土石流日々雑記
20140710
7月としては過去最大級といわれた台風8号。今まさに当地に近づいているところですが、梅雨前線と相まって、南木曽町で大きな被害が出てしまいました。幾つもの家が土砂に埋まり、中学に入ったばかりの男の子が亡くなりました。痛ましいことです。今朝の全国ニュースで各局ともトップに取り上げました。
土石流が起こる直前の一時間に、70ミリの豪雨が降ったそうです。南木曽と駒ヶ根は中央アルプスを挟んで直線距離で30キロほどですが、こちらは同じ時間帯に雨は降っておらず、これほどの災害が起こっていたとはまったく思いませんでした。
交通の被害も大きく、今後が心配されます。この土石流で国道19号線(TVで報道された橋のところ)は通行止めで現在復旧見込みたたず。JR中央西線は線路が宙ぶらりんとなり、素人目には半月や一ヶ月では開通は難しいのではと思います。長野-名古屋間の鉄道の動脈が断たれてしまいました。
道路では、木曽を貫く国道19号線が南端で切れてしまいましたから、木曽への南からの流入ができません(小さな迂回路はあるかもしれませんが)。当社の営業車も、毎日ではありませんがこのルートを通っています。直接事故に巻き込まれることはまぬがれましたが、地域の観光などへの影響は甚大で、夏の観光シーズンを前に大変な打撃となってしまいました。一日も早い復旧を願います。
今日は一日中雨が降り続き、夜通し降るような予報です。どうかこれ以上の災害がありませんように。