかね、これまでで最高最上のポテトサラダを食べているような感じです。さつまいも(こんなものポトフに入れるか?)にも人参にも良かったですね。何だかマヨラー冥利という言葉が頭に浮かび…あっ「元」ですよ、元。
関連リンク: 卵を味わうマヨネーズ
久し振りに超々食べもの
20150820
お盆中、高校同級の友人たちと伊那の街で一杯やった勢いで、懐かしい味を食べに寄りました。。
伊那市のご当地グルメとして広く売り出し中の「ローメン」。B-1グランプリにもたびたび出場しています。2012.4.30の記事でも書いていますので再掲しますと、【蒸し麺、マトン肉、キャベツを使いニンニクを効かせた一種のソース焼そば…と言ったらいいのでしょうか。伊那に昭和30年頃から伝わる、まあどちらかと言えば男性向きの食べ物ですね】。
ローメンには「焼そば風」と「スープ麺風」の二つのスタイルがありまして、前者の代表格のお店のひとつが伊那市駅近くの「うしお」さんです。私が高校生の頃から人気の店でした。
何が人気かって、このお店は並盛りのローメンの上に、大盛り、超大盛り、超々大盛りというメニューがあって、しかもお値打ちだということで、お腹を空かせた高校生たちがよく通っていたのです。値段も安く、超々を何杯食べたとか、何分で完食したとか、いろいろ武勇伝が聞かれました。
デカ盛のお店があちこちで話題になっているご時世です。超々は麺3玉を使っているそうですが、テレビに出てくるような度外れた大盛りメニューではなく、まあ常識的な大盛りですね。ラーメン二郎などよりハードルは低く、高校生なら普通に平らげるレベルだと思います。(この写真では大きさが伝わりにくいかな)
この店のローメンはキャベツと小間切れマトンが上に乗り、結構油っぽいです。お店ではいろいろな味付けのトッピングを推奨しています。酢、ウスターソース、唐辛子、ごま油、カレー粉など。酢で油を中和?して食べる人が多いのかな。ごま油もいいし、カレー粉も結構合いますよ。こうして卓上調理で好みの味にして食べるのは、どこの店でも一緒です。
お盆の歩行者天国の余韻さめやらぬ時間帯で、お店には次から次へと若い人や家族連れが訪れ、繁盛していました。久しぶりに食べた超々、おいしかった。お前の年で超々食べるなんて身の程知らずだって?「3人で、分けて」食べたのですよ、一応自制心というものはありますから。
でも、お腹を空かせて臨めば、何とか一皿くらい食べられそうな気がします…