楽しいロンドン日々雑記
20120726
楽しいロンドン、愉快なロンドン、ロンドン、ロンドン、ロンドン!
半年前くらいからTVでオリンピックの話題が出るたびに、この歌がついつい口から出ちゃうんですよ。家族にはもうずっと前から黙殺されています。どんな楽しいお店だったのか残念ながら知りませんが…今でもこのお店、あるのでしょうか?
どうも今一つ盛り上がらない印象のロンドンオリンピック、気が付いたらもう今週から始まると聞いてびっくり。いつも開会式に先立って始まるサッカー競技は、なでしこジャパンが登場ということで早速TV観戦しました。(さすがに平日3時まで起きていては差し障りがありますので、予約録画したものを5時起きで)開幕戦まずは幸先よく1勝、大変結構でした。
盛り上がらないのは私の周辺だけですかね。前回北京のときは、世界中で(長野でも)相当な顰蹙を買った聖火リレー騒動だの何だのと、話題に事欠きませんでしたが、今回はちゃんとスムーズに準備が進んでいるので、意外性がないのでしょうか。日本選手にも北島とか内村とか、メダル候補は何人もいますが、どうなんだろう、ライバル対決みたいな物語があんまりないのかな。
五輪は開会式を見るのが大好きです。それもアトラクションの部分より、選手入場をダラダラと見るのが好きですね。昔は、こうした大きなイベントを企画演出するプロデューサーになるのが夢でした。今だってチャンスがあれば(まあ普通、ないでしょう)やってみたいくらいです。
開会式にはお国柄がよく出ますし、それぞれの開催国の思惑みたいなのもあったりしますね。過去素晴らしいと思ったのはバルセロナ大会。シドニー大会で、先住民アボリジニをこれでもかと表に出した演出には少なからぬ偽善を感じ、楽しめませんでした。
最近はやたらと大がかりに時間やカネ、動員をかけることを抑制する傾向にあったようですが、北京で元に戻ってしまいました。まあ、あれはあれで面白くはありましたが、「巨人の足跡花火」がCGだったことは、今でも許せないと思います。
土曜日の開会式は午前4時半からです。これも早起きして観ましょう。競技の放送予定をチェックしながら、2週間と少しの「楽しいロンドン」を味わいましょうか。
(追記、放送開始が4時半で、開会式は5時からみたいですね)
射即人生日々雑記
20120719
先週末、事務社員Hさんの結婚披露宴がマリエール諏訪で行われ、お招きをいただきました。。
広くてシックな会場、おいしい食事。よくあるカラオケなどの出し物はなく、落ち着いた大人の披露宴でした。お色直し後、隣接するガーデンで新郎新婦が自らケーキバイキングのサービスをする場面があり、それまでもたくさん頂戴してはいたのですが、別腹とばかりにお皿にケーキをいただく私たち。
新婦側代表として挨拶させていただいた中で、Hさんが高校のときから始め、今でもずっと続けている弓道の「射即人生」の言葉をお贈りしました。
私は弓道は未経験で、ほとんど何も知らないのですが、学生時代にやっていた妻が教えてくれた言葉です。射ること即ち人生。射に人柄が表れ、人柄が射を向上させる。一つのことを追い求め自らを磨いてきたHさんに、優しい新郎と一緒の素晴らしい人生が待っていることを、心から願って。
Hさん、本当におめでとうございました。お幸せに!
