「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

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らんらんトッピング食べもの

20191204



出張メシで何を食うか、私にとっては重大な問題です。東京で午後から始まる会議の時は、会議の場所や交通機関などを考えながら何を食べるかあらかじめ見当をつけて行きます。地元に住んでいる皆さまと違って、東京で食事することは年に何回かの特別なチャンスですからね。高い安い関係なく。


会議前の昼ごはん、やたら時間をかけられませんし、あまり満腹になっても困ります。当然ひとり飯、でも井之頭五郎さんのように次から次へと平らげて食事を終えて店を出たらもう暗かった、なんてことはできません、当たり前(あの番組、何時に入店している設定なんだろう)。


というわけで、この間はチャーハンを食べに荻窪駅近くの町中華「中華徳大」という店に行きました。ここのチャーハンはTVなどでもたびたび紹介されていて評判のようです。もっともTVで取り上げられる店がいい店だとは、全然限りませんけどね。


12時ちょっと前に店に着きましたら、カウンターのみ12、3席の小さな店でちょうど満員です。食券を買って待つことしばし、席が空いたので「ほうれん草チャーハン」を注文、「らんらんトッピング」も。


らんらんトッピングとはこの店の名物で、追加で200円払うとチャーハンの上にふわとろの炒り卵を乗っけてくれるのです。何だか旨そうでしょう。


カウンターなので調理の様子は丸見えです。年配のご主人一人が鍋を振り、女性二人が簡単な下ごしらえやサポート、客席、会計、洗い物を担当し、中年の男性がその他の調理や盛り付けをしている。そのチームワークがなかなか絶妙で、料理を待っている間、目に楽しいです。


出てきたものは写真の通り。卵に隠れていますが甘辛く炒めた肉もたっぷり乗って、ボリューミーです。街中華で食べるチャーハンは基本どこでも旨いと思いますが、ここはご飯一粒一粒に味と油、ほうれん草がよくからまって、おいしくいただきました。らんらんがさらにトロトロだとなお良かったね。


この店は壁一面に豊富なメニューが貼られていて、同席したお客さんも結構チャーハン以外のものを頼んでいましたよ。夜に来ていろんな中華ツマミで一杯やりたいものです。

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霜ばしら食べもの

20191127

先月仙台に行ったとき、珍しいお菓子にめぐりあいました。ちょっとタイミングをはずしてしまいましたが、ご紹介を。


地方都市を訪れる時のお土産の指南書として、畑主税氏の「ニッポン全国和菓子の食べある記」(誠文堂新光社)を愛用しています。著者は高島屋の和菓子バイヤー。結構厚い本で、全国の和菓子500品が写真入りで掲載されています。ちなみにこの人の「和菓子魂!」というブログは圧巻です。


仙台で誰でも知っているお菓子と言えば「萩の月」や「白松がモナカ(ヨーカン)」でしょうが、本書には私の知らない3つの仙台銘菓が掲載されていて、その筆頭にあるのが「霜ばしら」です。製造元の「九重本舗玉澤」が駅ビルに出店しています。


青い缶を開けると、細かく白い粒々がびっしり詰まっていて、これは緩衝材もしくは水分吸収剤として使われている落雁粉です(そのまま食べても味は無いです)。その中を箸で探ってみると…


出てきた出てきた、中空でちょっぴり膨らんだ形をした、切手大の薄い飴。雲母のように薄くて、軽くて、もろい。指先でつまむのにも、よほど気を付けて扱わないと欠けてしまいます。よく見ると何十本もの糸状の飴を重ねて作られていて、実に繊細な仕事で仕上げられていることがわかります。飴を何度も何度も引き伸ばして細い糸にして、重ねて形を作っているのでしょう。


口に入れてみます。綿菓子を思わせる澄んだ甘さ、そして口の中でハラリと溶けて、跡形もなく消えてしまう。これほどはかなく上品な飴菓子があるだろうか?これはムシャムシャペロペロと食べるものではない、よほど注意深く、心静かに味わってこそ価値がわかるというものでしょうね。


何枚くらい入っているのかな。缶を傾けて落雁粉を別の器に移してみると、意外や意外、缶の下部に隙間なく整然と飴が詰められておりました。40枚くらい入っているようです。


冬季のみの販売、大量生産できるものではなく、通販もしていますが今頼んでも年内には届かないようです。シーズン初めに店で直接買い求めることができてラッキーでした。少しずつ食べていますので、まだまだ楽しめそうです。仙台ご訪問の折には、ぜひ。

