「おいしいことなど徒然と」

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僕らの山食を救え (2)日々雑記

20210130

クラウドファンディング。「群衆crowd」と「資金調達funding」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指しています。(クラウドファンディングの支援サイト「CAMPFIRE」より)マイナーな映画の製作資金を集めたりするのに使われていたりしますね。


高齢の店主、谷村さんには何のことだかチンプンカンプンだったのかもしれませんが、大学の協力とお孫さんの助けも借りて、12月14日にクラウドファンディングでの募集が始まりました。目標額は500万円。


塾員(慶應では卒業生のことをこう呼びます)の間でこの話はただちに広まり、僕らの山食を救おうと支援金が集まりました。何と驚いたことに、目標の500万円は、一日で達成してしまいました!一番驚いたのは谷村さんではないですか。慶應の卒業生は強固な団結力で寄付も集まりやすい、と様々な場面で言われていますが、それにしてもすごい。


その後も募集期限の1月27日まで支援金は集まり続け、最終的には4300万円余りにのぼったとのことです。腰を抜かすような金額です。これだけあれば、コロナ禍がいつまで続くかわかりませんが、1年や2年は経営を安定させることができるとのこと。


こんな話をしてきて申し訳ありません。私は学生時代、山食でお昼を食べたことはほとんどなく、本館内の「学生食堂」(生協ではなく、大学直営だったのかな?)がメインでした。山食はちょっと校舎から離れているし、体育会の学生が中心というイメージがありました。3回くらいしか行ったことがなくあまり思い出はないのですが、応援する人々の志がこれだけ集まったというのは、嬉しい気持ちです。


皆さんが大好きな飲食店を支援するため、クラウドファンディングのような大掛かりなことを試みるのはハードルが高いかもしれません。でも訪問頻度を増やす、行ったときに「あと1品」多めに注文する、新しいお客を連れてくるなど、簡単にできることはいろいろあります。お店が閉店という悲しい決断をされる前に、ファンのあなたが無理のない範囲で動いてみられてはどうでしょう。

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僕らの山食を救え (1)日々雑記

20210129

飲食業全般が大変な危機に瀕していることは、本欄でも何度も述べていますし皆様ご案内の通りです。飲食店の大きなくくりの中ではちょっと離れたところにあるのが、大学などの学生食堂。こちらが苦境に陥っていることは、あまり報道されていないと思いますが、考えてみればすぐに想像がつきますね。


現在、小中高等学校、そして職場も(いちおう)普通に人が集まって授業や業務が行われている一方で、大学だけがキャンパスに人を集めて行う講義が制限されています。当然の帰結として、学食で食事する人も激減しています。


学食の経営母体は、大学本体であったり大学生協であったり(運営はもちろん給食業者が請け負ったりしているでしょうけれど)すれば、苦しい時期でもある程度赤字を吸収することもできるでしょうが、業者が個人店として経営している場合はコロナの影響は食堂の存続にかかわる甚大なものです。


慶應義塾大学三田キャンパスには複数の学食がありますが、83年という長い歴史を持つ「山食(やましょく)」という食堂があります。長年にわたって慶大生の食を満たし、かの有名な「ラーメン二郎」とともに塾生のソウルフードとまで呼ばれている山食が大ピンチだ、というニュースが伝えられました。

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(ダイヤモンドより、経営者の谷村忠雄さんの話)…前年比で80%ほど減っています。月によってはもう100%減。つまり0円です。大学には職員、教員の方が少しいましたけれど、もうこれじゃ営業しても何の意味もないと思って、大学に相談して5月と8月は丸々閉めていたんです。通算では3カ月分ぐらいは休業していたかな。
 感染防止対策のために162席を50席に減らして営業していますが、そもそも大学に来る人が少ない。ランチだけではなく、年60~70件あるパーティーもコロナ禍ではできず、今は0件。大変な影響です。
 8月に銀行から500万円の融資を受けました。ですが給料などの諸経費は月150万円ぐらいかかってしまいます。借り入れたお金は3カ月しか持ちませんでした。
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テイクアウトや出前なども検討しましたが、「出前はオートバイや自転車で外部の人が大学内に入ってきますので、大学も許可を出すのが難しい。お弁当もキャンパスの外で売らないと意味がないのですが、その売る場所がなかなか見つかりません」ということで実現できず、いよいよ大ピンチになった山食。


