眞子さま結婚へ日々雑記
20210903
婚約内定から4年。良くも悪くも国民の関心事だったお二人の結婚が紆余曲折の末、決まったとのこと。
お相手家族の金銭トラブルなどが明らかになり未だに解決せず、また多くの人が首をかしげるような対応があったりして、素直に祝えないよという人も多くいらっしゃるでしょう。
お父上の秋篠宮さまは「多くの人が納得し喜んでくれる状況」を望んでいたと発言をしていますが、現在そのような状況になったとは思えません。しかし本人たちがどうしても一緒になりたいのを無理やり別れさせることもできず、仕方なく承諾したということですか。父として皇嗣として、難しいお立場での選択でした。
ご本人同士はリアルではもう随分会っていないのではと想像しますが、周囲の反対にあって恋心が余計に燃え上がっているのかも。眞子さまが、何があっても受け入れるという覚悟ならば、これ以上いろいろ言うこともありますまい。国としてはリスクもありましょうが、受け入れなくてはなりません。
皇室でこのような騒ぎが起こったことは私が物心ついてからありませんが、例えば英国王室なんてこんなことしょっちゅうですものね。ごく最近ではメーガン妃のように、とんでもない女性が妃になって王室をひっかき回しましたし、ダイアナ妃の悲劇については、今さら説明するまでもなし。
古くは「王冠を賭けた恋」事件(1936)が有名です。宗教上許されない相手とどうしても一緒になりたくて自ら王位を捨てたエドワード8世の話は映画「英国王のスピーチ」にも登場します。このときの大混乱は―もちろん私は想像するだけですが―さぞかし大変なものだったでしょう。
予想もしない王位に就いた弟のジョージ6世は、即位後すぐに直面した第二次大戦を立派に乗り切りましたが、心労のためか56歳の若さで亡くなっています。そのあとを継いだのが現女王のエリザベス2世です。この方はまた、いつまでもすこぶるお元気ですねえ。
その他の国のことまでは知らないし調べていませんが、皇室は恋愛に無謬でなくてはならないという意識から、そろそろ日本国民も卒業しても良いのかもしれません。
本当は、私は眞子さまの結婚よりも「真帆さま」の結婚の方が関心事ですよ。お相手については「えー、やっぱりこいつかよ」と思わないでもないですが、今度はうまくいくといいですね。
レジ袋の次は何だ日々雑記
20210826
皆が疲弊したこのご時世に市民生活をどんどん不便にして、一体何がしたいのでしょうか。いい加減にしてくれと言いたいです。
-------------------------------
(読売新聞)環境省と経済産業省は23日、プラスチックごみを削減するため、小売店や飲食店などで無料で提供される使い捨てスプーンなど12種類のプラ製品について、有料化や再利用などの対策を義務づける方針を明らかにした。6月に国会で成立した新法「プラスチック資源循環促進法」に基づく規制で、来年4月の同法施行と同時の導入を目指す。
-------------------------------
対象とされるのはプラ製のスプーン、フォーク、ストロー、ホテルの歯ブラシ、クリーニング店のハンガーなどで、驚いたことには弁当の容器なども対象に含めるべきだという意見も出たそうです。どうやってお弁当を売ったらいいのか、ぜひ教えていただきたいですね。こうなると、スーパーの肉や総菜のパックが話題にならなかったことが不思議です。
昨年7月にレジ袋が有料化され、皆さんそれぞれご不便を感じておられると思います。私もクルマにエコバッグを備え、買い物のときは(やむなく)使っておりますよ。たかが3円といえども、納得できないカネを払うのは口惜しい。
記事には「環境省の調査によると、コンビニでの(レジ袋の)辞退率は有料化前の28%から75%に増加し、一定の効果が表れている」とあります。これは、効果とは言わないでしょう。目的は海洋汚染を減らすことだったはずで、それこそが「効果」じゃないのですか。(レジ袋については昨年6月24日の本欄で取り上げていますので、繰り返しませんが)
プラ食器はコンビニばかりでなくファーストフードなど外食で使われることが相当あると思います。だいたいホテルの歯ブラシやクリーニングのハンガーを海や川に捨てる人、どのくらいいるのですか。
プラスチックは生活を快適にするための素材として、私たちの生活から切り離すことはできません。軽くて加工しやすく大量生産でき、しまいには燃料の補助材として焼却することができます。海洋汚染の主因がレジ袋やプラ食器でないことは統計でも明らかになっています。
