あつあつのかつ丼食べもの
20141030
先日、ロータリークラブの地区大会(長野県大会)を駒ヶ根ロータリーの主管で開催しました。私も幹事役の一人として、県下各地から大勢のお客様を週末お迎えしました。グランドフェア終了直後だった私は、まるで週に2回も展示会をやったような慌ただしさでした。
お客様に会場で昼食を出しますが、せっかく駒ヶ根にいらっしゃるのですから、名物ソースかつ丼を召し上がってもらいたいですよね。しかし1000個近いかつ丼をお弁当で出したら、朝からトンカツを揚げれば食べる頃にはすっかり冷めてしまいます。
普通のお弁当だったら、冷めてもそれなりにおいしく食べられるオカズはいくらでもありますが、冷めたトンカツはおいしいはずの脂が固まってしまい、ちょいといただけません。でもソースかつ丼はぜひ出したい。どうしようか。
そこで思いついたのが、ある種の駅弁に使われる発熱容器。紐を引っ張ると容器に内蔵された消石灰と水が反応して発熱し、数分後にはあつあつのお弁当が食べられるというやつです。
容器はこの日のために特注し(写真、見てください)事前に試食会を開いて食べてみました。紐を引くとすぐに湯気が立ち上り、揚げたてではないにせよ、熱いかつ丼を楽しむことができました。
当日は駒ヶ根ソースかつ丼会の加盟店、十数軒にお願いして千個くらいのかつ丼を振舞いました。皆さん喜んで召し上がっていただいたようです。
ところで二週間ほど前の「秘密のケンミンショー」で福井、群馬、長野のソースかつ丼食べ比べをやっていました。VTRには当社のお得意様が何軒も登場し、どう見ても長野(駒ヶ根)の肉の分厚さ、ボリューム、迫力の圧勝だったと思うのですが…ソースかつ丼にはキャベツがなくちゃ。最後まで駒ヶ根を応援してくれた勝俣州和氏、ありがとう!
鯖とトリュフ食べもの
20141020
グランドフェア、おかげさまで無事に終わりました。独自企画「プレミアム商品コーナー」では、ちょっとランクアップした調味料や食材、数十種を集めてPRしましたが、その中に冷凍の中国産トリュフがありました。直径15~20ミリくらいの小粒なやつです。
トリュフとしてはお値打ち品ではありますが、ひと袋1万円くらいしますから、やたら簡単には買えません。
展示サンプルは丸一日会場に出しっぱなしでしたから、本来は終わったら捨ててしまうところですが、残ったのを頂戴して、持って帰りました。
一日終わって会社に帰るともうヘトヘト、時間も遅いですがそれでも有志の社員たち数名と居酒屋でプチ打ち上げを挙行。思いついてこのトリュフを7、8個ラップにくるんで店に持っていき、生のままスライスしてもらってどんなものかと皆で食べてみました。同席の多くの社員は、初めて口にするといいます。
私もこれまでそう何度もトリュフ単独で食べた経験はありません。まあ冷凍品で解凍して時間もたっていますので、「アセチレンガスのよう」だといわれる特有のスーッとする香りは見られませんが、単なるキノコの一種とはいえない、まったく違うコクのある濃厚な感じはあります。
お店で注文したいろいろなものと合わせて試してみました。一見相性のよさそうなポテトフライとか、鶏の塩焼きだとかでは、トリュフが負けてしまってあまり面白くありません。やはり香りが抜けてしまっているからですかね?
ところが「鯖の塩焼き」と合わせてみてびっくり。口に入れて数秒~十秒後、口から鼻にブオーッと広がる馥郁たる香り。生のまま食べるトリュフの、何倍もの強い香りです。トリュフだけ、鯖だけの味の延長線にはない香り、普通の食べ物を口に入れたのとは全く違う強烈さ。食べてすぐに香りがたたず、時間差攻撃してくるのが不思議です。他の物はイマイチだったのに、なぜ鯖となのでしょう。
フレッシュなものと違うのはもちろん承知の上で、珍重される理由を少し垣間見たような感じでした。写真は翌日、家で撮ったもの。まだ香りもいくらか残っています。
栗ときのこ食べもの
20141009
神頼み、月頼みばかりしていても仕方がないので、おいしい信州の秋の味覚を食べて元気をつけましょうか!
