「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

カツの横流し日々雑記

20160118



今年初めての雪になりました。今日のところは当社では大きな不都合はでていませんが、読者皆様の方ではいかがですか?
ニュースの多い年明け、食品業界でも大きな事件が起きてしまいました。

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(朝日新聞)カレーチェーン「CoCo壱番屋」を展開する壱番屋が廃棄を委託した冷凍ビーフカツが愛知県の産業廃棄物処理業者に横流しされた問題で、店頭で売られたり商品の弁当に使われたりしたビーフカツは17日までに2万7千枚に上った。
横流しを受け転売した岐阜県の食品業者からは壱番屋以外の食材も見つかり、愛知、岐阜両県は同様に転売された可能性もあるとみて流通経路を調べる。
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まさかこんなことになるとは夢にも思わなかったでしょうに、ココイチこそ名前を出されまったくいい迷惑、お気の毒なことです。廃棄物を転売して儲けようとした産廃業者(報道によると常習犯のようではありませんか)と、加担した岐阜の食品販売業者は、これはもう悪意を持ってやったことですから、厳罰を受けてもらうしかないですね。


消費者に直接販売したスーパーだって、うすうす怪しいと思っていたでしょうに。パッケージには賞味期限こそ入っていたものの、製造者や成分などの表示が何もないのですから、訳アリのうさんくさい品であることはすぐにピンと来たはずです。


バックヤードでカツを揚げて惣菜や弁当にしてしまえば、消費者に見分けるすべはありません。今回はたまたま、揚げたカツを包装したラベルに「ココイチの…」なんて書いたから発覚したわけで、そうでなければわからなかったことでしょう。


さまざまな訳アリ商品―いわゆる「バッタ品」の話は、私も業界の人ですから、噂に聞くことはあります。蛇の道はヘビという通り、この手の話に拒否反応の少ない業者には、いろいろ持ち込まれるのではと想像します。食品として取り扱われてきたものならまだしも、今回のようにいったん「廃棄物」になったものが復活してくることって、あるのでしょうか。表に出ないまま、知らないうちに消費されているケースもあるかもしれません。


もちろん当社は素性の知れない業者から商品を仕入れることはないですし、そうした商品情報が持ち込まれることもありませんがね。この肝心な部分での信用が失われるようでは、まともなお客様が逃げて行ってしまうでしょう。


何度も言っていますが、極端に安いものには必ずワケがあります。商品自体に問題があるか、誰かの悪意や犠牲の上で成り立っているか。消費者として危ない目にあうリスクを減らしたい人は、敬遠するべきだと思います。食への信頼を損なう事件がまた一つ起こってしまったことが、残念です。

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