「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

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餃子のまち宇都宮食べもの

20241031

栃木県に足を踏み入れる機会はめったになく、たぶん36年ぶり2回目、ってところだと思います。出張で近くまで行った帰り道に、宇都宮餃子を試してみようと途中下車しました。乗車予定の新幹線の時間までわずか1時間50分、さて何種類食べられるでしょうか。


事前調査で駅から遠くないお店をリストアップしてあります。最初に寄ってみたのが駅ビルに入っている「宇味家(うまいや)」、開店早々で空席あり。メニューは焼き餃子、水餃子、揚げ餃子いずれも税込み429円とお値打ちです。フライ餃子というのもありますよ。焼餃子と水餃子を注文。


先に出されたのが水餃子、お椀に張られたお湯の中に、白く美しい餃子が6個沈んでいます。別に空のお椀がついてきて、この中で味付けするのやな。ぽってりした皮が美味しいです。つるんつるん、もちもちの舌触り。(後で聞いたら、お湯にセルフで味付けしてスープ餃子風にするのがオススメなのだとか)


すぐ続いて焼き餃子。小ぶりの餃子がこれも6個。餡は肉たっぷりで王道を行く感じです。普通だけど、きちんと美味しい。(3年前、会社の近所にできた無人販売店。試しに買ってみましたが、キャベツとニンニクの味ばかりで肉の存在感がまるでない。私ゃこんな餃子はいやだ)


時計とにらめっこしながら近くの酒屋さんまで歩いて、地酒を何本か買いました。宇都宮駅から酒屋までのわずか800㍍ほどの道のりに、10軒の餃子店。さすがは餃子のまち、このドミナント戦略は素晴らしい。営業している店にはどこも行列ができています。


さて駅までてくてく戻ってきますと…読者の方はもうお察しかと思いますが、目指す一番人気の店「みんみん」は駅近くに2店舗がありますが、もうどちらも20人以上の行列なのです。ここで並んでは帰りの新幹線に乗れません。あーあ、何で2軒目の餃子を食べてから酒屋に行かなかったの? (この日は市中で国際的な自転車ロードレースや吹奏楽コンクールの全国大会が開かれており、人出も普段より多かったのでしょう)


「餃子のまち」の報告をするつもりが、僅か一軒のレポートで終わってしまいました。通販で買える店もたくさんありますが、現地でこそ食べたいですよ。宇都宮は大宮からあっという間の距離だとわかったので、機会があれば足を延ばしてみたいです。

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ああ!新世界音楽ばなし

20241029



子供の頃に観たドラマです。調べてみると倉本聰の脚本によるもので、75年の東芝日曜劇場で放送され、優秀作品に与えられる「ギャラクシー賞」を受賞しました。子供心にたいへん印象的でよく中身を覚えています。記憶違いがあるやもしれませんが、以下ネタバレで。


…主人公(フランキー堺)はかつてプロのオーケストラの打楽器奏者だったが、音楽の道をあきらめ北海道に移住し、不本意ながらサラリーマン生活を送っている。職場にも地域にも溶け込めない悶々とした日々。理解者はやはりオケ奏者だった妻(南田洋子)だけ。


そんなある時、以前在籍していたオーケストラが演奏旅行にやってくることが決まった。彼は打楽器のエキストラ奏者として、演奏会のステージに乗ることになる。曲はドボルザークの交響曲第9番「新世界より」。この曲にはたった1発だけのシンバルの出番があるのだ。


一発といえども地元の友人たちにいいところを見せるべく張り切るフランキー。日頃さえないフランキーが活躍する姿を見てやろうと、好奇心満々で集まる友人たち。冷ややかなかつてのオケ仲間。夫の夢が最後にもう一度かなうことを願う妻。いよいよコンサートが始まる。


