1000本目の記事日々雑記
20191005
2010年4月6日に当社はホームページを開設し、同時に本欄「おいしいことなど徒然と」もスタートしました。今日のこの記事は、ちょうど1000本目の記事となります。
世の中には毎日欠かさず長文のブログを書いている方がゴマンといるわけで、そうした方々に比べれば全然大したことはないのですが、それでも1000本というのはよくやったと、自分を褒めてやりたいです。
本欄の右側に「月別アーカイブ」を示す欄があって、年ごとの記事数が出ています。初年度は9か月で136本と二日に1本ペースで頑張っていましたが、4年目の3月からペースが大幅にダウンし、7年目から再び頑張り始めて現在の更新頻度になっています。今は年間100本、週2本ペースを目標にしています。
個人的なことやら趣味の事やら、題材にはあまりこだわっていません。もっと「おいしいこと」の記事が多くてもいいのかもしれませんね。会社のホームページで社長として書いていますから、あまり品格に欠けるようなものにはなるまいと気をつけてはいます。成功しているかどうかはわかりませんが。
記事を書くときは、結構考えます。内容にもよりますが、一つの記事にときには1時間くらいかけていますかね。(そんなにかけてこれですか!?)時間帯としては夕方に会社で書くか、自宅で寝る前に書くことが多いかな。あることについて書こうと思ってタイトルだけ登録し、しかし結局そのままお蔵入りということも時々あります。
本欄の読者がどのくらいいらっしゃるのかは、私にとって、もちろん大きな関心事です。一日に何人の方がこのページを見ているかは企業秘密ですが、そう多くはないと申し上げておきます。毎日更新するようになれば、一日当たりの読者の数は飛躍的に増えるでしょうがね。
1000本書くのに9年半かかりました。読者の皆さんに改めて感謝いたします。これからもどうぞよろしくお付き合いください。画像は千夜一夜物語にちなんで、ロストロポーヴィチ/パリ管弦楽団の「シェエラザード」。この演奏、大好きです。
ビリギャルのお話日々雑記
20191001
「学年ビリのギャルが一年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」。この体験記はふてくされた顔をした金髪JKの広告でお馴染み、ベストセラーになり、有村架純主演で映画化もされました。
ビリギャルご本人、小林さやかさんの講演を聴く機会がありました。ロータリークラブ主催で若い人たち対象の勉強会「RYLA」にて。
小林さやかさんは現在31歳。慶大総合政策学部卒業後、大手ウェディングプランナーの会社を経て独立、現在は講演活動やイベントの企画で活躍中である由。講演の対象が高校生から20代の若い人ということで、非常にくだけた語り口で奔流のようにお話をされました。
中高大一貫校に進学後、勉強の目的を見失って遊んでばかり。喫煙が見つかり退学寸前まで行ったことも。そんな彼女のすべてを受け入れ味方になってくれたのは、彼女の母親、そして高2の時に出会った塾講師の坪田信貴氏。いかにしてこのビリギャルが慶應を目指すことにしたのか、きっかけは(当時慶應に在学中だった)嵐の桜井君と話ができるかも!ですって。
軽い気持ちで「私、慶應に行く!」と言ったはいいが、最初は小学校4年のドリルから始めたとか。7割しかできなかったドリルを意気揚揚と坪田先生に持って行ったら、「すごいね~、1年くらいかかると思ってたのに、1週間でできちゃうなんて!」と褒められて嬉しく、さらに猛然と5年生のドリルを始めたそうな。
塾と家庭で1日15時間勉強し、学校の授業でしか寝る時がない。呼び出されたお母さんは学校の先生に「うちの子は全然寝ないで勉強しています、せめて学校でだけでも寝させてやらないと死んでしまいます」と言ったそうです。
講演はこんな感じで「コーチング」次第で人はいくらでも伸びる、ということでした。コーチングは大切な人を目的の場所まで連れて行くこと。本人に徹底的に自己肯定感を持たせ、具体的でワクワクする目標を設定する。ビリギャルのお話は、聞く人本人が不可能を可能にすることもさることながら、誰かを助けてあげるために何をしたらいいか、ということだったのですね。
