「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

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どうか責めないで日々雑記

20200730



毎日毎日、大都市では200人だ300人だ、と大騒ぎになっています。当社の近所の病院に勤める方が感染していたことも日曜日に報道されました。郡内では3カ月ぶりになります。4月ほどではありませんが、空気はややピリピリしてきた感じです。


言うまでもなく、感染した方は不運だったのであり、責められるような罪を犯したわけではありません(口にするのも汚らわしいですが例の何とかいう自称ユーチューバー。あれこそ人間のクズ、れっきとした傷害罪だ)。事実を自らが感染しないための教訓にするのはともかく、興味本位でご家族を詮索したり根拠のない噂話を流したり、ましてや嫌がらせをするなど言語道断。


感染者が出てしまった県内の銀行の支店では、投石で窓ガラスを割られたそうですが、本当に嫌な話。こんなことをする奴と同じ県内にいることが恥ずかしい。


皆がこれほどコロナ感染を怖がる理由は、病気によって身体にダメージを受けることよりも、本人はもとより身内や関係者が村八分の扱いを受け、日常生活を平穏に送れなくなることの方が大きいのではないかとさえ思います。本末転倒です。


これまでずっと感染者ゼロだった岩手県に、ついに二人の感染者が出たとニュースになりました。達増知事は以前から「(陽性)第1号になっても県はその人を責めません」と語っていました。言う通りだと思います。


岩手は首都圏から遠く海外との交流が少なく、また面積が広く人口密度が低い。真面目で慎重な県民性もあり、唯一の感染空白県となっていました。防疫に関わる方々の努力は言うまでもありません。


その一方で、もしかしたら県民の皆さんが犠牲的に行動を抑制していたのではないか、とも想像していました。どんなことがあっても第1号にだけはなるまい、との何カ月にも及ぶ凄まじいプレッシャーから解放されたのだとすれば、少しホッとした方も多いのでは?


いや岩手県民各位に失礼なことを書きました。感染した方の快癒、そして関係する方々の平穏を願います。どこで誰がかかってもおかしくない中で、日常をできるだけ守りながら生活していく難しさを感じます。

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ノストラダムス日々雑記

20200725



いま50代以上で「ノストラダムスの大予言」を知らない方はいませんよね。大ベストセラーを書いた五島勉氏が、先月90歳で亡くなっていたそうです。


この本が出たのは1973年ですから、私は小学校6年生。本屋さんで何日かかけて立ち読みしました。


いやあ怖かったですよ。1999年7の月、空から恐怖の大王が降ってくる…あと何年後か指折り数えました。異様なおどろおどろしさに加え、現在の世界が彼の予言通りに進んでいるなんて事例がたくさん。中でも人間が魚と合体したようなお化けの写真(人魚と逆、頭が魚で下半身が人間)と称するやつは今でも覚えています。


当時は「日本沈没」と共に、終末論が大流行でした。日本沈没はたいへんワクワクして読みましたが、こっちの方はジメジメして陰鬱で、ちょっといやあな感じでしたね。恐怖の大王とは?核戦争か、公害にまつわる化学物質か、宇宙からの侵略か。


五島氏88歳のインタビュー記事がネットで読めますが、なかなか興味深いです。


…ミステリーが最後にどんでん返しをするように、初めに全滅するんだと書いておいて、最後になって人類が考え直して逆転して、部分的な破滅で済むんだと、それに向かって努力しなければならないと書いたんです。だけど、ここのところをみんな読まないんです。

…当時の子どもたちがね。まさかこんなに子どもたちが読むとは思わなかった。なんと小学生まで読んで、そのまま信じ込んじゃった。ノイローゼになったり、やけっぱちになったりした人もいて(中略)それは本当に申し訳ない。当時の子どもたちには謝りたい。


今さら謝られても!


