2012ヒット商品番付 (2)日々雑記
20121215
続きです。。
小結(東) 阪急うめだ本店
大阪に行く機会そのものが少なく、ましてやデパートめぐりとなると。梅田の阪急は十数年前に一度、中をざっと通ってみたことがあるくらいです。広い、とは思いました。私がデパートに行くのは基本的に地下食品売り場に限られ、それ以外のフロアは妻のお供をする時くらいです。デパ地下めぐりは大好きです。洋惣菜、パン、洋菓子、酒、etc.
小結(西) メッツコーラ
食事中に飲むコーラ、しかも太らない。不思議なコンセプトです。ハンバーガーやピザとなら、いいのかも。これさえ飲んでいれば、脂っこいものをいくら食べても大丈夫、でないのは言うまでもありません。私も「今夜は禁酒」と決めた日だったら飲むかな?う~ん、いい年して食事に甘い飲み物じゃなあ。
前頭1(東) 東京駅
完成してから、乗り換えの際にドームの中を覗いてみました。なかなかいい感じだと思いました。もう少し古びてくるともっといいかな。駅のファサードをスクリーン代りに使った光のイベントはぜひ見てみたかったです。
ステーションホテルに一度泊まってみたいものだと前から思っているのですが、改装を機に新婚旅行でもなければ手の届かないような値段になってしまいました。
前頭1(西) 86、スバルBRZ
車ネタにつき、パス。
前頭2(東) フィットカットカーブ
事務用鋏です。ご存知でしたか?こういう地味な商品に光が当たるのは、とてもいいことですね。普通の鋏は、刃の角度が狭まっていくにつれて切りにくくなりますが、これは刃の形状がカーブになっていて最後の「スパッ」まで快適に切ることができます。記事を読んであわてて購入し試してみました。
前頭2(西) コンビニチルド和菓子
チルドの和菓子も洋菓子も、ごくたまに食べてみることがありますが、最近のコンビニスイーツの向上ぶりにはまったく恐れ入ります。生菓子屋さんもうかうかしていられませんね。全然関係ありませんが、コンビニで酒を買うとき年齢確認をさせられるのには辟易です。
前頭3(東) トップ ハイジア
前頭3(西) レノアハピネス アロマジュエル
これ全然わかんないや。CMも見たことがない。花王さんも頑張って。
2012ヒット商品番付日々雑記
20121212
12並びの日ですね。
恒例、日経MJ紙で今年のヒット商品番付が発表されております。感想などを。
横綱(東) 東京スカイツリー
新名所。混雑と高い入場料に恐れをなし、まだ上まで昇っておりません。車で近くを通ることはありますが、てっぺんを見上げる角度はすごいと素直に思います。本体や東京ソラマチの集客は予想を上回っても、ご近所の商店街はだいぶ当てが外れたと聞きましたが、どうなんでしょう。
横綱(西) 7インチタブレット
新しいものには一周してからやっと飛びつく私。人のを見せてもらうと「おお、すげえな」と思いますが、持ち歩くのが面倒臭いような。
大関(東) LCC
ローコストキャリア、ですか。そもそも飛行機に乗る頻度が少ないので、当分ご縁がなさそうです。「おとなの週末」誌で記者が散々な目にあった体験記を読みました。欠航のフォローがない・航空会社の原因であってもキャンセルや払い戻しができないケースなどなど赤裸々に書かれており、冗談にも利用する気になれませんでした。いくら安くても、飛ぶか飛ばないかの部分で信頼がおけないのでは困ります。機内食やサービスなんてどうでもいいよ。
大関(西) LINE(NHNジャパン)
まったく知識ゼロ。初耳の言葉です。誰か教えてください。
関脇(東) N BOX(ホンダ)
真四角のクルマですね。コマーシャルに記憶がないです。誰が出てましたっけ。しかし車については正直、書きようがなくて困ります。
関脇(西) マルちゃん正麺
これはもう、多くの場で語られていますね。私もこの商品については単独の記事で書こうかなと思っていたのですが、何となくタイミングを逃してしまいました。
発売時、メーカーさんからサンプルをいただきましたが、応対した当社の担当者は「並々ならぬ力の入りようでした」と言っていました。試食してみて確かにおいしかった。しかしこれほどのヒットになるとは、驚きです。ピークはとうに過ぎたと思われていた袋麺のジャンルに新しい命を吹き込んだ、画期的な商品でありマーケティングでした。
以下次回に。
寒い週末日々雑記
20121209
昨日も今日も朝から細かい雪が舞い、日中も気温が上がらず、いよいよ冬だなあ、という週末となりました。
昨日の未明から朝にかけての強風が凄かった。自宅の寝間は南側に大きな窓があり、台風だったり吹き降りの時には窓に当たる雨音が激しくて寝られないこともあるのですが、この時の風はちょっと経験した覚えがないくらいのものでした。なにごとか、と思いました。
外に出てみると、近所のお寺の杉の木から落ちて飛んできた枯れ枝が町内いたるところに散乱し、吹き溜まりなど小山のようにうず高く積もっていました。
それどころか実家の門扉が写真のように無残なありさまに。築後相当たってはいますが頑丈な門扉で、もちろんこんなことは初めてです。あーあ、この修理、保険はきくのかな?
