新年会、飲食なししごと
20210117
新しい年になってから、自社のものを含め5つの新年会に出席しました。普通なら当然、会の後半は酒席となるところです。コロナ禍の今年はどれも飲食なし。持ち帰り用に折を用意していただいた会もありましたし、潔く(?)全くなしとした会もありました。
当社も新年会は大切な行事と考えて、例年はオードブルやお寿司を取ったり扱っている商品を使ったりして社内で行っています。今年はどうしようか大変迷いましたが、社員やご家族が安心できない状況では実施は不可能と考えて、懇親会は行いませんでした。残念でした。
新年会の飲食需要は忘年会に比べればずっと小さいものですが、当社にとってはただでさえ売り上げの少ない1月において、貴重な機会です。忘年会という最大のマーケットが消失してしまった年末に続いて、とても痛い、痛いね。
そんな中での報道。フジ系TVが話題にし、その後他メディアも追随しました。
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(朝日新聞)長野市の加藤久雄市長が、9日に同市内のホテルで200人規模で開かれた企業の新年会に出席していたことがわかった。加藤市長は13日の会見で「感染対策をしているところは積極的に出るようにしたいと考えている」と述べ、問題はないとの認識を示した。
この日の会見では「新年会や会食を自粛する企業もあり、市民が混乱する」との指摘があったが、加藤市長は「トップの方針があり会社のそれぞれで対応している」としたうえで、「本当にこのままで飲食店がやっていけるのか。感染防止対策と反対の面も考えなくてはいけない。家族との会食はぜひしていただきたい」と強調した。
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加藤市長は以前から、打撃を受けている飲食業を応援する見地から、きちんと感染防止対策を打った会合を自粛することはない、と公言しています。ですから地元紙なども今更ニュースにする意味はないとみていたのだと思います。
TV映像を見ると、円卓にはびっしりとアクリル板が立ち並び、会場も相当に気を使っているように思えます。運用と参加者の振舞いによって相当にリスクを少なくすることは出来るはず。
非難の声が多く、現在の状況ではなかなか賛意を得られにくいと思いますが、私のような業界の者にとっては、責任ある立場の人が言いにくいことを言ってくれることはありがたいです。飲食が一方的に悪者にされ、営業の自由が侵されていることが当たり前だと思ってほしくありません。自分たちが自粛警察化していることを、日頃リベラルを気取っているメディアの方々はどう考えるのでしょう。