大学に相談したところ、クラウドファンディングをしたらどうか、と提案されました。

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富山の回転寿司食べもの

20210123



私が回転寿司というものを初めて体験したのはかなり遅く、40歳に近くなってからです。JCの大会で富山に行き、現地をよく知る仲間に連れて行ってもらったもの。結構な行列でした。(書き出しが前回と同じじゃないですか)


何故それまで行かなかったのか、大した理由はないのですが、だいたい私は子供の頃からお刺身というものがあまり好きでなかった(今では大好きですよ!どうして昔は苦手だったのでしょう)ので、お寿司にも食指が動かなかったという、それだけのことです。


その時行ったのは「生け簀回転寿司・いき魚亭」という店で、いわゆるグルメ回転寿司という部類です。ネタには富山湾の幸がこれでもかと揃い、また店内の生け簀からすくい上げられた新鮮な魚介も供され、初めての「レーンを回るお寿司」の楽しさもあいまって(子供かね)心から満足しました。何でこれまで敬遠しておったのやら。


初めて訪れたのがこういう店だったというのは、私にとって幸いでした。(その後何度か行きましたが、何があったかこの店は次第に活力を失い、今は残念ながら閉店)今では100円寿司も好んで時々行きますが、折しも「秘密のケンミンSHOW」で富山の回転寿司を特集したのを観て、いろいろと思い出しました。


回転寿司のコンベアを開発した会社が石川県にあることから回転寿司のメッカは石川だとのイメージが強いです。いや違う、それは富山だ、と富山県民の俳優西村まさ彦氏が力説し、石川県民のダンディ坂野氏と張り合っておりました。


富山湾が数多くの魚種を誇る漁場だとは知っていましたが、日本海にいる800種のうち500種が生存する天然の生け簀だそうです。立山連峰から海に流れ込む豊富なプランクトンが魚の旨味を育てていることは言うまでもありません。


大看板であるブリに始まり、白海老、ぼたん海老やバイ貝、そして昆布締めという余所にはないコンテンツも色とりどりで、まったくお見事といっていいですね。


思い出したらまた富山に行きたくなりました。自由に動ける日が早く来ますように。

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カルボナーラ食べもの

20210118





カルボナーラというものを初めて食べたのは、高校生の時。上京した折に銀座の不二家(だったかな)で体験しました。それまで「卵であえたスパゲッティ」を見たことがなく、たいへん美味しいと思いました。


食通で知られた映画評論家、荻昌弘氏のエッセイ「大人のままごと」にカルボナーラを作る話が出てきます。男3人が歓談している中「ハラ減ったな」と思ったならば…


一人はパスタをゆで、一人は玉ねぎを炒め、一人は卵をボウルに溶いて待機、パスタ係がアルデンテのタイミングを計ったらボウルに熱々のパスタと油の回った玉ねぎをぶち込み、じゃかじゃかとかき回せば思いついてから15分たたずに出来あがり、とありました。


これを読んだときは旨そうだと思いましたが、今見れば全然カルボナーラ本来のレシピではなく、それこそ「玉子とじ」ですね。名前の由来である黒胡椒のことなど書いてあったろうか。絶対欠かせないペコリーノチーズどころか、粉チーズも入っていません。まだ70年代、卵でとじたスパゲッティであれば即ちカルボナーラだった時代ですね。


今でもレストランで時々注文したり、市販のレトルトパスタソースを使ってみたりするのですが、どういうわけか美味しいものになかなか出会うことがありません。特にレトルトは、卵の加熱の関係もあり難しいのかな?


