「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

大蛇日々雑記

20100914



息子たちの通う中学校の運動会が、先日開かれました。。


今どきの中学校、土日休みの関係でなかなかスケジュールがタイトなようで、運動会を行う学校は県下では少ないそうです。
(私たちが中学生の頃からそう言われていましたから、土日休みは関係ないかな)


そんな中、本校ではず~っと前から伝統の運動会を開催しています。とはいえ昔のようには練習も取れないでしょうから、種目の数はだいぶ減りましたね。私たちの頃は各学年でアイデアを出し自分たちで考えた競技が、男女それぞれ1種目ずつありました。昔なくって今あるのは「応援合戦」ですね。これは、ダンスパフォーマンス(有志?)がメインです。なかなかよくやっていました。


写真は、数十年前から続く「大蛇」という競技です。棒倒しと並んで全校男子の花形競技です。


前の人が股間から後ろへ差し伸べた手を体の前でしっかり握り、自分もまた後ろの人と手を握って長い列を作ります。最後尾の人から、のっしのっしと後じさりしながら、地面に横たわっていきます。全員が早く横たわった方が勝ち。手が離れて列が切れてしまうと、反則になり、必ず手をつないだまま進んでいかなくてはなりません。


2回戦は、逆に先頭の人から起き上がっていきます。寝そべっている仲間をまたいで前へ!前へ!全員が起き上がるまで進みます。この様子が蛇の脱皮を連想させるわけです。(蛇の脱皮風景を見たことはありませんが)


見ていて一種ユーモラスな競技です。いかに大勢をスムーズに寝かせたり起したりするか、サポート役をする人が重要ですね。


かつてこの学校が「荒れた」といわれた時代がありました。そのとき、大蛇が理不尽ないじめの場になっていた、という話があります。実際8年間にわたって、運動会から大蛇は姿を消していたのです。

学校環境の雰囲気も落ち着き、先輩たちがやっていた大蛇を自分たちもやりたい!という生徒の声が高まりました。保護者や地域の温かい後押しもあり、4年前、大蛇はついに復活しました。大蛇復活は、学校再生のシンボル的なイベントとなりました。


この年、私も見に行きましたよ。昔のスピードや迫力と比べると、一歩一歩確実に、ゆっくりゆっくり進んでいる大蛇でしたが、多くの人の努力と思いが集まった姿がありました。

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