刑務所の中の中学校日々雑記
20120717
一昨年、オダギリジョー、渡辺謙、大滝秀治らの出演したドラマをご覧になった方もいらっしゃるかと思います。PTAの研修会で、そのモデルとなった角谷敏夫さんの講演を聞きました。
日本でたった一つ、刑務所の中に中学校があります。さまざまな事情で義務教育を修了していない受刑者を対象にした、3年生1クラスだけの学校。松本市立旭町中学校の「桐分校」です。角谷さんは33年間、桐分校でクラス担任を務めました。
生徒は10代から70代まで、全国から集まってきます。中学校卒業を、自分の人生の軌道修正にしたいという思いを持ってきた人たちです。オリエンテーションで彼らに作文を書かせます。しかし漢字が思うように書けません。「先生、この漢字を教えてください」…この場で手の挙がる教えて欲しい漢字のベスト3は、べんきょう、どりょく、いっしょうけんめい、だそうです。
60分の授業を一日に7コマ。休息時間は昼40分、午前と午後にそれぞれ15分だけ。夜は自習3時間。夏休み冬休みなし。普通の中学生なら間違いなく音を上げるであろう学習量です。それにくらいついてゆく生徒たちの「知」への熱い欲求がうかがえます。
ひとつ押えておかなければなりません。彼らは「中学生」でありながら、受刑者です。自ら犯した罪への反省、被害者の苦しみや怒りをゆめ忘れることは許されません。桐分校で行われているのは、義務教育であるだけでなく「矯正」でもあるのです。
「遠足」として、本校である旭町中学校を訪問するプログラムがあります。家庭科室で「おやき」を作り、音楽室で本校の中学生たちと歌で交流します。このときの受刑者たちの感動は、毎年同行する角谷さんももらい泣きするほどだそうです。彼らは初めて自分の「母校」を深く胸に刻み込みます。それは心のふるさとです。
義務教育を受けていないというコンプレックスが、彼らの人生のつまづきの原因ともなっていました。勉強が彼らの心を、世界を広げてゆき、卒業と共にコンプレックスから開放されるのがまざまざと目に見えるといいます。
角谷さんの語り口は物静かで訥々としていて、見るからに謙虚な方で、自慢話めいたニュアンスはまったくありません。
角谷さんは教員になろうとしていたとき、「今いちばん教育を必要としている、学びたがっている人は誰か」という考えにとりつかれました。自問自答するうち、非行少年、犯罪者たちのためにと答えを出し、ただちに法務省の門をたたいてこの道を歩み始めたそうです。そうして、人生を刑務所の中の中学校に捧げることになりました。
この日角谷さんの口から聞いたわけではありませんが、一般刑法犯の再犯率はおよそ4割、しかし、桐分校卒業者の再犯率はほぼゼロに近いとのことです。
心に染みる話をお聞きしました。富山で先週聞いた「21世紀の日本が求めるグローバルな人材」の話と、この日の受刑者たちの話。これほどまでにと思われる極端な世界の違い、教育の幅の広さに、たじろいでしまいました。
8強!日々雑記
20120716
32年ぶりに球場に足を運び、柄にもなく母校の応援をしましたぞ。。
高校野球地区予選、今日は4回戦8試合が行われました。わが母校、今夏はノーシードから久々に3回戦を勝ち上がり、この試合に勝てば16年ぶりの8強となります。
球場は相手S高の地元とあって、完全アウェイかと覚悟して行きましたが、意外にも母校の応援団もかなり集まっていました!写真は試合前に応援団(保護者会)の方からいただいた「必勝パン」。中身はピーナツサンドでした。
序盤。いい当たりをいくつも飛ばしますが、野手の正面をついたり塁を埋めてもあと1本が出なかったりと、無得点が続きます。こちらのエースピッチャーはややコントロールに苦しんでいるように見えますが、要所を締め何とか得点を許しません。
それでも打線はいい当たりを連発し確実に相手投手を捕らえていますから、遠からず点が入るだろうと思っていた4回、ついに待望の先取点!2-0、応援席の沸くこと、沸くこと。
このまま行けばいいのですがそうは問屋が卸さず、母校も5回に捕まり、連打を浴びて同点に。さすがに古豪M商に完封勝ちしたシード高のS高、簡単には勝たせてくれません。2-2。
しかし追いつかれた次の回には、再びの連打で5-2!ここまでくると否応無く勝利を意識します。あとは3点のリードをいかに守りきってくれるのか?ここで投手が交代し、息子の同級生T君がマウンドに上ります。彼は小柄な体を一層丸めて投げるような変則っぽいフォームで、球威はともかく打たせて取るタイプでしょうか。緩急で勝負する感じ。
