怪電話日々雑記
20150304
振り込め詐欺が猛威を振るっているとかで、全国で昨年一年間、実に500億円もの被害が出ています。もちろん史上最悪の数字です。
何で易々と引っかかってしまうんだろう、という疑問と同時に、そんな金額を右から左に動かせるお年寄りが大勢いらっしゃることにも驚いてしまいます。手を変え品を変え、甘い言葉で釣ったり脅かしたり、詐欺師たちもよく考えるものです。
そんな中、私の母のところに先日いよいよ、おかしな電話がかかってきました。息子である私の名を名乗り「風邪をひいて声がおかしい、咳も出る」とまずはお決まりの言い訳から。もうこの時点で、私のいつもの話し方と全然違うことから、母もこれは例の電話だとすぐわかったそうです。
そこで何度も「あなた私の息子じゃないでしょ」と言うのですが、相手もどういう訳かなかなか認めようとせず、「明日伊勢喜に電話を入れてから病院に行く」「今は詳しいことは話せない」「また明日連絡する」などと粘るのだとか。話は支離滅裂で意味がわからなかったそうですが、言葉の端々から何か情報を得ようとしていたのですかね。「病院ってどこの病院よ?」と聞いても何やら言を左右して具体名は出せなかったようです。どういうストーリーの予定だったのかな。
母は次の日、いつ電話が掛かってくるかと(内心ちょっとわくわくして)待っていたそうですが、結局来なかったとか。もちろん来たら即、通報です。他人様の名を堂々と騙るとは、まったく怪しからん。
しかし私の個人名と実家の電話番号、そして伊勢喜に勤務していることまで調べて電話してきているのですから(経営しているとまでは分からなかったか?)結構具体性のある名簿情報が出回っているということですか。まあ私もいろいろな場面で表に出る機会もありますから、個人情報といってもこの程度の内容は仕方あるまいと思っていますがね。
皆様、どうぞお気をつけて…