味玉その後食べもの
20180108
料理本で読んだレシピをもとに「味玉」を作ってみた話を昨年書きました(17.3.14)。その後何度となく試してみて、まあこれならと思えるものがコンスタントにできるようになったので、後日談としてご紹介します。
前回はつけ汁として市販の「めんつゆ」を使いましたが、記事を書いた翌月に、同じdancyu誌に別のレシピが載りました。それによれば、「醤油と紹興酒を1:1」で茹で卵を漬け込む…と。早速試してみましたが、少々塩辛いし、紹興酒のアルコール臭がちょいと鼻につきます。
そこで若干の自己流修正を加えたレシピが、以下の通りです。
1)卵を熱湯に入れ、7分きっかり茹でる。(写真1)これは大玉の場合で、小さい卵のときは6分半でも良いかな。
2)すぐに氷水に入れて冷まし、慎重に殻をむいて、つけ汁に漬け込む。割合は、醤油:紹興酒:水を1:1:1で。(写真2)クッキングペーパーを落とし蓋代わりにかぶせ、冷蔵庫に安置して待つ。どうでもいいですがこの容器は弊社「信州伊那の麦芽あめ」900㌘のものです。卵4個にぴったりです。
3)24時間でおいしく食べられますが、さらに24時間、まる二日漬け込むとさらに卵に味が浸み込んでよりおいしい。つけ汁はちょっとしょっぱいので、一緒に食べるのはおすすめしません。もう一度味玉を作るのには使えます。お酒が入っていますから、小さなお子さんとかには注意した方がいいのかも。
できあがった味玉を割ると、写真3でご覧の通り。柔らかいのでうまく真っ二つに切れませんでしたが、半熟具合はこんな感じです。
会社の新年会(仕出しを取るなどして、社内で行います)にたくさん作って持っていきました(写真4)。卵を5個ずつ1時間くらいかけて茹でましたが、卵の成分で鍋が黒くなってしまったのは驚きました。大量生産するときにはその都度鍋を洗ったほうが良いようです。
皆さんうまいうまいと(まあ、社長に気を使ってくれたのでしょう)喜んで食べてくれました。秘密のレシピにしておけば神秘性が高まるかもしれませんが、ここに全部公開しましたので、ご興味のある方はどうぞお試しください。
歳取り魚食べもの
20180105
あけましておめでとうございます。大晦日の午前中に雪が降り、どうなることかと思いましたが、それもすぐ止んで、一夜明ければたいへん穏やかなお正月となりました。
相変わらず飲んで食べての年末年始でした。ご存知の通り、南北に長い長野県は北と南でお歳取りに食べる魚が違います。北は鮭、南はブリ。佐久などでは鯉を食べるところもあるようですね。我が家ではもちろん、ブリです。
この年末はやや不漁だったらしいブリですが、それでも大晦日にあちこちのスーパーを回ると(いちおうスーパー巡回を毎年の恒例にしているのです)どこでもたくさんの切り身が並んでいます。うちでも少々奮発して、普段では食べないおっきいのを人数分買いますよ。塩焼きします。
あと、お刺身。これは年によって盛り合わせを買ったりいろいろですが、今年はグランドフェアで好評だった、生け簀から直送の鮮ブリを家族で食べてみようと。
当社に真空パックのチルドで届きます。ラウンド(丸のまま)や半身におろしたものもありますが、家庭ではやっぱり面倒な皮を剥いである「スキンレスロイン」がいいですね。
半身だと結構なボリュームがあります。写真は半身の、そのまた半分くらい。他にもご馳走がある中で4人で食べきれるかなと思ったのですが、うまいうまいと綺麗に平らげてしまいました。おかげさまで良い年が越せました…かな?
今年もどうぞよろしくお付き合い下さいませ。