それが、ストライクが入らない。6回裏に早速1点を返され、本当にヒヤヒヤしましたが、T君は尻上りに調子を上げ、コントロールも良くなり、相手の打ち気をうまく散らして結局5-3で母校の勝利。ベスト8進出です!応援席はもう大盛り上がり、いやこんないい試合を見せてくれるとは…感激。結局12安打を放ちました。
考えてみれば私の高校時代は、ブラスバンドの常として夏の大会は必ず応援に行っていたわけです。残念ながら3年間のスタンド応援で、目の前で勝利を見た経験がほとんどなく(一度なんて延長戦の末「サヨナラホームスチール」で負けたことも…ワンサイドゲームならともかく、ホームスチールを目の前で見た人って、滅多にいないと思いますよ)勝利の嬉しさとはご縁が少なかった。そんなに弱いチームではなかったのですが、巡りあわせが悪かったのでしょうか。大学野球でも、勝利に居合わせたことはあまりなかったですねえ。
やっぱり、勝負事は勝ってナンボですよねえ。
準々決勝の相手は甲子園にも何度も出ている強豪で、客観的に見て力の差はかなりあるでしょう。おいそれと勝たせてはもらえないでしょうが、相手に冷や汗かかせる場面をいくつか作れるようなら、チャンスもゼロではないかもしれません。同じ高校生なんだもの。
試合は3日後です。
富山へ日々雑記
20120708
高校PTAの大会に参加するため、富山市に行ってきました。。
信州とは隣県ではありますが、長野市からならともかく、伊那からはとっても遠い土地です。北アルプス安房峠を越えてゆくか、はるばる上越市を回っていくか。安房峠でも3時間半、上越なら4時間はかかります。「北信越」というくくりで富山、石川、福井の大会などに参加することがありますが、いつも「俺たちゃ日本海の人間じゃないよ」と思うものです。
私はずっと訪れる機会のない街でしたが、12年前JCの大会で初めて行きました。富山市はコンパクトで都会的な魅力もあり、食べ物もおいしく、なかなか好印象でした。路面電車が走っているのもいいですね。
ガイドブックには殆ど載っていないようですが、市庁舎に無料で上れる展望台があるのを偶然見つけました。市内ではかなり高い位置にある展望台でしょう。残念ながら天気は良くなかったですが、ボランティアの方が眺望や歴史を解説していただいたり。夜9時まで入場できるそうで、観光やデートの穴場だと思います。
この市庁舎にしても、大会が行われた富山市芸術文化センター「オーバードホール」にしても、富山城を復元した「富山市郷土博物館」の展示にしても、実にゴージャス、バブリーなにおいがプンプンして、いやいや内緒の話。
大会は1400人の参加者を迎えて盛大に行われました。小中学校のPTAではこうした大会には地区(郡市)の代表たちが参加していましたが、高校のPTAは学校数そのものが少ないですから、原則として全ての学校からの参加となります。
基調講演は、ベストセラー「女性の品格」で有名な昭和女子大学学長の坂東眞理子さんにより「日本が必要とする21世紀人材」と題して行われました。
グローバル化の中、世界で生きていける人材に求められる資質は何か。健康、体力から始まって、努力を面倒がらないこと、行動力、持続力、知的好奇心、論理的思考、協力、親切、明るいこと、語学、基礎学力、コミュニケーション能力、高い志や人間愛まで、尽きることなく次々と語られました。それだけ兼ね備えていれば、世界どころか宇宙ででも生きていけるだろう…というのは、凡人の僻み。
それはともかく、今の子はとても恵まれているが、与えられすぎ、豊かすぎの環境は子供の向上心を摩滅させる、不自由から学ぶことこそが大切だ、という大変耳の痛い指摘をいただき、深く反省しました。やたらと車で子供の送り迎えをしてはいけませんね。妻にも言っておきましょう。
火事日々雑記
20120625
午後、市内で大きな火事が。防災放送で、私共のお得意様の名前が伝えられたには驚きました。慌てて車で飛んで行くと…
もう建物は完全に炎に包まれており、消防も手の施しようがないような事態です。結局、お店を全焼してしまいました。営業中の火事でしたが、怪我人のなかったことが不幸中の幸いでした。
原因はまだ私はお聞きしていませんが、近所の人たちが爆発音を聞いているそうで、ひょっとしてガス?どうなのでしょうか。
これから書き入れ時を迎える筈だったご主人。まだ若い方です。ご無事な様子を遠目で見ましたが、言葉のかけようがありませんでした。まったくお気の毒です。
火事は本当に怖い。一切合財が灰燼となってしまう恐ろしさ。肝に銘じなければなりません。
会社のほうは消火器や火災報知機の設置など、法令に従ってちゃんとやっている筈です。そもそも暖房や賄い以外では、火気を扱う事業所ではありません。でも、正直私だって消火器を使ったことがない…1000年に一度の大地震の備えよりも、こっちの方が先ですね。
