「おいしいことなど徒然と」

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キングかジョーカーか日々雑記

20160304



米大統領選挙のトランプ旋風。着実に共和党での支持を固めつつあります。ホンマかいな、と多くの人が思っていることでしょう。


はじめは誇大妄想の成金?と思っていましたが、その止まることのない放言にも関わらず、多くの州での予備選挙で票を集め、先日のSUPER TUESDAYでも大量得票、どうもこの勢いではこのままいっちゃうのでは、という見方が大きくなってきました。


政治経験のないこの人の主張が、最近のアメリカのさまざまな閉塞状況に不満を持つ多くの有権者のはけ口になっていることは、理解できます。だが「そうは言っても…」という声が次第にかき消されつつある今の状況は、驚くばかりです。


トランプの対抗馬であるクルーズ、ルビオ。クルーズなんてトランプに輪をかけたウルトラ保守主義者だそうじゃありませんか。唯一の「まともな」候補ルビオは支持を集められず、もう崖っぷちで後がありません。


トランプは果たして、本気でこうした極端なポピュリズム的主張を繰り広げているのか、それとも支持を集めるためにあえてこうしたポーズをとり続けているのか、どちらなのでしょうね。共和党の中の主流派、あるいは良識派も、トランプが本当に共和党の公認候補となる可能性をそろそろ考え始めているようで、党内有力者たちからトランプへの批判というか諫言も大きく出ているようです。


これまでの常識で考えれば、トランプがたとえ共和党候補となっても、民主党から出てくるヒラリーとの一騎打ちとなれば惨敗となるはずです。しかし、今後ヒラリーに何か大きなスキャンダルが出るとかしたら、わからないですよ。もし民主党候補が「社会主義者」サンダースになって、トランプ対サンダースならば、消去法でトランプに入れざるを得ない人もたくさん出てくるでしょう。


アメリカ合衆国大統領は、世界の最高権力者です。もし彼が大統領になってこれまでの主張を実行しようとすれば、世界の秩序は大きく変化することになります。これまでずっとジョーカーだと思っていた切り札(英語ではTrump)が、思いもよらずキングになる可能性を考えなくてはならなくなりました。いやすごい世の中です。

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