大晦日雑記日々雑記
20170106
年末の記事に書いた梅も、3日ほどで見事に満開となりました。読者の皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお付き合い下さいませ。
穏やかな、本当に穏やかなお正月でした。昨年11月に時ならぬ降雪があって以来、雪らしい雪はまったく降っておりません。気温も高めで過ごしやすく、あちこちで人出もあったようですね。おかげさまです。まさかこのまま雪無しの冬ということもないでしょう、備えはしておかなくてはなりませんね。
年が明けてもう何日もたつのに、大晦日ネタで恐縮ですが…。
この日は近くのスーパーの売り場を見て歩くのが常です。中南信の年取り魚はブリ。何日か前に「ちょっと今年は不漁かも…」という話を聞いていましたが、やはり店頭に並んでいるのは「解凍」と表示されたものが多く、鮮ブリの調達は難しかったようです。
年取りの食卓はますます多様化しており、霜降りの牛肉や蟹のボリュームは年々増えているように思います。お寿司もお店によっては飛ぶように売れていました。揚げ物オードブル盛りもやっぱり人気ですね。我が家ではブリをメインに魚介と野菜中心の食膳で、日本酒をゆるゆるといただきます。
紅白歌合戦、本気で観てはいませんが今回は??の連続で、狙ってやっているのか周回遅れなのか、よくわからないところがありました。SMAPのために確保しておいた時間が余った分が、タモリとマツコの変てこなコントになったのでしょうか。ピコ太郎がこれからというところでいきなりニュースになったり、シン・ゴジラを歌で追い払ったり、次から次へとよくやってくれました。
極めつけは審査員の投票、視聴者も会場も圧倒的に白だったのに、特別審査員がどういう投票行動をとったのか赤組勝利になったのは、まさに一票の格差を思い知らせる結果となりました。紅組司会者の有村架純も(この人、ちょいとふっくらした?)目を白黒でした。
昔の紅白歌合戦は、直前まで行われていたレコード大賞の後を受けて9時スタートだったと思います。この頃の2時間50分くらいがいいところではないですかね。4時間を超すのはちょっと長すぎて、番組もダレるような気がします。
何だかんだ言いながら平和に年を越せたこと、まことに結構。今年がこうして平和な一年になることを願います。
松竹梅日々雑記
20161229
あと1日で仕事納めです。
正月準備も進んできています。毎年正月飾りを作ってくれるM君、今年も見事な門松と注連縄を玄関に飾ってくれました。
年末にいつも盆栽を送って下さるD社さんから、今年は「松竹梅」が届きました。毎年ありがとうございます。一つの鉢に、松、竹、梅が一堂に集まった、大変凝ったものです。写真でおわかりの通り、梅がメインで、松と竹はとても小さなミニチュアサイズですが、立派に松竹梅揃いになっています。
事務のIさんが丁寧に水をやったり世話を焼いてくれるので、以前はなかなか長持ちさせることができなかった盆栽も、1年以上、ものによっては3年以上も楽しめるようになりました。(まったく余談ですが、長野市を中心にした北信地域では草花に水をやることを「水をくれる」というのですね。すごい語感だ。「くれてやる」という言葉もありますが…)
写真では梅の花が既に半分近く咲いていますが、暖かいところに置いていますので、一両日のうちに満開になると思います。ちょうど会社のお休みと重なってしまいますね。
この記事で今年100本目の更新になりました。大台越えは4年ぶりです。夏場にミャンマー・タイ関連でいくつもの記事をupしてから、勢いがついて更新ペースがちょっとだけ早くなりました。来年もまた、よろしくお付き合い戴きますよう。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。
2016年ヒット商品番付 (2)日々雑記
20161216
続きです。前頭以下は書けるネタのみで。
小結(東) 大谷翔平
今年のこの人が小結では役不足でしょう。ホントに凄いやつですよね…まさにモンスター。投打の兼任を認めた日本ハム球団の先見の明にも拍手。再来年には大リーグ、と言われているようですが、大リーグでも両刀使いを認めてくれるチームがあるでしょうか。いやいや日本でもっと彼を見たいです。
小結(西) 広島(5.30)
25年ぶりのセ・リーグ制覇だけでなく、オバマ大統領の広島訪問は時代の大きな転換点になったと思います。「この世界の片隅に」も広島だし。
前頭 トランプ現象(3.4、11.9)
いざ大統領になることが確定したら、覚悟していたほどの(あくまで限定つきで)滅茶苦茶でもないようにも見えます。でも就任したらどうなるかわかりませんよ。台湾をめぐって中国と駆け引きしているのは、注目ですね。オバマは中国がどんな狼藉を働こうが、野放しの我関せずでしたから。
前頭 小池百合子改革(9.6)
選挙で圧倒的支持を集め華々しく都知事デビューしたのは鮮やかでした。しかし豊洲問題では自己PRに終始し何ら前向きな解決を得ることなく先送り。盛り土がどうのこうのと、本質とは無関係なことにこだわって関係者に多大な迷惑をかけています。オリンピックでも思いつきの提案が目立ち、森喜朗氏に手玉に取られている印象さえありますね。巻き返しの一手はあるか。
前頭 低価格消費
「しまむらや100円ショップで掘り出し物探し、外食の低価格メニューが支持を集めるです」って。アベノミクスは、どうしたの?
