「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

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あれから100年日々雑記

20120414



今日からちょうど100年前、1912年4月14日に起こった大事件。「タイタニックの悲劇」です。


多くの方は、97年の映画でよくご存知ですよね。世界中で映画のさまざまな記録を塗り替える大ヒットとなり、わが国でも1680万人の動員を誇ります。二度三度と足を運ぶリピーターが大変多かったと言われています。


私もですね…呆れられるかもしれませんが、実は7回見ています、もちろん劇場で。言うまでもなくビデオも持ってますよ。家族からも馬鹿にされるほど「乗船」を繰り返し、ほとんど台詞も覚えているくらい。100年目を記念してか、いま3D版が公開されていますが、もちろん行きますとも。(本当はちょっと忙しくて、近々には行けそうもない)


どこがそんなに良かったのでしょうね。当時最先端のCG技術をフルに使った迫力満点の映像も、じっくり練られた伏線たっぷりの脚本も(役者の演技も、とは言わないでおきましょう)エンタテイメントとして極めて完成度が高い。痒いところに手が届くような至れり尽くせりの大サービス映画だったということでしょうか。これは、褒めているんですよ。


それに加えて言うならば、これが実話に基づいた話だという重みが、観客を圧倒したということもあるのではないかと思います。限りある救命ボートの席を女性や子供に譲って落命した富豪や、乗客を落ち着かせようと最期まで演奏し続けた楽士の話は、noblesse obligeであったり職人魂であったり、この時代の人々に「命より大切な誇り」があったことを今に伝えています。


ああやっぱり観たくなってきた。連休になったら、子供をつれて映画館に行ってみましょうか。


ところで、中国で公開されている3D版では、主役ケイト・ウィンスレットのヌードシーンがカットされているそうです。

------(movie walkerより)--------
「鮮明な3D効果を考慮し、観客が触れようと思わず手を伸ばすなどして、他の観客の鑑賞を妨げるのではないかと危惧しています。観客どうしのもめ事が発生するのを未然に防ぎ、公序良俗を守るためにヌードシーンを削除することに決めました」という中国政府の検閲機関のコメントを英紙デイリー・メイルが伝えている。

しかし、15年前のオリジナル版ではカットされなかったこのシーンの削除に関し、中国の映画ファンは不満を感じているようで、「自分は3Dの乳房を見るために15年間待ったのだ。3Dの氷山を見るためではない」などの怒りのコメントがネット上に噴出しているという。
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心中お察しします。15年も待ったのにねえ。


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おにぎり食べもの

20120413



全然大したことのない話題なので、パスしていただいても結構なのですが。。


先週、某大手コンビニが「おにぎり100円」のキャンペーンをやっていました。


ある朝、妻との会話。
「○○で今日までおにぎり100円だってよ、お昼に食べてみる?」(妻は自分では食べるつもりがない)


「うーん、今日はいいや」


お昼は普段家で食べますが、帰宅途中にそのコンビニがある。どんなものがあるか、ふと好奇心を覚えて立ち寄る。なるほど全品100円だ。へえ変わったアイテムがあるな、試しに食べてみようか。


目に付いた2個を買って帰る。


間もなく帰宅した妻。手には○○の袋。「あれー?何だ、パパもおにぎり買ったの?」


開けてみると、中には私が買ったのと「同じ2品」がころころと…


「すきやき風おむすび」と「煮玉子おむすび とんこつラーメン味」。


もうまるっきり嗜好が読まれています。


(食べてみると、すきやきの味もとんこつラーメンの味も感じませんでしたが)


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中国嫁日記読んだり見たり

20120409



ちいさな異文化の可愛い衝突を描いて大評判のブログ漫画。毎日数万人がアクセスし、コミック本としてもベストセラーになっているそうです。


自称オタク漫画家、井上純一氏(40代)が、若く美しい中国人妻(20代)と結婚し、共に生活する中で沸き起こるさまざまな珍騒動。「○△人と結婚しました」と国際結婚をレポートしたエッセイはそれこそ山のようにありますが、この漫画はそのホンワカぶりと、主人公である妻、月(ゆえ)さんのキャラクターの可愛らしさが際立っており、オタクの本領発揮というところでしょうか。