50年祭日々雑記
20120624
このブログではときどき同窓会の話題を書いています。昨日は中学の同期卒業生が、50歳を記念して集まりました。
駒ヶ根市では、中学の卒業生たちが数え年42歳の厄年に再会し、まとまった形での同年同窓会を組織することになっています。通称、厄年会。私たちの同窓生は300人を少し超えるくらいの人数がおりますが、これだけの規模の同窓会が全ての年代にわたって組織的に動いている地域は少ないと聞いています。
厄年、その翌年に一年間の無事を感謝して「おふだ返し」、それからちょっと間を置いて60歳の還暦と、3回大きな会を開くのが通例です。今回はしかし「60歳まで待てないよお」との声が高く、50歳にて中間イベント的に開催しました。
100人近くの人が集まり、その後クラスごとに分れての二次会も、より多くの参加者を迎えて、深夜まで駒ヶ根の街を賑わしたようです。私も久しぶりに午前様でした。
私のクラスは40人中20人が二次会に参加、当時の担任の先生(お元気!)も参加していただきました。卒業以来何十年ぶりに会う人もいて、大変懐かしかった。中にはこの年で4人の孫持ちという人や、一方でこれから結婚するという人もおり、羨ましがられたり冷やかされたり。同年生ってのは、見かけの上ではあまり年を取りませんね。大きく変身していた人はいなかったな。
このクラスはとても仲が良く、居心地の良いクラスだったと思います。みな50歳を迎え落ち着いてきて、大人の話ができるようになったはずですが、出てくる話題はやっぱり、昔の馬鹿っ話ですね。
良き仲間たちよ、いつまでもますます元気で。
ギャアギャア日々雑記
20120615
夕方6時半頃でしたかね。会社にいましたら、何だか窓の外がやかましい。鳥の声かな?
外を覗いてみると、写真の通り。電線に鳥が鈴なりです。
ここらへんで「ギャアギャア」と呼称するやつですな。夕方になるとおびただしく湧いてきて、林から林へと飛び移り、ギャアギャアとうるさく鳴く鳥です。本名はムクドリのようですが。
家の近所、お寺や街路樹あたりには夏が近くなると現れます。風物詩なんて優雅な雰囲気のものではありませんが。会社のあたりにこんなに出てくるのは、ちょっと珍しいかな。15分ほどギャアギャアと群がっていましたが、やがて西の方へ飛び去っていきました。彼ら、昼間はあまり見かけませんが、何をしてるんでしょうね。どこかねぐらにしている大きな木にとまって昼寝でも?
今さらヒッチコックの映画を持ち出すのもあまりにもベタですが、もちろん人に向かって飛び掛って来るとは聞きません。でも見ていて気持ちの良いものではありませんね。食べておいしいのなら、一網打尽にして…なんて思ったりしますが、それほど肉もついていないようです。
苦情は受けません日々雑記
20120610
格安航空会社スカイマークが乗客に宛てた文書が、大きな反響を呼びました。。
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(毎日新聞)航空会社のスカイマーク(東京都大田区)が機内の苦情を消費生活センターなどに連絡するよう求める文書を乗客に示していた問題で同社は6日、文書を修正すると発表した。「ご不満のあるお客様は『スカイマークお客様相談センター』あるいは『消費生活センター』などに連絡されますようお願いいたします」という記述から「消費生活センター」を削除するという。
同社によると、この文章は機内の座席のポケットに入れられていたが、東京都消費生活総合センターから抗議があったのを受け、約5000枚を回収して14日から入れ替えるという。広報担当者は「消費生活センターは苦情を訴える際の第三者機関という意味で掲載したが、認識不足だった。おわびしたい」と話している。
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この文書、現物の画像がネット上に出回っていますが、なかなかの内容ですね。いろいろ考えさせられることがあります。
まず、これはいったい誰に向けてのメッセージなの、ということ。多くの善良な乗客はこんなものを見せられて困惑したでしょうが、これは長年航空会社を悩ませてきたモンスター・パッセンジャーへの対処を明文化したということなのか。
お客は神様、カネを払えば何でも言うことを聞くのが当たり前だろう、って人たち、結構いるんですってね。政治家とかお役人とか大社長さんとか。私は飛行機なんて2年に1回くらいしか乗らないし、こんな人たちにお目にかかったことは幸いにしてありませんが、話には聞きます。