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トリッパ食べもの

20191111





牛の~いぶくろは、よっつ~あ~る~。子供が小さい頃、幼児番組で放送されていた歌。団しん也が歌っていました。冒頭のフレーズはノリ良く印象的で今でも口ずさんでしまいますが、その続きは全然覚えていません。


そう、ご存知のように牛の胃袋は4つあります。食肉界での分類では上からミノ、ハチノス、センマイ、ギアラ。実際に人間の胃と同じ働きをするのは第4胃のギアラで、他の3つは消化活動をするわけでなく貯蔵庫だったり反芻のポンプ役だったり、異なる役割があるそうです。


形状や食感、味もにそれぞれの特徴があり、焼いて食べるのはミノ(焼肉屋さんでお馴染み)、ハチノスやセンマイは下茹でしてから煮込みやセンマイ刺などに。ギアラは脂が乗っていて、やっぱりホルモン焼に。


海外でのホルモン食で日本でもポピュラーなのは、イタリア料理で言うトリッパ、ハチノスの部分を白ワインやトマト風味の煮込みにして食べますね。最近はこのへんのイタリア料理屋さんでもときどきお目にかかるようになりました。


好物なのでメニューに見かけると、ほぼ必ず注文します。見た目はいささかグロテスクですが、ムチムチした噛みごたえがたまりません。


もともとの素材には内臓の臭みがそれなりにあると思いますが、しっかり下処理されればどなたにも何の苦痛もなくおいしく食べられると思います。家庭でこんなことをするのは大変でしょうが、高級食材を手掛ける「いちまる」さんから、あらかじめ処理して茹でてある冷凍のトリッパが出ています。


ずっと前に購入したのを忘れていて、週末に引っ張り出し妻がトマト煮込みを作りました。こんなに大量のトリッパが入ったお皿は、なかなかお店では出てこないでしょう!味付けも結構でしたよ。次回はまた違うスタイルで食べてみたいなと思います。衣をつけてバター味のカツにしてみるとか、どうでしょうか。

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ハチの巣蜜食べもの

20191107



弟が知人から頂戴したというミツバチの巣をおすそ分けしてもらいました。六角形の穴の中に詰まっているのは、蜂の子ではなくて、ハチミツです。


昔、高級食料品店の店頭で見つけ「どうやって食べるんだろう」と思いました。「コムハニー」というそうです。巣のサクサクしたところも一緒にすくって食べます。いただいたやつは独特の汗のような匂いがしましたが、甘い蜜の味は濃厚で口に入れれば気になりません。


巣も蜜も、いずれも成分はハチの分泌物ですから、巣だって食べられるわけですよね。ご近所で採取されたこのような珍品(と言っていいでしょう)をいただけることはまことに幸せ、まさに「物くるる友」のありがたさというものです。


高級なホテルの朝食バイキングで、巨大なミツバチの巣がスタンドに据え付けられ、そこから滴り落ちた蜜をすくい取ってパンにつけて食べられるようになっているのを時折見かけます。まことに物々しい代物で、初めて見たときには少なからずぎょっとしました。あの時は巣まで削って食べるようにはなっていなかったかな。


この写真を撮るとき、あまり考えずに近くにあったお皿に乗せましたが、同じディズニーだったらもっと別のキャラクターの方が良かったですね。中国では見ることができないという、アレですよ、あれ。

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辛くておいしい食べもの

20191028



香辛料メーカー、テーオー食品さんのラインナップです。先日のグランドフェアでも好評でしたので、ご紹介を。左から、しょうが極みだれ、にんにく極みだれ、花椒辣醤。


左の二つは今秋の新製品。それぞれザクザクに刻んだ食感のしょうがとにんにくがたっぷり入り、焼き肉にからめればたちまち生姜焼きやスタミナ焼きになる。同種の「たれ」は各社から出ていますが、これはなかなかのすぐれものですよ。


サンプルを頂戴して家に持って帰り、妻に食べさせたところ「おいしい!おいしい!」と、とりわけにんにく極みだれがお気に召した様子です。私も一緒になって「唐揚げ」につけてむしゃむしゃ食べましたが、寝床に入ってからもにんにく臭くて参りました。食べ過ぎ、使いすぎにはどうかご用心を。


さて本命は「花椒辣醤」です。今はやりの花椒をたっぷり使ったマーラー味のたれ。パッケージには「よだれ鶏ソース」とあります。棒々鶏のソース、もしくは激辛麻婆豆腐の基になる味、ですね。


これが美味しいのですよ。香り高い中国山椒に程よい唐辛子の辛味が相まって、何につけてもおいしいです。少しだけというのがポイントで、多すぎると何につけても同じ味になってしまうのが難点。