本書の少し後に出た人気の本「あのねのね」(中高生の頃に読んだ人、結構いるのでは)に、こんなジョークが載っており、たいへん救われました。

  Q、1999年7月に、何がおきますか
  A、ウソつきがバレる


こうしたものが多くの人に読まれた時代を感じます。コロナウイルスは、恐怖の大王ではありません。絶対に違います。

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Go To ...?しごと

20200719



すったもんだの迷走を繰り広げているGoToキャンペーン。。二転三転していったい制度がどうなっているのか誰も(たぶん)わかっていないし、ただ東京からの観光客は怖いから来てくれるな、という感情が国民の多数だということはわかります。でも、ちょっと冷静に見てはどうでしょう。


リンク先の記事には、何故いまGoToキャンペーンなのか、とてもわかりやすく書かれています。ちきりん氏の書くことに普段はあまり同意できないのですが、この記事に関してはおおむね本質をついているのでは。


コロナによって観光業が破壊的なダメージを受けていることは知られています。すでに数か月にわたり苦境に陥っている業界の方々にとって、夏休みを迎える「今こそ」息を吹き返すラストチャンスなのです。キャンペーンのやり方にいろいろ不手際はあったと思いますが、趣旨そのものが誤解されているのであれば残念です。


東京発着旅行をキャンペーンから除外するニュースを聞いて「感染防止のためには仕方ない」と取材に応える業者さんの気持ちが痛いほど伝わります。


観光業はこれからの日本を支える重要な産業になっています。国交省の統計によれば雇用でいえば全従業者の9.6%、644万人が直接間接に観光業とそれを支える仕事に従事し(交通関連、設備、土産物、食材など消費財、当社もこの中に入ります)、国内観光に使われる消費支出は22.6兆円にのぼります。これは2016年のデータで、近年はさらに増えていると推定されます。


人が動くことで感染を助長してしまうという不安はわかります。ですが気をつけなければいけないのは感染を広めるリスキーな行動(換気の悪い環境で飛沫を飛ばすような大声、高歌放吟、接触など)であって、コロナ対策有識者会議会長の尾身茂氏も、移動そのものがいけないわけではないと言っています。旅行のスタイル、どういう楽しみ方をするか、には工夫と提案が必要ですね。

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(信濃毎日新聞)「コロナ以前のような旅行はもう不可能」と指摘するのは感染症学が専門の北村義浩・長野保健医療大特任教授。宿泊、飲食業者は客の受け入れを制限しても採算が取れるよう事業の再構築が求められるとし、「元の経済活動に戻れないと肝に銘じるべきだ」と助言する。
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新聞を破り捨てたくなりました。コロナ問題が起こってから専門家と称する御仁の無責任な放言はさんざん見ていますが、これほどの「何様」発言も珍しい。特任教授様はこれから宿泊や飲食をご利用されるときに、2倍ずつ料金代金を払ってみるといいでしょう。交通費もお土産も。それが受け入れられるなら、事業の再構築も簡単です。


貴重な夏のシーズン、不完全ながらも始まるGoToキャンペーンを、ぜひ業者の皆さんに生かしてもらいたいと願っています。近場の小旅行にももちろん使えますから、地元の方にも楽しんでほしいです。

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サンマ一尾5980円うな丼の未来

20200716



お正月のマグロの競りじゃありませんよ。サンマ、さんまです。

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(北海道文化放送)記録的な不漁が続くサンマの初競りが、15日朝、北海道・釧路市で行われ、1kg4万円を超える過去最高値をつけた。店頭では、1匹5,980円の値段がつき、地元の人を驚かせている。

15日朝早く、釧路の市場に運ばれたサンマはわずか197匹、およそ21kg。
記録的不漁だった2019年の半分以下の量となった。競りでは、1kgあたり4万1,040円(税込み)の過去最高値で落札された。

マルサ笹谷商店・笹谷剛専務「新型コロナで消費的にはかなり厳しい状態ではあったが、北海道から明るいニュースを届けたいと思って買いました」
店頭では、1匹5,980円という値段がつき、買い物客を驚かせた。
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これは「明るいニュース」なのでしょうか?驚きのニュースだとは思いますが…5980円で誰かが買って、どこかの高級料亭で(高級料亭でサンマ出すかな)どなたかの口には入ったはず。おいしかったかな?