ステージで曲の進行とともに出番を待つフランキー。これまでのさまざまな思いがよぎる。いつしか曲を忘れ没頭し、はっと気が付いた時には、何と唯一の出番を椅子に座ったままやり過ごしてしまっていた。両手で顔を覆う妻。呆然としたままコンサートは終わる。皆が舞台を降りたあとも独り残るフランキー。帰るに帰れず客席に残っていた友人たちの前でシンバルを手にし、苦い悔恨の中で一発をぶちかます。…


この話、結末はどうだったのでしょうか? ぜひもう一度観てみたいドラマですが、どこかにアーカイブが保存されているのかどうか。フランキー堺はジャズドラマーとして鳴らした人ですから、打楽器奏者の役はお手のもの。


伊那フィルでは来月の定期公演で「新世界」を演奏します。たった一発の微妙なシンバルを鳴らすのは私です。ぜひ、お越しください。

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伊那フィルハーモニー交響楽団 第36回定期演奏会

11月10日(日)14:00開演 長野県伊那文化会館

指揮:横山奏
・ファリャ バレエ組曲「三角帽子」
・ドボルザーク 交響曲第9番ホ短調「新世界より」

全席自由 入場料1000円(高校生以下無料)
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(三角帽子はティンパニで私の出番がたくさんあり、この日の演奏会で一発しか叩かないわけではありません)

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空白の二週間日々雑記

20241028

本欄、前回記事から更新のないまま二週間がたちました。海外旅行に行ってたわけでも、交通事故で入院していたわけでもなく、大変忙しくてゆっくり記事を書く時間がなかっただけです。その間ご訪問いただいた皆様、ごめんなさい。


一つの記事を書くのに30分くらいはかけていますが、その時間が捻出できないほどびっしり日程が詰まっていたわけではないのです。何か書こうと思うと、多かれ少なかれどうしても身構えてしまうんですよね。スタートを切るのにいくらかエネルギーが必要で、そのスイッチを入れるのに逡巡があるといいますか。言い訳でございます。


ネタがなかったわけではなく、ちょっと思い出してみただけでも

 ・会社の展示会(トピックスで書きましたが)
 ・闇バイト強盗続発
 ・西田敏行さん死去
 ・大リーグ優勝決定シリーズで大谷大活躍
 ・那須へ出張、宇都宮で餃子
 ・首相官邸へポリタンク突撃
 ・松茸、大豊作
 ・北朝鮮兵士が露軍に派遣
 ・タコの値段がマグロを上回る

などなど、ネタは普段以上にありました、前回記事で松茸の豊作に期待しましたが、当地では予想を上回る収穫となり、楽しませてもらっています。宇都宮餃子についてはそのうち書くかもしれません。タコの高騰は多くの方には驚きだと思います。


そうは言っても、総選挙でした。政権与党の自滅的な敗北、予想はされていましたが、石破新首相になってから僅かな間に、これほどの議席を失うことになるとは。もう真っ逆さま、石破氏はいったい何のために解散したのでしょうか。


立民、国民、そして左右それぞれで極端な主張を持つ小政党が大きく議席を増やし、国会がそして政権がどうなるのか、よくわからなくなりました。政権をめぐってさまざまな駆け引きが繰り広げられるのは傍目に面白くはあれど、経済、社会保障、安全保障、エネルギー、少子化、待ったなしの課題が山積している状況でいつまでも政局にうつつを抜かして欲しくはありません。


衆院選のたびに思いますが、小選挙区で負けた候補が比例で復活する重複立候補制度は、どう考えてもおかしい。全力で戦い抜きようやく蹴落とした(失礼)相手が共に議員になるのは、その人が与党だろうと野党だろうと釈然としません。今回自民党が多くの議員に重複立候補をさせなかったことは、候補者当人にとっては大変厳しいものだったでしょうが、本来はこうあるべきだと思います。私が日頃評価している人も何人も比例復活していますが、あえて言いたいですね。


さあ、空白の二週間を取り戻すべく、頑張ります。

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今年の松茸は豊作?食べもの

20241015



この時期の皆さんの関心事といえば、選挙はまあ置いておいて、松茸の作柄という人が多いでしょう。去年はもう、どうしようもなかったですねえ。私の友人など、15万エンで山の権利を買ったのに「3本」しか採れなかった、と嘆いていました。


