若き女王誕生日々雑記
20180909
女子テニス、大坂なおみ選手が四大大会の一角、全米オープンで日本人初めての優勝を飾りました。TVをつければ災害の話題ばかりが続いている中でのビッグニュースです。
最近めきめきと実力をつけてきた20歳。大きな大会でだんだん上位に食い込むようになってきましたが、こんなに早く頂点に立つとは驚きです。しかも決勝の相手は、かのセリーナ・ウィリアムズ。かつての女王と渡り合い、力で圧倒しました。
試合の様子を中継で見ていないのであまり大したことは言えません。セリーナが途中で集中を乱し、怒りのあまりラケットをコートに叩きつけてぶっ壊したりして、やや異様な雰囲気で試合が行われたようですね。
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(朝日新聞)異例の事態に、場内は主審へのブーイングの嵐が巻き起こった。結局、6―4で第2セットも連取した大坂がストレート勝ちした。
表彰式でも当初はブーイングが鳴りやまなかったが、自身の立ち居振る舞いが恥ずかしいと気づいたのか、セリーナが審判らに憤る観客を制した。「もうブーイングはやめて。前を向きましょう」。準優勝のプレートを高々と掲げたことで、騒ぎは収まった。
悲願の初優勝を飾った大坂に表彰式で満面の笑みはなかった。「こんな試合の終わり方ですみません。試合を見てくれてありがとう」と観衆にとつとつと語りかけると、称賛の拍手が20歳のヒロインを包んだ。
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せっかくの初優勝がこんな形になったのはちと可哀想でしたが、これから実力者として世界に輝かしい歴史を作っていく第一歩です。勝者として胸を張ってもらいたいね。
ハイチ人の父と日本人の母を持つ彼女、少したどたどしい日本語で、受け答えなどユーモラスですね。何ていうか、マスコミずれしていなくて、素人っぽい感じがいいじゃないですか。逞しい褐色の体躯や堂々としたプレーとのギャップが面白い。
大坂だけでなく、最近は海外の血を引く日本人アスリートの活躍が珍しくありません。大関獲りの場所を迎えている御嶽海もそうですし、野球のダルビッシュ有、陸上のケンブリッジ飛鳥、バスケットの八村塁、ラグビーの松島幸太朗。まだまだいるでしょう。
日本スポーツに押し寄せている国際化の波、私は歓迎します。恵まれた体を生かして、大いに飛躍していただきたいな。