御嶽海初金星日々雑記
20170109
大相撲初場所が始まっています。我らが郷土力士、御嶽海が横綱日馬富士と結びの一番で対戦し、みごと初の金星を挙げました。
この日の三横綱は、一番手の鶴竜は物言いの末に行司差し違えできわどい勝利。続く白鵬もちょっと危ない場面があり、今日は何かありそうだぞと思っていたのです。
御嶽海、立ち合いが遅れ上手が取れませんが、日馬富士が下がりながらやや強引な投げを打ったのに乗じて前へ出て、俵を伝いつつ逃げる横綱を追いかけ、堂々の寄り切りで対横綱初勝利となりました。解説者も言ってましたが、右足で横綱の左足の逃げ場を奪う感じになったのが効きましたね。おめでとう。
期待されてデビューし、とんとん拍子の出世。九州場所では初めての三役をつとめましたが、上位陣との総当たりという試練を受けて残念ながら負け越しました。きっと期するものがあったのでしょう、今場所は初日に大関豪栄道を破ったのに続いて、二日連続の上位キラーとなりました。
御嶽海は当地から山ひとつ隔てた木曽の出身です。木曽は私の高校時代の「やまびこ国体」で相撲の会場となって以来(だと思います)相撲が盛んな土地で、木曽町には「町民相撲場」という本格的な施設もあり、大きなテントに守られた土俵を国道19号線から見ることができます。
長野県出身力士としては、大鷲(懐かしい!背の高いひょろっとした力士でした。今はちゃんこ鍋で有名)以来じつに47年ぶりの関取ということですから、恵まれた体を活かし、末は横綱へとの期待も大きいでしょう。ひと場所ごとに力をつけているように見えます。初場所はまだ始まったばかりですが、土俵に注目していきたいですな。