女の機嫌の直し方日々雑記
20171126
このブログ、女性の読者もいらっしゃると思います。こんなタイトルで恐縮ですが、先日お聞きした講演のお話。
仕入先の昭和産業さんでは毎年この時期、特約店会議を東京で開きます。いつも講演会があり、政治や経済がテーマの固い話が多いのですが、今回は黒川伊保子さんという方が、男と女の脳の違いを題材にした愉快な(ある意味、戦慄するような)お話を聞かせてくれました。
この方は脳科学の方ではなく物理学専門で、何年もAIの研究所で仕事をしていた方なのですが、AIのさまざまな思考パターンを作っている時に男女の大きな違いに気づいたとのこと。
曰く、女性の脳は、プロセス指向共感型、男性の脳は、ゴール指向問題解決型。
たとえばですよ。夕食時に、彼女が「今日職場であったこと」を話し始めます。誰々がこんなことを言って、それを聞いていた誰々がこう言ったの。だってそんなことしたら○○がこうなっちゃうでしょう。それで私がこう言ったら、そこへ来た誰々が…みたいな話。流れがどこに行きつきたいのか、いったい何を言いたいのか、さっぱりわからない。
じれったくなった私は彼女の話を遮って「それで、何が言いたいのよ、シンプルに言ってくれや」。これは、最悪の反応だそうですよ、男性の皆さん。思い当たるふしは、ありませんか?
女性は時系列的にストーリーを追い、順に話を作っていくことで考えを整理し、話が終わった頃にはだいたいスッキリしているんだそうです。「結論から言いますと…」というのは男性型の考え方で、その論法で相手の問題を解決してあげた気になっても、女性は全然喜ばないのだとか。
女性は問題を解決してほしいのではなく、共感を求めている。だから男女の対話はしばしばかみ合わない。相づちを打ってちゃんと聞いてあげればいい。(ただし、ビジネスの現場ではこのやり方では通用しない場面も多い由。それは、そうですよね)
まるで我が家で日々交わされている会話そのまんま。大いに感ずるところがあり、深く反省しました。いただいた黒川女史の本を熟読し(そんなにボリュームのある本ではないからね)この日お聞きした話を生かせれば、これから我が家の会話はもっとスムーズに流れるはずですが!?