前頭 インスタ映え消費
これはわかります。私も、ブログネタにしたいが故にユニークな商品を買ってみたりすること、ありますもの。(実際には記事にしないことも結構あるのですよ)肉山盛りのローストビーフ丼も、インスタグラムで拡散したことで全国的なヒットメニューになったのですから、馬鹿にできないです。
前頭 民泊
今一つピンときません。営業として民泊業を行うとは?ホームステイの仲介ぐらいのことなら理解できるんですが。果たして経済効果がどれほどあるのでしょうか。泊める側泊る側、双方どれだけ信頼できるのか。民泊が日本社会に馴染むのは簡単ではないと思います。
前頭 ダイソン・スーパーソニック
扇風機同様、どうやってあの構造から風が吹くのかわかりません。誰か教えてください。
前頭 カップヌードルリッチ(6.1)
第3弾「無臭にんにく卵黄牛テールスープ味」も発売されました。名前が長い。やっぱり「フカヒレ」が人気のようです。
ところで番付には「真田丸」が入っておりません。少なくとも前頭上位くらいにはランクインしていいと思いますが…
2016年ヒット商品番付 (1)日々雑記
20161215
今年の漢字に「金」が選ばれたとのこと。オリンピックの年はいつでも金ですか。感慨も驚きも全く感じませんな。投票で選ぶのに適したものと、そうでないものがあるでしょう。もうこんなイベントを、メディアで取り上げる必要もないのでは。識者が選んだ「うーん、なるほど」と唸らせるようなものを、どこか他所の企画でやってみては。
さて恒例、日経MJ紙の「ヒット商品番付」が先日発表されております。今年も感想など。日付が入っているのは、その時の当欄で扱ったものです。
横綱(東) ポケモンGO(7.24)
文句なしの横綱。ただ話題がしぼむのも、かなり早かった印象があります。今も皆さん毎日のように楽しんでいるのでしょうか。運転中にやるのは、勘弁してほしい。
横綱(西) 君の名は。
大関(東) シン・ゴジラ(8.19)
両方を東と西に置けば番付として納まりが良かったとは思いますが、前者が200億を超える大ヒットになっては、同格にするわけにもいかなかった苦渋の選出ですね。「君の名は。」は夢のある、素敵な映画だと思いました。絵の美しさは素晴らしいし、ストーリーもなかなか良いですね。ちゃんとすれ違いの映画になっていますし(笑)。飛騨市をはじめ聖地巡礼が盛んなようですが、諏訪湖にはあまり似てないような気がします。
大関(西) AI
海堂尊のバチスタ・シリーズの読者としては、エーアイ、といったら「死亡時画像判断(オートプシー・イメージング)」でしょう。それはさておきこの言葉、意味が広すぎてよくイメージできにくいです。スピルバーグの映画からもう15年もたつのですね。
張出大関(東) ピコ太郎(PPAP)
どこがこれほどまでに受けたのか、本当に不思議。
張出大関(西) リオ五輪(8.8、8.17)
メダルもたくさん取ったし、良かったんじゃないですか。マーケティングの文脈で「ヒット商品」と言えるのかどうか、よくわかりません。
関脇(東) 日産セレナ
関脇(西) PSVR
車ネタもゲームネタもパス。本当に知らないんだもの。
最高齢バーテンダー日々雑記
20161120
札幌に「BARやまざき」という有名なオーセンティックバーがあります。私は太田和彦氏の著書「ニッポン居酒屋放浪記・望郷編」でこの店を知りました。少し引用してみます。
----------------------
ロングカウンター、77歳の山崎達郎さんを中心におそろいの赤いタータンチェックのベストで四人の弟子が並び、胸に実習生の札をつけた子もいる。先輩格らしい人のつくったジントニックを飲んでいると、山崎さんが来て我々の前に立った。(中略)穏やかに見えた山崎さんはカクテルにかかると一変した。動作は驚くほど素早く、シェイカーはみるからに力強く振られてたちまち霜を吹き、間髪を入れずグラスに注がれ瞬く間にできあがった。
----------------------