ラー油代わりに餃子につけてみたり、うどんやラーメンにちょいと落としたり、もちろん焼肉や唐揚げにも最高。今日はポテトサラダに少し塗って食べてみましたが、マヨネーズ味にも絶好の相性です。


ぜひ冷蔵庫に1本。お試しください。

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お庭の野菜食べもの

20190917



残暑はまだまだありますが、季節は確実に秋に進んでいます。。


我が家の庭の一角で、妻が野菜を少しばかり作っています。ルッコラ、パクチー、ゴーヤ、オクラ。


パクチーがいちばん元気です。最初はベランダのプランターで作っていましたが、一年中通して食べたいなと思って、庭に移してみました。もともと寒い地域の植物ではないだろうから、冬を乗り切れるかなあと心配ではありましたが、無事に冬を越し、春になってわさわさと生えてきました。土の力を感じます。


おかげで現在我が家では「薬味」にとどまらず、時には「主菜」になるくらい、むしゃむしゃとパクチーを食べています。えっ、もしかしてお嫌いですか?


ゴーヤは世間様よりだいぶ遅く7月半ば頃でしたが、人から分けていただいた苗を植えてみたらにょきにょきとつるを伸ばし、サツマイモみたいな立派な実をつけました。


写真はゴーヤとツナ缶、たっぷりのパクチーを合わせた炒め物。青臭い野菜の取り合わせですが、なかなかいいではないですか。


夏の野菜を楽しめるのも、もう少しです。

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トマトキムチ食べもの

20190901



朝晩の涼しくなったこと。短かった夏が終わろうとしています。もう9月ですね。


夏場はあちこちから野菜をたくさん頂戴します。トマト、キュウリ、ゴーヤ。せっせと食べますが、どんどん食べないと食べきれません。夏野菜の産地に住んでいる有難みをつくづく感じます。


twitterでミニトマトを使った一品のレシピを発見したので、ちょうど妻の帰りが遅くなる日に作ってみました。ご飯を炊くのと枝豆やアスパラを茹でるのとカップ麺にお湯を入れる以外に、私が調理的行動をするのは極めて珍しいです。


ミニトマトを湯むきします(まずこれが面倒くさいね)。だし醤油、ごま油、コチュジャン、おろしにんにくを混ぜて漬けだれをつくり、ジップロックにいれて冷蔵庫で3時間。こんなもの調理ともいえません。実際にはだし醤油の代わりにめんつゆ、にんにくは刻んで作りました。


なかなか旨いじゃないですか!全然キムチっぽい味はせず(コチュジャンをケチったかな)和洋折衷的な感じではありましたが、おいしくできましたよ。庭のパクチー畑(勝手に生えている)から適当にむしって載せれば、さらに結構だったでしょう。もっとキムチにするんだったら、たれに市販のキムチの素でも足せばいいのかな。でも私には今回ので十分です。


地物のミニトマト、最盛期は過ぎてしまいました。もっと早くに試してみれば良かったですね。お試しを。

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かき氷の日食べもの

20190725



ここ3日ほど、ちょっと夏らしい陽気になってきました。しかしこの辺はまだ梅雨明けしておりません。おまけに今週末は台風の接近もあるらしく、土曜日のお祭り「KOMA夏」がちゃんと実施できるか、ちと心配です。


さて夏と言えばかき氷。きょう7月25日は「かき氷の日」だそうです。


由来はといいますと、1933年7月25日に山形市で、当時の日本最高気温40.8℃が記録された日で、かき氷を食べるにふさわしいということ。それから7・2・5はかき氷のかつての呼び名「な・つ・ごおり」と通じる語呂合わせから、だそうですよ。(最高気温はその後、2007年8月16日に熊谷と多治見で40.9℃を記録し、74年ぶりに更新されています)


本欄でもかき氷の記事を時々扱っております。今さら言うまでもなく、近年のかき氷の進化とブームの過熱ぶりには、驚くばかり。想像もつかないような氷がつぎつぎに生まれ、多くの愛好者を集めています。夏だけでなく、一年中供する店もたくさん出てきました。


先日東京出張の折に寄ったのはそんな一軒で、ラーメン屋でありながらかき氷が有名になっている神保町の「ねいろ屋」さん。最近はマツコの番組でも取り上げられました。(それにしても、毎晩毎晩TVにはマツコの顔ばかり、いくら人気者といっても飽き飽きです。TV局もちっとは工夫しろや)