松茸の豊作不作は一年おき、今年は当たり年だといわれましたが(私もそう期待していた)去年以上の猛暑に見舞われて、不安視する見方が一気に多くなりました。8月に季節はずれの、いわゆる「土用松茸」が出たもののその後も猛烈な残暑が続いて、こりゃ駄目だと思っていました。


ところがお彼岸過ぎに急に気温が下がり、適度な雨も降りました。寝ていたキノコも目を覚ましたのでしょう、今になってどんどん出てきましたよ。時期的には例年より遅いですが、豊作だということです。おお、幸いなるかな。


というわけで、我が家でも1本仕入れました。どう食べましょう。


スライスしてアルミホイルに包み、少々の塩。グリルで15分ほど蒸し焼きに。


香りがいいですねえ。焼き加減も、塩加減もちょうどよい。柑橘なんてなくたっていいや。遅くにやってきた秋を、ようやく楽しめた感じです。

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文化を考えるシンポジウム日々雑記

20241011

音楽をやっている関係で、地域の文化芸術振興を目指す団体でささやかな活動をしています。「KOMAGANEアートプランの会」という、メンバー7人のちいちゃな団体です。


演劇、ピアノ、邦楽など、主にパフォーマンス系の仲間たちで、勉強会をやったり市や文化財団に提言したり、一昨年には駒ヶ根市郷土館の築100年イベントでの様々な企画をプロデュースするなど(本欄22.10.03)外に出ての活動もしています。最近では「街ピアノ」を広めようと、不要になったピアノの持ち主と設置場所のつなぎ役なども。


活動の中でいま重要課題だと思っているのは、駒ヶ根の文化の中核であるべき「文化会館」をどしどし活性化させていきたいということです。そのためにいろいろな方にお話をお聞きしてきました。


JR茅野駅に隣接する「茅野市民館」という施設があります。少し前こちらを訪問視察させていただき、そのフレキシブルな施設の特徴を生かしてユニークかつ活発な活動を行い、市民のニーズを支えていることに感銘を受けました。


この事例を多くの人に知っていただきたいと思い、今月初めに勉強会の拡大版として、シンポジウムを開催したのです。大した告知もできず会員の口コミでPRし、30人近くのご参加をいただきました。不肖私が慣れないコーディネーターをやらせていただきました。


茅野ではコンサートや演劇、舞踊など一般的な催しのほか、DJを入れて3on3のバスケットボールを見せるイベントや婚活パーティー、商業的な展示即売会、また併設する美術館や図書室などの垣根を取り払った(そういうことが可能な設計になっている)さまざまなイベントが行われています。


主催事業だけでなく「この施設を使ってこんなことをやってみたいんだけど…」という市民の相談に応えてアイデアを膨らませてあげることに注力しているとお聞きしました。人口の大きな都市のホールみたいに立派な芸術監督がいなくてもこんなことができるんだ、と勇気づけられる思いでした。


後半はパネラーに伊那市、飯島町でそれぞれ文化芸術事業に携わる方々をお迎えして、取り組んでいること、悩みなどをお聞きしながらあっという間に時間が過ぎていきました。参加いただいた方に少しでも参考になるものを持ち帰っていただけたなら、幸いです。

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北海道の食、備忘食べもの

20241010

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恒例により、北海道の飲食ネタ集。札幌と小樽だけですが。


1、札幌はスープカレーやスパイスカレーの本場です。大通公園近くの「黒岩咖哩飯店」が有名だというので行ってみました。雑居ビル地下の小さな店で、写真は柔らかく煮込んだ骨付き鶏モモ肉入りのスパイスカレー。提供寸前に入れるというスパイス効果が絶妙で、確かに美味いです。隣の人が食べていた黒辛カレーもおいしそうだったし、もっといろいろ食べてみたかったな。