そこまで苦労して入った慶應で、どれだけ実のある勉強や活動をしたのか、あるいは期待外れだったのか、講演ではまったく触れられませんでした。ここは大事なところでいささか残念でしたが、彼女の前向きな姿勢には、大いに見習う所がありました。
もう奇跡じゃない日々雑記
20190928
本欄の読者の方から「ラグビーワールドカップのネタは書かないの?」と訊かれました。ラグビーは好きですからどこかで書くつもりだったので「こんどアイルランドに勝ったら書こう」と返事をしました。いやまさか、本当に勝ってしまうとは。
今日は仕事だったので夕方の試合開始には間に合いません。結果を見ずに録画を見て楽しもうと思っていたのです。ところが偶然結果を目にしてしまい、地団太を踏むことに。勝ったのだもの、文句を言っても大人げないか。
そういうわけでビールを用意し、仕切り直しで試合を最初から観戦です。
良いゲームでした。先日のロシア戦のドタバタが嘘のよう。特にフォワード陣、リザーブのリーチ主将が出てきてから雰囲気が変わりました。前半2トライを奪われ、敵ながらさすがだと思いましたが、何度かいい場面を作り、ペナルティキックで一歩一歩取り返し、9-12で折り返し。何だか前評判ほどの力の差はないようにも見えます。
後半はさらに日本代表の見せ場が続きます。相手の攻撃を鋭い出足とハードタックルで止め、力強いフォワードの突進で陣地を奪い、連続攻撃でチャンスをうかがいます。相手守備を見事に崩し途中出場の福岡堅樹が左隅に逆転のトライ!
福岡はその後も相手ボールをインターセプトし、あわや独走トライかという見せ場を作りました。フィジカルでアイルランドにまったく引けを取らなかった日本代表、後半は相手を無得点に抑える堂々たる試合ぶりで、結局19-12で勝利を手にしました。姫野、具、堀江らの活躍が光りました。
4年前のワールドカップで南アフリカに逆転勝ちし、ラグビー史上に残る大番狂わせを演じてから、ここまで前回をも上回る猛練習を重ね、さらにチームの底力を上げてきました。こうして優勝候補を食って見せた日本代表。NHKのアナウンサーは「もう奇跡とは言わせない」と名セリフを吐きました。
この豊原謙二郎アナ、前回大会の南ア戦でも実況を担当し、最後の劇的な逆転トライに絶句して(意図的なのか、感極まって泣いてしまったのか。後者に違いないと思う)視聴者の感動を呼び起こした人です。こんなビッグゲームを二度も担当するとは、何か持ってますよね。
これでリーグ戦突破も見えてきました。サモア、そしてスコットランドを相手にどんなゲームを見せてくれるでしょうか。
御嶽海、二度目の優勝日々雑記
20190923
応援しても応援しても、変なところで裏切ってくれる我らのヤンチャ坊主御嶽海、秋場所で二度目の優勝を果たしました。同県人としては嬉しい限り。
今場所は2横綱1大関が休場と上位陣不在の場所で(最近休場力士、多いですねえ)好成績のチャンスではありました。初日にいきなり土がつき、またかと思いましたが幸いにも連敗することがなく、終盤までしっかり優勝争いに絡んできました。
千秋楽のTV観戦、控えにいるときから何だか今日はいい顔してるなあと思って見ていましたが、千秋楽の本割で遠藤、優勝決定戦ではライバル貴景勝を堂々たる一気の横綱相撲で下し、見事に優勝を決めました。
(この一戦で貴景勝は大胸筋を痛め、大関復帰の九州場所にもかかわらず出場が危ぶまれるそうです。何ともお気の毒。これで貴景勝に怪我させてしまったのは二度目。もちろん御嶽海に責任なぞありませんが、因縁でしょうか)
支度部屋へ帰るときには付け人や同門の大関、栃の心と抱き合い、インタビューでは「部屋の人たちが朝から優勝したときの準備をしていたので、これは勝たなきゃと思った」と笑いを取る。彼、愉快で、良い奴ですねえ。
素質に恵まれながら、いろんな人から稽古嫌いを指摘されています。往年の横綱輪島以来でしょうか。本当にそんなに稽古が嫌いなのかどうか知りませんが、そろそろ眠れる獅子も目を覚まさなければならない頃です。太りすぎとも言われていましたが、今場所は体をいくぶん絞ってきたようにも見えました。