信州の秋を代表する特産品は、何と言っても果物ときのこです。栗もまあ、一種の果物といっていいでしょう。
毎年頂戴する栗を母が栗ごはんにしました。大粒でほくほくし、大変結構なものです。これも秋の味覚、小鮒の煮つけを合いの手に食べましたが、とてもピッタリ。おいしい昼ごはんでした。(夜は基本、コメを食べないようにしています)
今年はやらなかったが、栗をつぶして「おはぎ」にすることもあります。これはいいものです。あんまりたくさんは食べられませんが、濃厚な味覚の固まりを食べるような気がします。
右は友人たちと近所の居酒屋「こまつ家」さんで食べたきのこ。真っ先に目に飛び込んでくるのはやっぱり松茸ですが、クロカワ(左上)ホンシメジ(下)もおいしい。
今年はきのこ類は豊作ということです。先日、とあるレストランでとびきりおいしい「野生キノコのバター炒め」をいただきました。きのこ自体の味がきわめて濃密で、至福なんて言葉が頭をよぎるくらいでした。近所の直売所かどっかで雑きのこを買って、ぜひ妻に作ってもらおうっと。鮮度なら負けない筈だ。
これまで年代物(10年以上前)のコンパクトデジカメをずっと使ってきましたが、このほど一眼ミラーレスを新調しました。いろいろ機能があるようですがまだ説明書をあまり読んでおらず、使いこなせていません。どうでしょう、今までの写真と、いくらか違いますか?
エビフリャー食べもの
20140908
ときどき名古屋へ行く機会があります。名古屋の食の名物といえば、皆様何を思い浮かべますか。
ひつまぶし・味噌カツ・あんかけスパ・小倉トースト・手羽先・台湾ラーメン。いろいろな意味で「濃い」食べ物が多いような気がしますね。その中で王道をゆくものとしては、何と言っても「エビフリャー」ではないでしょうか。
夏休み中に名古屋を訪れたとき思いついて、エビフライのおいしい店を探して家族で行ってみました。中村区の「ひょうたんや」というお店。この店はごく普通の食堂というかトンカツ屋さんですが、ビッグサイズの海老フライで有名なのだそうです。
お品書きには、「エビフライ」「中エビフライ」「大エビフライ」そしてスペシャルとして特大海老の「わらじフライ」があります。3人で行きましたので、せっかくですから比較してみようと中、大、わらじを注文。
しばらく待って出てきたのは写真の3品です。最初に「中」が出てきて、中がこの大きさなら大はどのくらいあるのか、とみんなで思いました。「大」はご覧のとおり、楕円の皿から完全にはみだしております。頭はついていませんぞ。フォークの長さから海老の大きさをご想像ください。
最後に出てきた「わらじ」は、まるで居酒屋のホッケみたいな大きさ。他は二尾ですがこれだけは一尾付けなので、メニュー価格は他のエビフライよりもちょっと安いです。わらじだけ、タルタルソースのほかにポン酢がついてきます。
その海老がまあ、おいしいのですよ。全然大味とかそういうことはなく、しっかり旨味が乗っていて、普段揚げ物をそう得意としない妻も「大」をペロリと平らげてしまいました。海老はもちろん、油もいいものを使っているのでしょうね。サイズでいうと、6/8よりさらに大きい、U6くらいのものでしょうか。ブラックタイガーだそうです。
これだけの大海老だもの、値段もそれなりにしましたが、大満足でした。名古屋にもおいしいもの、ありますなあ。そうそう、名古屋駅地下、喫茶店「コンパル」の海老フライサンドも、なかなかですよ。
ターンオーバー食べもの
20140823
そんなわけで、目玉焼きの流儀は百人百様なわけですが、私が最近好んでいるのは「ターンオーバー」、つまりひっくり返して両面を焼いたやつです。。存在はずっと昔から知っていますが、何でわざわざそんなことするんだろ?と、試したこともありませんでした。
ホテルの朝食バイキングで、卵料理を目の前で焼いてくれることがありますよね。私はずっとオムレツ派だったのですが、あるとき「そういえば最近目玉焼き食べてないよな…」と思い、そうだ、せっかくプロが焼いてくれるんならと食べたことのないターンオーバーを注文してみたのです。
若いコック氏は平然とうなずき(当たり前)卵2個を使ってたちまち綺麗な両面焼きを作ってくれました。
これがですね…なかなか良かったのですよ。私に言わせれば目玉焼きという料理の弱点は、おいしい半熟の黄身に、味気ない白身が必ずセットになっているところです。その白身の表面にちょっとだけこんがり焼き目が付いたことで、全体を香ばしくおいしく食べることができるではないですか!
