バイデン窮地に日々雑記
20240629
「大統領」ってすごい言葉ですよね。統領とは「集団をまとめおさめること。また、その人」だそうですが、なんたって「大」統領ですから。ただの統領ではない、けた違いのスケールを感じます。一国を統べる人物にふさわしい威厳ある称号です。
さて、その名にふさわしいとは思えない二人の人物のTV討論が行われました。私はハイライトをチラチラ見ただけですが、討論会はバイデンの惨敗だったとあらゆるメディアが報じております。
バイデンはこの討論会で、絶対にやってはいけないことをやらかしたといいます。発言にまとまりがなく声はかすれ、かなりヤバい言い間違えをし、相手の発言中もボーっとして表情に生気がなかったと。誰もが感じている年齢(現在81歳)と健康への不安視を増幅してしまいました。
トランプは堂々とした態度やよどみない発言で優勢だったが、発言の内容は相変わらず根拠のない決めつけや嘘にまみれており(それはバイデンにもありましたが)誠実さに大きく欠けるものだったようです。まあ今さら誰も驚きません。
世界を動かす最高権力者として選ばれる候補がこの二人でいいのか、勘弁してほしいと思いますよね。過去トランプ政権の4年間、各国がどれだけ振り回されたか記憶に新しい。これほど順法精神の欠落した人物が、支持を受けて民主主義国家の指導者になっていたことが信じられないのですが、このままでは再びそれが繰り返される可能性も十分です。
民主党ではさすがにこのままではまずいと思ったでしょうが、バイデンに代わる候補者選びが真剣に行われるという見解はまだ出ていません。元下院議長ナンシー・ペロシとか、オバマ夫人ミシェルさんとか、あろうことかヒラリークリントンとか、名前は出ていますが、首をひねってしまいます。カリフォルニア州知事ニューサム氏ならという説もありますが、この人のこと良く知りません。
実際、候補者を決める両党の党大会がまだ開かれているわけではなく、今回の討論会開催時期はフライングだったともいえます。民主共和両党とも、本当に彼らでいいのか、彼らしかいないのか、二大政党の良識と人材育成の力が問われていますぞ。
やわらぎご飯食べもの
20240625
桃屋の「穂先メンマやわらぎ」。以前本欄で書いたことがあったでしょうかね? 発売当初から好物です。最近は以前ほど購入頻度は高くありませんが、特売のときなどついつい篭に入れてしまいます。
この前、片岡愛之助が「やわらぎ炊き込みご飯」をPRするCMを見て、なるほどこういうのもあるのか、と思いました。妻も「何だかおいしそうだね」と珍しく意見が一致し(ちょうど家庭内在庫もなかったので)近所のスーパーでひと瓶購入。
そしたら翌日(本当に翌日ですよ)その店のチラシに徳用サイズ品の日替わり特売が載っていて、昨日買った通常品の倍量入ったものがむしろ安い、という逆転現象になっているではありませんか。口惜しかったけれど翌日も行って特売品を2本買ってきました。たしかに同じ棚に並んでいる通常品より安かった。
それはともかく、炊き込みご飯を早速作ってみました。作ると言ったって「やわらぎ」ひと瓶と牛肉をお米と一緒に炊くだけの超簡単料理です。レシピ通りではちょっと味が薄い気がしましたが、妻が少し調味料を追加してしっかりした味になりました。薬味や具を工夫すればさらにおいしいかも。小さく切ったサヤインゲンなんてどうでしょうか?当たり前すぎるかな。
桃屋では毎年父の日に合わせてキャンペーンをしているそうで、TVCMも特売もこの一環だったのですね。もう10年近く前からやってるんですって。当社では今のところ桃屋製品の扱いがないこともあり、全然知りませんでした。
柔らかい穂先メンマを辣油風味で漬け込んだこの品、今では類似品もあったり、筍の季節には妻が似たようなものを作ってみたこともありました。お酒よりご飯に合うので、今回の提案はグッドだと思います。食卓の主役にはならなくとも、ちょっと食卓にあると嬉しいものを引っ張り出した好企画でした。
酒かノンアルか? 飲みもの、お酒
20240623
皆さんお久しぶりです。6月も下旬になるのに、ようやく今月3本目の記事とは…。病気とかしていたわけではありません。今月は何だか忙しくて記事を書く時間がなく(書く気にならず)夜は酒飲んで寝ちゃう毎日でありました。忙しいのは変わりませんが、再起動しますので、どうかお見捨てなく。
しょうもないネタから。
昨日の昼間、とある会があって、終了後宴席となりました。午後やりたいこともあったのでアルコールは最小限にしようと思い、ビールはほどほどにしてノンアル飲料に移行しようと。(会場には徒歩で行きました。この日は車には乗っていません)
テーブルの上に「氷零」と称するノンアルの缶チューハイが置いてあります。よく見るデザイン。隣の人も同じような(午後用事がある)シチュエーションだったので、缶を開けて飲みます。まあ予想通りの味。飲みます。