著者がBARやまざきを訪れたのは97年頃のようです。このとき山崎さんは既に77歳。その後dancyuでも紹介されたこの品格ある名店を、いつか訪れてみたいと思っていました。たんにお年寄りだから凄いのではないですよ。札幌のBARの草分けとして大勢の弟子を輩出し、歴史を作ってきた人なのですから。
願いが叶ったのは08年10月のこと。家族で北海道旅行をしたとき、夕飯においしい北国の幸を腹一杯食べた後、子供をホテルで留守番させて妻と二人で出かけました。
結構大きな店で、ほぼ満席。それでも空いていたカウンターに座りますと、写真で見ていた通りの赤いベストを着たお爺さんがにこやかに、しゃんと背を伸ばして立っておりました。このとき山崎さんは88歳くらい、お店の人が「耳が遠くなりましたが、今でも毎晩お店に出ているんです」と。さすがに自らカクテルを作る場面は少なくなったそうで、指名で作っていただくのも恐れ多いと思い、それでも名物爺にお会いできて嬉しかったのですが。
山崎さんの切り絵(シルエット)は有名で、太田氏の本にも登場します。隣に座っていた先客が切ってもらっていたのに勇気づけられ「私たちのもぜひお願いします」と図々しくも頼んでしまったミーハー夫婦。快く鋏を取った山崎さん、黒い紙をニ枚重ねて構え、すっすっと滑らかに手を動かし、あっという間に二人の切り絵が完成しました。
二枚重ねですから同じものが同時にできます。一枚は私たちに、もう一枚はご自分のアルバムへ納められるそうです。「最近あまり整理ができなくて」と言っておられました。それぞれ通し番号がつけられています。妻は№42653、私は42654。
このとき何のお酒を飲んだかは忘れてしまいましたが、切り絵は札幌の夜の楽しい記念となりました。
ちょっと前に妻と「そういえば山崎さん、お元気なのかなあ」と話しました。訃報を新聞で見たのはそれから一カ月もたたないうちでした。11月4日、96歳だったそうです。ほんの1時間かそこらのことでしたが、私たちに素敵な思い出をいただいた山崎さん。ご冥福をお祈りいたします。
関連リンク: BARやまざき
まさかのトランプ日々雑記
20161109
まさか本当にトランプが大統領になるとは…!アメリカの大統領選挙は驚きの結末になりました。
世界を驚かせ(呆れさせた)イギリスのEU離脱から半年足らず、民主主義の「先進国」で、またしてもすごい選択がされました。前者はそうは言っても、イギリス自身の問題でしょうから笑って見ていられましたが、アメリカ合衆国大統領は世界の最高権力者です。諸国に及ぼす影響は、計り知れません。
しかし日本にいる私たちは、選挙期間のさまざまな空気に接する機会もなく、ただメディアの情報を鵜呑みにするしかなかったわけです。そこにどんなバイアスがかかっていたか、ヒラリー贔屓の報道がずっと行われてきたか、疑うことができませんでした。
「トランプ氏大逆転」なんて見出しの記事もありましたが、逆転なんかではなくて、実は以前からトランプはリードしていたのかもしれませんよ。世論調査でも、人前でトランプ支持とはなかなか言いにくい隠れトランプ派が一定数いるのでは、なんて指摘されていましたし。
ヒラリーがどれほど国民(の半分)から嫌悪されていたのかも、現状の政治に絶望しトランプの過激な発言に快哉を叫んでいた人々の気持ちも知らないで、ただ自分の常識、価値観の違いに立脚した一方的な見方を私たちはしてきたのかも知れません。だからといって、トランプがとんでもない奴だという評価を、すぐに変えるつもりもありませんが。
さて気になる今後です。まさか万里の長城ならぬ国境の壁を本当に作るとも思えませんが、私たちに密接に関係する日米関係は、TPPは、アジアの安全保障は、駐留米軍の負担は、どうなるのか?TPPはきっとご破算でしょうなあ。沖縄の基地はどうでしょう。
アメリカの言うことを聞いていれば悪いようにはならなかったこの数十年、私たち日本人がいろいろな意味でぬくぬくと守られてきた「戦後」を、見直す契機にならざるを得ないのでしょうね。現政権の外交力が、いよいよ試されます。