近隣の気象データを見ると、最大瞬間風速は19mほどだったようで、この地点の観測史上7番目の強風となっていますが、どうでしょう体感的には、そんなものではなかったような気がしますが…今年4月3日が過去最大だったそうです。(今見ると、このブログにもその日の強風のことを書いています。思い出しました。昼間のことだったので、門扉は開いていて無事でした)
私の子供の頃、朝起きると向かいの家の屋上から物干しの鉄枠がそっくり落下していたことがあり、それは驚きました。このときも、よほどの風が吹いたのだろうと思います。
あーしかし、寒い。本格的な冬はまだ、これからですがね。
トンネル天井崩落日々雑記
20121203
中央道笹子トンネルなんて、この私だって一年の間に何度となく通過しているトンネルです。えらいことが起きたものです。
昨日、伊那フィルのステージリハーサルのときに事故の情報が流れましたが、そのまま演奏会本番に突入し(まずまずの演奏だったと思います、感謝)片付け撤収、打ち上げへと長い一日だったため、深夜に帰宅するまでテレビを見ることなく状況がわかりませんでした。
テレビを見てぞっとしましたね。クルマ3台、9人の方が亡くなられましたが、崩落したのが別の日、別の時間帯であればもっと多くの犠牲者がでていてもおかしくない状況でした。私もほんの6日前にここを通って大宮に出張したばかりです。
助かったNHK職員のひと。次々に落下してくる天井板を、まるで映画のようにクルマで通り抜けて間一髪、危機から脱出したそうです。別番組で再現CGを観ましたが、助手席の奥さんが怪我をしたものの、いやよく助かりました。奇跡です。
原因がいろいろ言われております。経年劣化、地下水による腐食、311の大震災でトンネルの形が歪んだせいだ、というものまで。
経年劣化といったって、まだ30年ほどしかたっていないトンネルがこんな大規模に崩落するとは、誰が予想したでしょう。いや利用客はそんなことを前もって考えなくてもいいと思いますが、管理者の人なら当然「想定の内」には入っていなくては困ります。
下り線は一週間ほどで通行再開になりそうですが、事故処理と検査補修を経て再び上り線が使えるようになるには、だいぶかかりそうですね。しばらくの間は対面交通にして対応するのだろうか。高速バスなどは迂回路を通って1~2時間余計に時間がかかっているようです。2時間余計にかかったらウチから東京まで6時間、これだったら佐久を経由して長野新幹線を使ったほうがだいぶ早そうです。
同じ形状のトンネルは私の周囲にいくつもあります。当社から東京へ行くには笹子トンネル、名古屋へは恵那山トンネル、長野へは立峠トンネルと、どこへ行くにも現時点で同じ問題を抱えたトンネルを通らねばなりません。トンネル頼りは山国信州の宿命ではありますが、安全に通行できるよう早く原因究明と対処をしてほしいものです。
空が落ちてくるのを怖がった「杞憂」の故事が、現代に再現されるようでは困ります。
信濃路を駆ける日々雑記
20121118
この時期の信州の風物詩「長野県縦断駅伝」が今年も行われました。
長野県の北から南へ22区間、220㌔近くのコースを2日間にわたって走り継ぐ駅伝で、今年で61回目とのことですからなかなか長い歴史を持っています。私の小学生の頃には、授業を一時中断して沿道へ出て応援した記憶もあります。(ということは、当時は平日にやってたのだろうか?)