世の中からプラスチック一掃を目指していると思われる小泉進次郎氏は、これらの政策は環境改善効果を期待しているのでなく、国民の啓発が目的だとうそぶいています。お偉い人ですね。世間知らずの大臣閣下にご指導いただかなくても、ほとんどの日本人は世界的にも高い水準でプラごみの始末をしているのです。
こんなことが国会でもロクに議論されず実施されようとしている、ちょっとおかしくないですか。
岡谷土石流の現場日々雑記
20210817
昨日長野へ行く用事があり、中央道の飯田-岡谷JCT間(のちに飯田-伊北は開通)が通行止めになっていたため、やむなく駒ヶ根から岡谷まで下道を走りました。。
その道中、災害の爪痕も生々しい岡谷市川岸の土石流惨事の現場を往復とも通ったのです。1枚目の写真は夕方5時ころ、帰路のもの。土嚢が積んである家が被害にあった住宅です。
-------------------------------
(信濃毎日新聞)15日午前5時26分、岡谷市消防団員から119番通報があり、住宅にいた8人のうち、5人が市内外の病院に搬送されたが同日午後、母子3人の死亡が確認された。他の2人は軽傷。(中略)住宅は8人のうちの1人の所有だが、普段は空き家。お盆で8人が一時的に滞在していた。
住宅はJR川岸駅前を走る県道沿いにあり、土石流は住宅の裏山から流入し、8人がいた2階を直撃。遺族によると、亡くなった3人は山側の部屋にいた。
-------------------------------
被害にあった住宅は駅の真向かい。2枚目の写真で扇状の土砂が襲った中央にある家です。裏側は山の斜面に密着していて、上を走る中央道に開けられた歩行者用の小さなトンネルをくぐってきた小規模の土石流のようです。
往きに通ったのは16日昼頃でしたが、まだまだ広い範囲に泥が残っていて、渋滞していました。大勢の人が処理に働いていて、玄関にはいくつも花束が手向けられていました。
お盆でたまたまこの家に集まった人たちに降りかかった大惨事。亡くなった3人はもちろん、生き残ったご家族の気持ちを考えると言葉もありません。それなのに、ろくに事情も知るはずのない者たちが遺族を中傷する心無いネットの書き込みを見て、呆れ憤慨しています。
中央道はこの区間が今も通行止めになっていて、まだ解除の見通しは立っていないとのことです。交通要所だけに、高速から降りてこの場所を通る人はしばらくの期間かなり多くなるでしょう。心の中で手を合わせていかれる人も、きっと多いと思います。
豪雨の盆日々雑記
20210815
昨日ブログを書き始めて、雨また雨のお盆を嘆く文章を書こうとしたのですが、さらにひどい状況になってしまい、書き直しです。。
14日。よく降るなと思っていたのも束の間。午前中からTVニュースには全国放送で長野県各地の増水の様子が映し出され、夕方には天竜川の氾濫の危険があるとして駒ヶ根市内の下平地区に避難指示が出されました。写真は、天竜川にある吉瀬ダムの様子。(15日夕方)
ほんの2日ほど前には、この日は白骨温泉に日帰りで行ってみようかなんて話していたのです。安曇野も上高地も凄いことになったようで、もし行ってたら帰ってこれないこともありえました。(そもそも、行かれなかったかも)
今日15日は中央道が長野県内区間通行止め、電車も今日は終日運休。この状況で下道(山道)を試すほど私は命知らずではありません。伊那と諏訪を結ぶ岡谷市川岸では駅前で土砂崩れが発生し家にいた人が3人心肺停止となり、木曽の国道19号線は寸断されていて、他地域との交通は事実上ストップしています。旅行者や帰省の人で困っている人は多いでしょうね。
15日昼の時点で雨は弱まっていますが、水の災害は遅れてやってくることも多いですから、まだまだ要注意です。
お盆休みがこんな形で終始豪雨に見舞われるとは、観光地信州の夏の商売にとってもう最悪です。お盆の一日は冬の一か月に匹敵すると、お得意様の観光業の方が前に言っていました。これでは冬の四か月分を失うことになってしまいそうです。
政府、専門家、メディアが声を嗄らして叫んでいた連休中の「人流」が見事に止まりました。いくらかコロナの感染者数が減りますかね。
猛暑の中の五輪日々雑記
20210806
毎日、暑いこと熱いこと。こんな中でオリンピックが行われていることに、今更ながら驚き呆れます。全身から湯気が出ているような選手の皆さんには、心から同情します。