最初は月さんに隠れてこっそり公開していたブログですが、途中で妻にバレてしまった。その時は憤慨した妻ですが、でもたくさんの読者が楽しんでくれるならと気前良く公認してくれて、現在に至っているそうです。


実際のところ、日本文化を知らない外国人の奇想天外なリアクションの部分だけをとってみれば、コミカルでこそありますが、本当はそれほど面白いわけでもないのです。それを見ての井上氏の反応もオーバーかつワンパターンですし。


でも、いろいろな場面で困惑しながらも可愛い妻をいとおしく思う井上氏の気持ちがいい味を出しています。読んでいて後味がとても良い。3.11大震災のとき、池袋の自宅にいた井上氏と日暮里の日本語学校にいた月さんが、お互い必死の思いで連絡を取ろうとし、無事に再会し一緒に歩いて帰宅する連作なんてシンプルだけどいいですね。


先日、テレビ出演した作者の井上氏を見ましたが、私の身内と風貌が酷似していて笑ってしまいました。漫画ではほとんど幼児みたいに見える月さん、実物はだいぶ印象が違うそうで、どんな方だかぜひ見てみたいと思います。

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春嵐吹き荒れる日々雑記

20120405



日本列島を吹き荒れた春の嵐。当地にもその爪あとを残していたことを今朝の新聞で知り、たまげました。


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(長野日報より) 駒ケ根市の駒ケ根高原家族旅行村で4日朝、3日午後から吹き荒れた強風の影響で、同施設の管理棟、こぶしの湯の屋根がめくれ上がり、管理棟内の電気、通信施設などが使用出来なくなっているのが見つかった。(中略)管理棟はトタンぶき屋根の南側全部(約50平方メートル)がめくれ、東側にある池に落ちて粉々になった。(中略)こぶしの湯はトタンぶき屋根の約10平方メートルがめくれ、露天風呂に落下した。既に片付け作業を終え、5日に営業を再開する。
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いやあ、当社のお得意様にこんな被害が出たとは。早速様子を見に伺いましたが、上記のほかにも大きな木が倒れたりするなど被害があったようで、強風の凄さを垣間見ました。局地的な竜巻だったのではないかという話です。


この日(3日)一番風が強いと感じたのは夕方5時頃。社屋が揺れるほどの風と雨が窓を殴りつけるようでした。7時頃には小康状態になりましたが、夜中にはまた凄い風となり、上記の竜巻?はどうやらこの時間帯だったようですね。


竜巻なんてどこの世界の話かと思っていましたが、これほど近くで被害を出すとは。こんなもの防ぎようがありませんからね、おっかないことです。くわばらくわばら。


記事にもありますが、被害のあった施設はもう片付けられ、営業も再開しているとのことですので、ご安心を。

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新年度しごと

20120402



4月の新学期を迎え、世間に新入生や新入社員が満ち溢れる時期となりました。。


当社も今年は新入社員こそ入ってきませんが、3月決算ですので昨日から新しい年度になっています。


振り返ってみると昨年度は、東日本大震災の余波が直撃する中で始まり、本来なら大事な稼ぎ時であるお花見商戦が非常に厳しい状況で推移する、大変なスタートとなりました。あれから一年が経ったのかと思いますと、どうでしょうか、とても長い一年間であったような気がしています。


今年の春はいつまでも寒い日が続き、我が家でもなかなかストーブから離れられません。桜の訪れもやや遅いようですね。基準木となっている靖国神社のソメイヨシノは31日に平年より5日遅れで花開き、東京でも開花宣言となりました。


TVニュースでやっていましたが、気象庁職員の係の人は開花が近づくと毎日二度、この木を観察に来るのだそうですね。開花を確認するとすかさず庁舎へ電話連絡し「ただいま開花です!開花宣言を出して下さい!」と報告するのだそうです。


桜の時期に靖国神社へ行ったことはありませんが、さぞ見事なものでしょう。ご存知、日本を代表する桜の名所である、我らが高遠城址公園の開花は11日頃といわれており、見ごろは14日15日の週末から1週間ほど…でしょうか?多くの花見のお客様を心からお待ちしています!