県下各地から地域ごとの代表15チームが出場しますが、当社の位置する「上伊那」チームは昔から強豪といわれています。過去優勝33回と全チーム中最多の優勝回数を誇っており、それこそ私の子供の頃は殆ど負けたことがなかった強豪でした。しかし近年は他のチームの躍進もあり、05年以来優勝しておりません。
大会2日目のコースは我が家のすぐ近くを通ります。中継所も近く、沿道にはたくさんの人が応援に出ています。上伊那地域を走る区間は応援の人垣がずっと途切れないといわれ、これは他の地域にはないことだそうで、地元選手は否が応でも張り切る由。私も用事で留守している年以外は、必ず人垣に並んで応援しています。
一日目、5位にとどまった上伊那チーム。今日の走りはどうかとガヤガヤ待っていますと、予想したより若干早く先頭の選手が通過。なかなか後続がやって来ません。早く来ないかと待ち焦がれますが、上伊那はトップに約5分遅れ、5位のチームと1秒差の6位で中継所を通過しました。
最終順位はやはり5位で、今年も優勝はなりませんでした。息子の同級生M君も上伊那チームの選手に選ばれ、高校生ながら大人に交じって力走し、区間4位と頑張ったとのことでした。
かつての常勝時代が懐かしく、何とか優勝にからんでほしいと思うのですが…駅伝が全国的なブームとなり、佐久長聖高校の活躍などもあって、県下各地で駅伝人口が増えたこともあるのでしょうか、なかなか昔のようにはいきませんね。
乾坤一擲日々雑記
20121115
ついに伝家の宝刀を抜き、大勝負に出た野田首相。。
党首討論のあったこの日は東京に出張しており、午後は政治記者、岸井成格氏(サンデーモーニングでおなじみ)の講演を聞いておりました。講演の中で岸井氏は、早ければ二日後の16日、遅くても22日には解散をするだろう、と述べ、政局ばかりの最近のニュースに少々辟易していた私は、解散への動きが意外に早く進んでいることに驚きました。
4時頃に講演が終わり質問タイムになると、会場から「いまスマホでニュースを見ましたが、首相が16日に解散すると言ったそうです」との声が。(こういう時代、講師も大変ですね)氏の予測通りになったことで会場は喝采。社に帰って選挙対策本部をすぐに立ち上げねば、と足早に会場を後にする岸井氏でありました。
夜になってTVで党首討論の様子を見ました。野田首相の迫力は凄かったですね。もう失うものはない、と腹を決めた人の強さでしょうか。攻めていた筈の安倍氏は、首相の解散宣言を聞いてしどろもどろ。それまで主張していた0増5減をこの場ですぐに受け入れられず、民主と自民だけで決めていいんですか、などとうろたえたのは、おぬし、役者じゃないな。締め括りに「覚悟のない自民党には政権は戻さない!」と首相に見得を切らせてしまいました。
しかし12月の選挙ですか…商売の上では、弱ったことをしてくれるな、と思います。選挙期間中はなかなか街に人が出ない、というのは経験上わかっています。当社のお客様にとって(そして私たちにも)暮れの一番大切な時、人々が浮足立つのは正直困りものです。でもまあいろいろな記事など読むと、政治的にはこのタイミングしかないらしいですね。どうしようもありません。
この解散宣言で民主党はガタガタになるでしょうが、もうとっくにガタガタになっているのですから、惨敗して傷は深くても、今よりわかりやすい政党にはなるんじゃないでしょうか。
政治に商売の足を引っ張られることはあっても、後押しをしてもらったことなど記憶にありません。決められない政治にそろそろ終止符を打ち、前へ進む体制ができることを望みます。
無人駅?日々雑記
20121106
まさに青天の霹靂。困ったことになりました。
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【日経新聞】東海旅客鉄道(JR東海)が長野県内の飯田線の有人駅9駅を来年4月から無人化する方針を明らかにした。飯田線の県内54駅(辰野駅除く)のうち有人駅を伊那市(伊那市)、飯田(飯田市)、天竜峡(同)の3駅のみに減らし効率化を図る。県南部の7市町が関係しており、リニア中央新幹線が通過予定の地元には波紋が広がっている。