2、小樽へ行けば駅近くの三角市場を訪れるのはお約束。どの店でも水槽にうじゃうじゃと大きなカニが泳いでいます。海鮮丼を食べさせる店は外国人で大行列、写真はたまたま空席のあった「鮮魚食堂かわしま」でいただいた、カニイクラ丼の小サイズです。見た通りの味、一緒に頼んだ「八角の味噌焼」の方が美味しく珍しかった。


3、小樽に「ぱんじゅう」というお菓子があります。正福屋という菓子屋さん(店構えはタイヤキ屋ぽい)で作っており、小樽っ子のソウルフードなんだそうです。粒あん漉しあん、カスタードなど数種類あって、今川焼の変形みたい。買って駅の待合室で食べましたが、肌寒い日だったこともありホッとする味でした。


4、北海道を代表する土産菓子といったら、ロイズ、石屋製菓、六花亭。しかし地元の人には六花亭より柳月(りゅうげつ)が人気らしいという情報を得て、名物という三方六を買ってきました。白樺を模したチョコでコーティングしたバウムクーヘンで、しっとりしてなかなかおいしい。ちなみに会議主催の商社さんからいただいたお土産も、柳月の詰め合わせ(写真)でした。


5、札幌を代表するオーセンティックバー「BARやまざき」をかつて訪れたことと、名バーテンダー山崎達郎さんの訃報を2016.11の記事で書きました。16年ぶりに再訪し、オリジナルカクテル「サッポロ」を頂戴しました。何人ものお弟子さんに囲まれた賑やかな当時の雰囲気がなくちょっと寂しかったのは、たまたまでしょうか。それでも凛とした品格を感じるところは、変わっていません。


6、北海道の魚といえば鮭と並んでホッケをすぐ思い浮かべます。でも地元の人にとってはホッケは当たり前すぎて、特別な存在ではないといいますが…。ひところ不漁が続き、庶民の魚は高級魚になってしまったと言われましたが、最近は漁獲高も戻っているようです。


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どんぐりのパンお店紹介

20241009

札幌訪問にあたって、あるメーカーさんに見ておくといいお店をお聞きしたところ、パン屋の「どんぐり」がいいですよ、と即答されました。それは是非とも、行ってみなくては。


詳しくはリンク先の公式ページをご覧いただければと思いますが、札幌市内に11の店舗を構えています。私が行ったのは「山鼻店」。別の目的地へ向かう市電の車窓からたまたま見つけたので、帰りに立ち寄りました。


商業施設敷地の一角にあるお店です。そこそこ大きな店で、イートインカフェスペースが77席あってそこで食事することもできます。平日13時過ぎに行ったときは、ほぼ席は埋まっていました。


店内には焼きたてのパンが次から次へと運ばれ…というのは、他の多くの繁盛店と一緒です。惣菜系のものが多いようですね。ひと通り商品を見てみますと、何だか美味しそうなものばかりで選ぶことができません。うまく説明できないのですが、「こういうパンが食べたい!」と私たちが想像するものが、それ以上のルックスで並んでいる、といえばいいのかな。


店内でもいただき、土産にも何個か買って温めて食べてみました。どういううところが美味しいのか、少しわかったような気がします。


たとえばバゲットに切り込みを入れてガーリックバターを挟んで焼いたパン。それほど珍しいものではありません。それが食べてみるとバターの量が多く、口に入れて噛んでみると「ジュワッ」とバターが口の中に溢れ出すのです。これまで食べたことのある同種のものとは段違い。


ちくわパンは今でこそあちこちで見かけますが、どんぐりが元祖だそうです。これも竹輪自体がしっかりとして食べ応えがあり、詰められたツナマヨの量もたっぷりで、さすがオリジナルの凄さを感じさせます。このようにどの商品にも、もしかすると過剰なほどのサービスが詰め込まれ、消費者の期待を上回っているのです。


この満足感が、繁盛店の秘訣なのだと思いました。こんな店が近くにあるといいですねえ。札幌を訪れる方は、ぜひ。

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