この春は桜と一緒に、ぜひともいいスタートを切っていきたいものです。
本年度もよろしくお願い申し上げます。


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カニ缶にドラマあり食べもの

20120328



缶詰の王者、といえばカニ缶。昔からその地位は変わっていません。中身も、値段も。


さまざまな種類があります。たらば、ずわい、ワタリガニといったカニ自体の種類に加えてフレークなのか、ある程度固まりになった肉なのか、によってもかなり値段が違います。高いものは1缶3,000円以上もしますから、ケース単価は数万円?倉庫でなく「金庫」に置いておきたいくらいのものですね。


以前いた会社で、研修期間を終えた私たち新入社員に、打ち上げでカニ缶を振る舞ってくれたことがありました。太い脚の肉がごろごろ入った見るからに高そうなやつで、マヨネーズをつけて頬張った嬉しさは今でも覚えています。


3月は年度末ということで、施設などの給食では消化しきれていない予算があるといって、カニ缶をいくつも購入いただくことも(以前は)時々ありました。売上的にはありがたかったですよ。最近ではあまりそんな話も聞きませんが。


もう20年近く前のこと、JCの交流研修船でウラジオストックを訪れたことがあります。事務局の私たちはほとんど観光するような時間もなかったのですが、街の商店で高級そうなチャトカ(ブランド名)の大きなカニ缶を見つけ、買って船の中で仲間と一緒に食べてみました。


これがオール脚肉ごろごろの素晴しいやつで、よしもう一度あの店に行って土産に買い占めてこよう!ということになったのですが(確か2000円位でした。あれが2000円なら安い)行事がびっしり詰まっており、全然自由時間がなくお店に行けません。がっかりしていたところに、ひそひそと怪しい声が…


ウラジオストック港の人ごみの中、現地の人物が私たちの袖を引っ張ってカニ缶やキャビアの瓶を見せながら「カニ、センエン。キャビア、ニセンエン」。まさしく昨日食べたあの缶です。しかし乗船口の前には税関があり、手荷物検査で発見されれば正規レシートのない禁制品は密輸出ということで没収されてしまいます。(実際に没収された人もいたらしい)


そこでカモフラージュを計画しました。昼間の行事で日本人墓地の清掃作業を行ってきたのですが、そのときに使った大量の(泥んこの)軍手を段ボール箱に入れて持ち帰って来ていました。それぞれ仕入れたカニやキャビアをこの軍手の中に押し込み、「軽そうに箱を持つような」演技まで付けて、みごとノーチェックで乗船に成功!


帰国して家族の前で意気揚々と開けた缶には…「イワシ」が入っておりました。
いやロシア人恐るべし。キャビアも泥臭くて食えたものではありませんでした。


写真は4月の特売商品、ラス・スーパーフライさんのインドネシア産ワタリガニ「パスチャライズ・クラブミート」。454g入りとかなり大きな缶でお値打ち価格です。色は薄いが味が濃くジューシーで、サラダやパスタをはじめ、さまざまな調理にお使いください。


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ジャンクなお寿司食べもの

20120326



諏訪に行く用事があり、ついでに「スシロー」でお昼を食べてきました。休日の昼時とあってお客さんはよく入っていました。


回転寿司の記事は以前にも書きましたが、どなたもご存知の通り高級店と100円店とに二極分化している中、不景気感に伴って高級店の値付けがだんだん低くなっているのが感じられ、財布の負担は軽けれどちょっと寂しくも思います。
(当然ながら、それなりにネタ質の低下を伴うってことですからね)


安いほうの店で私が好んで食べるのは、いわゆる「ジャンク」なネタです。伝統的なお寿司には使われることのなかったマヨネーズ、揚げ物、肉類、などを使ったものが、この分野では立派に市民権を得ていろいろなお店のメニューに定着しています。


スシローにも豊富なジャンク寿司メニューがありますが、この日食べておいしかったのは「サーモンバジル」。サーモンにチーズとバジル風味のマヨネーズが乗り、焙られています。失敗したのは「かにカマ天」で、そもそも食べにくいし、揚がり方がちょっと油まみれでいただけなかった。