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当社地元の駒ヶ根駅も、今回の無人化の対象となっています。これからさらに観光を地域振興の目玉にしていこうと考える私たちにとっては、まさに冷水を浴びせられたようなニュースです。
記事によれば、駒ヶ根駅の一日当たり乗降客数は568人。平成元年と比べて6割減だということです。一日数十万人が利用する首都圏のターミナル駅とは比較するべくもありませんが、たとえば上諏訪駅など諏訪湖周辺の駅は概ね4000~3000人ほどですから、これらと比べてもかなり少ないことは確かです。(何故かJR東海には各駅の乗降客数を一覧で見られるサイトがないようで、飯田線の状況は私にはわかりません)
しかし、急行列車も走らず、通勤時間帯で30分に1本、日中は1時間に1本のダイヤでは、利用せいと言われても、どうしようもないではありませんか。
通勤通学客の利便性ももちろんありますが、中央アルプス登山の玄関口ともなっている駅が無人駅では、観光客へのサービス低下、イメージダウンは大きなものになってしまいます。オール単線の飯田線、上り下りの交換駅ともなっている駒ヶ根駅ですから、運行や乗降客誘導の安全性も心配です。
JR東海では、地元負担で委託による駅員を配備することは可能、としています。リニア新幹線の駅設置との交換条件というわけでもないでしょうが、リニア新駅と在来線の連絡、飯田線高速化を地域興しの柱に考えていた地元としては、まったくがっかりです。
駒ヶ根駅は現在有人駅であるにもかかわらず、NTTの電話帳に電話番号が載っていないことをご存知ですか?伊那市駅も飯田駅も、このへんの駅はどこも載っていません。何年も前のこと、急用でどうしても連絡を取りたかったときどう探しても番号が見つからず、途方に暮れたことがありました。困ってJR東海に聞いてみても「駅に電話はありません」との返事。そんな馬鹿なこと、信じられますか。
昔から鉄道駅というのは、地域の中心拠点として大きな役割を果たしてきたはずです。その公共性、責任を一方的に放棄されては、地域はたまりません。何とか知恵を出さねばならないですね。
関連リンク: 飯田線の長野県内有人駅を3つに(日経)
上座日々雑記
20121103
どなたがどこに着座するかが、日本の宴席ではとっても大事だといわれます。いや海外でだってきっとそうに違いないと思いますが。
会社の宴会では、社長ですので必ず上座に座らされます。仕事以外の会ではもちろん場面ごとそれぞれですが、どうだろう、年長の方とご一緒する機会が割と多い(俺ってまだまだ若いってことだよね)ように思うので、上座に座ることは少ないです。
年に一回開かれるある会合に先日出席しました。ここでは会の性質上、参加者の席次がすべてきちんと決まっております。といっても大したことではなく、シンプルに年代順ということです。欠席者が出て間が詰められることはありますが、追い越すことはありません。
この会は毎年同じお店の同じ部屋で行われます。仕切れば3つの小部屋に分かれるであろう細長い会場で、私が初めて出席したときはもちろん末席、3番目の間に張り出していました。この会場は畳に2箇所の敷居がありますが、一番奥に相当する席にたどりつくのはずいぶん先のことだと思っておりました。
ある年に敷居を一つまたいで上座に近づいたと思ったら、翌年には参加者が多くてまた元に戻った、なんてこともあり、冗談を言い合ったりしたものです。(この会は気心の良く知れた人の集まりで、べつにヒエラルキーをあからさまに押し出すような会ではありません)
ところが昨年は欠席される方が多くて、二つ目(高いほう)の敷居を初めて越えたと思ったらそれどころか、いきなり上から二番目の席となってしまいました。これはヤバい、うかうかしていると、なんて思っていましたが、今年はとうとう一番上座に座る羽目になってしまいました。いやこんなに早くここにたどり着いてしまうとは…
まあ上座に座ったからって乾杯の挨拶をするだけで、別に緊張するような会ではありませんがね。しかしそうはいっても、私が一番上に座っているようでは、会としてちょっと寂しい。先輩方にもっともっと出てきていただいて、幅広い会になるといいと思うのですが。ぜひもう一度敷居をまたいで戻り、次の間くらいに座りたいです。
おうちが工房日々雑記
20121030
