手ぶらで帰る日々雑記
20190301
米朝首脳会談。世界各国(まあ、東アジア中心でしょうが)の眼がハノイに集まりましたが、結局は何の合意にも至らず、ただ会っただけに終わりました。キャンセルされたひと気のない昼食会場の写真が、虚しかった。
正直、ほっとした人、多かったんじゃないでしょうかね。米国内での巻き返しを図ろうと焦ったトランプ大統領が、強引に形を作ろうと無茶な妥協をしてしまうのではないかと。北朝鮮を核保有国として認め、アメリカに届くICBMだけを廃棄させることで幕引きでもされたなら、日本はたまったものじゃありません。「最悪のシナリオ」は回避されました。
経済制裁の「完全な解除」を求めるのであれば、自分も「完全な核放棄」をする覚悟をしなければなりません。こんな中途半端な甘い合意が成立するなんて、最初から無理に決まっています。いくらトランプが国家元首としての思慮深さに欠ける人だといっても、側近だってついているんだし。
今回の会談を北朝鮮国内メディアで大々的に宣伝してきた金正恩の面子は丸つぶれ。会談物別れのニュースは同国内ではまだ流れていないそうですが、どうなんでしょう、このまんま、知らん顔を決め込むのかな。
そして、金正恩の次にこの結果に落胆しているのは、文在寅韓国大統領でしょう。南北融和に前のめりになる余り、大事なことを忘れてきたツケを払うことになります。会談一日後の今日には彼らが日本から独立したと主張する百回目の「三一節」が大々的に催されるそうですが、挨拶文は最初から書き直しですな。
やっぱり交渉事は、焦った方が負けです。北に対する制裁は、相当効いているのです。今回は日本の拉致被害者についても言及があったそうで、これについては日本にも時間がないわけですが、焦って足元を見られてはいけません。
65時間かけて鉄道の旅を楽しんで(?)きた金正恩、何もお土産を持ち帰ることができず、帰路はさぞかし憂鬱な旅になることでしょう。北京にも報告しなくちゃならないだろうし。
ワニワニパニック日々雑記
20190226
小さなお子さんやお孫さんをお持ちの方、ゲーセンやスーパーのゲームコーナーで楽しまれたことがあるのでは。。
昔の「モグラ叩きゲーム」のバリエーションですな。ワニワニパニックなんて名前は知りませんでしたが、私も子供が小さかった時は見かけるとよく遊びましたよ。子供より私の方が熱中してたりして。結構得意なんです。
備え付けの柔らかいハンマーで、攻撃してきたワニを叩きます。最初は一匹ずつ出たり引っ込んだりするので簡単ですが、残り何十秒かになると「もー、おこったぞー」とキレたワニたちが一斉攻撃を仕掛けてきて、退治する方は大あわて、というわけ。このときの手つきは打楽器を演奏するときのそれと共通するものがあり、手首を上手に使うのがポイント(ドヤ顔で)。
この愛すべきゲームが、絶滅の危機にあるのだとか。
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(週刊朝日)ゲームセンターにいる御馴染みの“ワニ”が絶滅の危機に瀕している。保護するにも手段が乏しく、近い将来、地球上から消滅してしまう可能性もあるという。(中略)それが“絶滅危惧種”となりつつあるのは、製造元のアミューズメント機器製造会社KHP(旧ホープ)が2017年、特別精算により倒産したからだ。
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会社が潰れてしまったのですか。
記事によれば、ゲーム機自体はまずまずの人気で、子供たちばかりでなく「酔っ払った大人が懐かしんだり、外国人が楽しんだりしている」とのこと。なのに絶滅危惧種となってしまったのは、業界の構造的な理由があるようです。
「ホープが潰れたのはワニワニパニックの不振というより、日本のアミューズメント市場全般的な問題で、ゲームセンターの縮小、アミューズメント産業の衰退が大きい。缶ジュースですら、100円から130円などに値段が上がっているのに、昔からゲームセンターは100円のままですから」と識者がコメントしています。
ゲームはワンコインという固定観念が利用者にありますからね。機械の構造にも大幅な手直しが必要でしょうが、缶ジュースはその点クリアしてきた歴史があります。ゲーム代には標準小売価格―定価というものがありませんから、それぞれの店舗で独自の価格設定をすることも、やろうと思えばできるのでは。ま、高くすれば客足は相当遠のくでしょうがね…
修理の業者さんも、部品がなくなればお手上げだそうです。ゲーム台には「強く叩きすぎるとワニが痛がります。優しくしてあげて下さい」と貼り紙があるそうな。気合が入りすぎて壊してしまっては元も子もありません。長く楽しめますよう、どうぞ、お手柔らかに。
目立たなきゃ日々雑記
20190220
これも東京出張にて発見。。
地下鉄の永田町駅から地上に出る通路の中に、「都道府県会館」というビルを通過するルートがあるのです(わざわざ通ったわけでなく、初めて通ったのが偶々このルートでした)。朝夕は数多くの通勤客が通ると思われますが、昼間はまあ、閑散としています。
その通路に、全国の47都道府県のPRコーナーが設けられ、各県の観光ポスターと数種類のパンフレットがそれぞれ置かれています。都道府県会館ですからね。公益財団法人、だそうです。
ずらりと並んだポスター。あれ?