お肉ものでは「牛塩カルビ」はまあまあ、「焼豚ねぎまみれ」は以前食べて感心しなかったので今回は手を出しませんでした。「豚角煮」や「茄子と肉味噌」なんてのもありましたが。


軍艦巻きにツナやカニカマ等のサラダを乗せたものは既に定番ですが、中でも「コーン」は大好きで、皿が回ってくるとついつい手に取ってしまいます。ホールコーンをマヨネーズで和えただけのネタなのに、お店によって随分味が違うのですよ。たぶんマヨネーズが違うんでしょうけれど。(スシローのは、うまい方だと思う)


ずっと前に展示会で「フォアグラ」のお寿司を試食したことがあります。まだフォアグラの味なんて知らない頃で、ここまで来ればシャリとの相性なんてあまり関係ありませんね。さすがに100円では出せないでしょう。


こうしてみると、サンドイッチの具になりそうなものだったら、だいたい酢飯にも合うってことですかね…いや、ジャムやあんこみたいな甘味は別でしょうが。まだ世に出ていない新ネタの開発を、家でも研究してみたら面白いかもしれません。


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AOCのブランド戦略(続き)しごと

20120322



この裁定の意味するものは、ロックフォールの品質ブランドを守りながら、さらなる増産(とそれに伴う世界進出)を可能にする、というものでした。


前述の3か条を守りさえすれば、R村以外の土地でも「ロックフォールチーズ」を作ることができる、というのがミソです。R村のカビを種とし同村の羊と同じ品種の羊乳であれば、そして3ヶ月間R村の洞窟に貯蔵し熟成させれば、れっきとしたお墨付きがいただける。もちろん出来上がりの品質は厳しく問われるわけですが。


現在ロックフォールを生産できる地域は南フランスの一帯に広がり、その総面積はフランス全土の20%くらいにまでなるのだそうな。そしてR村には3ヶ月間大量のチーズを貯蔵する莫大な保管料が流れ込む素晴しい?仕組み。ふーん、こんなこと、想像しませんでしたなあ。


ワインの「シャブリ」でも同じような事が行われているそうです。昔のシャブリ地区中心部には「グラン・クリュ」という特級格付けが与えられ、その外側には1級シャブリ、さらに外側には並シャブリ、プティシャブリと、呼称認定地域は今やどんどん広がっており、世界中で増大する需要に対応しています。


これらの事例は、消費者を一種の飢餓状態に置きながら徐々に新規参入を増やしていき、最終的には質でも量でも市場を制覇するあっぱれな戦略を示しています。言ってみれば「伝説的」に高品質な生産品を、ブランドイメージを落とすことなく増産していくための物語を、AOCという権威付けの仕組みを使って紡いで行くわけですね。


こうした考え方を応用して、とても売りものになりそうもなかったある地場の焼酎を、売り切れに導いた話もされました。まあここまで来ると、消費者の側から見れば「本当にこれでいいの?」という感じも、無きにしもあらずでしたが。あとは、山梨vs長野のワイン戦争の話とか。(これについてはちょっと時間が足りず、もう少し詳しく聞いてみたかった…)


とかくソムリエの講演というとワインの薀蓄話を思い浮かべますが、ワインの話でなくマーケティングの話で、大変興味深く聞くことができ、ためになった講演会でした。地域おこしに大いにヒントになりそうです。




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AOCのブランド戦略しごと

20120320



更新がだいぶ滞ってしまいました。少し前のことで書いてみたいことがいろいろありますので、思い出しながら書いてみます。


先日は、長野県食品問屋連盟の総会で松本へ。マスターソムリエの高野豊さんの講演がありました。日本ソムリエ協会の協会の役員も務める著名な方であります。題して「食品のブランド化、その先進国フランスに学ぶ」。


講演は、ロックフォールチーズの話から。皆さんご存知の、最も知られたブルーチーズです。私も大好物!フランスのロックフォール・シュール・スールゾン村の洞窟で羊乳から生産され、世界中の一流フランス料理店でもまず間違いなく用意されています。