先日TVで「冷凍カルボナーラを食べ比べたランキング」なるものをやっていて偶然観たのです(いま調べると昨年11月の「サタデープラス」)。数十種を試食し、商品によってはかなり厳しいコメントが出されたりしていた中で、味の良さ№1に選ばれたのは


  ヤヨイサンフーズ「Oliveto 生パスタ新カルボナーラ 260g」でした。


業務用の商品だというし、当社でも扱ってるのじゃないの?手帳に書き留めましたがそのまま失念しておりました。この前メーカーさんが来社したときに思い出して聞いてみたら、サンプルをお送りいただきました。(Kさん、ありがとうございます)


早速戴いてみますと…おお、こりゃ美味しい!卵とチーズの味も、もっちりした幅広麺の具合も、バッチリですよ。よく冷凍でここまでと妻と二人で感心しました。これはお勧めできます。レンジであっためるだけ。カノビアーノ、植竹シェフの監修だとのこと。

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新年会、飲食なししごと

20210117



新しい年になってから、自社のものを含め5つの新年会に出席しました。普通なら当然、会の後半は酒席となるところです。コロナ禍の今年はどれも飲食なし。持ち帰り用に折を用意していただいた会もありましたし、潔く(?)全くなしとした会もありました。


当社も新年会は大切な行事と考えて、例年はオードブルやお寿司を取ったり扱っている商品を使ったりして社内で行っています。今年はどうしようか大変迷いましたが、社員やご家族が安心できない状況では実施は不可能と考えて、懇親会は行いませんでした。残念でした。


新年会の飲食需要は忘年会に比べればずっと小さいものですが、当社にとってはただでさえ売り上げの少ない1月において、貴重な機会です。忘年会という最大のマーケットが消失してしまった年末に続いて、とても痛い、痛いね。


そんな中での報道。フジ系TVが話題にし、その後他メディアも追随しました。

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(朝日新聞)長野市の加藤久雄市長が、9日に同市内のホテルで200人規模で開かれた企業の新年会に出席していたことがわかった。加藤市長は13日の会見で「感染対策をしているところは積極的に出るようにしたいと考えている」と述べ、問題はないとの認識を示した。

この日の会見では「新年会や会食を自粛する企業もあり、市民が混乱する」との指摘があったが、加藤市長は「トップの方針があり会社のそれぞれで対応している」としたうえで、「本当にこのままで飲食店がやっていけるのか。感染防止対策と反対の面も考えなくてはいけない。家族との会食はぜひしていただきたい」と強調した。
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加藤市長は以前から、打撃を受けている飲食業を応援する見地から、きちんと感染防止対策を打った会合を自粛することはない、と公言しています。ですから地元紙なども今更ニュースにする意味はないとみていたのだと思います。


TV映像を見ると、円卓にはびっしりとアクリル板が立ち並び、会場も相当に気を使っているように思えます。運用と参加者の振舞いによって相当にリスクを少なくすることは出来るはず。


非難の声が多く、現在の状況ではなかなか賛意を得られにくいと思いますが、私のような業界の者にとっては、責任ある立場の人が言いにくいことを言ってくれることはありがたいです。飲食が一方的に悪者にされ、営業の自由が侵されていることが当たり前だと思ってほしくありません。自分たちが自粛警察化していることを、日頃リベラルを気取っているメディアの方々はどう考えるのでしょう。

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完熟の味食べもの

20210114



年末に、小ぶりで美味しそうなメロンを頂戴しました。箱に記載された食べ頃は、12月25日。でもせっかくだからお正月に食べようと、もう少し取っておくことにしました。こんな寒い時期ですからそう簡単に傷むこともないでしょう。


ところが、特に理由はないのについつい食べそびれ、三が日を過ぎてもずっと手付かずのままに。(理由はあります。飲酒しながら夕餉をしっかりいただいてしまうと、果物の入る胃のスペースがないため)


今日こそは食べよう、と言いながらいつの間にか松も取れ、成人の日も過ぎてしまいました。さすがに限界だろうと箱から出してみますと…


メロンの玉をつかむと、ぐにゃぐにゃに感じるほど柔らかく熟しています。ナイフで切るにもちょっと困るくらい。軽くつかんで絞るだけで、全部メロンジュースになってしまいそう。


これがですね、もう最高の味だったのですよ。表面の皮のギリギリまで、どこを食べてもじゅわじゅわと染み出すおつゆ。品よく甘くて爽やかで、甘露ってこういう時のための言葉なのかと思ったほどです。お皿に落ちた果汁までしっかりいただきました。


元のメロン自体がとてもいいものだったのでしょうけれど、よく言われる「腐る寸前が一番美味い」ということですかね。(本来は肉類に使う言葉ですが)もう一日置いたらアウトだったでしょう。これまでに食べたメロンの中では、比べようもなく最高の味だったと申し上げます。


