「おいしいことなど徒然と」

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さよなら、ジュニアオケ音楽ばなし

20161116

週末は二日連続でコンサートの本番でした。日曜日は「謎の変奏曲」で書いた伊那フィルの定期公演。ドボルザークのチェロ協奏曲では飯島瀬里香さんの素晴らしいソロに惚れ惚れしながら気持ち良く演奏ができ、またエニグマ変奏曲は(私の出番はほんの少ししかなかったものですから)この愛すべき音楽にずっと浸っていたいと思いながら、ステージで仲間の演奏を聴いていました。難しい曲でしたが、伊那フィル、よく頑張って仕上げられたと思います。


土曜日は伊那市のいくつかの小学校合唱団による合同演奏会「落ち葉たきコンサート」。毎年この時期に行われ、伊那文化会館付属のジュニアオーケストラもずっと出演しています。年一回の大事な発表の機会です。


ジュニアオケは小学生~高校生による弦楽オーケストラで、始まってもう20年位になるのでしょうか。子供たちは普段から音楽教室でレッスンを受けている子たちですが、年齢も違えば楽器の習熟度も全然違います。月一回の合奏練習で曲に取り組むにはなかなか苦労があるのですが、無理なく楽しく、その中で合奏の楽しさを知ってもらいたいと思ってやってきています。音大に進むような子も何人かいて、飯島瀬里香さんもその一人です。


中心になって指導されるお二人のプロのヴァイオリニストの先生、そして私の音楽仲間のヴィオラ、チェロ、コントラバスの腕利きたちに交じって、私も講師として指揮者を15年ほど務めてきましたが、このたび身辺が忙しくなり、今回の演奏会で降板することになりました。関係者の中でたった一人だけ弦楽器を全く弾けない私がよく指導者面してきたものだと今さらながら呆れますが、先生方に支えられ何とかやって来られました。


子供たちと接することが楽しかったことは勿論ですが、そのほかにジュニアオケのおかげでとても勉強になったことがあります。私はアマオケ奏者としてこれまで100曲以上の曲目を演奏していますが、残念なことにはバッハ、モーツァルトらによる古典音楽の名作を演奏する機会が圧倒的に少ないのです。これは彼らの書いた曲に打楽器があまり使われていない、という単純な理由によるもので、打楽器奏者の宿命です。


ジュニアオケの指揮を通してこれらの名曲を演奏することができたことは、私自身にとって本当に貴重な経験でした。バッハの3つのヴァイオリン協奏曲、モーツァルトのディヴェルティメントや「アイネ・クライネ」、他にもヴィヴァルディの「調和の幻想」、四季、2台のチェロの協奏曲、パッヘルベルの有名な「カノン」、古典ではないけれど「ホルベルク組曲」「アンダンテ・フェスティーヴォ」、などなど。


アレンジもので「リベルタンゴ」やジブリ曲をやったのも楽しかったなあ。オペラの児童合唱の下稽古というとんでもないお役目が回ってきたこともあり(14.7.2)、いろいろなことが思い出されます。最後の演奏曲は「真田丸」でした。未熟者にお付き合いいただいた先生方、文化会館の皆様、生徒さん、保護者の方々に、心から感謝しています。

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