「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

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次々に開くシャッター (2)しごと

20180731

テレワークのことは正直、私にはあまり馴染みがありませんでしたが、JOCAの本部移転は、私たちが長いこと取り組んできた地域の国際化が具現化した素晴らしい成果であると思っています。


1979年、駒ヶ根にできた青年海外協力隊訓練所。40年近くの間、ここで訓練を受ける隊員候補生たちとの交流支援を行い、任期を終えて帰ってきた隊員OBOGたちを迎え入れられるまちになろう!と運動を行ってきた一人です、私も。それだけにJOCA本部の駒ヶ根移転は堪らなく嬉しいことです。


JOCAの100名近くの職員、そしてそのご家族が、駒ヶ根に住み、あるいは仕事をされることになりました。JOCAのオフィスは中心市街地の空き店舗を改装して作られています(一部はまだ工事中)。


というわけで、テレワークオフィスとJOCAの開所は、市街地活性化の大きなエネルギーになりました。あるいは、なりつつあります。


シャッター通りに新しいお店を誘致するのは、思うほど簡単ではないとお聞きになったことがあるかと思います。このスペースでは書ききれないさまざまな理由がありますが、それを克服しできるところから始め、結果がだんだんできてきました。


夜の街は、以前を思えば明らかに人が歩くようになりましたよ。昼の街をどうやって人に歩いてもらうか、これからのさらなる課題です。


写真は、新しいお店や街のスポットのいくつか。

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台風には勝てません…しごと

20180729

景気のいいことを書いた直後に、こんなことになりますとは。史上稀なる逆走ルートを取った台風12号。この襲来が、駒ヶ根の夏イベント「KOMA夏」ともろに重なってしまいました。


KOMA夏は商工会議所が主催で、ダンスパフォーマンス、パレード、バンド演奏、飲食や物販の出店など、中心市街地を広く使った夏祭りで、今回で16回目を数えます。最近はダンスや出店で小中学生の参加も多いです。


数日前から台風情報とにらめっこしてきましたが、前日の段階では東海地方への上陸が予想され、駒ヶ根もそれなりの影響は避けられないと思われました。普通の雨降りだけだったら決行しますし、始めてから突然のゲリラ豪雨に襲われたことも過去にはありましたが、今回は台風ですからね。近隣のイベントが次々に中止延期を発表する中、KOMA夏はぎりぎりまで開催の可能性を求めて、当日朝まで決定を持ち越しました。


翌朝、実行委員たちが集まり協議しました。雨は大したことはないだろう、ただし強風が心配。簡易テントを使った出店が多く、土嚢などで補強するにしても危険が残る。交通規制をお願いしている安協の方々は大丈夫か。緊急事態が発生した際の連絡や対処の方法は(大音響の中、スピーディーに確実に広範囲に伝えられるのか)。


もろもろの可能性を考え、全体の日程を短縮して行うことも検討しましたが、最終的には参加者、来場者、スタッフの安全を考慮して、中止と決定しました。主要道を止めて行うため簡単に日の変更はできず、順延はできません。KOMA夏、そして前身の「サンバカーニバル」が始まってから30余年にして、初めてのことです。


参加団体や関係団体に電話連絡をし、有線放送で中止を案内しました。子供たちから何件も問い合わせがあったそうです。長いこと練習や準備をしてきて、しかも小6や中3のクラスだったら、後がないですものね。何とかならないかとの気持ちは痛いほどわかります。本当に申し訳なかったです。


結局は、やはり雨は少なかったですが、午後になって風は激しくなり、開会イベントの予定時刻だった午後5時過ぎにはかなりの強風が吹き荒れました。


中止して結果的に「これだったらできたじゃないか」と言われても、強行して事故が起き「何でこんな天気に開催したんだ」と非難されることを思えば…。苦渋の選択、勇気ある撤退、いろいろな言葉がよぎります。今月初めの豪雨が明けてから、20日間ずっと雨も降らない猛暑だったのに、この日一日だけこんな天気に見舞われたことは、全くついてないですね。

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次々に開くシャッター (1)しごと

20180726

駒ヶ根の中心商店街に住む私は、店じまいしてシャッターを下ろしたままの店舗が街を歩くたびに少しずつ増えてきているのを寂しく見ています。商工会議所役員としても、この嫌な流れを何とか変えたいという気持ちでいるのはもちろんのこと。


ところが最近になって、空き店舗がリニューアルして新たなお店やオフィスになる例が続出しているのですよ。先日のある会で駒ヶ根の杉本市長が言うには、この一年ほどで、シャッターを閉めていた店舗が新たな店として15軒もオープンしたんですと。これは凄いことですよ。