写真はここで食べた氷「あんバターサンド」。塩味がほんのり効いたバタートースト風味のシロップ(!)に、固めに茹でられ甘味を抑えたゆであずきがたっぷり載っています。説明してもイメージしにくいと思いますが、氷なのにパンを食べているような味わいはまことに不思議です。バターの感じとか、どうやって出しているのでしょうね。


この店のラーメンはあっさり味でボリュームも少なめ、女性向けということかな?ラーメンだけでは私にはちと物足りない感じで、食後の氷をいただいてピッタリという感じです。


たまたまだったかもしれませんが、混雑の激しい店ではなく入りやすいです。お近くに行かれましたら、いかがですか。


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バインミー食べもの

20190630

ベトナムの食には旧宗主国だったフランスの食文化が影響していると言われます。中でもフランスパン(バゲット)のおいしさは、多くの人たちが賞賛しています。それを使ったサンドイッチ「バインミー」はベトナムの日常食として食べられています。


この3月、ベトナムとカンボジアに行く機会がありました。私のことですからもちろん食べる方もおこたりなく、と言いたいところですが、街中の屋台で売っているバインミーはなかなか食べる機会がなく、出国前の空港のカフェでようやく口にすることができました。


これはピッツァ風の具材でちょいと変化球でしたが、パン自体がやはりおいしい。外側はパリッと内側はふんわりと、絶妙の噛みごたえで具材とのバランスが大変いいのです。いちおう経験として。


東京にもバインミーを出す店が何軒かできています。先日展示会を見に行った際、会場の近く水道橋駅そばに専門店があることを調べ行ってみました。店名はずばり「バインミー☆サンドイッチ」。テイクアウト主体のお店です。


外国人従業員が、数種類のバインミーを注文の都度作ってくれます。ハムとレバーペースト、ハムと肉パテの2つを家への土産に購入しました。


特徴は、大根と人参の「なます」がたっぷり入ること。見た目も味も日本のなますとそっくりです。他には上記の肉類と、パクチー、スイートチリソース。パンにはバターとマヨネーズ。このなますとたっぷり入ったハムやレバーペーストとの相性が抜群なのです。


そしてパンのおいしさ。食べたのは作ってもらってから5時間くらいしてややしっとりしていましたが、食感も味もベトナム(といっても、空港売店)と変わらず、具の質や量とのバランスもピッタリ。長さ20㎝と大ぶりのサンドイッチですが、ペロッと食べられてしまいます。


これはいいもの見つけました。この近くに行く機会は多いので、ときどき買ってくるとしましょう。

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粉モンの街食べもの

20190506

連休中、大阪方面へ一泊で行ってきました。大阪観光といっても、今さらUSJやグランド花月や海遊館で遊ぶわけでもなく(通天閣だけは登ってみましたぞ)もっぱら食う専門で。


お好み焼きもたこ焼きも串カツもひと通りいただきました。連休中の道頓堀は異常な人出で、とりわけたこ焼きと名のつく店はことごとく物凄い行列ができており、これならシロウトの俺が作っても店構えだけそれっぽければ飛ぶように売れるのじゃないか、と思ったり。(冗談ですよ)


お好み焼きは名店の誉れ高い「福太郎」へ行ってみました。本店はやっぱり大混雑で、順番待ちさえ受けられないと言われ、近くの高島屋デパートにある支店へ回りました。こちらのお好み焼き・ねぎ焼きはふわりと絶妙に軽く、これまでに食べたことのない食感でした。


作っているところを見ると、生地と具をあらかじめ混ぜるのではなく、クレープ状に焼いた生地の縁を折ってピッツァ状にして、具を載せて上からさらに生地をかけて蓋をし、時間をかけて焼いているみたいです。(工程の一部始終を見ていたわけでないので、正確かどうかは何とも言えません)


ねぎ焼きなんて、きっとねぎが違うのでしょうね、野菜の自然な甘さが心地よく、一緒に入った牛スジと相まって幸せな味でした。やや小さめのサイズにしてはいい値段だと最初思いましたが、食べれば納得です。


たこ焼きはそんなわけで行列するのも嫌だったので、明石焼きの店に入りました。私は2年前行ったB-1グランプリで、優勝した本場明石産のを食べ、大変感心したことがありますが、家族は初めて。卵をたっぷり使ったふわふわのたこ焼きで、熱いだし汁につけていただきます。


ここのは玉子焼きそのものを食べている感じ、バイトっぽい女の子が作ってくれましたが、粉のふわふわ感がちと少ないかな?B-1で食べたものの方がだいぶ美味しかったような。まあ大阪と本家明石の違い、ですかね。

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