「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

無人駅?日々雑記

20121106



まさに青天の霹靂。困ったことになりました。

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【日経新聞】東海旅客鉄道(JR東海)が長野県内の飯田線の有人駅9駅を来年4月から無人化する方針を明らかにした。飯田線の県内54駅(辰野駅除く)のうち有人駅を伊那市(伊那市)、飯田(飯田市)、天竜峡(同)の3駅のみに減らし効率化を図る。県南部の7市町が関係しており、リニア中央新幹線が通過予定の地元には波紋が広がっている。
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当社地元の駒ヶ根駅も、今回の無人化の対象となっています。これからさらに観光を地域振興の目玉にしていこうと考える私たちにとっては、まさに冷水を浴びせられたようなニュースです。


記事によれば、駒ヶ根駅の一日当たり乗降客数は568人。平成元年と比べて6割減だということです。一日数十万人が利用する首都圏のターミナル駅とは比較するべくもありませんが、たとえば上諏訪駅など諏訪湖周辺の駅は概ね4000~3000人ほどですから、これらと比べてもかなり少ないことは確かです。(何故かJR東海には各駅の乗降客数を一覧で見られるサイトがないようで、飯田線の状況は私にはわかりません)


しかし、急行列車も走らず、通勤時間帯で30分に1本、日中は1時間に1本のダイヤでは、利用せいと言われても、どうしようもないではありませんか。


通勤通学客の利便性ももちろんありますが、中央アルプス登山の玄関口ともなっている駅が無人駅では、観光客へのサービス低下、イメージダウンは大きなものになってしまいます。オール単線の飯田線、上り下りの交換駅ともなっている駒ヶ根駅ですから、運行や乗降客誘導の安全性も心配です。


JR東海では、地元負担で委託による駅員を配備することは可能、としています。リニア新幹線の駅設置との交換条件というわけでもないでしょうが、リニア新駅と在来線の連絡、飯田線高速化を地域興しの柱に考えていた地元としては、まったくがっかりです。


駒ヶ根駅は現在有人駅であるにもかかわらず、NTTの電話帳に電話番号が載っていないことをご存知ですか?伊那市駅も飯田駅も、このへんの駅はどこも載っていません。何年も前のこと、急用でどうしても連絡を取りたかったときどう探しても番号が見つからず、途方に暮れたことがありました。困ってJR東海に聞いてみても「駅に電話はありません」との返事。そんな馬鹿なこと、信じられますか。


昔から鉄道駅というのは、地域の中心拠点として大きな役割を果たしてきたはずです。その公共性、責任を一方的に放棄されては、地域はたまりません。何とか知恵を出さねばならないですね。

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