15軒もあったとは知りませんでしたが、明らかにシャッターはオープンしています。飲食店がやはり多いですね。それから、いわゆる「お店」ではないですが、街のコミュニケーションスポット的なスペースもいくつもできています。


きっかけとなったのは、昨年3月に駅前にできた「テレワークオフィスKoto」、そして国際協力事業団の外郭団体である、青年海外協力協会(JOCA)が本部ごと引っ越してきたこと。この二つが、駒ヶ根の市街地活性化を勢いづけたといっていいでしょう。


テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと。勤務先以外のオフィススペースでネットやパソコンなどを利用した仕事ができるように、サテライトオフィスと呼ばれる拠点を整備したのです。


先日、総務省が全国7か所のサテライトオフィスを結んだウェブ会議を開き、駒ヶ根には副大臣が訪れました。駒ヶ根は事業実績が高い成功例に数えられているそうですよ。Kotoには子育て中の女性ら140人が登録し、企業が発注するデータ入力や音声書き起こし、ウェブサイト作成などの仕事に従事しています。


サテライトオフィスを作ったはいいが利用者が少ないところもある中、駒ヶ根は仕事の需要が先行しオフィスを作ったのだと、市長はとても嬉しそうにしていました。

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御嶽海、初優勝日々雑記

20180721





御嶽海、名古屋場所十四日目で念願の初優勝を果たしました。長野県出身力士として、現在の優勝制度が始まって以来初めての優勝です。地元力士の優勝を見られるなんて、こんないい気持ちだとは知らなんだぜい!


優勝をかけた対戦相手は相性のいい栃煌山。時間一杯の仕切り前、あまり見せたことのない凄い気合の入った表情で土俵中央を振り返った様子に、これはきっとやるぞと思いました。


立ち合いすぐ左が入り、右から強烈におっつけて栃煌山に相撲を取らせず寄り切りました。今場所はよく体が動いていると本人も言っていますが、持ち味のスピード相撲が多いですね。稽古嫌いとして知られており、場所終盤までスタミナが持たず連敗することもありましたが、三役在位も長くなってここらで本気を出さにゃ、と思ったのでしょうか。


インタビューに答えながらあふれる涙をぬぐう姿、あのやんちゃ息子が(あくまでもイメージです)なあ…と私も感ずるものがありました。


初土俵から21場所目の優勝は歴代3位タイのスピード記録、所属する出羽海部屋からは、80年の三重ノ海以来38年ぶりの優勝だそうな。名門部屋ですがずいぶん長いこと優勝から遠ざかっていたものです。部屋関係者の喜びもひとしおでしょう。


もっとも長野県民は、史上最強力士ともいわれる雷電為右衛門が文化7年(1810年)に優勝してからずっとご縁がなく、実に208年も待ったのですからね!


今場所は3横綱、そして新大関の栃の心もが休場する中、俺がやらねばという思いもあったでしょう。上位と当たっていない優勝というひけ目もちょっぴり無くはないですが、来場所さらに活躍することで階段を一つ上がってほしいもの。大関獲りってことですよ。


覚醒した怪童の今後に、ますます期待します。おめでとう。

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コンビニで生ビール? 飲みもの、お酒

20180718



コンビニの店頭で生ビールを販売する。しかも100円で。最初このニュースを聞いたときには「まさかそんなことできるの?」と半信半疑でありましたが、案の定、試験販売すらもできずに中止(発売延期ではない)となりました。


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(毎日新聞)コンビニエンスストア大手のセブン-イレブン・ジャパンは17日、同日から予定していた生ビールのテスト販売開始を中止したことを明らかにした。キリンビールと組み首都圏の数店舗でSサイズ100円で提供を始める予定だったが、「注目が集まり過ぎて販売体制が整えられない」と中止を決めた。
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都会の駅前店舗であれば、最近のような猛暑の日、会社帰りのサラリーマンたちは素通りできないですよね。コンビニにとっては超大型商品になりうるでしょうし、近隣の飲食店はかなりの打撃を受けるでしょうし、さまざまな点で経済効果がプラスにもマイナスにもなっただろうと思います。


私が半信半疑だったのは、いくつか理由があります。まず車での来店が前提となっている郊外店舗での提供が許されるのか。田舎ではほとんどの店がこれに相当します。店員さんがいちいち確認するのか、それともレジで「私は車に乗りません宣言」のボタンでも押させるのでしょうか。


未成年への提供の問題。以前コンビニで年齢確認ボタンを押させることへの抵抗について書いたことがありました(2014.2)。コップに注がれた生ビールはその場で消費されることが明らかですから、二十歳未満の少年少女が「二十歳ですボタン」を自ら押して店内で酒盛りをしているところを踏み込まれたら、店の責任はどうなるのか?


