「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

HOME >> ブログ-おいしいことなど徒然と >> ネパールの大地震、その後

ネパールの大地震、その後日々雑記

20150702



ネパールの大地震について、4月27日の記事で書きました。私たちに何ができるかと暗澹とした気持ちでいましたが、多くの方々からご協力をいただき、光が見えています。仲間たちともども嬉しさでいっぱいです。


半田好男さんが5月に現地へ飛び、被害状況と有効な支援の可能性を調査してきました。最初の地震では、トカルパ周辺、シンドゥパルチョーク郡9つの村で、71名の死者が出ました。その後5月12日に襲った余震は、4月のそれよりも震源がずっとこの地域に近く、建物の被害がすさまじかったとのことです。


土と石でできた建物はほとんどが倒壊し、正面から見ると原型が残っている家も、裏へ回ってみると壁が無残に崩れ落ち、とても住むことができません。保存してあった食料(穀物)はほとんどが土に埋まってしまいました。夜になると虎がやって来る恐怖で身動きできません。食料の緊急支援は一応入っていますが、社会的弱者たちまで公平に行き渡っていない現状です。


「トカルパのひかり」は海外協力隊の活動から生まれたネパール支援のNGOですから、ただ闇雲に物資を送るだけの援助では十分でないということは、関係者皆わかっています。緊急時とはいえ、あくまで自助努力を促す支援をしよう、単発ではなくて継続する仕組みづくりをしよう、という原則にのっとって活動していきたいと思っています。


今回はまず、ハンディキャップを持つ人たちへの見舞を「直接彼らに現金で」渡すことから始めます。収入を得るすべを持たない彼らの支援としてこれまで、彼らに彩色を手伝ってもらった現地色あふれるカレンダーを販売してきましたが、さらにたくさん作ってもらって販売しましょう。


そして学校施設と寮の再建。トカルパのひかりには会長はじめ建設関係者もいます。早いうちに山間地でも安価に建造できる安全な工法の情報を集め研究をしないと、家を建て直してもまた同じことの繰り返しになりかねません。


私はロータリークラブのメンバーとして先月、ガールスカウトの少女たちと共に街頭に立ち募金のお手伝いをしましたが、半日で10万円を越える寄付が集まりました。駒ヶ根市と近隣町村の皆さん、そして県内のロータリークラブの迅速な動きのおかげで、総額300万円を超える浄財をいただけました。6月27日に駒ヶ根市役所で現地の報告と救援金の贈呈式が行われ、写真はその時の様子です。


本当にありがたいことです。協力いただいた方々の気持ちが通じ、日本とネパールの田舎同士のつながりが、さらに深い絆になることを信じます。

ページトップへ

サブインデックス

  • カテゴリ別
  • 月別アーカイブ

新着情報

スペシャルコンテンツ

食品・食材データベース 飲食関係器具・消耗品データベース


伊勢喜モバイルサイト新規開業・問屋替えサポート

営業エリア

営業エリア お問い合わせ先

Copyright© ISEKI Corporation. All Rights Reserved.