傍若無人で些細なことにもクレームをつけ、時として運行の障害さえも引き起こす不良乗客には、この位厳しい言い方でもしないと分らないのだな、ということでしょうか。
もう一つは、安いんだから必要以上のサービスは期待してくれるな、ということです。他の交通機関を考えてみれば、まあ確かにスチュワーデスさんたちは結構サービスがいいような印象もありますが、でも…私がもっぱら利用するエコノミークラスでは、考えてみればそれほどのこともないかな。
サービスにコストがかかるというのは、一般論としてはよくわかります。日頃、日本独特とも言える至れり尽くせりのサービスに慣れきっている私たちは、ユーザーとして時に甘えすぎているのかもしれませんし。心のこもったサービスを受けたい人は別の航空会社に行けば、と言われれば、何も言いようがありません。
でもね、私たちだって貨物じゃなくて人間なのですから、最低限、人間的な対応をしてもらいたいですよ。少なくとも、身だしなみは清潔であって欲しいし、口の利き方はそれなりの敬意を込めたものであって欲しいし(非常時はまあ、別だな)、荷物を揚げられなくて困っている人は助けてやって欲しいです。(お前が助けてやれって?)他の交通機関、電車でもバスでも、義務とかそういうことでなくて、このくらいのことはしてくれるのでは。カネのかかることじゃないと思うし。
最後に、「機内で苦情は一切受け付けない」って、凄いわ。消費生活センターにって、文句があったら警察でも裁判所でも行けって言ってるのと同じです。これは消費生活センターも怒るのは当たり前ですし、記事の通りスカイマークもこの部分だけは撤回?しました。しかし不手際をその場で指摘されることを拒否するサービス業が、あり得るのでしょうか。
お客をお客として尊重することを否定するかのような文言を見て、いい気持ちのする人はいないでしょう。日本人はそれほど物分りが良くはないと思いますよ。
関連リンク: スカイマーク、サービスコンセプト回収
捕り物日々雑記
20120607
本当に目の前でした。白昼、逮捕劇の一部始終を社員たちと共に目撃しました。
午後3時半頃のこと。当社の前の通りを、パトカーがサイレンを鳴らしながら猛スピードで西へ上って行きます。30秒後、続けてもう1台。これはただ事じゃないぞ?
2分ほどして、今度は当社のすぐ西側の細い道を北から覆面パトカーがやってきて、やはり猛スピードで今度は東へ下っていきます。さっきのは西へ、今度は東へ。どうなってるんだろう。
さらに約3分後、東から複数のサイレンの音がします。こうなっては皆仕事どころではありません。赤色灯が、ひいふうみい、4台こちらへやってきました。先頭のパトカーが前を走っているワゴン車に「止まれ!何してるんだ、早く止まれ!」と拡声器で怒鳴っています。ワゴン車には若い男が二人。一瞬、何で道を空けないのかな、と思っていると…
車列が当社の前を通過するやいなや、先頭のパトカーがあっという間にワゴン車を追い抜いて前方を塞ぎ、そのまま停止。続く3台のパトカーがすかさずワゴン車の周囲を固め、御用となりました。ワゴン車は邪魔な第三者ではなく、ターゲットそのものだったのですね。お見事なチームプレーでした。
車から降ろされ、それぞれパトカーに乗せられる二人の若い男。その間にも次々とパトカーが集まり、どうでしょう8台くらいやってきたかな。近所のお店やオフィスから野次馬がどんどんやってきて、新聞記者も駆けつけました。
前にも書いたように、当社の前は交通事故多発場所でパトカーが来ることも珍しくない交差点ではありますが、こんな近くで捕り物を見せられるとはね。たまげました。何しろほんの数ヶ月前、この場所から僅か300mほどのところで同じような追跡逮捕劇があったばかりなのですよ。
ここしばらく駒ヶ根署管内では物騒なことに、他所で事件を起こした犯罪者が当地で逮捕される事例が相次いでいます。今日のワゴン車も他県のナンバーでした。今回私たちはのほほんと野次馬を気取っていましたが、車から降りた容疑者がナイフ片手に会社に飛び込んできて、社員を人質に!なんてことも、ありえなくはないですよね。事務所にバットくらいは置いといたほうがいいのかな。
さて、彼らはいったい何をやらかしたのか。明日の新聞には、何と載るでしょうか。
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追記。新聞によると彼らは、この日の午後市内の工場に侵入し、配線ケーブルを切断して盗もうとしたが、工場関係者に発見されて逃げた、とのことでした。