酒盛りといえば、最近のコンビニは店内イートインスペースの拡充に力を入れています。しかし店内で酔っ払いたちがたむろするようになれば店の雰囲気にも影響し、そんな店を敬遠する一般客もかなり多いはずです。


そのほか、サーバーの洗浄管理など、バイト君の負担増という問題もありますね。酒類の安売りには国税も厳しく目を光らせています。100円という値段がどうなのか。


酒類の提供は、居酒屋など飲食店ならば厳しい規制の中できちんと研修を受けてこれらの問題をクリアし、ようやく認められているものです。コンビニがおいしいとこ取りみたいな形で手を出すには、いかがなものでしょうか。セブンにしては軽はずみなことをしたもんだ、と思います。

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続く続く猛暑日々雑記

20180716



大雨の一週間が明けたかと思うと、毎日毎日この暑さ!!


3連休最終日の今日、飯田は37.3℃だったとのこと。駒ヶ根も35℃くらいにはなったでしょう。


日本列島がすっぽり炎熱に覆われています。週間天気予報もこの通り。一日二日のことならまだしも、一体いつになったら涼しくなるのでしょうか。せめて夕立ちでもあればねえ。降り過ぎては困りますが。


「今年の夏は猛暑になる」との長期予報が出ていたことが思い出されます。残念ながら、最近この手の予報はよく当たりますね。


夏は夏らしい(冬は冬らしい)気候が、食品関係の商売には望ましいと言われます。本来売れるべきものがきちんと売れるということで、夏だったらアイスクリームとか、そうめん冷麦とか麺つゆとかですが、さすがにここまで暑いと人々の食欲も落ちてしまいます。レジャーに出かけようと思う人の意欲も萎える。こうなるともう、氷菓や水ものくらいしか売れません。不調と言われてきたビール系飲料はさぞかしうるおっていることでしょう。


我が家はたいへん日当たりが良く、建物に昼間蓄えられた熱が夜になっても発散しません。外気温がある程度下がっていても、室温は全く下がらないのです。エアコン無しではとてもかなわない。


水害被災地もまた猛暑に襲われ、避難している人、復旧作業に携わる人やボランティアの方々の健康も心配です。彼らのことを思えば、少々のことで不平を漏らしていてはみっともないのですが…


ところで2年後の夏には、東京でオリンピックが開かれるわけですが、本当にこんな暑さの中、やるんですか?

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出てきたぞ子供たち日々雑記

20180712



先週の平成最大級の豪雨災害。西日本に被害が集中しましたが、このあたりも断続的な大雨が何日も続き、駒ヶ根でも一部の地域に避難勧告が出されるなど緊張した一週間でした。全国で死者・行方不明200名を超える惨事となってしまいました。


一方で、タイの洞窟少年たち。閉じ込められた彼らを救出するのに何十日もかかるのかと思われましたが、突貫作業の結果、私が予想していたよりはるかに早く、全員無事に助けることができたという朗報でした。


洞窟内の酸素が危うくなってきたとの情報を受けて、これはやはり子供たちに潜ってもらうしかないとの結論になりました。1本30分しか持たない酸素ボンベを途中のストックポイントにたくさん配備して、子供一人にダイバー二人がつき、連れ出したとのこと。例の高さ38㎝の難所は、いったんボンベを外して穴をくぐり抜け、また装着して進んだそうです。


何時間もかけて暗闇の濁った水の中を泳いだ子供たちの勇気と沈着に拍手です。もちろんダイバーたちの功績にも。日本から送られた排水機も大いに活躍したことでしょう。


サッカーチームの子供たち、折しもクライマックスを迎えるワールドカップの決勝戦に招待しようという話もあったようですが、そうはいっても何日も悪条件下にいて衰弱していますから、さすがにそれは叶わないようです。


改めて、救出時にダイバーが亡くなったのは痛恨事だったと思います。この犠牲がなければ、本当に手放しで喜べたのに。


引率し一緒に救出された25歳のコーチと子供の3名は、無国籍の方だそうです。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、タイには48万人前後の無国籍者がいて、その多くが移動生活を送る山岳民族。タイ、ミャンマー、ラオスをまたぐ無法地帯「黄金の三角地帯」に数世紀にわたって暮らしてきたそうです。(AFPによる)


彼らは戸籍がないためパスポートはもちろん、地区内の移動も制限されてきたのだとか。今回の遭難を機に、無国籍者に国籍を与える動きが始まったという話です。災い転じて社会的弱者に光があてられる話になるのかもしれません。