チーズの世界でロックフォールは青かびチーズの代名詞としての地位を確保しており、完全にブランド化されていると言っていいでしょう。


ここでちょっと考えてみます。フランス、日本、アメリカ、中国香港、その他あらゆる国のレストラン、食料品店に置かれているロックフォールチーズは、いったいどれほどの量になるでしょう?フランスの一小村で、こんなにたくさんの高級チーズを産出できるものでしょうかね。


原産地呼称認定制度(フランスではAOCまたはAC)というものがあります。ワインやチーズ、鶏肉などの産地と品質を公的機関によって保証する制度です。たとえば「ACブルゴーニュ」とラベルに記されたワインであれば、少なくとも産地やぶどうの品種、製法などが決められた基準の範囲内にあり、規定外のぶどうが紛れ込んだりしていないことを意味します。このお墨付きによって、フランスワインはその品質(の箔)を世界中に認めさせることに成功しました。チーズについても然りです。


1960年代に「ロックフォール」の偽物が大量に出回りました。ロックフォール・シュール・スールゾン村では危機感を抱き、偽ロックフォールの販売差し止めを求めて裁判を起こしました。その裁定が(高野氏によれば)いかにもフランス的で、見事な販売戦略に結びついているというのです。


その裁定は、
 1)ロックフォール・シュール・スールゾン村の洞窟に生息する青かびを種として使い
 2)同村で昔から飼育されている品種の羊乳を原料とし
 3)同村の洞窟に3ヶ月間熟成させたブルーチーズ
にのみロックフォールの呼称を認める、というものでした。


(続きます)

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追悼 竹中松造さんしごと

20120315



3月11日に急逝された当社取締役、竹中松造さんの葬儀が昨日執り行なわれました。多くの方々にお世話になったことに感謝し、web上ではありますが御礼申し上げます。


葬儀で弔辞を述べさせていただきました。(一部略)


突然の訃報に、愕然とし、痛恨の極みです。入院されたときにはそのご様子から、心配するほどの病状ではなく1週間くらいで復帰をされるのだろうと思っておりました。ところが数日後容体が急変し、その時にはもはやお話しすることもかなわず、そのまま帰らぬ人となってしまわれました。


満59歳というあまりにも早いご逝去に、ご家族の悲しみはいかばかりかと考えると、お慰めする言葉もなく、ただ運命の無常を嘆くしかありません。


竹中さんは昭和51年11月に伊勢喜に入社され、以来35年の長きに亘って誠実に勤務されました。飲食外食業のお客様をお得意先とする営業マンとして先頭に立って活躍し、取締役業務用食品部長という重責を担ってこられました。


熱意と責任感あふれる仕事ぶりはお得意様や仕入先様から深く信頼され、また部下の社員たちには厳しくも温かい指導ぶりで慕われ、その一丸となったチームはまさに「竹中一家」と言いたくなるような団結を誇っておりました。日頃から口数の多いかたではありませんでしたが、多くの後輩社員たちが竹中部長の背中を見ながら一人前に育ててもらったと言っていいでしょう。


いよいよ仕事上でも円熟期を迎え、会社の大黒柱としてこれからもますます活躍していただけるものと信じて疑わなかっただけに、会社にとって貴方の急逝は大変な痛手であり、私どもは大きな喪失感に包まれています。しかし貴方の立派な仕事や業績は、苦楽を共にしてきた私たちの記憶に、そして当社百年余の歴史にしっかりと刻み込まれて消えることはありません。


ランニングを愛好し、休日など真剣な表情で前を向いて走っているお姿を近所に住む私もしばらく前までたびたびお見かけしました。息子さん娘さんはそれぞれお近くに所帯を構え、ご家族仲良く暮らしておられます。お孫さんたちに囲まれた楽しい日々を長く過ごされる筈でしたのに、さぞ心残りであったことと思います。これからは高い空からご家族を、私どもを見守って下さることでしょう。心からご冥福をお祈りして弔辞といたします。


竹中さんどうか安らかにお眠り下さい さようなら
  

平成24年3月14日

  株式会社 伊勢喜 代表取締役社長 春日俊也


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