飲み終わったので追加を。この会場は「飲み放題プラン」だと会場内の冷蔵庫に自分で取りに行くシステム。持ってきてグラスに注いで、半分くらい飲んで気が付きました。
これはノンアルじゃない、お酒だ!「氷結」はれっきとしたアルコール度数5%の缶チューハイです。
乾杯ですでにビールを飲んでいますから今さらどってことないんですが、しかし、まぎらわしいですね。うっかり飲んでしまう人、いるんじゃないでしょうか。
このあと注いだり注がれたりしながら、酒もノンアルも、レモン味もグレープフルーツ味も何が何だかわからなくなり、午後予定していたことは何もできませんでした、とさ。
法に殉じた判事日々雑記
20240610
朝ドラ「虎に翼」を面白く観ています。法学部に籍を置いた者としては馴染みのある世界のお話ですし、ドラマの展開が早くて飽きません。女性の権利のために生涯を捧げたという重いテーマですが、今のところ軽やかにうまく消化しているようです。主題歌、タイトルバックのアニメーションもいいですね。
先週末、主人公寅子が過去に恋していた大学の同期生、花岡が死亡しました。裁判官の身として、食管法を犯してヤミ米を食べることを拒否して餓死したというのです。寅子、そして彼女を取り巻く人たちは愕然とします。
このエピソードにはモデルとなった事件があります。有名な話だと思っていましたが、初めて聞くという人も意外と多いみたいですね。
実在したのは山口良忠判事。誰もがヤミ物資に頼らなければ食べていけなかった時代、食糧管理法に反する行為はできないとして一年半もの間、米のとぎ汁などをすするばかりでほとんど固形物を口にすることがなかったといいます。妻の実家や知人からの援助も断り続け(妻子には食べさせていたようですが)1947年11月、33歳で世を去ります。
山口判事の死が新聞で取り上げられて世間の受けた衝撃たるや。法を順守すれば生きていけないのならば、法のほうが間違っています。高潔な判事の逝去を悼んだ人はもちろん多かったでしょう。しかし、正直者もここまでくればとても世渡りできまい、と引いた目で見ていた人もいたはずです。
リンク先記事の終わりには、判事の長男の言葉としてこんな引用があります。
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とうとう一個の法律と一方的に心中してしまった自己陶酔型の利己主義者。(中略)「山口、お前のお父さんは偉い人だった。それなのに、なんだお前は」といわれもしたが、ではその父は、母と幼児を遺棄し、一体、どんな立派な義務を尽したということができるのか。
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家族でしか言えない正直な言葉だと思いますね。いくら法の番人といえども、死んでは何にもなりません。私も人並みの正義感は持ち合わせているつもりですが、法のためにわが身を差し出すようなことはとてもできないです。法のために人があるのではなく、法が人のためにあるはずだと思っています。
関連リンク: 1年間汁ばかりをすすり33歳で死亡…朝ドラで花岡のモデルになった山口良忠判事の壮絶な栄養失調死 (プレジデント)
花咲くザクロ日々雑記
20240605
梅雨を前にして庭の花々が続々と咲き始める、とても良い季節です。
家の門柱の傍らにザクロの木があります。だいぶ前に実からジュースを絞った話を書きました。通りがかりの人からもよく見える場所に植わっていて、登山スタイルの人が写真を撮っていることもありました。
ところが。この3年ほど、嘘のようにピタッと花が咲かなくなってしまったのです。花がなければもちろん実も成りません。いったい何が起こったのか?
ことさらに樹をいじめた覚えもないのですが、3年前、2年前と一輪の花も咲きませんでした。まさかザクロの樹がコロナになったわけでもなし、どういうことかと首をひねるばかり。寿命ってこともないでしょうが。
昨年になってようやく、それでも片手で数えられるくらいの花が咲いて、3個だけ実が成りました。もったいなくて実をとることもせず、そのままにしておきました。
それがどうでしょう。今年のザクロ、これまでの数年が嘘のように、たくさんの花や蕾をつけています。この樹の下を通るたびに何だか嬉しくて嬉しくて。どうしてそんなに喜ぶのかと家族も訝しがっているのですが、それは嬉しいじゃありませんか。復活再生を樹が表現しているような気がします。
花が散ればタコさんウィンナのような(2015.7.15)ガクが落ち、10月になればたくさんの実をつける(2016.10.24)ことでしょう。楽しみ!今からほんとうに楽しみにしているのです。