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早く出てこい子供たち日々雑記

20180706





タイの洞窟で行方不明になっていた少年ら13人が、元気で生存していました。報道によってだんだん事態がわかってきましたが、まあよく発見できたものだと思います。本当にラッキーでした。しかしどうやって彼らを救出するか、目途は立っていないようです。


何キロにもわたって水没しているエリア、一部は人ひとりがやっと通れるような狭い場所もあるそうです。何でこんな奥まで入りこんでしまったのでしょうね。ガイドロープを張り、ダイバーが一人ずつ命綱をつないで潜水具をつけた子供たちを連れ出せば良いように思いましたが、暗闇に濁った水を何時間にもわたって潜水するのは、熟練者でも大変なこと。途中には穴の内径わずか38センチの部分もあるそうです。そもそも子供たちはいずれも泳げない、という話もありました。


今日になって、救出活動をしていた元海軍特殊部隊のダイバーが酸素不足で亡くなったとの悲報が届きました。何と痛ましいこと。そして、プロでさえもこのようなことになってしまうとは、上記の方法で救出するなど、とても不可能ではないかとも思えます。作戦の練り直しも検討されているのでしょう。


乾季になり水が引くのを待つ長期戦もオプションとしてはあるようですが、子供たちの健康状態も心配ですし、今後の雨の状況によっては現在避難している場所も安泰とは言えないようです。食料や医薬品、諸々の物資などが送れることは大きな力になってはいますが、見通しは依然楽観できないということです。


やっぱり多方面から同時進行でやるのがいいのでは。2010年、チリの落盤事故で地中に閉じ込められた33人を、上から穴を掘って全員救出した事例は記憶に新しいです。あのときは700mのトンネルを掘りました。事故発生から救出まで70日かかっています。今回、地表からの距離はどのくらいあるのでしょうか。(必ずしも上から下へ垂直に掘らねばならないわけではないらしいです)


諦めかけていた子供たちが元気な姿を見せたのですから、本人や家族たちを再び暗闇に落す事なぞ絶対に許されません(もちろん関係者はそのつもりで困難なミッションに臨んでいるでしょう)。救出スタッフが亡くなったことは痛恨事ですが、これ以上の犠牲を出すことなく、一日も早く全員無事で戻ってきてもらいたいです。

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夢終わる日々雑記

20180705

敗れはしましたが、早朝から応援した甲斐があった素晴らしい試合でした…いや違うでしょ、あそこまでいって勝てないなんて!こんな悔しい敗戦がありましたかね。。


前半押されまくったあとの後半早々の2点連取、夢でも見てるかと思いました。柴崎→原口の鮮やかなスルーパスと狙い澄ましたシュート、そして香川→乾のコンビネーションからのミドルシュート。本大会の日本のいいところが最高の形で現れました。


これで本気になってしまったベルギー。シュートだったのか何なのかわからなかった1点目は不運とも言えましょうが、交代で出てきた背の高いフェライニには天井から降ってきたようなヘディングシュートを決められてしまいました。そしてアディショナルタイムも終わろうかという時間帯、本田のCKで試合を決めるかと思っていたら、稲妻のような逆襲を喰らって逆転の3点目。ウソだろ!


最後の不用意なコーナーキックが取りざたされています。それはそうだと思いますが、もし時間を稼いで延長戦にもつれこんだとしても、切り札になりうる持ち駒がない中で勝機があったようにも見えません。これが実力の差、ということですか。


力の差があったとしても、10回に1回くらいは勝てることもあるといいます。西野監督は試合前「我々にもピッチのどこかに勝機が落ちている」と語りましたが、ひょっとすると三つか四つくらい落ちていたかもしれません。力の差を克服しようと全力を尽くした日本イレブンは、そのくらい素晴らしかったと思います。まだ大会は終わっていませんが、ベストマッチに挙げる人もいることでしょう。


しかし…しかし、だからこそ、勝たせてやりたかった。終了の笛が鳴って選手たちが茫然と倒れ込む中、拳でピッチを叩いて悔しがっていた昌子の姿がいまも目に浮かびます。


このチームの試合をもう見ることができないのが残念でなりません。長谷部、本田、長友、岡崎、川島…。彼らは、これが最後のワールドカップになるでしょう。年齢を考えれば香川や乾、酒井宏樹、吉田麻也もどうでしょうか。もちろん新しい力の台頭には期待しますが、今大会の日本チームの個性豊かな顔ぶれとその活躍は、私にもきっと記憶に残ると思います。

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