ポスターの上につけられた県名プレート。向こうに何やら赤くピカピカしているものがある。何でしょう。
近くに寄ってみますと…
何とわが長野県!
ハハハ、大したものです。他県の人が笑っているのかもしれませんが、でも、これだけポスターが集まっているのですから、目立たなきゃ見てもらえませんよね。
ちょっと感心。やるなら、このくらいでなくっちゃ。
がんばれ池江璃花子日々雑記
20190212
まさに伸び盛り、これから自分の時代を謳歌しようとする18歳の少女に、こんな病気が襲いかかるとは…。信じられません。
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(本人のtwitterより)
応援してくださる皆様、関係者の皆様へご報告があります。
日頃から応援、ご支援を頂きありがとうございます。
この度、体調不良としてオーストラリアから緊急帰国し検査を受けた結果、「白血病」という診断が出ました。
私自身、未だに信じられず、混乱している状況です。
ですが、しっかり治療をすれば完治する病気でもあります。
今後の予定としては、日本選手権の出場を断念せざるを得ません。今は少し休養を取り、治療に専念し、1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います。これからも温かく見守っていただけると嬉しいです。
池江璃花子
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こんな健康そのものの人が、よりにもよって白血病とは、誰もが耳を疑ったでしょう。しかし昔のイメージと違い、ご本人も書いているように治らない病気ではありません。特に今回は早期発見できたようですから、完全治癒は大いに期待できます。
「アスリート池江璃花子」は少しの間お休みして、治療に専念し、必ず病気に打ち勝ってもらいたい。そのたぐいまれな身体能力とたゆまぬ努力で、これまで多くの人々を勇気づけてきた彼女です。きっとまた、天真爛漫の笑顔で私たちの前に出てきてくれると信じます。それまで、しっかり見守りたい。
応援します。がんばれ、池江璃花子。
豚コレラ日々雑記
20190211
まずこれだけは、大きな声で申し上げておかなくては。豚コレラは、人間にはうつりません!豚コレラにかかった豚やイノシシを食べても、人体に影響はありません!!。
そもそもすぐお隣の宮田村に、2000頭以上を飼育する養豚場があることを知りませんでした。駒ヶ根には養豚はあるにはありますが、小規模なものだと思います。
今回感染の疑いのある豚たちは報道の通り、全て殺処分され、埋められました。地獄のような光景だったでしょう。殺処分って、具体的にどうやって殺すのだろうか?私は先週後半東京出張しており、いま現在詳しい状況を関係者からお聞きすることができていませんが、私の知る人で作業に直接携わった方も、もしかしていらっしゃったかもしれません。
子豚たちが連れてこられた愛知県の養豚場。すでに豚コレラ感染が疑われる状況だったにもかかわらず、何で豚を出荷したのか。報道が事実ならばひどい話で、責任は重大です。
豚コレラとはいいますが、人間がかかるコレラとは本質的に違うものみたいです。報道によれば、普通の豚コレラよりさらに恐ろしいアフリカ豚コレラなる病気も、日本ではまだ発生例がないものの、懸念されているとのこと。これは加熱してソーセージになっても(豚には)感染するみたいですから、海外旅行土産にはくれぐれもご注意を。
宮田の養豚場の経営も心配ですが、私の立場ではこの地域全体の豚肉のイメージ低下もさらに心配されます。繰り返しますが、人間にはうつらない、感染した豚の肉を食べても大丈夫、そもそも感染の疑いある豚はすべて処分されました。消費者の方々、ご心配なくソースかつ丼をお召し上がりください!