黄身には当然のことながら、普通のものより幾分強めに火が入ります。もちろん完全に固くなってしまっては悲しい。でも液体ではなくとろっとして、固体になるかならないか微妙な状態の黄身はいいです!これで私はたちまち、ターンオーバー党の党員になってしまいました。
帰って妻に話したところ、早速作ってみてくれました。最初はやはり、返した時に綺麗な形にならなかったり半熟の火加減がうまくいかなかったのですが、二、三回試すうちに上手にできるようになりました(失敗することもありますが、なあに味には変わりはないさ)。当分この流儀でいこうと思っています。
ところであるホテルでターンオーバーを頼んだら、既に出来上がってお皿に載っていた目玉焼きをもういちど鉄板の上に戻し、反対側を焼いてさあどうぞ、という時がありましたが、何だか釈然としませんでした…
お客はわがままなものですな。
目玉焼き食べもの
20140817
目玉焼きの黄身、いつつぶす?
と題した変てこなアニメを、天下のNHKで深夜に4回連続でやっておりました。。ジローという主人公が、彼女との食事中ちょっとした習慣の違いに驚き(もうすごい驚き様で、笑っちゃいます)さらに職場の上司から第三の方法を教えてもらい、懊悩するというもの。ゲストに壇蜜(実写)ら。この記事を書くために検索したら、原作のコミックがあるのですね。
表題のほか、
・カレーのルーをライスにどうかけるか
・とんかつのキャベツをいつ食べるか
・ちらし寿司にわさび醤油をかけるか
など、一回の放送で二つずつ、さまざまな小ネタを取り上げておりました。
目玉焼きは昔、伊丹十三が「家族ゲーム」の中で、いきなり黄身を破ってお皿に口をつけチュウチュウ吸ったのがおかしかった。妻(由紀さおり)がたまたま固い目玉焼きを作ったら、「こんなに固くちゃチュウチュウできないじゃないか」と文句をつけ、「あなた今までチュウチュウしてたんですか…」と呆れられていました。この家族はいつもてんでばらばらに朝食をとる設定なので、妻は知らなかったわけだ。
伊丹氏は著書で目玉焼きの食べ方について書いていますが、彼がプライベートでこういう食べ方をしているわけでは、もちろんないそうです。
糸井重里氏は、適当に白身を食べていきながらタイミングを見て黄身をつぶし、とろーんとした黄身を白身でぬぐって食べると言っています。お皿も汚れないと。でも、せっかくの黄身のおいしさが白身で薄れてしまいそう。
私は、周りの白身を食べていき、最後に残った大事な大事な黄身をご飯に載せてエイヤッと食べますね。だいたい目玉焼きの白身は、それだけ食べて大しておいしい味のあるものではないし、塩でも振って先に片付け、最後に黄身を楽しんでいます。子供みたいですな。ジローの彼女、みふゆさんもそうしているようです。
上記の二氏だけでなく、目玉焼きの食べ方について検索してみますと、実に大勢の人が言及していることがわかります。誰もが食べているものですが、ちょっとざわざわした気持ちになる、不思議な存在ですね。
最初から玉子2個使えば、1個は早々につぶし、2個目は最後に楽しめると思いますが…一度に玉子2個を目玉焼きで食べるのも、別の意味でざわざわするような気もします。
天ぷら粉 こと始め食べもの
20140713
NHKで「COOL JAPAN」という番組があります。何人かの在日外国人たちが日本特有の文化あれこれを体験して、それが「Cool(カッコイイ!)」であるかどうかを英語で議論しています。興味あるテーマのときに見ていますが、先日は「天ぷら」が取り上げられました。
天ぷらはある意味「世界における日本食」を代表する存在になっていると思っていましたが、スシと比べるとまだまだ知名度にかなり開きがあるようですね。番組前半では、スーパー惣菜売り場にずらりと並んだ豊富な種類、料理上手な主婦の工夫(ブリ大根など残り物を使った天ぷら、廃油を固めて処理など)、高級店の薄くて軽い衣へのこだわりなどが紹介されました。油固化材の存在を皆知らないようでしたが、外国にはないのかな。