勝利宣言の時、トランプの後ろに立っていた美少年。きょろきょろそわそわと終始落ち着きなく欠伸をしたり、もう気になって話の内容が頭に入りませんでした。あれは誰?トランプの孫?と思っていたら、息子のバロン君(10歳)だそうです。向こうは午前3時、可哀想に、そりゃあ眠いのも無理ないわ。
ハロウィンって何の日?日々雑記
20161031
今年もやってきたハロウィン。昨年の狂騒ぶりは記憶に新しいところです。(ブログにも書きました。15.11.1)
渋谷駅前の交差点では「仮装でなく本物の警察官が」昨年以上に大勢動員されて警備に当たったとのこと。この週末は、かなり広い範囲を歩行者天国にしたこともあり、大混雑で身動きが取れないようなことはなかったみたいです。まあ本日(ほんび)は今日31日なのですが。
ハロウィンとはいったい何の記念日なのか、何度訊いても忘れてしまいます。Halloweenは古代ケルト人の行事が起源だとか。彼らにとって10月31日は一年の終わりの日、同時に夏の終わり・冬の始まりを意味し、この時期に現われる精霊や魔女を追い払うため、仮面を被ったり焚火をしたりしたそうです。こういう季節ですから当然、収穫祭の意味もあります。
カトリックの「諸聖人の日(万聖節)」という祝日が、ちょうど同時期に重なって設定されているのですが、じつはハロウィンはそもそもキリスト教とは関係ないお祭りなんですと。そうか、関係ないのか…。ハロウィンを「万聖節」と訳す例は、よく見かけますが、これは間違いだってことですね。キリスト教では宗派によって、どの程度ハロウィンを許容するかまちまちだそうです。
昔ケルトに布教しようとしたキリスト教の戦略について、wikipediaに興味深い記述があります。いわく、
…古代の冬至祭に対抗してクリスマス、ケルトの祭に対抗して諸聖人の祝日を持って来た教会の戦略は「ライバル店舗の目と鼻の先に新店舗を作って盛り上げ、ライバル店を潰そうとする外食チェーン店やコンビニみたいな戦略」と。その上で、クリスマスは「ライバル店側が消えた(異教側の祭が消えた)」例、ハロウィンは「ライバル店側が残った(異教側の要素が残った)」例だと。
これは一つの説で、確定したものではないようですが、面白いと思います。
日本記念日協会の推計では、今年の市場規模は前年比10%増の1345億円で、バレンタインの1340億円を上回っているとか(記念日協会にそんな計算をする能力があるのかな?)。菓子業界から見ると、ハロウィンとバレンタインではまだまだ相当な開きがあるように思えますけど。チョコみたいな目玉商品を作れるかが、今後を占うポイントでしょうね。カボチャではちょっと弱いんじゃないでしょうか。
雨また雨日々雑記
20161010
9月の長雨が、10月になってもまだ尾を引いているようなお天気です。こう休日のたびに降られたのでは、本当にかないません。人出が多いか少ないか、当社の仕事にも大きく響きます。
昨年は「シルバーウィーク」なる大型連休がありました。天候にもまあ恵まれ、紅葉見物やさまざまなイベントに人も動いて、観光地にはたいへん嬉しい連休になりました。
今年は曜日が動いて大型連休は飛び石になり、しかも台風の影響で連日の雨。9月の一ヶ月間で陽光を見たのはいったい幾日あったかね、と指を折って数えるありさま。
体育の日を含むこの連休も、今日こそ晴れていますが(10月10日は、晴れの特異日!さすがです)昨日の未明など、窓を叩く吹き降りで眠れないほどでした。
幸い夜が明けてから何とか雨は止み、駒ヶ根市街地で行われた「商工まつり」「子育て地蔵尊まつり」などさまざまな行事が無事に行われました。本当にテントが吹き飛ぶかというような風でしたからね、心配しましたよ。上の写真は、街のポイントカード「つれてってカード」の交換に並んだ人たちです。
長雨のせいで今年は不作だと言われていた松茸が、概ね二週間遅れで一斉に出てきました。お値段も、例年より幾分安いようです。このままカラッとした秋晴れになってくれると良いですね。