本欄ではウナギの資源問題について何度も記事にしていますが、サンマのような大衆魚にまで不漁の連鎖が押し寄せています。空前の不漁といわれた昨年は記憶に新しく、我が家でもほとんど口にしませんでした。そのまた半分ってことですからね!この時期の不漁がただちに秋の本格シーズンの漁獲に連結するとは限りませんが、大丈夫だろうかとは思います。


サンマは日本の近海だけで活動しているわけでなく、太平洋を広い範囲で回遊しているそうです。彼らの行動ルートが我々の漁場にうまく重ならず不漁になることもしばしばあります。海にいるサンマが近年、極端に減っているとは限らないようで、やたら心配することもないようですが。


5980円というのはあくまでご祝儀相場で、需給の実態を反映したものではありません。リンク先の記事、内容は参考になりますがタイトルはひどい。「高騰」って、違うでしょ(こうした記事のタイトルは執筆者が書くわけではないと思いますが)。


いかに不漁になっても、シーズン中にこんな値段が当たり前になることはないでしょうが、店頭に並ぶ量は昨年同様少なくなるかもしれませんね。

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ロータリー会長に日々雑記

20200713



駒ヶ根ロータリークラブは7月から新年度を迎えました。今年一年間、私が会長としての職務に取り組むことになりました。


年齢的には会員のほぼ中間に位置し、在籍年数で見るとさらにもう少し若手の部類に入ります。特に人格識見に優れているわけでもなく、まあ順番で「そろそろかな」といったところ。


よりによってこんなエラい時期に、とは思いますが、もう1年8か月も前に決まっていたことですので、今さらしょうがありません。


ロータリークラブは奉仕団体ですが、重要な理念は「それぞれの職業を通して奉仕する」ことです。真摯かつ公平な姿勢で各自の仕事に取り組み、それによって社員、取引先、地域社会などかかわりのあるすべての人たちを幸せにしよう、ということで、これは他の団体にはあまりない特徴といえます。(他の団体のことはよく知りませんけど)


職業分類というものがあって、原則として一業種1名(最近ではあまり厳しく言わなくなりましたが)しか入会できません。それぞれの職業を代表してクラブに参加している、という形です。もちろん異業種交流の場として、大きく意味があります。


せっかく機会を頂戴しましたので、来年6月末までの任期をしっかり務めさせていただきたいと思います。今までロータリーの話題はあまり書いてきませんでしたが、たまには本欄にロータリー関係の記事を書くこともありますかね。


写真は、前会長から「会長バッジ」の引継ぎを受けているところ。これだけは失くすわけにはいきません。一年後、次の方にきちんとお渡ししましょう。

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雨また雨日々雑記

20200711



梅雨の真っ最中とはいえ、本当によく降ります。降り始めてからもう何日目になるでしょう。今日11日も朝から本降りです。


先週末から九州で大きな被害をもたらし、長野県南部でも大雨になって全国ニュースに取り上げられたりしています。ここらでは幸い人の被害は出ていませんが、土砂崩れで鉄道や道路があちこちで通行止めになるなど影響は出ています。お取引先数社の方から心配してお電話をいただきました。当社は大丈夫です。


例年の7月一か月の降水量を上回っているところもあるようです。7月はまだ梅雨の真っ最中、梅雨明け前には大雨が降りますから、そもそも降水の多い時期。それを僅かな間に超えてしまっているならば、この連日の雨は相当なものに違いありません。


JR飯田線は伊那谷の高校生の通学の足になっていますが、駒ヶ根―長山(愛知県)間で運休しているためいくつかの学校が休校になり、ただでさえコロナで遅れている授業がさらに遅れてしまうと関係者は頭を痛めているそう。


どの区間で土砂崩れが起こっているのか詳しいことはわかりませんが、駒ヶ根からわずか二駅の伊那福岡駅まで電車が動けば、伊那市方面から駒ヶ根市内の二つの高校への足が確保できますから、何とかならんかとの声ももっともです。(駒ヶ根―伊那福岡間に特に危険な場所があるようには見えませんが)


