花咲くザクロ日々雑記
20240605
梅雨を前にして庭の花々が続々と咲き始める、とても良い季節です。
家の門柱の傍らにザクロの木があります。だいぶ前に実からジュースを絞った話を書きました。通りがかりの人からもよく見える場所に植わっていて、登山スタイルの人が写真を撮っていることもありました。
ところが。この3年ほど、嘘のようにピタッと花が咲かなくなってしまったのです。花がなければもちろん実も成りません。いったい何が起こったのか?
ことさらに樹をいじめた覚えもないのですが、3年前、2年前と一輪の花も咲きませんでした。まさかザクロの樹がコロナになったわけでもなし、どういうことかと首をひねるばかり。寿命ってこともないでしょうが。
昨年になってようやく、それでも片手で数えられるくらいの花が咲いて、3個だけ実が成りました。もったいなくて実をとることもせず、そのままにしておきました。
それがどうでしょう。今年のザクロ、これまでの数年が嘘のように、たくさんの花や蕾をつけています。この樹の下を通るたびに何だか嬉しくて嬉しくて。どうしてそんなに喜ぶのかと家族も訝しがっているのですが、それは嬉しいじゃありませんか。復活再生を樹が表現しているような気がします。
花が散ればタコさんウィンナのような(2015.7.15)ガクが落ち、10月になればたくさんの実をつける(2016.10.24)ことでしょう。楽しみ!今からほんとうに楽しみにしているのです。