真似をして、もしダメにしてしまっても、文句言わないでくださいね。

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分断ここに極まれり日々雑記

20210113



この一週間はとてもいろいろなことがありましたが、正月ボケでブログを書く気にならず、ようやく書き込み用のページを開いております。仕事的には緊急事態宣言のことなど書くべきでしょうが、今日は別のこと。


選挙結果を受け入れずにゴネまくっていたトランプ派ですが、いよいよ任期満了を目前にして、連邦議会議事堂を多くの支持者たちが襲撃、占拠するという信じがたい暴挙に出ました。トランプ自身が煽ったと言われます。


暴徒にも警察にも死者が出ていて、暴徒たちは議場やペロシ下院議長のオフィスで我が物顔の記念写真を撮り、PCや重要書類を盗み破壊しました。軍事情報などの国家機密もあるらしいですよ。


言うまでもなく世界中の顰蹙を買っています。民主主義のお手本を自任していたアメリカでこんなことが起きようとは、世も末です。暴徒が黒人だったら警備隊が容赦なく射殺していたはずだなどと言われていますが(私は手放しで同意はできません)警備が我々のイメージから見るとかなり緩く、暴徒たちを易々と建物内に入れてしまった様子は動画などで確認できます。

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(wikipedia) 侵入者の多くがトランプの選挙スローガン「Make America Great Again」の文字の入った赤い野球帽をかぶり、星条旗や「TRUMP 2020」の文字が入った青い旗を掲げていた。
 中には武器を所持した者や、窓を割って侵入した者、上院本会議場に侵入して議長席に座った者、下院議長の執務室に侵入し、勝手にひっかきまわした者、バイデンの就任式に備えて組み立てられた足場に上って「われら人民は首都ワシントンをひざまずかせる。政権はわれらのものだ」などと書かれた旗を掲げた者、「2021年1月6日 MAGA内戦」と書かれた服を着ている者、南軍の大きな旗やナチスのエンブレムを持った者もいた。
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銃の所持が認められているアメリカでこんなことが起こるとは、一歩間違っていたらと背筋が寒くなります。オウム真理教事件を思い出します。


さすがにこれを見て、共和党支持者の中にもトランプとの縁を切るという人はいるわけですが、トランプを変わらず熱狂的に支持している人も相当の割合でいるのです。理性はどこに行ってしまったの。政策でも言葉でも人々を敵と味方に分けることで政治を行ってきたトランプの生んだ結果です。ロクな引継ぎもしないでしょうし、次期大統領バイデンも大変な置き土産をもらうことになります。


これまで好き放題のフェイクを書きなぐっていたトランプのアカウントをtwitter社が永久利用停止にしたとか、それはそれで議論を呼んでいますが、この男がまだ一週間、核のボタンを手にした最高権力者でいるという現実。いったい何をやらかすのか。


しかし今の分断は、アメリカだけのことではないですよね。コロナの影響も少なからずあるでしょう。世界がおかしな方へ向かっている不安を感じます。

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スマホデビュー日々雑記

20210104



あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお付き合いのほど、お願い申し上げます。


これまで周囲の冷たい視線にもめげずに二つ折りのガラケーを使ってきましたが、いよいよ潮時かと思いスマートフォンに乗り換えることにしました。


ふた月ほど前にdocomoの人から電話が掛かってきて、今ならガラケーからスマホへの乗り換えが有利です、らくらくスマホなら操作も簡単ですよと親切にもお勧めいただきました。


私、まだ50代ですので高齢者向けの機種を使うほどの歳にはなってないです。普通ので十分です。ガラケーの他にタブレットを日常使っていますので、使い方に困ることはありませんよ!たぶん。


それでも初期設定には手助けをしてもらいながら、一通りのものはセットアップでき、一昨日の夜から使っております。ちなみに掛かってきた電話はまだ1本だけです。


フェイスブックを登録したら瞬時に、3人の方から友達のお誘いが届いたのにはちょいとびっくりしました。(昼間観た映画にザッカーバーグのそっくりさんが出てきたものだから、余計に)ふーむ、ネットワークちゅうのは、こういうもんですか。時代ですね。


古い頭ですが、早く習熟していきたいものです。

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