50年に一度という規模の災害が毎年起こっているのは、遭遇した土地の人にしてみれば確かに50年に一度なのでしょうが、より適切な言葉を探した方がいいかもしれませんね。全国的にこれほど頻繁に発生するのでは、半世紀に一回の大事だという怖さが伝わりにくいような。


せっかく人々が動き始めたのに、天気のせいで文字通り水を差されている感がありますね。まあこればっかりは、しょうがない。だいたい今年の夏は猛暑の予報ですから、梅雨が明ければ否応なく暑くなるはず。夏を待ちましょう。

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モリコーネ、映画への愛音楽ばなし

20200707

数多くの映画音楽を手掛け人々の心を揺さぶったイタリアの作曲家、エンニオ・モリコーネ氏が亡くなりました。91歳。転倒して大腿骨を骨折し手術を受けたが病状が悪化し、入院先の病院で死亡したとのこと。


モリコーネという名前は知らなくても、彼の作った珠玉の音楽はどなたも耳にしたことがあると思います。


若い頃はマカロニ・ウェスタンの巨匠、セルジオ・レオーネ監督と組み「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」など名作を数多く書きました。口笛によるメロディーは最近では、ヒロシ出演の「迷宮グルメ異郷の駅前食堂」(BS朝日)テーマ曲としても使われています。後年の作風とはかなり違います。


その後ベルトルッチやパゾリーニら偉大な監督たちと共に仕事をし、80年代後半「ミッション」「アンタッチャブル」そして「ニュー・シネマ・パラダイス」と立て続けに胸を熱くするような叙情的なメロディーを書き、名声を確立しました。


ニュー・シネマ・パラダイス(原題 Nuovo Cinema Paradiso)は私の大好きな映画です。今さら紹介するまでもないでしょう。シチリアの田舎町、映画館で働く映写技師と少年の交流。少年の成長と恋。町で唯一の娯楽だった映画館がどれだけ人々に愛されていたか、その輝きと没落、時の重さと残酷さ。そして、映画への愛があふれる見事なラストシーン…。


映像を彩る素晴らしい音楽は、この映画の魅力と完全に一体化し、切り離しようもありません。モリコーネの音楽なくしてニュー・シネマ・パラダイスはありえないのです。


モリコーネは実に500本の映画に音楽をつけているそうで、私が知るものはそのほんの一部です。CDをいくらか持っていますが、サックス奏者須川展也によるものがいいですね。サックスの艶やかな音色の魅力とモリコーネの名旋律が溶け合い、えもいわれぬふくよかな世界を醸し出しています。


映画と共に生きた大作曲家の冥福を祈ります。

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珍盤夜の街日々雑記

20200703



昨日の「感染者100人超え」を受けて。。


画像はtwitterからの拾い物。よくできてます。都知事選、今週末ですか。


「夜の街」「接待を伴う飲食店」という言い方、どうにかなりませんかねえ。前から言われていますが、キャバクラやホストクラブは、飲食店なのでしょうか。風営法によって営業を許可される(性風俗とは別もの)お店と、一般の飲食店は明らかに別物。「接待」という言葉もあいまいです。詳しくはリンク先を。


この混同によってとばっちりを受けている一般の(普通の)飲食店、かなりあるのでは。歌舞伎町や池袋に店を構えるさまざまなお店も。


キャバクラやホストクラブを一概に悪者にするつもりはありません。こうした場を好む客が一定数いて、彼ら彼女らのニーズに応え、立派に経済活動の一端を担っているのです。ただ本質的に感染リスクの大きな商売で現実に多くの感染者を出しているのですから、他の業種より厳しく感染予防策は取ってもらわなくてはなりません。


もっとも前向きに考えれば、この業界関係者に集中的積極的なPCR検査が行われ、これまで水面下に隠れていたリスクが表に出てきた成果だとも言えます。十分に予測されていたことでしょう。多くは無症状で、重症者も出ていません。


ならば一巡したところでこうした場所での感染はある程度収まる、のか?
どうなんでしょう。

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