シルバーウィーク日々雑記
20150920
秋の行楽を狙って作られた「シルバーウィーク」に入っています。昨日も今日も幸い気持ちの良い秋晴れで、きっと各地で人も出ることでしょう。
敬老の日が移動祝祭日になったことと、「祝日と祝日に挟まれた日を休日とする」制度のおかげで、年回りによってはゴールデンウィーク以上の大型連休が登場することになりました。台風の時期だというのがちょっと引っかかりますが、そういうわけで今年は好天に恵まれています。
ちょうど稲刈りも真っ盛り。思い出してみると、私の小学校の頃はこの時期「農繁休業(お手伝い休み)」という数日間の休日がありました。秋分の日をからめたこのお休みは、稲刈り休みであると同時に、あまりにも短い信州の学校の夏休みをカバーするものだと教えられてきましたが、いつの間にかこのお休みは姿を消し、夏休みはそのままです。ま、当時は土曜日にも学校がありましたから、授業日数トータルはもちろん減っているでしょうね。(田植え休みもありました)
シルバーウィークは、この稲刈り休みが復活したともいえますね。今どきの農家の小学生は、ちゃんとお手伝いするのでしょうか。
この時期駒ヶ根では、二つの神社の例大祭が相次いで行われます。今日はその一つ、大御食(おおみけ)神社のお祭りで、獅子練りが賑やかに繰り広げられています。通称「美女ヶ森のお祭り」と呼ばれ、五つある氏子の地区が交代で担当しますが、今回は町部、すなわち中心市街地エリアの年番に当たり、参加する人の数では駒ヶ根最大級になります。
大御食神社はその昔、東征の帰路に当地に逗留した小碓命(おうすのみこと、大和武尊のことです)を祀っています。5年に一度回ってくる年番地区ではそれは力を入れ、お盆過ぎから本格的な稽古を積みます。
以前は毎年9月21日と決められていましたが、平日だと年番に該当する小学生が学校を休みにすることがうまくないとして、数年前からは直近の日曜日の開催となりました。由緒ある例大祭の日を動かすなんて…と異論もあったと思いますが、仕方ないでしょう、大人だって平日には休みづらい人も多いでしょうしね。
もうひとつのお祭り「五十鈴神社」(私はこちらの氏子)のお祭りは毎年秋分の日に行われます。こっちは学校や職場の休みを気にする必要はありません。これはなかなか大したお祭りで、もっと有名になってもいいと思いますが、またそのうち書くことにしましょう。
シルバーウィークが地域伝統行事への参加を盛り上げてくれるなら、たいへん結構なこと、なかなか価値ある機会と言えるのでは。