やりきれん日々雑記
20190201
この冬最初の雪らしい雪が降りました。昨夜のうちに家の周りの雪かきをして、少し汗をかきました。今日は幸い日差しもあり、日の当たる道路などはあらかた解けてしまいましたが…
さて昨日は嫌なニュースが二つ。ひとつは女子大生行方不明(殺人)事件の容疑者逮捕。まだ詳しい事情がわかっていませんが、不思議な事件だと思います。何でわざわざ遠くまで会いに行ったのか。自宅までついていったのか、あるいは無理やり連れていかれたのか。
初めて顔を見た相手の容姿にたじろいだのがきっかけだろうと私を含め多くの人が思ったでしょうが、現時点では全くの想像にすぎません。被害者は自分の軽率な行動を心から悔いたことでしょう。可哀想なことです。
もうひとつは、小4少女虐待死に関して。少女が「父親からいじめを受けている」と告白した文書(アンケート)を、あろうことか教育委員会が当の父親に渡していたことが明らかになりました。体が震えるほどの怒りを覚えました。
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(産経新聞)千葉県野田市立小4年の栗原心愛さん(10)が自宅浴室で死亡した事件で、心愛さんが2017年11月に「父からいじめを受けている」と回答した学校アンケートのコピーを、父勇一郎容疑者(41)=傷害容疑で逮捕=に渡した市教育委員会は31日、同容疑者の「威圧的な態度に恐怖を感じ、屈して渡してしまった」と述べた。担当者が記者会見で経緯を説明した。
野田市教委などによると、心愛さんは当時通っていた別の市立小で実施されたいじめに関するアンケートの自由記述欄に、「父からいじめを受けている」と記載。県柏児童相談所は17年11月7日、虐待の可能性が高いとして一時保護した。
こうした対応に対して勇一郎容疑者は学校側に対し、「暴力はしていない」「訴訟を起こす」などと強く抗議。アンケートを見せるよう要求した。
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だいの大人が恐怖を感じるほど威圧的な人間に娘からの告発を見せればどんなことになるか、想像することもできなかったのか。担当者氏は家に帰れば恐怖から解放されたでしょうが、少女は何年も何年も、毎日が逃げ場のない恐怖の連続だったのです。救いを求め勇気を出して書いた告白が、握りつぶされるどころか相手に渡っていた絶望を思うと、やりきれない。
児童相談所と学校・教育委員会との連携のまずさが今回も指摘されています。児童虐待事件のたびに発覚する「見過ごし」が繰り返されている現実、これは無責任体質や連絡ミスで片付けられない、何か根本的な仕組みが間違っているとしか思えません。関係者を非難するだけで、改善に向けた動きが何も伝わってこないことに、歯噛みする思いです。
あと一つ勝ったら日々雑記
20190125
テニス、サッカー、大相撲と、スポーツの熱かった昨日でしたな。。
中でもテニスの大坂なおみ。全米でのグランドスラム初優勝の興奮も冷めやらぬ中、全豪でもあれよあれよと勝ち進み、決勝進出を決めました。全米優勝は決してフロックではなく、実力だと証明しましたね。
世界ランキングも現時点で2位、優勝すれば1位(4大大会の半分を制することになれば当り前か)になるとの話です。若くて伸び盛りの選手だとは思っていましたが、これほど早く世界のトップクラスに躍進するとは改めて驚きました。
インタビューに答える様子が可愛いじゃないですか。ちょっぴり天然も入ったような受け答え、微笑ましい。日本のメディアにたどたどしい日本語で対応してくれるのも嬉しいです。何たって「おじいちゃん、お誕生日おめでとう!」ですもの。
明日いよいよ決勝、相手はサウスポーの強豪です。今日は左対策として左利きの男子選手を相手に練習を積んだとか。楽しみですね!
