「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

南北会談ショー日々雑記

20180428



世界が注目した、歴史に残る和解の第一歩…そうであればいいのですが、実際のところはどうでしょうか。。


9時半からの中継をネットでちょっとだけ(音なしで)見ました。取り巻きに囲まれた金正恩委員長がのっしのっしと現れ、広場のロータリー?みたいなところで取り巻きと離れ一人だけで歩く。その先で迎える文在寅大統領。お互い笑顔で握手を交わします。


砂利を敷いたようなところを二人で行ったり来たりして、何をやってるのだろうと思いましたら、そこがまさしく軍事境界線だったのですね。文氏が「私はいつ、この境界線を越えられるでしょうか」と言ったら金正恩が「いま越えましょう」と手を取って、一緒に境界線をまたいだと。役者ですなあ。事前の筋書きにはなかった場面だそうです。


北朝鮮が平昌五輪への参加を表明してからわずか4か月足らず。両国の、とりわけ韓国側の歩み寄りはすごい速さで進んできました。本当にこれで大丈夫なのか、と思う人も、決して少なくないと思います。


韓国最大の日刊紙「朝鮮日報」27日付けでは、熱烈歓迎をしてみせる文政権に次のような痛烈な批判を浴びせています(ネットで日本語で読めます)。
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北朝鮮が起こした6・25戦争(朝鮮戦争)で、韓国軍将兵およそ13万7800人が戦死した。民間人の死者は37万人を超える。休戦後も、北朝鮮は非武装地帯で507件の挑発を行った。アウン・サン廟爆弾テロ(ラングーン事件)、大韓航空機爆破事件に続いて、第1・第2延坪海戦、哨戒艦「天安」爆沈事件、延坪島砲撃など大規模な軍事挑発を敢行した。にもかかわらず、北朝鮮はこれまで一度も、きちんと公式謝罪したり遺憾を表明したりしたことがない。(中略)金委員長に「捧げ銃」をする韓国軍の姿は、どう考えてもおかしい。
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注目を集めた北の核放棄について「完全な非核化を共通の目標にする」との宣言がされました。北がこれまでどれほど嘘をつき続けて諸国をあざむいてきたか、言うまでもありません。南だって「最終的かつ不可逆的に解決」された合意を一年もしないうちに実質的に反故にした政権ですぞ。こんな言葉や文書に、どれほどの意味がありましょうや。


板門店での「会談ショー」はなかなかのパフォーマンスでした。独裁者の笑顔に印象付けられた人も多かったことでしょう。しかし世界が動くのは、次に予定されるトランプ・金正恩会談の結果がすべてです。アメリカは、韓国ほど甘くないですよ。

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