よく、日本料理はヘルシーで人気だといいます。天ぷらが低カロリーだというのはあまり解せませんが、具が野菜や魚だから、肉食に比べれば意外とカロリーは低いのでしょうか?アメリカでは揚げ物といえばフライドチキンだけ、中国でも野菜を揚げることはないそうです。番組常連の恰幅のいいフランス人女性は「天ぷらなんて全然ヘルシーじゃないわよ、私の国じゃ流行らないわ」と切って捨てていましたが。(この方、いつもずけずけ言いますね)
さて番組後半は、水に溶くだけでサクっと揚がる「天ぷら粉」の開発物語です。当社と大変ご縁の深いメーカーさん、昭和産業の鹿島工場が登場しました。7、8年前かな、社員数名で工場見学させていただいたこともあります。
開発を始めたのは1958年のこと。天ぷらの衣には小麦粉、卵、水が必要だということで小麦粉に卵の粉を加えてみたが、なかなかふくらまない。粉を混ぜるときに卵白が空気を抱えて発泡するのがミソだったのですね。ふくらし粉(ベーキングパウダー)を使ってみますと、ふっくらとはするが、サクサク感が出せません。小麦粉のグルテンが出て、粘りが強くなってしまいます。
あれやこれやと試行錯誤。ヒントは身近なところにありました。鶏唐揚げの衣に片栗粉を使うことに気づき、澱粉、それもコーンスターチを使ってみると見事に成功!プロが揚げたような家庭の天ぷら、完成です。開発開始から一年後のことでした。
満を持して発売したのですが、あらかじめミックスしてある天ぷら粉を使うことは当時「主婦の手抜き」だと思われ、まったく売れなかったそうです。今とは隔世の感がありますな。日本国内では売れませんでしたが、当時日本食ブームが始まりつつあったアメリカで大ヒットし、在庫を掃くことができたのだとか。その後日本でも女性の社会進出などを受け、ようやく売れるようになりました。
知恵と技術の詰まった天ぷら粉。完璧を求める日本人の姿がCoolだと番組で絶賛されました。今では「昭和の天ぷら粉」はトップブランドとして地位を確立しています。当社も昭和の家庭用・業務用のさまざまな天ぷら粉を年間十何トン販売しています。ぜひ、ご利用を。
この記事で当ブログも500回目を迎えました。スタートしたのは2010年4月のことですから、4年3か月になります。最近ちょっと更新ペースが落ち気味ですが、これからもマイペースで書いていきますので、どうぞよろしくお付き合い下さいませ!
空豆の季節食べもの
20140514
こんな大好物の記事を、これまで書いていなかったことに気がつきました。ご近所の方からたくさん頂戴したり、スーパーで大きな袋に入ったのを見つけて購入したり、今週は空豆をたくさん食べられてプチ幸せです。
季節ものですから、今を逃すと食べられないと思うと恐怖心を覚えて、店頭で見るたびについつい籠に入れてしまいます。当地では、東京のスーパーなどで見かけるより少し値段が高めのような…気のせいでしょうか。
大して工夫をしながら食べているわけではありません。莢に包まれた実をほじくり出し、塩ゆでして食べるだけです。飽きません。
莢ごとこんがり焼いて食べる、というのも以前はよく試しました。ふんわりした莢の中で実が蒸し焼き状態になり、ゆでるより味はいいと思います。ただ、熱々の莢から実を取り出すのが大変で、最近はあまりやりません。銀杏とかもそうですが、調理前に手をかけるのは苦にならないのですが、いざテーブルに座ってからあれこれ身をほじったりするのは面倒臭いのです。蟹もそうか。
天ぷらにしてもとってもおいしいですね。中華料理で空豆炒めがありますが、家庭で作るのはちょっともったいないと思ってしまいます。冷凍のムキ空豆なんかを使えばいいのでしょうが(在庫有ります)。その他に、家庭での空豆料理、何かないでしょうかね。おすすめがありましたらぜひご教授下さい!