中でも、今大会初登場のスケートボード。日本選手の大活躍は嬉しかったですが、コンクリートの塊が太陽に照らされ焼け付いている中での競技、想像しただけで何だか気持ちが悪くなりそうでした。選手たちは意外と平気そうにもみえましたが。テニスやゴルフも大変そうですね。彼らは競技時間が圧倒的に長いし。
招致の時、2013年に「五輪が開催される東京の夏は温暖で、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候です」とプレゼンしたのが嘘だと海外の関係者らが憤慨しているようです。私も当時、こんなデタラメ言っていいの?と思いましたよ。
でも選んだIOCだって馬鹿じゃあるまい、8月の温度湿度の平均値くらいは裏を取ったんでしょう?その結果東京が選ばれたのですから、そんなこといつまでも言われたって困りますね。運もある、去年の8月ならだいぶ涼しかったのでは。
大スポンサーである米国テレビ局の意向で五輪が真夏に行われていることは、誰もが知っています(人気競技の決勝開始時間なども)。アスリートファーストが聞いてあきれますが、少なくとも今のところ開催期間を秋にずらそうという動きは見えません。
当初日本時間昼頃に予定されていた屋外競技が、猛暑を避けて夜に変更されたりしています。米国チームが予選敗退したりしてアメリカでの視聴率が望めなくなったからできたことでしょう。開催地側の事情を考えても、無観客でなくては昼から夜への変更は簡単にできなかったでしょうから、怪我の功名か。
マラソンなど札幌に場所を移して本当に良かった。今年の東京では、冗談ではなく死者が出かねません。でもトライアスロンは東京でやったのですよね?とても綺麗とは言い難い東京湾で泳いだことも含め、事故がなくて何よりでした。
温暖化が叫ばれるさなか、このままでは真夏に五輪を開催できる都市は少なくなってゆくでしょう(もちろん、IOCの我儘を素直に聞いて契約する都市も)。TVという媒体が今のような力をいつまで持つかも含めて、今後長い目で見ていきたいですね。
ワクチン1回目日々雑記
20210801
生まれて初めてですよ、お注射する日をこんなに心待ちにするなんて…。コロナ対策ワクチンの1回目接種に行ったご報告です。
市民体育館で行われた、優先扱いなどではない年齢別の接種です。入口で予約時間に来たことを確認し、土足のまま中へ。受付(写真1)ではスキャナによる検温、問診票の確認をし番号札をもらって問診コーナーへ向かいます。
ここでもう一度、看護師さんによる検温(脇にはさむ普通の体温計)と問診票の確認をして、5つほどあるブースの一つに入って医師による問診がありました。ササッと一分ほどで各項目をチェックして次のブースへ。
いよいよお注射、年配の女性の方が打ってくれました。ファイザー製である由。私が右利きであることを確認して左肩へ。刺す瞬間だけはチクリとしますが、あとはまったく痛みはないです。今夜は風呂はOK、激しい運動は避ける、注射したところを強く揉んだりしないように、今夜はお酒は控えてね、とのこと。(いくらか飲みましたが)
そのあと、体調の急な変化がないか確認のために15分間待機します(写真2)。ここまでマンツーマンで案内の人がついてくれて、戸惑う場面はありません。番号札に書かれた№の椅子を案内され、退去可能時刻を書いた紙片をわたされて、時間が来たところで最終窓口へ向かい次回予約票などをもらってthe end。この15分を除けば、実にスムーズ、待ち時間はゼロでした。
2回目接種はお盆過ぎになります。ああ、早く安全な体になって日常を取り戻したい。
卓球、諦めない勝利日々雑記
20210727
始まると、やっぱり見ちゃうんですよね…。日曜日なんて朝からずっと五輪にかじりついていました。TVが3台くらい欲しいです。自国選手の活躍は素直に嬉しいし、わくわくしますね。
日本代表選手のメダルラッシュ、希望願望をも超えて凄いです。昨日までで金四つの柔道、競泳の大橋、初めてだけど見入ってしまったスケートボードの爽やかな若武者たち。体操やアーチェリーもメダルを獲得しています。
その中でとりわけ嬉しかったのは、卓球男女混合ダブルス、水谷隼・伊藤美誠の金メダルでした。厚い厚い中国の壁をついにはねのけて、この競技で日本人初の金メダルとなりました。
前日の準々決勝ドイツ戦で、最終ゲームで一時1-7という絶体絶命のピンチに立たされました。彼らはここから信じられないような粘りを見せ、同点に追いつき、ジュースの末に16-14で逆転勝利。この試合が、決勝の中国戦に生きました。