ところで、日清食品の広告動画に登場した大坂の肌の色が白っぽく修正されていて問題にされています。ホワイトウォッシュというんだそうな。何でわざわざこんなことしたんだろう。意味が分からない。彼女の褐色の肌、精悍で素敵です。日頃ポリコレにうんざりすることの多い私ですが、さすがにこれはないと思います。こうした二次元キャラを制作するとき、本人に見せて確認しないのでしょうかね。
父親はハイチ系アメリカ人の彼女、現在は日米の二重国籍を持っていますが、以前国籍やアイデンティティについて不躾な質問を受け「私は私」と答えています。当然だし、ナチュラルだと思います。大坂の肌の色を白くして「日本人っぽくする」つもりだったのかどうか知りませんが、贔屓の引き倒しみたいなことになりませんように。自然体で頑張ってほしいです。
「あと一つ」といえば、途中休場から復活してきた御嶽海。いきなり白鵬を破って度肝を抜きました。まだ足を引きずる様子も見え、怪我が悪化しないか心配で仕方がありません。あと一勝で勝ち越しですが、頼む、無理だけはしないでくれ~。(ここまで書きましたが、先ほど逸ノ城に勝ってついに勝ち越し!大したものだよ)
稀勢の里、引退日々雑記
20190116
これはもう、仕方がないですね。土俵を見ていても、まったく力が入らない。
今場所初めからの三日間、国技館の緊張感は異様なものがありました。いいところなく敗れがっくりとうなだれ、横綱の敗戦に座布団も飛ばない場内は、観客誰もが引退を予感した空気がTVからもありありと感じられ、正視しがたいものでした。昨日の取組後に発表があるのではないかと多くの人が思ったでしょうが、一晩明けて今日の発表となりました。
若い時から期待されながらここぞという場面で勝てず、長いことファンをやきもきさせてきました。ようやく遅咲きの横綱になったと思ったら、昇進後最初の場所で(優勝したものの)得意の左を故障し、これが力士生命の命取りに。
それ以来中途半端に出場しては負け続け、怪我も完治せず(今の彼の状態は、そういうこととは次元の違う話なのかもしれませんが)ずるずると負のスパイラルに入ってしまっていました。いったん横綱の地位に上り詰めてしまったら、勝てなくなればもう相撲を取ることは許されない。横綱での通算戦績は在位12場所、36勝36敗97休。悲運の人でありました。
今場所初日、稀勢の里の出端をくじいたのが、我らが御嶽海でした(日本の中心、上松町生まれ)。先場所千秋楽、優勝のかかった高安に土をつけたのも彼。まったく空気を読まない相撲ぶり、いかにも御嶽海らしいですね。もちろんこの状況だからといって、横綱相手に手加減しようなどと考える力士はいないでしょうが。
御嶽海は今場所絶好調。2横綱1大関に加え今日は先場所優勝したこれまた好調の貴景勝を破り、4連勝です。去る人がいれば昇る人もいる。彼もそろそろ本気になって、大関・横綱を獲りにいって欲しいものです。
日本の中心はどこ日々雑記
20190110
日本の国土の中心はどこか?先日TV(噂の東京マガジン)でやっておりました。いくつもの自治体が独自の理由をつけて、我こそ日本の中心だと主張しているのだそうです。
番組では当社ご近所の辰野町をメインで取り上げていました。辰野町のサイトによると、北緯36度と東経138度が0分00秒で交差する同町大沢地籍の区有林内にある通称・ゼロポイントに「日本の地理的中心」の標柱を立てています。
緯度経度が0分00秒で交わる点は国内に40カ所ほどあり、その中でも辰野町のゼロポイントは「日本の地理的中心」である、と。40カ所の中でなぜ辰野なのかはよく分かりません。市川健夫氏の「信州学大全」が出典だとか。
長野県内だけでもいくつもの自治体が「我こそは中心」と名乗りを上げています。県外の熱心にPRしているところも合わせて代表的なものをご紹介すると、