「初優勝(昨年名古屋場所)したのはまぐれ、今回は目標に向かって頑張った結果」だと言っていました。ヤンチャ坊主も大人になってきたということでしょう。横綱大関陣が戻ってくる来場所こそが勝負です。ここで決められなくては、ずっとこのままですぞ。大いに期待します。
マラソン一発勝負日々雑記
20190915
マラソンのオリンピック代表を決めるレース、グランドチャンピオンシップ。勝敗の行方に加えて、私自身しばしば運転したり立ち寄ったりするポイントをたくさん通るコースも含め、朝から半日楽しませてもらいました。
五輪の選手選考は、毎回のように物議をかもしています。理由は簡単で、3人の代表を選ぶのに選考レースが4回(前年の世界陸上+国内3大会)あったから。条件の異なるレースの4人の優勝者(国内最高位の選手)から3人を選ぶのですから、そりゃ当然揉めますし、選ばれなかった人は納得いきませんよね。
選考大会を統合すればいいと思うのですが、各大会を主催しているメディアにとっては、自分のところのレースが代表選考会になるかならないかで注目度は大違いですから、譲れません。そんなわけで、長年にわたって不合理な状況が続いてきたわけです。
男女ともしばらく五輪のメダルから遠ざかっている状況で、東京五輪に当たってはしがらみを捨て、実力本位の一発勝負で代表を決めようということになりました。猛暑となる本番に向けまだまだ暑いこの時期に、本番とほぼ同じコースを(日本人だけが)走るレースを持ってくる利点もあるのでしょう。
今日は男女のレースがそれぞれ8:50、9:10のスタートで同時に行われ、TV中継もNHKとTBSのコラボ、視聴者は男子を見ながらCMの都度女子に切り替えるという、せせこましいことになりました(私がそうした、というだけです)。
結果は男女とも本命選手が勝てず、面白いレースでした。男子は優勝候補の設楽悠太がいきなり飛び出し大逃げを図りましたが、半分過ぎから失速、9人の大集団だった2位グループから中村匠吾が見事なロングスパートで優勝。服部雄馬が日本記録保持者の大迫傑を振り切って2位。駒ヶ根市出身の宮脇千博は残念ながら途中棄権でした。
女子はこれも予想上位には上がらなかった前田穂南が途中から独走。素晴らしい走りでぶっちぎりの優勝でした。この細い体でよく走るものです。本命だった鈴木亜由子は2位。3位の小原玲は凄い迫力で追いすがったものの4秒差で3位。この人、前回の五輪選考でも何と1秒差で代表を逃しているのです。不運なことでした。
3位の大迫、小原はワイルドカードとなって、今後の大会で目を見張るような記録が出なければ第3の代表となります(ファイナルチャレンジ)。誰が出ても世界との差は大きく、メダルの可能性は難しいと思いますが、開催国代表として堂々と東京を走って欲しいです。
防災訓練日々雑記
20190825
我が家は今年度、隣組長を仰せつかっております。回覧板やら集金やら区の行事やらゴミ回収のお手伝いやら、一つ一つは大したことはなけれども、次々に用事が回ってきます。
今日は市の防災訓練ということで、朝のサイレンを合図に、隣組(わずか4軒、7人しかいませんが)の安否確認、それからさまざまな防災用具の取り扱いを練習しました。以前参加した時は、消火栓から放水する訓練で筒先を持たせていただいたこともありますよ。
今回はお約束の消化器の操作に加えて、非常用発電機の使い方、そして避難所で使うパーテーションなどの取り扱いを教えてもらいました。
非常用発電機、いくつか種類があり、中には家庭用のガスボンベ(鍋をやるカセットコンロに使うもの)を2本使ってそれなりの電気を起こせるものがあって良く考えたものだと思います。これならどこの家庭にだってありますものね。
使い方も簡単至極ですが、ボンベをセットするのがスムーズでなく(はめる時にカチャっという手ごたえがないため、素人には大変やりづらい)メーカーさんここのところもうちょっと何とかなりませんか。
最後に備蓄してあった非常用アルファ米の「五目ごはん」をいただいて、1時間半くらいで解散となりました。