準決勝で台湾ペアをすんなり下して臨んだ、金メダルを賭けた決勝。あっという間にポンポンと2ゲームを奪われ、「これが力の差か、やっぱり中国にはかなわないや」と多くの人が思ったことでしょう。(ここでチャンネルを変えてしまった方、残念でした)このゲームで常に男子選手の球を受けなければならなかった伊藤、なかなか調子に乗れません。
しかし第3ゲームからはめきめきと力を出し始め、ポイントを連取。卓球に限らないとは思いますが、やっぱりこういう競技は「流れ」がありますな。それまで鉄壁だった中国ペアに対し、果敢に攻めに出る姿勢が流れを引き寄せたのでしょうか。
最終ゲームは完全にこっちの流れ。怒涛の勢いで8連続得点と、中国相手に素晴らしい集中力で圧倒し、胸のすくような勝利となりました。諦めないことの大切さを見せてくれるお手本の試合でした。
12歳違いの年の差コンビは、駒ヶ根の姉妹都市である静岡県磐田市の出身です。小さいころから同じ卓球教室で練習した先輩後輩が、こうしてオリンピックを共にチームを組み戦うことになりました。特に水谷隼は今大会シングルスでの代表を逃し、混合ダブルス一本での出場です。(追記、男子団体にも出場していました)
これまで日本の卓球を引っ張ってきたベテラン水谷、大きな思いでおそらく最後となる五輪に臨んだことでしょう。以前からTVなどでその人となりに接し、いい奴だなあと思っていました。彼の努力が報われて本当に良かったです。そして伊藤美誠は、さらにこれからの活躍を。
まだ始まったばかりのオリンピック、これからどんな物語を見せてくれるでしょうか。
開会式感想日々雑記
20210724
最初から最後までしっかり観ましたよ。途中、バッハの長弁舌の間だけトイレ休憩しましたが、出てきてもまだ話をしていたのにはびっくりしました。
以下、感想です。
・動くピクトグラム実演の評価が高いです。これはどう見ても小林賢太郎のネタですよね?TV的にはまことにテンポよく面白かったが、もし観客がいて会場で見たらどうだったかな。
・ドラクエに始まりゲーム音楽での入場行進、私には曲と場面のつながりは全くわかりませんが、知っている人にはとても面白かったのでは。
・森山未來のダンス、登場時間は少なかったですが、印象的でした。この人はいい役者だと以前から思っていますが、ダンサーとして見る機会が今までありませんでした。
・選手宣誓で、宣誓した人の紹介がまったくなかったのは、どういうわけでしょう。実況もまったく触れず、テロップもなかった。山縣亮太、石川佳純、審判やコーチの代表の人たち、怒っていいんじゃね?
・ドローンの地球儀は、お見事。
・TVクルーの出演は何のパロディのつもりかわかりませんが、ただただ不愉快でした。
・ヘイジュード、アジア代表がなぜいなかったの?
・アイウエオ順の選手入場はユニークで面白かった。次にどこの国が登場するか予想するのは楽しく、疲れました。イで登場しなかった「英国」には笑いました。入場者を歓迎する会場スタッフ?の皆さん、いい雰囲気を作っていました。長時間お疲れ様でした。やっぱり私は、入場行進が大好き。
・入場した選手たちの人数からして、セレモニーまで残っていた人が明らかに少なかったのでは。選手入場だけして、そのまま裏口から直帰した人もかなりいたと思われます。カザフスタン旗手の女性は、まさにお姫様でした。ネットで話題になったのも当然かと。
・上原ひろみと海老蔵の共演は、意味不明。海老蔵でなくてサプライズで野村萬斎ご本人に出てもらえば良かったのに。
・聖火入場。ボレロの音楽は、場面にいちおうハマってはいましたが、あまりにも凡庸でした。この日使われた音楽の中では明らかに異質で、追放された小山田氏の曲をキャンセルした代わりにはめ込んだのではないかと想像します。巨人軍3人組、ちょっと痛々しさが漂いました。最終点火者の大坂なおみは、サプライズなさすぎです。
五輪の開会式は、本来ならば会場にいる人のためにあるべきだと以前から思っています。それをそのまま中継すればいい。TV視聴者のための演出や別の場所で撮った映像などが幅を利かせるのは、好きではありません。しかし無観客となってしまった今回、開会式中継がTVのためになってしまうのは、仕方ありませんね。総じてこぢんまり感の漂う開会式ではありました。
五輪開幕前夜に思う日々雑記
20210722
今日22日は臨時の祝日で、午後は家でダラダラとネットをしながら、再放送していた「いだてん」の総集編を観ていました。本放送中は面白く引き込まれ、放送開始から最後までしっかり付き合ったドラマです。