◎佐久市…国土地理院によって計算された日本で海から最も遠い地点
◎松本市…本州の中心にある長野県、その真ん中に位置するまち松本市
◎小川村…TBSの「はなまるマーケット」により調査が行われ紹介された本州の重心地点
◎飯田市…緯度と経度のそれぞれについて日本の人口分布を二等分する緯度線と経度線との交差地点
◎上松町…200カイリ排他的経済水域と日本列島陸地とで作成した型を使用して釣り合いがとれることが確認された地点
◎群馬県渋川市…日本の北端の岬である北海道宗谷岬と南端である鹿児島県佐多岬を直線で結んだ中間点にある。また坂上田村麻呂が東征の際に立ち寄り、ここが日本の中心であると定めた「臍石」(へそいし)がある
◎兵庫県西脇町…大正時代に陸軍が東経135度、北緯35度にある西脇町を日本の中心と確認したことに由来
などなど。それぞれ独自の理屈があり一応筋は通っていそうで、誰もが納得する理由で一つに決めるのは難しいですかね。
私が無理やり決めるとすれば、まず漠然と「中心にある」と断定されても、納得しがたい。人口を持ち出すのもちょっと違うかな。時代の推移によって地理的中心が動いてしまうのは、うまくないです。上松町のが最も説得力があると思います。海も陸も日本ですから、その図形の重心にあたるところはまさしく中心といっていいのでは?
楽しく罪のない話です。日本の中心PR、おおいに競い合って街おこしにつなげていけばいいでしょう。
楽器持参にて集合日々雑記
20181224
冬というのに毎日毎日、あったかくて拍子抜けしてしまいます。過ごしやすいのはいいですが、スキー場など、さぞご苦労されているのだろうと思います。師走も、あと一週間。
この十二月は個人的に忘年会がとても多く、楽しくもなかなか大変でした。そんな中、もっとも懐かしく楽しい人たちの忘年会が東京でありました。大学時代のオーケストラ仲間の集まりです。
4年前、オケの卒業生が久々に集まって同期会をやったことは2014.12.27の記事で書きました。懐かしい顔、思い出話と近況報告であっという間に時が過ぎましたが、こういう場で必ず出るお約束「次回は楽器持参で集まってぜひ演奏しよう!」。
それが何と、翌年から3年も続けて実現しているのです。私たちの同期だけではオケを編成するにはちょいと人数が足りないので、年代の近い人たちにも声をかけ、いちおう演奏会という形をとります。出られる人で事前の合奏練習まで数回やっているそうですから、驚いてしまいます。
私は日程的にも距離的にもなかなか都合がつかず欠席していましたが、今回は打楽器の多い曲を選んでくれたこともあり、初めて参加してみたのです。事前練習はご勘弁願い当日のみ。曲はハンガリー舞曲とかペール・ギュントとか、短いものを5曲ほど。
手狭ですが一応スタジオを借り、お昼すぎに集合して1時間半ほど練習します。現役時代に学年オケの指揮を務めていたY君が指揮台に立ちます。集まった人数により楽器編成のバランスが少々怪しいのは、ま、しょうがないですね。
お遊びの延長ですから、事前練習したとはいえ(本当に練習したのか?)おいおいという場面が散見されるのは、お互い様です。往年の名手たちも何に遠慮しているのか、腕前の片鱗を見せようとしません。でも、当時もっとも演奏した「マイスタージンガー前奏曲」をやった時だけは、鳴りが違いました。あの頃の音を思い出しました。
「本番」は内輪のごく少数のお客様にご来場いただきました。片付けて、会場近くのビヤホールで打ち上げ。演奏だけで、飲まずに帰ってしまった人が結構いたのは残念でしたが、まあ暮れの忙しい時期ですからね…。話がはずみ、当時の知られざる裏話に驚いたり。日帰り終バスの強行軍でしたが、まったく楽しい一日を過ごしました。練習・本番の会場や楽譜、また面倒な打楽器のレンタルを手配してくれたりした人たちのおかげ、心から感謝です。次回もまた、参加できるかな?