ところで、私は空豆を食べるときに豆の皮をむきます。むかずにそのまま食べる方もいらっしゃるようですが、中身の柔らかさと皮の固さ(固いったってそんなに大したことはないですが)があまり合わないような気がします。
で、中身を食べた後で大量の皮が残りますが、これをどうにかして美味しく食えないかなと思うのですよ。貧乏性ですかね。空豆の皮はそりゃ、それだけを食べて特別美味しいものではないですが、何か方法はないかといつも首をひねります。炒めるとか素揚げにするとかきんぴらにするとか?でも皮が発生するのは食事が終わった後ですし、それからでは妻はそんなもの作ってくれませんしね。
千切りキャベツ食べもの
20140507
皆様、ゴールデンウィークはいかがでしたか?後半は5日こそ雨でしたが、おおむね天気に恵まれたと言っていいでしょう。それなりに人も動いたのかな。私は遠出もせず、ごろごろTVを見たり、会社に出てまとまった仕事をしたり、夜になると酒を飲んだり、まったく普段のままの連休でした。
さて少し前のことになりますが、4月には会社で新年度進発式というのをやっております。会議の後で取り扱いの食材を使って宴会をいたします。毎回いろいろとおいしいものが出てきますが、今年もっともおいしかったのは、何と千切りキャベツ!
当社でも以前からフレッシュのカット野菜を少しずつ扱っています。先月はちょっとしたチラシを作ってキャンペーンをしたりして、使ってみようというお客様も徐々に増えています。そんなこともあり、社内でカット野菜を実際に食べてみようよ、ということでした。
それがですね、当社の千切りキャベツ、おいしいんですよ。ちょうど春キャベツのおいしい時期でもありましたが、きめ細かくふわりとしており、甘く、へへえ!と思うようなものでした。実際、お酒のつまみになるくらいの感じ。
そこで我が家でも試そうと、千切りキャベツ1キロ注文し(午前中のご注文で、翌日お届けできます)家族で食べてみました。そのままで、また冷蔵庫にあるドレッシングを総動員してウマイウマイと山ほど食べましたぞ。私はトンカツ屋さんみたいに中濃ソースで食べたのが一番おいしかったなあ。
そうは言っても、3人家族に1キロはたっぷりです。2日間はそのまま各種調味料で食べ、3日目4日目には自家製フレンチドレッシングとクミンシード(これがポイント!)でマリネして食べました。これ、おいしいです。一度お試しください。
実に食べでがありましたね。でも全然飽きなかったので、翌週、追加でもう1キロ、注文してしまいました。
甘くてしょっぱい食べもの
20140421
大きな缶に入ったポップコーンを頂戴しました。いま話題の行列人気店「ギャレット」のもの。テレビで見たことがありますが、食するのは初めてです。
缶の中には、キャラメルをかけてカリカリした甘いものとチーズ味のサクフワしたものが、たっぷりと混在しています。両方とも大変はっきりした味で、キャラメルはあくまでも甘く、チーズは濃厚そのもの。実に食べ応えがあり、後を引きます。カロリーも相当ありそう。
これらを混ぜて袋に入れてあるということは、同時に食べて御覧なさいという意味でしょうね…と思って、2個を一緒に口に入れてみると、予想通りの相性を見せます。甘いのとしょっぱいのが絶妙に合うのですね。お互いの味がプラスされるだけでなく、一個ずつを別々に食べたのとは違う別の味わいが生まれる感じです。
甘さと塩辛さの強引とも思える組み合わせが、新たな美味を作り出すことは時たまあります。すぐ思い浮かぶのは、チーズとお酒の組み合わせ。
チーズとワインというのは巷で定番の組み合わせですが、実はどちらかの味が(多くの場合はチーズが)勝ってしまって、なかなか合わせにくいものだと言われます。しばしば口の中がチーズの味で埋め尽くされ、デリケートなワインの味がわからなくなってしまいます。
塩気の強いチーズに合わせやすいのは、甘いお酒です。強い塩味に強い甘味をぶつけ、コントラストを楽しみます。先ほどの話のように、両者にもともと存在しなかった第三の味が生まれる楽しさもあります。甘いお酒というと貴腐ワイン、ポルト、マデイラなど、他にもあるでしょう。お酒でなければ、濃いコーヒーに多めに砂糖を入れたものもいい、とあるレストランで勧められました。これも取り合わせの妙だと思いました。
ポルトは昔で言う「ポートワイン」ですが、赤●でなくポルトガル産の本物のポルト、こういう時に実にいいです。貴腐ワインをやたら開けるわけにはいきませんが、年代物は別として一般的なポルトならそう高価なものではなく、戸棚に1本置いておくのもいいと思います。抜栓してもわりと長もちしますし。
甘味と塩味のミックスで私が苦手なのは「ハッピーターン」。この甘じょっぱさだけは、昔からどうか好きになれないな。でも好きな人、大勢いるんですよね。