裸の再出発日々雑記
20160929
今朝の日経の全面広告、ご覧になりましたか。宝島社のイメージ広告、いつもユニークなアイデアで話題を呼んでいます。会社で新聞を開き、パッと目に飛び込んだ女性のセミヌード。はじめ何かファッション関係の広告かと思い(日経にはしばしばファッションブランドの大きな広告が出ます)、そのあと写真の右上に置かれた「宝島社」の文字に気づいて、ほほう、なるほどと思いました。(何がなるほどなのか、この時点でまだ全くわかっていない)
その時はモデルの女性が誰かなんてことに興味も持たず、私でも知っているような有名人だとも思わず、細くて綺麗な人だなあなんて思っただけです。昼ごろにネットを開いてベッキーだと知り、驚きました。改めて写真をみても、なかなかご本人に見えません。髪をバッサリ切っていますし、横顔だと、あのぱっちりお目々がわからない。
今年前半の芸能ネタを独り占めした感のある、ベッキーです。「ゲスの極み」も「センテンススプリング」も流行語となり、ご本人は釈明会見が嘘だったとして叩かれまくり大炎上し、TV番組もCMもすべて降板の憂き目を見ることとなりました。私は特にファンではなかったですが好感は持っており、いくら何でも可哀想だと思っていました。
果して芸能界復活はあるのか、ひょっとして脱ぐんじゃないかなんて言われたりしていましたね。本当に脱いだ…まあ、世間が想像するのとはまるで違った形でしたが。
反響を呼んだ広告でいろいろな媒体が取り上げています。中に「一糸まとわぬ姿」と書いたメディアもありましたが、さすがにこの写真で一糸まとわぬはないでしょう。
「あたらしい服を、さがそう。」というコピーがついています。それまでのイメージ、それまでの自分を捨て、まっさらな気持ちで再出発をしよう、ともとれます。表情がいいですね、気負わず自然な感じで、しっかりした意志を感じさせながら決して攻撃的にも悲愴にもなっていない。とてもいい写真だと思います。
この広告が、再出発の一歩となるでしょうか。
大口の病院日々雑記
20160927
毒入りの点滴によって、高齢の入院患者が相次いで殺されたとされるニュース。まったく不気味な話で、入院中の方やご家族をはじめ、ご近所の人たちもさぞかし不安な思いでしょう。
渦中の「大口病院」ですが、私は大学卒業してから大口(横浜市神奈川区大口仲町)に5年間住んでいたのです。大口には当時勤めていた会社の寮がありました。
そればかりか、なんと30年前この病院に入院したことがある…といったら驚くでしょう。足の爪が「巻き爪」になってしまい、ちょっとした手術をして3日ほどの入院をしたのです。
あの病院がいったい何てこった、それでも確認をと思ってネットで地図をよく見てみましたら、違った、私が入院したのはやはり大口駅のすぐ近くにある「大口東総合病院」でした。たいへん失礼しました。あのときの手術では親指の生爪をメリメリと剥がされ、えらい目に遭いましたよ。足の指先の麻酔なんて、全然効かないね。
地図にある場所に「大口病院」が当時からあったのかどうか、毎日通る道ではなかったので、ちょっと記憶にありません。駒ヶ根に帰ってきてから「大口」という地名を耳にする機会は全然なかったので、ほとんど思い出すこともなくきました。
大口は横浜駅までJRでわずか2駅と便が良く、寮からはちょっと歩けば京浜急行の子安、東横線の妙蓮寺まで行くこともできました。寮は高台にあって、時には横浜港の汽笛が聞こえたり、まずまずの環境だったと思います。建物はボロでしたがね。今はもうとっくに寮はありませんが、久しぶりに近くを歩いてみたい気がします。
大口病院の4階病棟では今年になってからトラブルが頻発し、この3か月では50人が亡くなっていると伝えられ、底知れぬ闇を感じます(この病院は終末医療を中心にしているそうですから、ありえなくはないかのも知れません)。一日も早い犯人逮捕と真相究明が待たれますが、どんな恐ろしい実態が明らかになるのか、怖いことです。