多くの人たちの夢と情熱が注がれた64年東京五輪。日本におけるオリンピック黎明期から、国民の期待を背負って競技に臨んだ選手たち。日本で五輪をという思いを実現すべく世界を駆け回り、経験も前例も何もない中でついに招致開催に成功したスタッフたち。日本初の五輪を作り上げた群像の物語でした。
これを放送していたのは、ほんの2年前ですよ。ひるがえって本来だったら、明日に迫った開会式をどれほどワクワクして迎えようとしていたことでしょうか。
2020東京五輪がコロナ禍に見舞われたことは圧倒的な不運でした。どうしようもありません。聖火リレーも満足な形で行われず、選手らの感染のニュースが連日伝えられ、開催地東京の感染拡大はこれまでで最大級になるのではと危惧されています。
しかしその他にも「人災」がありすぎました。メイン会場となる新国立競技場建設の不可解な決定。当初予算を作った意味もないほどの経費増大。エンブレムデザインの盗作騒ぎ。豊洲市場移転遅れによる幹線道路の未完成。予想される酷暑への冗談としか思えない対応策。森組織委員長の失言と辞任。開閉会式を企画担当する責任者の意味不明な交代。IOCとの信じがたい不平等条約と、五輪貴族たちの傍若無人で無神経な言動。…
そしてここ数日は、作曲担当者らと演出担当責任者の過去の行状が発覚しそれぞれ辞任解任となり、明日の開会式がいったいどうなるのか見当もつきません。これ、明日の話ですよ!関係者の方々はもう、何日連続で徹夜していることやら。
昨日からサッカーとソフトボールが開会式に先立って始まっていますが、空っぽの客席のむなしいこと。いろいろ考えがありましょうが、スーパーコンピューター富嶽が感染リスクはほとんど増えないとお墨付きを与えているのです。せめて子供たちくらい、入れてあげればいいのに。(子供は帰りに飲み屋で大騒ぎすることもないでしょう)
開会式には世界の要人はじめ多くの来賓が並ぶはずでしたが、欠席表明が相次ぎ(来なくていい人もすったもんだの末、やっぱり来ない)スポンサー企業のトップたちさえ出席しないといいます。五輪を招致した安倍前首相も出ないというのは、どうみても敵前逃亡ですよねえ。
「いだてん」のタイトルバックに映される、64年五輪の国立競技場を埋め尽くした観客を見るたびに、彼らがこの歴史的な場に居合わせ興奮を分かち合えたことをうらやましく思い、2020年の自分の番を夢見ていました。今回申し込んだ開会式のチケットは当選せずがっかりでしたが、それでも日本での五輪をリアルタイムで体験できることは人生にもうないだろうと、心から楽しみにしていたのです。
ドラマを見ながら口惜しさで涙が出ました。
本当に情けない。なぜ、こんなことになってしまったのか。
会長バトンタッチ日々雑記
20210719
ちょっとご報告が遅くなりましたが、一年間務めてきた駒ヶ根ロータリークラブ会長の任期がこの6月末で終わりました。まずはひと安心です。写真は、次の会長さんに会長バッジをお渡しして激励の握手をしているところ。
コロナの影響を受け、活動に大きな制約を受けた一年ではありました。当初計画していた音楽交流イベントへの支援が、イベント自体が中止を余儀なくされたために実施できなかったことは大変、心残りです。
ロータリーの基本である月3回ないし4回の例会開催。上伊那の感染状況が悪化した時期には、実施してよいものかどうか不安を感じた会員もいらっしゃいました。意見を交わす中で、コロナによって日常を失うことは極力したくないという私の(勝手かもしれない)思いと、工夫によって感染リスクを相当に軽減できるという判断のもと、例会自体は休むことなく無事行うことができました。
ただ、何回か予定していた夜間例会(アルコールを伴う会食)や、年末とお花見のご家族同伴例会をやむなく中止することになり、残念至極です。
そのほかには、地元医療機関への体温検知システム寄贈、地域で活躍する国際交流団体の表彰、飲食つき野外イベントへの支援や、留学生への奨学金支援、しばらく行われずにいた新入会員セミナーなど、終わってみれば意外といろいろなことができたのかな、という気もします。
自分としては例年以上に、個性豊かな会員の皆さんの人となりに触れる機会を多く持てて、ロータリーの良さの新たな一面に気づくことができ、収穫でした。
「今こそ、生業をもって奉仕と友情を」とのスローガンを掲げて活動してきた一年間。幹事のT君はじめ多くの方々にお世話になりました。心から感謝しています。