今朝NHKのニュースで、3Dプリンターの話題を取り上げていました。思わず見入ってしまいました。
門外漢の私が初めてこの言葉に接したのは、一か月前の新聞記事でした。インクのように樹脂を吹き付け立体的な造形を可能にする機械が、実験室で成功したなんて過程をとっくに通り抜け、安いものはなんと1台10万円で手に入る、ですって!読みながら興奮しました。何を今頃、と言われるのかもしれませんが。
今朝のNHKでは、家庭の卓上に置かれた10万円機が目まぐるしく動き、プラスチックのオブジェを作っていく様子が、また高級機種を使って表情まで実物そっくりに作り上げた女性アナウンサーのフィギュアがレポートされました。いや凄い。見たところでは、高級機と10万円機ではテクスチャの違いがかなりあるようですね。
これって、どんな形でもできるのでしょうかね。検索してみると結構複雑に隙間の空いたような図形も作られているようで、まあ大抵のものはできるということでしょう。
医療の現場で、リン酸カリウムを素材にして(樹脂でなくても、金属とかでもできるみたいですね)人工骨を作り、骨折の修復を試みたところ、1年2年もすると結合部がうまく癒着してもとの骨の形をそのまま復元できてしまうとか。
当社の業務に何か役に立つでしょうか。製菓用のいろいろな機械をお菓子屋さんに買っていただいていますが、部品が壊れたとか紛失したとかいったときに、メーカーさんから立体設計図をネットで取り寄せ、自社の3Dプリンターでちょちょいのちょい、とやれば、たちまち自前で部品ができてしまうわけだ。「お取り寄せ」をしなくても良くなりますね。メーカーさんの方は、部品在庫を置く必要がなくなります。これはお互いにとって大きなメリットです。
現在はもっぱら専門工房の職人技に頼っている、食品サンプルなんていいかもしれませんね。天ぷらなどはかなり難しい技術を使って作っていると聞いたことがありますが。問題は色づけの行程ですが、インクジェットみたいに数種類の色つき樹脂をミックスしながら吹き付けていけば、微妙に半透明な質感だって出すことができるでしょう。
こうして「おうちが工房」になれば、第何次かの産業革命になりそうな予感も…ちょっと大袈裟でしょうか?
スーパーサイズは駄目(2)日々雑記
20120929
30日間マクドナルドだけで生活した男の話、続きです。。
スーパーサイズについて少し補足しますが、この頃の米国のマクドナルドではお客が飲料などを注文しますと「スーパーサイズでいかがですか?」と誘導するセールストークが、必須ではないものの、準マニュアルみたいになっていたようです。彼の条件は、スーパーサイズを勧められたら断らない、ということでしたが、期間中に9回スーパーサイズをオーダーすることになったとか。
一か月後、彼の体重は11.5㎏増加し95.2㎏に、体脂肪率は7ポイント増えて18%に、そして躁鬱、性欲減退、深刻な肝臓の炎症を起こしましたと。実験終了後、彼は調理人である恋人の助けを借りてダイエットをしましたが、元の体重に戻るまでに14か月を要したとのことです。
この実験からだけでは、マクドナルドの食事そのものに問題があったのか、それとも単に暴食によって短期間に過剰なカロリーを摂取したことに問題があったのか、ちょっと判断しかねますね。明らかに食べ過ぎですが、栄養が肉と脂肪と澱粉に偏って、野菜不足になったことも間違いないでしょう。
この映画がアメリカの映画祭で上映され話題になったのを重く見て、米マクドナルドはスーパーサイズの提供を自ら取りやめたそうな。
ファストフードは、わかりやすいおいしさに作られています。長期的には、ある程度の習慣性もある…ように思います。そして、値段が安い。アメリカでは低所得層の人たちほど、ファストフードの食べ過ぎによる肥満が多いと言いますね。やっぱり、いろんなものを食べた方がいいってことですよ。私だって、たまにはハンバーガーも食べたくなるし、実際に食べることもありますけど。
昨年9月にはハンガリーで、「ポテトチップス税(通称)」が施行されています。袋入りスナック菓子など塩分や糖分の高い食品が対象で、税収アップと国民のメタボ防止の一石二鳥だというわけですが、菓子業界からは死活問題だとして猛反発が起きているそうです。さて、ニューヨークの大容量規制は、どう受け止められますか?