夏のワイン考 飲みもの、お酒
20100802
ただいま「夏のワインセール」を実施しています。夏は何といってもまずビールだとは思いますが、とりあえず喉の渇きを癒したあとは、冷えたワインも大変いいですよ。
まだワインブームの来ない20年ほど前。私自身ワインはたまにしか飲まなかった頃ですが、ふだん行くことの少ない遠くの酒屋さんでお盆用に赤と白のワインを買ったところ、「夏でも赤ワインをお飲みですか?」とお店の方に言われ、「えー、夏に赤は普通飲まないのか…」と不思議に思ったことがありました。印象的だったので今でも覚えています。
当社でも年間通して7:3で赤のほうが売れている現在では、夏だからといって赤を敬遠される方はむしろ少ないでしょう。
私はというと…ワイン飲みの中では、白を好む度合いが高いかなと思います。この時期は、赤も飲みますが、やっぱり白がおいしいな!夏の家庭料理にも、合わせやすいような気がします。酸味の程よく利いたソーヴィニヨンブランなど、この時期には特においしく感じます。
ところで夏はぜひ、赤ワインも冷して召し上がって下さい。
「赤は常温で」という言葉が独り歩きしているように思います。さてさて「常温」とは、どこの地域の、いつの季節の常温を指すのでしょうか?亜熱帯ニッポンの夏の常温は、赤ワインを楽しめる温度よりもだいぶ高めだと思いますが…
常温ではなく「室温」と言い換えた方がわかりやすいでしょう。冷房のよく効いた部屋での室温、実際は赤ならそれよりもう少し低めの18℃~16℃くらいの温度がいいといわれます。ちょっとひんやり感じるくらいを目安に。白はもちろん、それよりも低い温度で。
冷しすぎて温度が低すぎるとワイン本来の香りを楽しめない、というのはその通りだと思いますが、「ぬるま湯」のようなワインをおいしく召し上がれる方は、そういらっしゃらないでしょう。
もっとも温度計片手にワインを飲むのも、大げさな感じがします。もし温度が低すぎると思ったら、ボトルをテーブルに出しておけばワインの温度なんてたちまち上りますから、ご家庭でそう気にすることはありません。
ちなみに卓上でワインを冷すワインクーラー、最近拙宅では麦茶用のピッチャーをよく使っております。ふだん1本だけに使うには、何しろお手軽なもんで…見た目はあんまりかっこいいとはいえませんね…