「おいしいことなど徒然と」

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入りにくい居酒屋 (2)お店紹介

20170130

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店の入り口まで来ておきながら、一週間もお待たせしてしまいました。中へ入ってみましょう。入ってすぐのテーブルではご主人の阿才氏が何やら野菜のようなものを刻んでいる様子。この日は一階に客らしき姿はなく、二階へ案内されます。


(写真1)階上へ上がると、テーブル4卓、奥の方は小上りになっています。ギュウギュウ詰めではないが、ほぼ満席。日本人女性らしき4人組のお客さんもいます。やっぱりテレビを観て来られたんでしょうなあ。


古びた設え、壁には所狭しと昔の映画ポスターが貼られ、昔の日本の食堂に置いてあったような古道具などが並んでいます。飲物は冷蔵庫や戸棚から客が勝手に取り出します。ガイドブックによれば、台湾にはこういうシステムの店は多い由。(写真2)


驚いたことに日本語のメニューもあります。私以外は満腹状態なので、とりあえずビールと、テレビで見てメモしておいた美味しそうなものを注文。(写真3)食べかけ写真ですみませんが奥左から時計回りに、牛モツのトマト煮、阿才豆腐、揚げたピータンと野菜の炒め、牡蠣炒めと揚げパン。


揚げピータンが食べたことのない味でおいしい。モツのトマト煮はこの店一番人気の品だそうで、洋食寄りの味。いろんな部位のモツをたっぷり、生のトマトと一緒にトマトソースで煮込んでいます。牡蠣は揚げパン(油条)に旨みが浸み込んでまた格別。阿才豆腐は店主の名前がついている名物ですが、ま、普通の厚揚げの味かな?


戸棚に「玉泉」という台湾産の日本酒を見つけたので(写真2の真ん中へん)棚からセルフで出して飲んでみました。違和感なくまったくの日本酒で、悪くはないね。後で立寄ったスーパーにも普通に売っていました。冷蔵庫にウーロン茶のペットボトルがあって、飲んでみた人が「これ、甘い!」。台湾のお茶飲料は甘味のものが多いので、要注意だそうです。


全体の七割ほどは私の胃に収まりました。総額1600元(5000円くらい)。雰囲気といい味といい、もう満足です。同行の人はあまりのボロさ雑然さに終始驚きっぱなしで「俺の女房なんて絶対に来ないな…」と言っていましたが、私、夫婦で台北に来る機会があれば、絶対にまた来ようっと。


写真5は看板娘ヤンさんと。この方はテレビの通り、まことにそっけない事務的対応に終始していましたが、帰り際に「Japanese TV!」というと「おお、NHK!」とうって変わって愛想が良くなり、快く記念写真を撮るまでになりました。番組で紹介されたことには、彼女は30年も前に離婚した阿才氏の元妻なのだそうです(今でも同居している)。夫婦ではなくなっても、どちらが欠けても成り立たないお店の両輪なのですね。


話のタネにぜひご訪問をお勧めします。無事にお店までたどりつけますように。

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