こうした体験が実際の役に立つことはもちろん無い方がいいわけですが、ちょっとばかりでも見ておけばいざという時にまごつかず(いや、まごつくとは思います)いくらかでもひと様のお役に立てるかもしれません。会社の防災訓練までなかなか手が回りませんが、年に一度くらい行動を確認する機会くらいは持っていたいものです。
熊さん来ないで日々雑記
20190823
駒ヶ根市から発信されるメールを携帯で受け取っているのですが、このところ「熊の目撃情報がありました」「熊が捕獲されました」なるメールが毎日のように届き、呆れています。今日も来ましたよ。
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駒ヶ根市役所農林課よりお知らせします。
8月23日に駒ヶ根高原において熊が捕獲されました。
なお、引き続き熊が出没することも考えられますので、ご注意をお願いします。
駒ヶ根市役所 産業部 農林課 耕地林務係
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目撃情報はもっぱら山裾の地域で、人に危害があったという話は当地では聞いたことがありませんし、市街地へ降りてきたことは今のところありませんが、よくまあこう続くものです。
捕獲した熊は「学習放獣」なるお仕置きをしてから山に返すと聞いていますが、中には学習能力のない熊がいて、同じ個体が何度も捕まっているのでは?そんな奴だったら、山に返すわけにもいかず可哀想ですが殺処分せざるを得ないですね。(ところでお仕置きはどうやるんだろう。唐辛子スプレーか何か使うのだろうか)
駒ヶ根で目撃されている熊はどのくらいのサイズなのでしょうか。たとえ小熊だとしても熊は熊、足も速いだろうし歯も爪もしっかりしたものでしょうから、油断はできませんな。
「くまのプーさん」の可愛さと裏腹に、ひとたび凶暴になった熊の恐ろしさは、私たちの想像を絶するようです。wikipediaで読むことのできる「三毛別羆事件」の凄まじさ(大正4年12月、死亡7名重傷3名)は、その迫真の描写も相まって身の毛がよだつもので、興味のある方はご一読を。ただし気の弱い方にはおすすめしません。
小説では上記の事件を題材にした吉村昭の「羆嵐」が有名、またフィクションでは佐藤友哉「デンデラ」が面白いですね。口減らしの姥捨てで村を追われた老女たちが集落を作って細々と生き延び、そこを襲ったヒグマと死闘を繰り広げる話です。
北海道のヒグマと違ってツキノワグマは大人しいはずですが、それでも人間とはけた違いのパワーを持つ野獣ですから、どうか互いにちょっかいを出すことのないように…
表現の不自由 (2)日々雑記
20190814
自分が見てもいない展覧会を伝聞情報であれこれ語るのは申し訳ないことだと思いますが、「表現の不自由展・その後」のサイトに、展示企画の趣旨が掲載されています。。
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「表現の不自由展」は、日本における「言論と表現の自由」が脅かされているのではないかという強い危機意識から、組織的検閲や忖度によって表現の機会を奪われてしまった作品を集め、2015年に開催された展覧会。「慰安婦」問題、天皇と戦争、植民地支配、憲法9条、政権批判など、近年公共の文化施設で「タブー」とされがちなテーマの作品が、当時いかにして「排除」されたのか、実際に展示不許可になった理由とともに展示した。今回は、「表現の不自由展」で扱った作品の「その後」に加え、2015年以降、新たに公立美術館などで展示不許可になった作品を、同様に不許可になった理由とともに展示する。
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私が思うにこれは、表現の自由に対する危機意識を云々するには一面的な見方に偏っていると思います。これまで何度も社会に問題を投げかけてきたさまざまな表現-「悪魔の詩」事件やシャルリー・エブド事件に代表される宗教的なもの、会田誠氏やろくでなし子氏らによる、性や暴力を扱った作品やパフォーマンスに目を向けない理由は何でしょうか?
政治的題材においては、右から左のみならず、左からの圧力によって公衆での発表の機会が妨げられることも世間には少なくありません。この展覧会を企画した人は、表現の自由を掲げながらその実、今の政権批判の立場でプロパガンダを企てたとしかいいようがないと思います。
韓国との間で猛烈な不信が沸き起こっているいま、慰安婦を象徴する像を愛知県のお墨付きで「公的に」展示することは、韓国の反日勢力に利用され日本の国益を損ねる可能性が高い。この像は平和の象徴などではなく、日本に対する侮辱と憎しみの象徴として現実に使われているのです。
そういう批判を浴びることは芸術監督の津田大介氏だって先刻承知であったはず。であれば、反対の声がいくら大きくなろうとも展覧会をきっちり開催して、賛同者批判者それぞれの論議をしっかり受け止めなくてはなりません。主催者を含め、卑劣な脅迫ファックスを理由にわずか3日で尻尾を巻いて逃げる(しかも出展作品の作者たちに相談もせず)見識の浅さには呆れてしまいます。展示を続ける方策はいくらでもあった筈です。
表現の自由は本来すべての創作物やパフォーマンスに与えられるべきものでしょう。しかしそれは(残念ながら)全く無制限に許されるものではないとも思います。現在の社会で許されている表現の自由は、先人たちが一歩一歩少しずつ扉を開き、社会通念の枠を取り払ってきた成果です。
それは時代によって押し込まれたり押し返したり、またさまざまな苦難や犠牲も伴いました。現在のポリティカル・コレクトネスの跋扈は、表現者にとって大きな障害であり、とても窮屈な世界を作りかねないと思っています。だからこそ、このような内容で軽々しく表現の自由を語ってほしくないと思うのです。
堅苦しい記事を書いてしまいました。やっぱり美味しいことを書いている方がいいですね。
表現の不自由 (1)日々雑記
20190810
今日から大型連休という方も多いと思います。ゴールデンウィーク同様、当社の年間最大の書き入れ時でありますので、本日10日と12日は営業日とし、13日から15日をお休みさせていただきます。ちょっと台風が心配ですね。
さて本欄では日韓問題について書くことを意識的に避けております。私自身は強い関心を持っていますし言いたいことも山ほどあるのですが、この問題には冷静にアプローチすることがなかなか難しく、当社のブログで意見を表明するのにそぐわないテーマだと思っています。
しかし最近世間を騒がせている「あいちトリエンナーレ」における表現の自由問題は、自分の考えを整理する意味もあって書いてみようと思います。
実質的に愛知県が主体となり、県の施設である芸術文化センターなどを会場として3年に一度開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」。その企画の一つ「表現の不自由展・その後」に、いわゆる従軍慰安婦の象徴である少女像などが展示されたことで物議をかもし、「ガソリン缶をもってお邪魔する」という脅迫状がFaxで送られたことから、表現の不自由展そのものが開催からわずか3日で中止されました。Faxを送り付けた犯人は数日後逮捕されました。
展示物の中には昭和天皇の肖像をバーナーで焼き、その灰を靴で踏みつける映像作品もあったということです。(このことは何故かほとんどのTVや新聞で、明らかに意図的に黙殺されています。不可解です)
脅迫によって中止されたことの是非、展示内容への政治家の意見表明は公権力の介入なのか、芸術監督・津田大介氏の資質、などが論議を呼んでいます。この件の本質は「表現の自由」はどこまで許容される権利かというところになるのでしょう。
人間社会において表現の自由は非常に大切な権利だと私は思いますが、それは無制限無条件に認められるべきものなのか、それとも当然に何がしかの制約が課せられるものなのか。どうでしょう。(次回に続きますが、イヤ、そんなに大したこと書きませんよ)
ついにエアコン日々雑記
20190805
梅雨が明けてから連日の猛暑です。昨年は6月のうちから猛暑だったのですから、一ヶ月得を(得なのか損なのかわかりませんが)している筈なのですが。
毎日雨ばかり降っていたのを恨めしく思っていたのは、ほんの10日ほど前ですよ。それが猛暑になってからは、暑さにまいって何をする気もなくなってしまうのですから、現金なもの。もっとも急な季節の変化に体がついていけなくなっているというのも、わかります。
さて白状しますと、当社にはずっとエアコンがありませんでした。会社の周囲は比較的風通しもよく「本当に暑くてどうしようもない日」はひと夏のうちせいぜい一週間程度でした。暑さに堪えられないときは、大型冷蔵庫がありますからそこに行って一休み、という手も。(これは中にいる間はいいですが、外に出てから倍も暑くなる副作用があり、皆さまが想像するほど便利なわけではございません)
しかし以前と違ってこのところ夏は年々暑くなり、ついに昨年の無茶苦茶な猛暑を受けて、会社の事務所にエアコンを設置することにしました。業者さんに無理をお願いして(天井の構造のため、配管などに苦労されたようです)どうにか6月中に工事を完了していただきました。
ところが7月になっても毎日涼しくて、いっこうにスイッチを入れる機会がありません。これじゃ何のために高価なエアコンをつけたのかわからんよ、などとぼやいておりました。
ここにきてようやく夏本番を迎え、エアコンも本格稼働です。この涼しさ、まったくありがたい環境ですね。いい仕事ができることと思います!